設定/【モブ】

Last-modified: 2023-12-12 (火) 21:01:13

「モブ(mob)」とは英語で「群衆」「群れ」のこと。
FFシリーズでは主に討伐対象モンスターを指す。


概要

英語圏の(主にネット)ゲームにおいては、プレイヤーが操作できない動く物体の事を総じてMoving OBject、頭文字でMOBと略する。
この定義で言えば村人もニワトリもゴブリンもMOBなのだが。専ら敵に対して使われる。
何故ならクエストで用事があるのは大抵敵で、用事がある村人には大抵名前があるから。
また、ほぼ同様の単語としてはNPC(Non Player Character)があるが、こちらは専ら村人関係を指す事の方が多い。
MMO作品となったFF11くらいから、次第に日本のプレイヤーにも浸透し始めてはいたが、あくまでもプレイヤーが使用する俗称の一つであった。
FF12よりシステムに組み込まれた用語となったのはこちらの意味と思われる。


一方、漫画やアニメ、映画等の映像作品においては正に群衆のカットをモブシーン等と呼ぶ。
これに登場するような、名前のない(あるいはあっても物語の本筋に関わらない)群衆をモブと呼び、転じて群衆ではなくとも本筋に関わらない人物をモブキャラクター、さらに省略されてモブキャラ、モブと省略することも多い。
この意味の方で、ゲーム内のいわゆる村人等をモブキャラと呼ぶ事がある。この場合はやはり群衆でなくてもモブ。
ゲーム文化はアニメ文化等に親和性が高いため、こちらの意味で使っている人がいても、声高に間違っている等と指摘するのは空気読めない痛い人扱いになるだけなので止めておこう。


上記の1番目のMOBが知られるようになる前は、むしろモブと言えばモブキャラの意味であることの方が多かったのではないだろうか。

  • むしろオンライン要素のないゲームでは圧倒的にモブと言ったら2番目のモブキャラの方。

FF12

イヴァリースにおいてモンスターとは一般に民間人の生活を脅かす生物を指す。
そのモンスターの中で、討伐の要請が出されているものをモブと呼ぶ。
討伐の依頼は一般市民や自治体からがほとんどだが、
まれに凶悪なモンスターが特定国家によりモブ指定されることもある。
これらのモンスターはクランや個人のハンター、冒険者の討伐対象となる。
討伐は富と名声を得るにはうってつけと言えるが、常に命の危険をともなう任務でもある。
 

ハントカタログNo.18 『賢者の知識』No.25より

賞金がかけられ討伐依頼を出されているモンスターの事。
要するに、賞金首みたいなものである。
モブに登録される主な理由は「何らかの被害があった」というものがほとんどだが、
まれに妙な理由で倒さなければいけないモンスターも。
武器や召喚獣を集めるためにはモブ狩りが必須なので頑張るべし。
進めていくと旧作ファンがニヤリとするような演出も…


モブには「ランク」があり、さらに「リスキーモブ」という緊急討伐依頼のモブがいる。
ランクが高いほど強いモブだが、普通のモブなら装備&戦術次第で撃破できる。
しかしリスキーモブはオプション、耐性、AIなどが極まった猛者ばかりで、低ランクでも侮れない。


旧作のキャラクター、モンスター、召喚獣がよく出てくる。
オルトロス(FF6)
カトブレパス(FF6etc)
イクシオン(FF10)
ギルガメ(FF5)
ギルガメッシュ(FF5)
デスゲイズ(FF6)など。


一応強さや危険度に応じてランク分けされているがあまり当てにならない。
同ランクでも実際の強さはピンからキリまであり、低ランクだからと過信して挑むと返り討ちに合う。
ニーズヘッグリングドラゴンがその最たる例と言える。

  • ランクが低いのに強いモブは、盾役・状態異常・敵の習性の利用などで簡単に倒せる場合がほとんど。
    例えばニーズヘッグならブライン、足の遅いリングドラゴンならマラソンという具合。
    ファーヴニルパイルラスタのようにリスキーモブ並でも通常モブ扱いである場合も、
    何かしら致命的な弱点を抱えている。

割と理不尽な理由で討伐される。

  • 前提として皆強力な害獣である(Dランクでも襲来すれば兵士の犇めく都市でも被害が避けられないレベル)。
    あくまで依頼者の都合が様々であるというだけ。

モブ狩りに熱中するとレベルがかなり上がり、ストーリー上の歯ごたえが無くなる。
しかしRPGではレベル上げが作業的になりがち。
探検とサブイベントを楽しみつつ知らぬ間に高レベルになるので、そういう作業感が少ないのは良い所。

  • 「モブ狩りがFF12の本編で、シナリオ進行はモブ出現のフラグ立て」と考える人もいる。
    世界観が素晴らしいので、シナリオ進行が片手間仕事でもFF12の世界は十分に堪能できる。
  • モブ狩りの過程で様々な地域を探索するので、ハントカタログも自然と埋まっていく。
    この手の図鑑を完成させる作業感も緩和してくれる。
    ハントカタログ自体も読み物として面白く、次々埋まる項目をモブ探索の合間に読んで楽しめる。

今の時期じゃ倒せないだろと言いたくなる場違いすぎるモブ依頼が多い。
モブ以前に道中の敵に苦戦するパターンもかなりある。
しかしこれに屈せずなんとか叩きのめそうとするプレイスタイルもあり、いい刺激になっている。


  1. 掲示板確認
  2. 依頼人に会って討伐契約
  3. モブ狩り
  4. 依頼人に報告

という手順をいちいち取らないといけない。なんともひどいお使いとなっている。
にもかかわらずハマる人が多い理由は、モブ狩りの刺激の強さと段階的に開放される凶悪ダンジョンだろう。
まさに中毒症状である。

  • 2.を行わないかぎり、モブは出現しない。
    そのため、依頼を引き受ける前に倒してしまうことはない。
    序盤にトマジから「依頼を引き受ける前に倒しても意味がない」と言われるが、
    実際にはそのようなことは起こらないので安心しよう。
  • 討伐の報告をしなくても、条件を満たしたら新しいモブが出現する。
    報告せずに次々とモブを倒していると、掲示板を調べた時に表示されるリストに「撃破!」という文字が大量に並ぶ光景が見られる。
  • どこぞの竜退治はもうやめたRPGと違い、道端を歩いてたら唐突にただならぬ威圧感のBGMが流れてギャース! …とはならない。残念というほかない。
    “竜退治はもう飽きた!”
    でもこのゲームちょっと道を外れるとただならぬ威圧感のザコが出てきてウアァー…だけど。

ボスは専用エリアで戦うが、モブはザコが徘徊する通常エリアで戦うものがほとんど。
戦闘環境の良し悪しというシームレスバトルならではの要素が討伐難度に大きく関わる。
特にアンデッドやエレメントがいるエリアは戦闘環境が劣悪といえる。

  • モブが出現する時には一時的にザコモンスターがいなくなるある。
    出現条件が「エリア内のザコ全滅後エリアチェンジ」でなくとも。

エレメントは特定の天候の時に出るので、意図的に出現を防ぐことはできる。
アンデッドは生命感知で大量に湧くので、最悪の環境である。



本来は小遣い稼ぎのためにモブ討伐に出かけるものだと思うが、
大抵のモブ戦はひどい消耗戦になるため大赤字になる。

  • プレイヤーはそうだが、作中のハンターにとっては一生の仕事である。知名度の高い(被害が大規模である)モブを討伐することで名声を高め、モブハントに限らぬ冒険者稼業のパトロン(資金援助者)を得ることが本題となる。プレイヤー側こそが異端なのだ。

ほとんどのモブにて、状態異常などを利用したハメ技じみた攻略法が存在する。
一見敵いそうにない強敵でも、知識があれば撃破可能なのが本作の魅力の一つだと感じる。

モブ一覧

赤色のモブはリスキーモブ

【Eランク】

【Dランク】

【Cランク】

【Bランク】

【Aランク】

【Sランク】

【Hランク】

【Xランク】

FF12IZJS

早期討伐における無理ゲー感はかなり減った。
ステータス強化系のライセンスが増えた影響だろうと思う。
また算術攻撃破壊全モンスターに効くようになり、強引に倒してしまうことも可能になっている。
ウォースラは攻撃破壊、ラーサーバブルが使えるなど、ゲストキャラクターの性能も高い。

  • オリジナル版では状態異常を当てないとスタートラインにも立てないモブも多かったが、
    インター版の場合、ジョブ構成によっては状態異常を満足に扱えない。
    おそらくその点を考慮した結果のバランス緩和だろう。
    • ナイツオブラウンドにならないととリバースを購入できないため、逆転主体の戦術は終盤までおあずけになる。それが嫌な人は魔片で代用しよう。ただし、魔片集め自体も終盤でないとかなり効率が悪い点に注意。

FF14

詳しくはこちら→モブハント


コンテンツ「モブハント」で指定されたモンスターのこと。特にランクA以上の「リスキーモブ」を示す場合が多い。
通常モンスターは指定数、リスキーモブは1体討伐することでギルやトークンが入手できる。
リスキーモブは固有名を持つモンスターで強さによりB・A・Sの3段階に分かれている。
Bは同レベルのプレイヤー1名でも倒せるがA・Sは複数人かレベル差でのゴリ押しが必要な強さを誇る。
またSは出現条件が特殊なほか、マインドフレアゾーナ・シーカーなど、お馴染みの名前も多い。

FF15

各地のレストランでモンスターの討伐依頼を引き受けることができる。
依頼内容は場所によって異なり、大体はその土地近辺のモンスターがターゲットになる。
1度に1つの討伐依頼しか受注できず、別の討伐依頼を受けると前の討伐依頼はキャンセルされる。

  • Ver.1.17アップデート後、10件まで同時受注可能に。複数受注すると1箇所に複数のモブが現れる場合もあり難易度が上がる。

モブを討伐後、レストランに報告すると依頼達成となる。
報告するレストランは受注時とは別の場所でもOK。


討伐依頼をこなすと難易度に応じて報酬と勲章が手に入る。
勲章を集めるとハンターランクが上がり、ランクアップ報酬が貰える。

ランクランク名必要勲章報酬
1アプレンティス0-
2トラッパー5チタンバングル
3チェイサー15ヘリオドールの腕輪
4レンジャー30シルバーバングル
5スレイヤー50サファイアの腕輪
6オフィサー40ゴールドバングル
7ガーディアン40黒のチョーカー
8グランドマスター40ブルーダイヤの腕輪
9ハンドオブマーシー30センチュリオンバングル
10アレイウェイ・ジャック43ダークマターの腕輪

モブは最初から解放されているものの他に、ストーリーの進行やダンジョンのクリア、ハンターランクの上昇等で順次解禁されていく。


特定の野獣は日中のみ、全てのシガイは夜間のみと時間帯が決められているものがある。
中には雨天が条件になっているものがあり、タイミングが限定される。


FF12とは違い依頼文はタイトル一行のみ。
どのような背景があるのかは推して測るしかない。

  • エネミー図鑑で該当モンスターの項目を閲覧すると詳しい背景が読める。

ディーノをはじめとしたマスコミ関係者によると、一概にまとめるとノクティス一行はモブ討伐を行っていくにつれ「高級車で世界をかける熟練ハンター」という触れ込みになっていくらしい。

FF16

今作では討伐依頼のあるモンスターは「リスキーモブ」表記。
ヴァリスゼア全土に現れた強力な魔物。
討伐することで名声やギル、貴重な素材を獲得できる。


拠点がクライヴの隠れ家に移った後から出現するようになる。
行ける場所や物語の進行で種類が増えるほか、中にはサイドクエストの進行で登場するものもいる。
ネクタールの「リスキーモブ掲示板」で場所を確認できる。

  • なお、従来作と異なり依頼を受ける必要はなく、出現可能となったら常にフィールド上に出現している。

Sランクや一部のAランクのリスキーモブはラスボスのレベル(40)を超えているが、スヴァローグ、キングベヒーモスといった最強格のリスキーモブであっても、一部の攻撃のダメージが非常に高い(いわゆる事故死のリスクがある)ことを除けば同系統の敵キャラクターと比べて隔絶した戦闘能力を持っているわけではない。プレイヤースキルや個々の価値観にも依る部分ではあるとは思うが、アルテマを越えるような裏ボスがリスキーモブのなかに存在しているわけではない、というのが現状である。


今作のリスキーモブは一度倒してしまうとその周回では再戦不可能であるため、ノーダメージクリアやタイムアタックなどこだわりのプレイをしたい場合にはセーブが必須となる。