悪魔っぽい翼を生やして浮かんでいる目玉のモンスター。
名前の由来は英語の「float eye ball」であると思われる。
「空飛ぶ目玉」程度の意味であろうが、これは英語としては不自然。
「フローティンガイボール(floating eye ball)」などとすれば正しそうだが、文字数の都合からかそのような名前にはなっていない。
- 「float eye」だと水に浮かべた目玉という感じだ。水棲の魔物ならいい名前だったと思う。
- 北米版FF4CCでは「Floating eye」となっている。
- 元ネタは古典TRPGにおいてゴブリンやオークに次いで定番であったモンスターで、名前はずばり「フローティング・アイ」。
何故名前がちょっと変わったのか調べたサイトもインターネット黎明期に存在したが、結局分からずじまいだった。
FF4
序盤に出現するモンスター。バロンからミストへ行くとたまに会うくらい。
これの上位に当たるブラッディレッドやアーリマン、プレイグなどは恐ろしい敵であるが、最下位に当たるこいつは特殊攻撃は特に持たない。
しかし、混乱させるとなぜか味方にデスを使う。
もっとも、出現場所の都合上それを有効に生かせる場面などないが。
- 上位種との出現時期の開きも激しい。超序盤に出現するこいつ以外は全員ゲーム後半から終盤のモンスターである。
オープニングの赤い翼での戦闘でセシルが戦うことになる相手のうち1つはこいつである。
もったいないことにセシルはこんなザコとの戦闘に赤い牙などという貴重アイテムを使っている。
- 前作プレイ者は、このイベントで「アーリマン!?」と身構えた事だろう…多分。そしてその弱さに拍子抜けする。
- あるいは、上位バージョンにアーリマンの存在を予感した人もいるだろう。
- ちなみにオープニングに出てくるこいつは別個体でHPが1しかない。
上位種の皆さんがデス系の攻撃を得意としているが、こいつも混乱させるとデスを使う辺りに、すでに潜在能力の片鱗が見える。
ただ、こいつの場合は使いこなせていないだけなのかもしれない。
- ブラッディレッドも同様である。デスはやっぱり混乱した時の同士討ちだけ。
FF初の戦闘中に動くモンスター。フロートしている。
浮遊系にあたるので、弓矢などが特効する。
ドロップ率の低い順に金の針・目覚まし時計・フェニックスの尾・目薬を落とす。
目薬は盗む事も可能。
FF4(DS版)
あまり変わっていない。
ちなみにDS版ではOPの戦闘をプレイヤーが操作できるため、「あかいきば」を使わずに倒すことや、全滅することなどが可能。
全滅すると普通にタイトルに戻る。セシル1人でも勝てる相手。
- 通常攻撃で30~40くらい食らうので、攻撃が集中すると厳しいが。
小説版でのこの戦闘は5体で現れた魔物(魔物としか表記されていないが多分コイツ)をセシルが一瞬で返り討ちにした、という描写になっている。
モンスター図鑑では栄えある(?)図鑑ナンバー第1号に任命された。
種族がデーモンに分類されているので、矢全般は有効でなくなった。
その代わり火属性と風属性が弱点化し、土属性が無効。
FF4TA
セオドアとビッグス&ウェッジの乗った飛空艇を大量のこいつが襲撃するシーンがある。
わかりやすい空中を飛び回るモンスターとして使われているようだ。
FFT
なんということもないザコ敵。
飛行タイプなので、手を出しにくいところへ逃げられると面倒くさい。
冷属性の攻撃でとっちめよう。
この系統の最上位種が最強のナイフの材料となるため、コレクターはChapter1のうちに仲間にしておくのもいい。
早ければChapter3開始直後に入手でき、その時点としてはかなりの火力を叩き出す。
……まぁChapter1の時点で話術士を作るのは少々面倒だが。
FFTA
ザコ敵。飛行移動するが、強くはない。
にらみと悪魔の視線を使うが、仕様の関係上ほぼ命中しないので影が薄い。
FFTA2
アーリマンと別種の小さな悪魔になった。分類としては「フライボール」
飛行移動で浮遊状態。
スピードと力が高く、HPがなくなると「投身」で自爆攻撃をしてくる。
空飛ぶ玉のせいか、視線系は使って来ない。
FFL
序章・暁の章のルクス山・クリスタルの神殿やレンジャー編のクリスタルの神殿に出現する。
PFFNE
AREA3-4の3戦目に2体登場する。
FFRK
FFTAイベント「もう一つのイヴァリース」でボスとして登場。ファムフリート戦のお供としても登場する。
FFEX
有翼種族かつ悪魔種族のアーリマン族のモンスターで、お察しの通りアーリマンの下位種。
- 超音波攻撃が貫通&長射程&混乱つきで狭いマップで敵に使われるとなかなか鬱陶しい。
WOFF
Mサイズのミラージュ。
上位にアーリマン、色違いにブラッディレッドが存在。
混乱を引き起こすにらみに注意。
アーリマンから足と口を消して簡略化した感じ。
ブラッディレッド共々マップ上の特殊な地形を移動するためのアビリティ「バサバサ」の数少ない使い手。
「バサバサ」を使えるのは他はSサイズのモーグリぐらい、且つ「バサバサ」を必要とする地形は結構序盤から出てくるのでモーグリかフロータイボールのどちらかは手持ちに入れておきたい。
チョコボの不思議なダンジョン
1stダンジョンの序盤から登場する浮遊系のモンスター。上位モンスターはもちろんアーリマンである。
体当たりとエアロを使ってくる。
このモンスターと戦う上で要注意なのが表示されるATBバーの仕様。
通常はモンスターからある程度離れるとATBバーの貯まり具合がキャンセルされるのだが、何とこのモンスターはいくら離れてもキャンセルされないという非常に厄介な仕様になっている。
エアロを避けるため一旦逃げた後に再度近付いてもATBバーがこんな仕様になっているため、結局はエアロによる攻撃を食らってしまう。
なのでエアロ使用の前兆となる青いATBバーが表示されたら速やかに始末したい所。
この実力を買われたのか、サードダンジョンでは序盤の他に60階台にも登場する。
3rdダンジョンの101階以降ではムースやドリッピーと並ぶ厄介なモンスター。
ホーリードラゴン同様、風属性であるものの風属性の攻撃に弱い。ツメが雷&風の属性を持っていれば2倍のダメージを与えられる。
偶に「目にいい薬」を落とす。
チョコボの不思議なダンジョン2
フロータイボール種のレベル1モンスターとして登場。カラーは黄緑色の体と黄色い翼。
シドタワー(1回目)の3・5・7F、及び同6Fへのショートカットフロアに出現する。
同フロアに出現する敵と比べて弱いが、飛行能力持ちでミニマムの状態異常を発生させるミニマムアタックを使う。
梁の上では足場のない場所から不意に現れたりするので、他の敵を相手取っている時だと鬱陶しい。
倒すとたまにこびとよけのクラ、すばやさの実、のろまの実、風のタネを落とす。
こびとよけのクラは系統共通だが、他の落し物は行動速度変化系の木の実と風のタネとなっている。周りに敵がいない状況でなら安心して食べられるだろう。
採取できるエキスはフロータイのエキス。
レベル2はアーリマン、レベル3はフライングアイ。
これらはステータスが違うだけで特殊能力はフロータイボールと同等である。
ミニマムアタックはミニマム状態でない時に受けるとミニマム状態になるが、ミニマム状態の時に受けるとミニマム状態が解除される。
ダイスDEチョコボ
友達魔石として登場。
召喚者以外のキャラが止まると、確率で相手を睨み付けることがある。
睨まれたキャラは、次ターンでダイスが2の目しか出なくなる。
ダークタイタンより発動率アップ率共に落ちる上にCPUはゴーレムの友達魔石を持てないため対人以外では下位互換になっているが、その分値段が安い点が強み。
チョコボランド
CPUもゴーレムの友達魔石を使えるようになったため、下位互換からは脱した。
更に召喚者が止まった時になごませるという効果が追加された。
内容は召喚者を見つけて微笑みかけてくれるというもので、ゲーム的には特に効果はない。
かわいい…か?