FF4
地上、河川、浅瀬を移動する船。
エンタープライズに吊り下げられて運ばれる様子は、どこか物悲しさを感じさせる。
- 一応ギルバートの所有物であるにもかかわらず、堂々と借りパクしていると言える。
浮力の原理は、70馬力のプロペラを3基搭載した浮力用エンジン3機によるもの。
飛空艇には、シドが古文書から蘇らせた超技術「浮遊術」を用いた浮遊エンジンが採用されているが、
このホバー船は、バロンからダムシアンへの技術援助を基に「浮遊術」を応用して開発された。
後部には、55馬力の推進用エンジンによる大型推進プロペラが備わっている。
ダムシアン王族専用のリムジンであり、6人乗りという設定。高級品であったことが窺える。
- 設定資料編にも「燃費が悪い」との記述がある。現実世界でも高級車は一般的に燃費が悪い。ただし、このホバー船の動力源がガソリンエンジンであるとは考えにくい。
ホブスの山の入り口でしばらく放置され、エンタープライズが迎えに来るまでひっそりとそこで待ち続ける。
再び日の目を見るも、今度はエブラーナの洞窟の入り口でストーリー上必要なパートの出番は終了、
そのまま物語の最後まで登場することはない。実に哀れである。
しかし、バブイルの巨人が覚醒した際の破壊を免れたのは奇跡的だったと言える。
- しっぽの交換に利用できる機会がある。もっとも、その機会は極めて稀だが……。
- かつて、ゲーム雑誌の読者コーナーで「ホバー船を他のプレイヤーに地上・地底のどこかに隠してもらい、それを探す」という遊び方が提案されていた。
- ゾットの塔攻略中には、ダムシアンやカイポへの移動手段として重宝する。ファブールに黒チョコボを降ろした後、ホブス山を逆走すれば到達できる。
地底まで運搬することも可能である。ただし、溶岩の熱に対する耐性はないようである。
- 地底でこのホバー船に乗ると、地上のBGMが流れる。
- WSC版で修正済みである。
- 別に修正する必要はなかったのに。余計なことを……。
- DS版では、地底へ持ち込むことすらできなくなっている。
- WSC版で修正済みである。
ギルバートがパーティーにいる間は、彼が操縦を担当していたのだろうか。
ギルバートが離脱した後、誰が操縦したのだろうか。
- ギルバートがセシルに操縦方法を教えたのではないか。
- 飛空艇の操縦すら難なくこなせるセシルであれば、短時間でホバー船の操縦も習得できただろう。………おそらく。
DS版でこのホバー船を吊り下げると、リディアの心情がギルバートを心配する内容に変化する。
DS版の心情コメントによると、ホバー船でアンナと共にダムシアンへ来たらしい。
- となると、SFC版FF4の天野喜孝氏のイラストに描かれている、ゴーグルをかけた操舵手はギルバートであり、
その隣で眠っている女性(?)はアンナである可能性がある。- SFC版発売当時(1991年)の地上波のテレビドラマ(特にフジテレビの月9)における男女の姿(イケメンの男性が恋人を高級車に乗せて走る。現代の長引く不況下ではなかなか見られない光景である)を彷彿とさせるのは、時代の反映と言えるだろうか。
飛空艇で吊り下げた場合、降ろせる場所は「ホバー船で移動可能な地形」、つまり徒歩では侵入できない浅瀬に置くこともできる。
浅瀬に見えない海岸線の沖に配置するなど、やや不憫な扱いも可能である。
- 地底では、グレーの荒地(徒歩では通行可能だが、飛空艇は着陸できない)にも降ろせる。ちなみに、徒歩で通行可能で飛空艇も着陸できる山岳地帯には降ろせない。
乗り物を集結させる際にも忘れられがちである。
きちんとエンタープライズで運んであげるべきだろう。
FF4TA
何故か続編では出番がなく、話題にすら上がらない。
上で言われているように乗り捨てられたのが原因だろうか?
前作でこれに乗らないと行けなかった場所(アントリオン・アダマン島・エブラーナの各洞窟)は、
徒歩でも到達できるように地形が変わっているが、
ダムシアン→カイポに関しては、地下水脈を通らなければ行けないようになっている。
- ギルバート編でダムシアンからカイポに向かうことになった時、
「ホバー船どうしたんだよ」と思ったプレイヤーは多いだろう。- むしろ存在そのものを忘れてた。
- 10年以上経ってるんだから廃船になったんだろうとしか思わなかったな。
FF14
地面スレスレを低空飛行する4人乗りの乗り物。元々はクリスタルタワーの遺構だった。
エーテルが枯渇し生物に悪影響がある無の大地を渡るため、騎乗生物の代わりとして用意された。
ゲームではレイド「希望の園 エデン」の専用エリアへ移動するためのオブジェクトにもなっている。
マウントとしても実装。同レイドの第1弾、覚醒編の零式4層をクリアすると入手できる。
設定の通り4人乗りとしてレガリアに次ぐ実装となった。
フレーバーテキストによれば「元は皇族のリムジンだったが、ある洞窟の前で乗り捨てられていた」とのこと。