エンタープライズ(enterprise)は冒険心、計画、事業、企業、などを意味する単語。
実在の船ではアメリカやイギリスの艦船に良くつけられる名前。
FFでは飛空艇の名前として登場する事が多い。
- 有名なアメリカのSFドラマでも主役の宇宙船の艦名に使われている事で知られる。
FF2 
25thメモリアルアルティマニアに掲載されている初期プロットを読むと、シドについて「小型の飛空艇エンタープライズ号の船長」と書かれている。
エンタープライズという名前の飛空艇自体はFF2の時点で構想があったらしい。
FF3 
FF3に登場する海賊船であり、のちに飛空艇となる。
正式名は改造前が『エンタープライズ号』、改造後が『エンタープライズ改』。*1
最初は海を渡る機能だけの船で、暴れるネプト竜を鎮めた礼として、バイキングから託された。
その後アーガス王から「ときのはぐるま」をもらい、これを用いてシドが改造することにより飛空艇として生まれ変わる。
改造後もベースが船なため海にしか降りられない辺りが、シリーズ中でも異彩を放っている。*2
→音楽/【エンタープライズ海を行く】、音楽/【エンタープライズ空を飛ぶ】
浮遊大陸を脱出するための重要な翼となるも、水のクリスタル接触後のドサクサで鎖に繋がれたり、
ようやく解放されたと思ったら砲撃で大破するなど、あまり報われない末路を辿ることとなってしまった。
なおこれ以降飛空艇は手に入るが船は手に入らず、もう船旅は出来なくなる。カヌーはあるけど。
- 「大事に使ってくれよな」と快く貸与してくれた海賊さんに非常に申し訳ない気分になる。
- その後バイキング達が新しい船を造っているなんて描写もないため、
唯一の船を壊してしまい尚更申し訳なく感じる。
カタログスペックは速力120ノット(222.2km/h)、改造後かつ飛行時は240ノット(444.5km/h)(ゲーム内では徒歩の4倍)、出力3100馬力(改造後は3600馬力)、定員55名である。
- 改造前の海上船として120ノットという速度は、現実で言えばデタラメもいいところの超々高速船である。
現実の日本では航海速力22ノット以上の船舶が高速船(高速旅客船)、35ノット以上の船舶は超高速船と定義している。
エンタープライズ改が飛空艇へと変形するアニメーションはその過程において実に16枚ものパターンを使用しており、
非常になめらか。変形自体は二次元の嘘のカタマリではあるものの、
丁寧なプロセス描写によって説得力のある仕上がりとなっている。
- 船から飛空艇に変形する、というギミックはFF5の飛空艇にも受け継がれる事となる。
しかもあちらは更なる嘘のカタマリで船から潜水艇に変形も出来る。
サロニア城のお堀は、グラフィックは海と同じだが、降りる事は出来ない。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版) 
DS版では、滅多にない事だが上陸しようとすると本来船から降りるのに、
何故か降りずに船に乗ったまま陸地を進んでしまうバグが起こる。
船に乗ったまま陸地を進むと陸地のモンスターが出てくる。(戦闘背景は船に乗った状態のまま)
陸地に上がると何故か海上に戻れなくなってしまうので、間違ってもセーブしないように。
浮遊大陸の外側に出る事が出来るがなぜかフリーズしてしまう。
(火のクリスタルの称号を入手する前に海上でレベル、熟練度上げをしていて確認したバグ)
マップが3D化されたことにより陸地になかなか降りれなかったり陸地付近で飛空艇になった後動かず船に戻ろうとしても戻れなかったり地味に不便になった。
FF3(ピクセルリマスター版) 
飛行時のデザインが、FF5の飛空艇そっくりのデザインになった。
FF4 
FF4に登場する飛空艇。BGMはそのまま飛空艇。
シドが開発した新型飛空艇だが、悪用されないために城の地下に隠されていた。
途中、地底へ突入した直後にマグマの熱や、
ゴルベーザ側の赤い翼とドワーフ戦車隊の戦闘に巻き込まれて航行不能になるが、
シドが応急処置後、バロンで完全修復・耐熱加工を施してセシル達のピンチに駆けつけた。
地上に戻った後、シドの弟子にホバー船を運搬するためのフックを取り付けてもらい、
それを使ってエブラーナの洞窟を経由してバブイルの塔(地上部)に行くことになる。
正式名は『高速飛空艇エンタープライズ』(設定資料編で確認)
- ホバー船引き上げ用のパーツは劇中においても『フック』と呼ばれてはいるものの、見た目はマジックハンドのようなアーム状のもの。
引き上げて移動する様は、ゲーセンのUFOキャッチャーを思わせる。
火口に飛び込んでもへっちゃらなのは、「新型だから」の一言で片付けられる問題ではないと思うのだが、
生身で甲板に突っ立っているセシルたちが耐えられるぐらいの熱なのだから、大したダメージではないのだろう。
- 3とは逆に、水上航行したり着水したりすることができない(これはファルコン号も同じだが)。
そこら辺はあくまで“飛行用”ということで搭載されてないようだ。
また、地面状態が悪いとだめなようで、海岸沿いにも着陸不可。 - 溶岩の上を飛行している時、甲板にいる人たちは熱い(暑い?)のを我慢しているのだろうか。
- ブリザドか何かで対処してるんじゃね?
- 冷却装置的な物が搭載されているのかも。
- ブリザドか何かで対処してるんじゃね?
遠隔操作機能までついている高性能な飛空艇。
崩壊するゾットの塔に放置してきたエンタープライズをこの機能でバロンまで呼び戻した。
- こんな高速通信の技術があれば情報産業が花開く日も近いだろう。
普段はシドが操縦している。シド離脱後はセシルの操縦だろうか?
- 地底バブイル脱出するときに、シドが「セシル、代われぇ!」と言っているからそうだと思う。
エンタープライズに限った話ではないが、他シリーズと違ってFF4の飛空艇に乗っているのは
パーティメンバーだけで、待機メンバーやパイロット達はいない。
つまりパーティが町にいる時は無人で外に放置。見張り無し。いいのかそれで。
- FF4だけでなくFF1~5の飛空艇は基本的にそんなもんである。
- 容量的な意味で描けなかっただけで少なくともクルーはいる設定なんじゃないか?
FF6以降は待機メンバーか乗組員がいる。
カタログスペック
●全長:55.5メートル ●全幅:17メートル
●全高:8メートル(甲板上部まで) 27メートル(プロペラ先端部まで)
●最高出力:メインエンジン1機、1100馬力 サブエンジン4機、各180馬力
●速力:毎時70ノット(129.6km/h) ●乗員:8名
●武器:空対地カノン砲12門
- シドの趣味を盛り込んだ、量産性を度外視したワンオフのカスタム機といったところだろうか。
続編でもこの船が量産された描写はないし。 - 地底突入時に砲撃を受けた際、シドが「痛いか?エンタープライズ!」と声をかけていることから、
シドは相当この船に思い入れがあるようだ。 - 天野イラスト
だと魔導船よりでかい。エクスデスがのってそう。動かすのに何人必要なのだろうか。(vol.1の上から2段目真ん中)
- なお、このイラストがFF9のインビンシブルに反映されたのは、言うまでもない。
飛空艇が入手できるのは冒険の中盤~終盤なのがセオリーだが、何気にコイツは結構な序盤に入手できる。
- 四天王を既に二体倒してるし、中盤には入ってるだろ。
- 最序盤に手に入り、すぐにぶっ壊れる飛空艇があるらしい…
- あったな、3に。何故突撃という手段をとる?
- 最序盤に手に入り、すぐにぶっ壊れる飛空艇があるらしい…
VIのブラックジャックにもいえることだが、最高速度が129.6km/hとヘリコプターより遅いのはちょっと納得いかない。
(現実のヘリコプターの最高速度は約300km/h。それ以上の機種もあるとか)
飛竜以外に空を飛ぶ手段がないこの世界では、この速度でも十分な軍事力となるということだろうか?
- ヘリや飛行機と違ってむき出しだから、これ以上の速度は危険なのかも。
ちょっと速い電車の屋根の上にずっと立っているようなものだと思えばいい。 - そもそもこいつは、赤い翼ですら6門しかのせてない対地カノン砲を12門も搭載している。
アンサイクロペディアに嘘をつかせなかった男びっくりの重武装艦である。
…むしろ最高速度が上がってるほうが脅威といわざるを得ない。 - 赤い翼の新型であるファルコン号にはもちろん、バブイルの塔から脱出する際の追走劇を見る限り、
改造型の赤い翼よりも速度で負けてしまっている。高速飛空艇の名が泣くぞ。- FF4時代のバロン(というかシド)の技術と、ゴルベーザ側が持つもう一つの月の技術の間には差が有りすぎるからなあ。
こればかりはどうしようもない。
- FF4時代のバロン(というかシド)の技術と、ゴルベーザ側が持つもう一つの月の技術の間には差が有りすぎるからなあ。
カイナッツォ撃破後、空に舞い上がったときや初めてゾットの塔に案内される際、
カイン側の飛空艇と金属の板一枚で橋渡しした挙げ句、その頼りない板の上で
悠長に会話をしたり歩いたり、あろう事か軽く走ったりする。
この世界の飛空艇は浮いている際にピクリとも動かないほど安定性が高いのだろうか。
まぁ落ちたところで、高さ8Fから地底まで一気に落ちても何とも無いセシル達なら
空中から地面に叩きつけられても何とも思わないんだろうけれども。
- パロポロが犠牲になった直後の
テラ「この私が無念を晴らす!!」
シド「弔い合戦じゃ!エンタープライズを出すぞ!」
のセリフはかなりかっこいい。
いつの間にか量産していたのか、バブイルの巨人が現れる際に最低でも4隻がドワーフ軍の戦車とともに巨人への攻撃に参加している。
シド&弟子とセシルの部下と思わしきバロン兵たちが操縦する機体、
パロム・ポロムとミシディアの長老、魔導士たちが操縦する機体、
ギルバートとトロイア神官、トロイアの兵士たちが操縦する機体が確認できる。
もう一隻は誰が乗っているのだろう?
- この飛空艇部隊は地上世界の国家連合軍であると思われるので、恐らくはファブールかエブラーナの人たちか?
「フックによるホバー船運搬機能」があり、これを用いなければアダマン島の洞窟に行けない=本作最強の防具が入手できないため、最後の最後まで大事な存在。
地上では魔導船よりもこちらを使った方が快適に移動できるだろう。
DS版を除いたFF4では、最終的には乗り物としては実質ファルコンの上位互換となる(スピードは同じ・機能の違いはフックの有無だけ)。
当初は耐熱加工がないため、初めて地底に降り立った時は、オート操作で溶岩をよけながら陸地の上空を南下して飛ぶ。
…のだが、GBA・ピクセルリマスター版ではスタッフがその設定を忘れているのか、
地底に降りた後、西のバブイルの塔やシルフの洞窟方面に飛ぶ。溶岩の上はもちろんがっつり飛行している。
直後の戦車戦に巻き込まれる場面は、どの機種もSFC版準拠のドワーフの城北なので唐突にワープしたようになり、イベントとしては不自然になってしまった。
FF4(DS版) 
同じ最新型だが、ファルコン号よりも遅い。
横向きに世界一周すると、ファルコン号が45秒、エンタープライズが52秒だった。
世界一周するほどの距離を連続で乗ることは無いだろうが、DS版はSFC版などと比べて
飛行速度が格段に遅いので、少しでもイライラ感を抑えたいのなら、ファルコン号に乗る方がいいだろう。
- PSP版で測ったところ、17秒だった。しかもファルコン号でもほぼ同じ。
何故ここまでの差を付けたのか理解に苦しむ。 - 恐らく3D化の弊害。
速くするとカメラ外の地形の読み込みが追いつかないのだろう。ファルコンと速度差がある理由は不明だが。
FF4(ピクセルリマスター版) 
地底に初上陸する際のイベントを除いて、何故か地底に入れなくなった。
これにより地底に行くにはファルコンを使うしかなくなった。
シドがエンタープライズに耐熱処理を施すイベントはSFC版からそのまま残っている(シドがドワーフの城での離脱時に言及している)のに「何故エンタープライズで地底に入れないのか」という説明が一切ない。
ゲーム的に不便があるわけではないのだが、これまでのFF4移植・リメイク作品では問題なくできたはずのことが再現できていないことに対する批判は根強い。
FF4TA 
今回はイベントで使われることになる。カイン編の終盤に登場。
自分で操作が出来ないため微妙に影が薄い。
実際に操作するほうはファルコン号となる。
FF14 
シド・ナン・ガーロンドの所有する飛空艇。
シリーズ恒例の、所謂「シドの飛空艇」。自由に乗り回すことはできない。
旧FF14ではこれに乗ってラスボスである「ネール・ヴァン・ダーナス」との決戦の地へ赴くことになる。
新生FF14では負傷したエンタープライズを修復して、蛮神「ガルーダ」の暴風壁を突破するために使われる。
小型のためあまり大人数を運ぶことはできず、定員は8名(+クルー)となっている。
後に魔大陸アジス・ラーのバリア壁を突破する為に船体を強化改修し、
「エンタープライズ・エクセルシオ」と名を改める事となった。
名前の元ネタの一つであろうアメリカのSF作品「スタートレック」に登場する主役格の艦船がエンタープライズ、そして後継の改良型エンタープライズの艦級がエクセルシオール級である。
- アルフィノの「エンタープライズ、発進!」なる迷言はあまりに有名。
後にカンパニークラフトで制作、プレイヤー同士で所有できる飛空艇の3番目の機種としても登場した。
FFT 
儲け話で出てくる沈没船の一つ。飛空艇ではない。
とても豪華な内装になっており、積んであった荷物も高価なものばかり。
貴族所有の船だと思われるが、だれのものかは不明。
PFF・PFFNE 
FF4のシドのプレミアムスキルで登場。
チャージ速度は中速、祈りメメント対応。
敵全体に物理攻撃の中ダメージを与える。
威力はパーティの最大HPで増加する(最大9999ダメージ)が、自身は3ターン出撃不可になる。