FF9
物語の舞台となる星。
未だ人の手の及んでいない場所が至る所にある、若き星。
機械文明が主となりつつある。
かつてガーランドがテラをガイアと融合させようとした際、双方の惑星に甚大な被害が及び、
融合以前に栄えていた文明は完全に崩壊してしまった。
この融合がうまくいかなかったために様々な亜人種が生まれた。
- アルティマニアの解説・年表によると本編開始より5000年以上前の出来事である。融合は失敗に終わりテラが生命力の強い若き星ガイアに逆に取り込まれてしまった後もガーランドはガイアの乗っ取りを諦めてはいなかった。
ひとまずガーランドは荒廃したガイアの地にイーファの樹を植えることで自然環境の回復を行うことにし、十分に安定したところでジェノムの創造に取り掛かった。こちらは3000年前の出来事。
しかし、出来上がったジェノムは貧弱な器を持つものしか創れず、その原因はテラのクリスタルの輝きの衰えにあると気付く。ガイアクリスタルから送り出されるの太く勢いのある魂の循環にテラクリスタルの細く静かな魂の循環が呑まれ、融合が失敗した際にテラがガイアに取り込まれてしまったのと同じ要領でガイアの魂の中にテラの魂が取り込まれてしまったからである。
そこでガーランドはイーファの樹の根本にソウルディバイダーを据え、クリスタルから新たに送り出されるガイアの魂からテラの因子を取り出しテラの魂の精製を謀る。テラ因子を取り出した後に不要となったガイアの魂……に成り得なかったガイア因子は生物の闘争本能を刺激する"霧"としてガイアの地表の最も文明の進んだ地(霧の大陸)に送り込むことにした。本編より1000年前の事である。ガーランドの思惑通り各国で戦禍を交えたガイアの民は多くの死者を出し、その魂は次々とイーファにテラの魂として還元されていくのだった。
大きく分けて四つの大陸で構成され、それぞれ霧の大陸、外側の大陸、忘れ去られた大陸、閉ざされた大陸と名前がついている。
霧の大陸に大多数の人口や文明が集中しており、その他三つの大陸では人の集まっている地域はごく少数となっている。
クリスタルの輝きは青。
上記の融合の影響で、地表にテラの施設がいくつかあり、月が二つある(ガイアの月とテラの月)。
5000年前に一度それまで築かれていた文明は融合の影響で滅んだとされているが、チョコボの桃源郷は5000年前から存在するようである。
もしかしたら空中庭園も…?
融合失敗から自然の回復が安定した後、ガイア人の魂に取り込まれているテラ因子の回収のためイーファでのちに霧の大陸と呼ばれる地にのみ霧を送られる。これは霧の大陸に既にある程度の集落や文明が存在していたため。(Disc4ではイーファが暴走した影響で全世界が霧に覆われる)
加えて、霧の大陸以外の大陸には融合失敗の影響でテラに繋がる施設や建物が存在し、ガイア人にテラの存在が勘付かれてしまう危険性があるためと考えられる。
ガイアの人々はガーランドの思惑通り霧の悪影響に苛まれたが、ガーランドが霧を撒いたからこそ霧をエネルギー源とする機械文明の発展に到達する。
これにより交通インフラが開拓されたが、FF9開始時点ではまだ霧のある場所でしか交通機関を利用する術がない。(Disc3からはシド大公が開発を進めていた蒸気をエネルギー源とした次世代飛空艇が完成し霧の大陸以外を行き来できるようになる)
そのため霧の大陸以外の島々は原住民以外の集落が存在せず殆どがダンジョンで構成されている。
余談
「ガイア」とはギリシャ神話に登場する大地の女神の名で、
英語では地球を一つの巨大な生命体として考えた概念を意味する。
FFシリーズでもガイアの名前が付けられたアイテムや地名がいくつか存在している。
登場しているアイテムもイヴァリース産の物が登場しているが、歴史年表を見る限り同一性は無い。