鍵山雛

キャラ紹介文

鍵山 雛
	二つ名	秘神流し雛
	能力	厄をため込む程度の能力
	登場作品	『東方風神録』他

概要

全般

• 風神録編終了後に仲間になる厄神様。N+以下とH以上で評価が大きく変わるキャラ。
• ユニット性能は典型的なリアル系。運動性だけならコストアップ前の霊夢と同等。
  実際には集中がなかったり本人の回避値がそれほどでもなかったりで、回避力は魔理沙と同レベルなのであまり突出はさせられない。
• 武器はほとんどが弾数制で燃費がよく、特に射程1-5Pのブロークンアミュレットが非常に使いやすい。
  過去作では射程3-5Pで接近戦に対応できなかったが、コンプリ版では張り付き対応になってさらに使い勝手が良くなった。
  • 初期習得済の高速移動と合わせてかなり広範囲の敵を攻撃できる。他のキャラが取りこぼした敵にトドメを刺すのが得意。
• 最強武器のペインフローも弾数が8もあるので、ほぼ使い切ることはない。
  しかし全体的に武器の火力が低く、ボスアタッカーには不向き。
• 永の章で流刑人形が追加されれば張り付き対応武器が増え、固有スキル「回転加速」と組み合わせることである程度ボスにも火力が出せるようになる。
  しかし元々の火力が低めな雛のために貴重なボスの隣接枠を割くのは微妙なので、
  他の隣接枠のキャラにヒット＆アウェイを持たせて交互に隣接位置を使うなど、運用に工夫が必要。
  • ヒット＆アウェイ持ちが攻撃後に移動→空いた枠に雛が飛び込み張り付き流刑人形→
    →次ターン雛が突撃ペインフローで離れる→前ターン離れたヒット＆アウェイ持ちが空いた枠に移動攻撃
    という、なかなかトリッキーな動きが必要だが、ハマると楽しい。強いかどうかは別だが
    • 隣接枠を埋めるキャラの中でヒット＆アウェイと相性が良いキャラの筆頭が霊夢と魔理沙なので、習得させていれば一考の価値あり。
      とはいえ、「雛のために」霊夢や魔理沙にヒット＆アウェイを覚えさせるのは大間違いなので、あくまでヒット＆アウェイの習得は霊夢や魔理沙を中心に考えること。
• そして雛の最大のアイデンティティは、確率発動効果を封じる固有スキル「バッドフォーチュン」。
  分身やシールド防御を持つボスには無類の強さを発揮するが、それらを持たないボスには当然無意味。
  よってそういったボスがほとんど出現しないN+以下ではほぼ見せ場がなく、逆にH以上では大活躍が見込めるスキル。
  このスキルの存在価値がN+以下とH以上で全く違うため、キャラ自体の存在価値も大きく変わってくる。
  • 過去作までと異なり「バッドフォーチュン」が初期習得ではなくなっているので、特に妖の章のH以上で使いたい場合は注意。
• 他の固有スキルも厄いユニークなものが揃っているが、いずれも癖が強く使いこなすには工夫がいるものばかり。
  使いこなせれば役に立つスキルなのは間違いないので、雛のポテンシャルを引き出せるかはプレイヤーの腕と愛次第と言える。

妖の章

• N+以下ではバッドフォーチュンの有効なボスが全くいないため、雛のアイデンティティが死んでしまっている。厄いわ…
• よってN+以下で使っていくなら普通にリアル系アタッカーとして使うことになる。
  移動力・回避力が高く武器の射程も使いやすいため雑魚散らしには使いやすいが、火力の低さが祟ってボス戦は苦手。
  直感があるので手を出すこと自体は気軽にできるのだが。
• ボス戦では「厄流し」で他のアタッカーの火力をサポートする、「回転加速」+加速・突撃・直感ペインフローを叩き込む、
  素直に直感ペインフローで他のユニットの援護攻撃の起動役になるなど、工夫して役割を与えてあげよう。
• ペインフローの弾数が8と多く、幽霊Lなどの硬めの雑魚にも気軽に撃っていけるのは強み。
  
  
• H以上になると途端にバッドフォーチュンの有効なボスが増える。厄神様マジ女神様。
  • 27話の妖夢、魔理沙ルート28話のキスメ、31話の藍、32話の妖夢、33話の幽々子、34話の藍。
    雛が加入して以降の半分近いステージで有効なので、少なくとも妖の章の間は起用しない理由がないレベルで有用。
    • ただし、27話の妖夢は意識してレベルを上げないと習得レベルに達しない恐れがあるので、使いたいなら注意。

永の章

• ペア制の導入により、「加速」「会心」「献身」と「厄流し」を活用して後衛からのサポートに回る選択肢が生まれる。
• しかし元々前衛向きの性能に加え支援攻撃の火力も低いので、引き続き「回転加速」を使った前衛型の方が雛の性能は活かせる。
  僚機に支援攻撃火力の高いユニットを選べば雛自身の火力不足問題は多少解消されるので、雑魚散らしにはまだまだ使える。ボス戦は僚機に任せてしまおう。
• N+でもようやくバッドフォーチュンを活かせる相手が出てくるが、魔理沙ルート40話の椛と51話のキスメの2体のみとやっぱり少ない。
  • Hでも魔理沙ルート40話に幽々子・藍・橙、42話にうどんげが追加されるぐらいで、妖の章のように多くない。
    バッドフォーチュンが欲しいだけなら、必要なマップでだけスポット起用でも十分だったりする。H40話では厄神様マジ女神様。

夢の章

• 魔界蟲や黒羊などの強力なバリアを持つ雑魚の登場が、バリア貫通が得意な雛にとっては追い風。
  • また、水中戦が増える点も、水中戦が得意な雛にとっては追い風となる。
• しかし支援攻撃にはバリア貫通がないため活用するには前衛に出す必要があるが、
  高命中補正の雑魚の攻撃を避けきれるほどの回避力はないため、防御面では他のユニットのサポートが必須。
  • 特に新たな信頼補正相手であるメディスンとのバリア貫通特化ペアは、防御面の脆さが顕著。
  • 今まで通り援護防御ができる後衛と組む方が安定感は高い。
    
    
• 「バッドフォーチュン」の有効な相手は幽香ぐらいしかいないが、その幽香戦はバッドフォーチュンなしで戦うのははっきり言って拷問。さすがドS
  たとえこれまで雛を育てていなくても、幽香戦ではバッドフォーチュンのためだけにピンポイント起用する価値がある。

ドリームモード

• 「バッドフォーチュン」が初期習得じゃないのが惜しまれる。レベルの都合上、紅の章ではどうあがいても習得できない。
  • もし初期習得なら、H以上の咲夜や10話の幽香のような有効な相手がいただけに残念。
• 一方でMP制P武器の流刑人形を最初から使えるので、水マップの多い妖の章では活躍が期待できる。

キャラクターステータス

※特に注釈の無い場合は双方向

ユニットステータス・武器性能

※初期値は上昇値からの予測値。

固有スキル

バッドフォーチュン

• 雛のアイデンティティを担う唯一無二のスキル。
  • 先述の通り、難易度N+以下の場合はほぼ無意味になってしまうので使うならHard以上になるだろう。
    「分身」「切り払い」は大体のキャラが覚える「必中」で無効にできるので、幽々子や幽香のような「シールド防御」持ちに使うことが多くなるだろう。
  • 「直撃」「必中」持ちのSPを節約しつつ殴れるので該当の敵がいるステージの難易度が大幅に下がる。
• 当然ではあるが、無効化スキルのないボス相手には一切意味のないスキルなので忘れずに付け替えよう。

回転加速

• 回転加速の各補正値

  スキルレベル	パラメータ	補正値	移動前後間距離別の計算値
  			1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	～
  L1	運動性(回避率)	移動前後間距離×2%	2%	4%	6%	8%	10%	12%	14%	16%	18%	20%	～
  	武器攻撃力	移動前後間距離×30	30	60	90	120	150	180	210	240	270	300	～
  	クリティカル率	移動前後間距離×3%	3%	6%	9%	12%	15%	18%	21%	24%	27%	30%	～
  L2	運動性(回避率)	移動前後間距離×3.25%	3%	7%	10%	13%	16%	20%	23%	26%	29%	33%	～
  	武器攻撃力	移動前後間距離×50	50	100	150	200	250	300	350	400	450	500	～
  	クリティカル率	移動前後間距離×5%	5%	10%	15%	20%	25%	30%	35%	40%	45%	50%	～

• 雛を前衛で戦わせるなら有力なスキル。
  • 回避率の計算式では運動性の数値が回避率にそのまま当てはまるので、運動性の補正は回避率への補正と見て差し支えない。
    • 回避率は距離補正と重複される仕様上、命中率と威力を確保するために接近していっても回避率はあまり伸びず、逆に移動して距離を取れば飛躍的に回避率を伸ばせる。
    • 常に動き回りながら戦えば霊夢並の回避率を発揮できる。雛は装備スロットが3つあるので、移動力補強アイテムなどで強化すればさらに強力に。
  • 武器攻撃力もL2では移動するだけで他の強化手段並みの補正を得られる。
    • switch版では映姫の「黒白の断罪」と重複し、ペインフローが4000または5000以上の攻撃力となる。
  • クリティカル率とは武器ごとに設定されているクリティカル率のことであり、
    回転加速による補正がかかっている状態だと武器攻撃力と同様に武器のクリティカル率が青色に表示される。
• 各補正がかかるのは味方フェイズにおいて前衛で移動した直後の戦闘時のみ。
  そして移動距離というのは「移動前後間距離」であって移動歩数ではなく、移動前の位置からの最短距離が計算に用いられる。
  • 例：雛の目の前にいる敵の真後ろに回っても、歩数4ではなく最短距離2が用いられる。
  • また聖輦船による輸送、(ペアの)「連撃」や「再動」前の移動、他のユニットが行う特殊スキルによるものはカウントされない。
  • 雛が後衛の場合、支援攻撃だけでなくフルパワーモードでの攻撃も強化されない。
• デフォルトで切り返しを習得していて高速移動でも弾幕に切り込みやすいのと、
  張り付き流刑人形なり突撃ペインフローなり、活かす手段はあるので使いやすいが、ボス戦では初撃以外で使いづらい。
  • 精神コマンド「捨て身」の効果に弾幕効果無視があるため、捨て身を習得後はボス戦でも発揮できる機会はある。もっとも、反動という副作用はあるが。
  • やはりボス戦で活かすなら霊撃のタイミングに合わせるのが一番無難。
  • 聖輦船やヤマメが後ろに控えているなら攻撃後に引っ張ってもらうとか、他の張り付きユニットと連携することも考えられるだろう。

厄流し

• ペア相手以外にも使用できる「会心」のようなスキル。
  妖の章では「熱血」持ちも少ないので火力補助を行いたい上ではまあまあといったところか
  • だが妖の章のボスは「バッドフォーチュン」が有効なキャラが多いのでそういうステージでは出番はない。
• 永の章ではペア制になるので好きなキャラにクリティカルを誘発させられるが、以下の理由で使いづらい、
  • 自ペアの次のキャラにクリティカルを出させたい場合、そのペアの支援攻撃が対象となってしまうので前衛に効果を出す場合は支援を切る必要がある。
    クリティカルによる増加分と支援攻撃のダメージ量を差し引いた時、どうしても後者のほうが多い場面が出てしまうので後衛でも火力を出せるFPM専用となる。
  • 自ペアの相方にクリティカルを出したいときは雛を後衛にすれば前衛がクリティカルを出してくれる。
• 永の章以降は「熱血」持ちも増えるので微妙という印象が拭えない。それに雛自身が「会心」を所持しているので使う際はSP節約目的になるだろうか。
• 雛自身に火力を出させたいなら「回転加速」か「秘神流し雛」で十分なので優先度は低いと思われる。

身代わり雛

• どの位置からでも援護防御できるユニークなスキル。
  • 2回しか使用できないので使うならボス戦のここぞというところになるだろう。
• 雛が受けるダメージは距離補正や地形適応・地形効果が適用されるので、雛が水に潜り敵が「距離補正無視」を持ってなければ、離れれば離れるほど受けるダメージも減る。
  • 雛自身防御力の高いキャラではないが、これのおかげでダメージもかなり抑えられる。用途が用途なのでダメージ量はあまり問題ではないが…。
• 珍しいところでは、「捨て身」による攻撃後の必中化デメリットをこれを用いて軽減するという方法もある。
  • 「挑発」持ちと合わせればボスの取り巻きからの攻撃にも対処しやすくなり前線に出しやすくなる。
• 高難度ほど使いたいスキルだが、難易度Lunaではボスが「直撃」を使用して援護防御を無効化してくるのでそういう相手には素直に別のスキルに回すことになるだろう。
• 備考欄にもあるが隣接時には有効にならないので素直に離れよう。

秘神流し雛

• 「捨て身」の威力上昇補正が2.5倍になる、シンプルかつ強力なスキル。
  • 同じタイプのスキルである「魂魄の極意」より倍率が0.25上回ってるのを見ると破格である。
• 雛自身は火力を出すのが主体のキャラではないが、これのおかげで一線級の威力を出せる。
  • 難点は雛が「直撃」を所持してないこと。雛の武器にサイズ差補正を無効化するものはないため、ボス相手に火力を出すなら「サイズ差補正無視」をつけるか「アリスのクッキー」で補助してあげよう。

運用参考例

コメント

• SP回復するようになって待ちができるマップでは多少価値が薄れたけど特定の敵への特効性能は変わらず強い -- 2021-06-17 (木) 11:01:50
• Ver1.1.0以降、捨て身による敵攻撃必中化が機能するようになったので該当記述を削除しました。 -- 2022-01-04 (火) 16:00:30
• 補正控えめでいいから回転加速の運動性向上がEPまで続いたなら… -- 2022-11-10 (木) 15:26:11
• 回転加速と捨て身の噛み合わせひどい。上昇した回避性能をドブにしてこその捨て身、ってことなんだろうが -- 2023-12-03 (日) 23:39:47
• キャライメージ的に「不屈」も覚えてほしかった。「捨て身」と「身代わり雛」のデメリット踏み倒す判りやすい組み合わせだけど、そう何度も同時使用はできないし攻撃防御回避全部低いからそのくらいはさせてあげても。 -- 2023-12-04 (月) 10:51:31
• 性能的に目立った長所はないと言っても過言ではなく、まさにバッドフォーチュン一本槍。秋姉以上に特化型と言える。ステージのボスを事前に知っている人ならピンポイント運用で良いが、情報のない初見などで彼女を使いこなすのは困難を極める。 -- 2024-05-01 (水) 13:14:24
• 原作を見ても分かる通り、信頼関係の欠如も問題。にとりと組むことはあまりないだろうし、メディスンなんて論外である。まぁ嫁運用の場合はメディスンと組む価値が出てくるが…。 -- 2024-05-01 (水) 13:18:10