かしゃにのりあげたパーシー

Last-modified: 2019-01-28 (月) 21:04:33

パーシーに仕返ししよう!」
かしゃにのりあげたパーシー

日本版タイトルかしゃにのりあげたパーシー
英語版タイトルPercy's Predicament
脚本ウィルバート・オードリー
放送日・1986年10月20日(英国)
・1988年5月13日(オーストラリア)
・1991年8月20日(日本)
・1998年4月23日(ドイツ)
・2008年1月23日(ハンガリー)
話数46
対応原作原作16巻『機関車トーマスのしっぱい』-4「貨車にのりあげたパーシー」
この話の主役パーシー
登場キャラクターAパーシートビーデイジーいたずら貨車・いじわる貨車ショートホイールベースの意地悪なブレーキ車の顔の貨車?
登場キャラクターBトーマスアニークララベル脆いブレーキ車?4型無蓋貨車(タイプ2)
登場キャラクターCL&BRの有蓋貨車
登場キャラクターDなし
登場人物Aトップハム・ハット卿
登場人物Bトップハム・ハット卿の付き人エルスブリッジ操車場の作業員踏切番?
登場人物Cパーシーの機関助手トーマスの機関士警察官
登場人物Dエルスブリッジ駅長(言及のみ)
登場人物Eパーシーの機関士パーシーの車掌
登場スポットウェルズワーズ屑鉄置き場
牛の野原
アノファ採石場
客車庫
石切場の路面道路
エルスブリッジ操車場
あらすじデイジーミルクタンク車を運ばないので、パーシートビーに仕事を交換して貰う。だが、貨車達に悪戯を仕掛け……。
メモあの時のトーマスエドワードのように仕事を交換するパーシートビー
前々回以来、久々にトーマスが復帰(今回は台詞は無し)。
前回の件について、デイジーに厳しく説教するトップハム・ハット卿。しかし、今回は直ぐに挽回のチャンスを与える*1
デイジー、初めてトップハム・ハット卿と会話する*2
パーシーが汽笛を鳴らすシーンは第1シーズンの『パーシーにげだす』、貨車のアップは『パーシーとハロルド』の使い回し映像。
塩屋浩三さんのショートホイールベースの意地悪なブレーキ車の顔の貨車?の声はこの話が最初で最後となる。
・怒った顔の貨車初登場。
・冒頭でナレーターが「牛を見た時は、ノロマで強情そうな様子にぎょっとした物だ」と語っているので、原作第16巻の時系列は前々回前回第4シーズンの『デイジーとおうしのめだま』→今回となる。
ヘンリーダグラス続いてブレーキ車?を破壊するパーシー。今回はブレーキ車?を粉砕したついでにその後ろの貨車に乗り上げている。
トビー、この回以降第19シーズンの『ディーゼルのクリスマスキャロル』までヘンリエッタ貨車を別々に牽引するようになる。
・今回のパーシーが貨車に乗り上げる事故は、実際に起きた事故がモデルになっている。
・未公開シーンでは、トビーの後ろに居るL&BRの有蓋貨車に顔が付いていない。
パーシーを説教したのはトップハム・ハット卿のみで、側に居る警察官は実況見分に来ただけ。
台詞ナレーターディーゼル車デイジーは、田舎での仕事に吃驚させられてばかりだった。特に、牛を見た時は、ノロマで強情そうな様子にぎょっとしたものだった。ある日、トビーヘンリエッタを連れて駅にやって来ると、パーシーがつまらなさそうに貨車を入れ替えていた。」
トビー「やあパーシーデイジーが又ミルク運搬車を置いて行っちゃったね。」
パーシー「そうなんだ!又僕が運ぶ事になりそうだよ。皆僕が暇だと思ってるんだ!」
ナレーターパーシーはぶつぶつ言った。」
トビー「こんなのは如何だろう?僕がミルクを運んで、が僕の貨車を牽くってのは。」
ナレーター機関士駅長も賛成してくれた。パーシー石切場で張り切った。彼は早速、貨車達に命令した。」
パーシー「早く進んで!」
ナレーター貨車達はぶつぶつ文句を言い合った。」
貨車Aここトビーの仕事場だ!パーシーに威張られる謂れは無いぜ!」
ナレーター彼等は、ひそひそと耳打ちした。」
貨車Bパーシーに仕返ししよう!」
ショートホイールベースの意地悪なブレーキ車の顔の貨車?パーシーに仕返ししよう!」(最初で最後の台詞)
パーシー「早く進めよ!馬鹿な真似は止せよ!」
貨車B「馬鹿な真似をしてやろうぜ!」
ナレーター貨車達はクスクス笑った。しかし最初の内、貨車達は大人しく付いて来たので、パーシーは上手く行っていると思った。暫くすると、突然看板が見えてきた。『一時停止、ブレーキを掛けよ』。」
パーシー「車掌さん!ブレーキを掛けて!」
ナレーター「しかし、そうする間も無く貨車達が前にグイグイ押してきた。」
パーシー「助けてっ!助けてぇー!!」
ナレーターパーシーは汽笛を鳴らした。踏切番?が赤旗を持って、慌てて飛び出して来たが、パーシーを引き込み線に入れる事は出来なかった。パーシーは必死で線路にしがみ付き、操車場に入っていった。」
パーシー「わあああぁ!!そこ退いてぇぇーーっ!!」
ナレーター「貨車が木っ端微塵に砕けた。機関士助手は飛び出して助かったが、パーシーは貨車に乗り上げてしまった。次の日、トップハム・ハット卿がやって来た。トビーデイジーが後片付けを手伝ってくれたが、パーシーは貨車に乗り上げたまま、身動き出来なかった。」
トップハム・ハット卿「こうなっては支線はトビーデイジーに任せるしかない。お前は全く厄介な事をしてくれた。」
ナレータートップハム・ハット卿が、不機嫌そうに言った。」
パーシー「申し訳ありませ~ん…。」
トップハム・ハット卿「降ろして貰う迄、暫くそうしてるんだな。貨車にはもっと気を付けねばならんぞ。」
ナレーターパーシーは、溜息を吐いた。貨車はパーシーの下敷きになって呻いていた。どんなに大変な事をしたか、パーシーにも良く解った。トップハム・ハット卿は、デイジーにも厳しく言った。」
トップハム・ハット卿うちの機関車達は皆よく働く。怠け者は送り返してやるぞ!」
ナレーターデイジーは恥ずかしかった。」
トップハム・ハット卿「…だがお前はパーシーの事故の後、一生懸命働いたそうだな。だからもう一度、チャンスを与えてやろう。」
デイジー「有り難うございます。トビーも手伝ってくれるそうですから、一生懸命働きます!」
トップハム・ハット卿「良い事だ。何しろトビーは経験豊かな機関車だからな!」
ナレーター「次の日、トーマスが帰って来た。交代に、パーシー修理工場に送られた。アニークララベルは、トーマスに再び会えて、大喜びだった。トーマスは、早速アニー達を連れて散歩に出ていった。……今では、皆仲良しになった。トビーは、デイジーに色んな事を教えてあげた。お陰で、この間等は、デイジーは独りで牛を追い払う事が出来た……。」
原作との相違点・原作ではパーシーの貨車の編成が長い。
・原作でパーシーが乗り上げたのは石を積んだ貨車である。
・原作では事故を起こしたパーシーのボディの下部分が歪んでいる。
・原作では修理を終えたトーマスのランボードの形状が修理前と違っているが、TV版では修理前と変わっていない。
英国CVナレーター/他:リンゴ・スター
米国CVナレーター/他:ジョージ・カーリン
日本CVナレーター森本レオ
パーシー中島千里
トビー川津泰彦
デイジー中谷ゆみ
貨車A/ショートホイールベースの意地悪なブレーキ車の顔の貨車?塩屋浩三
貨車B里内信夫
トップハム・ハット卿宮内幸平
シリーズ前回きむずかしやのデイジー
シリーズ次回ふたごのビルとベン
原作前回牛の目玉
原作次回とくせいのえんとつ
参照画像かしゃにのりあげたパーシー/画像?

*1 デイジー支線での仕事に就職する事になる。
*2 併し、前回で既に出会っている。