「パーシーに仕返ししよう!」
日本版タイトル | かしゃにのりあげたパーシー |
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英語版タイトル | Percy's Predicament |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
放送日 | ・1986年10月20日(英国) ・1988年5月13日(オーストラリア) ・1991年8月20日(日本) ・1998年4月23日(ドイツ) ・2008年1月23日(ハンガリー) |
話数 | 46 |
対応原作 | 原作16巻『機関車トーマスのしっぱい』-4「貨車にのりあげたパーシー」 |
この話の主役 | パーシー |
登場キャラクターA | パーシー、トビー、デイジー、いたずら貨車・いじわる貨車、ショートホイールベースの意地悪なブレーキ車の顔の貨車? |
登場キャラクターB | トーマス、アニーとクララベル、脆いブレーキ車?、4型無蓋貨車(タイプ2) |
登場キャラクターC | L&BRの有蓋貨車 |
登場キャラクターD | なし |
登場人物A | トップハム・ハット卿 |
登場人物B | トップハム・ハット卿の付き人、エルスブリッジ操車場の作業員、踏切番? |
登場人物C | パーシーの機関助手、トーマスの機関士、警察官 |
登場人物D | エルスブリッジ駅長(言及のみ) |
登場人物E | パーシーの機関士、パーシーの車掌 |
登場スポット | ・ウェルズワーズ屑鉄置き場 ・牛の野原 ・アノファ採石場 ・客車庫 ・石切場の路面道路 ・エルスブリッジ操車場 |
あらすじ | デイジーがミルクタンク車を運ばないので、パーシーはトビーに仕事を交換して貰う。だが、貨車達は彼に悪戯を仕掛け……。 |
メモ | ・あの時のトーマスとエドワードのように仕事を交換するパーシーとトビー。 ・前々回以来、久々にトーマスが復帰(今回は台詞は無し)。 ・前回の件について、デイジーに厳しく説教するトップハム・ハット卿。しかし、今回は直ぐに挽回のチャンスを与える*1。 ・デイジー、初めてトップハム・ハット卿と会話する*2。 ・パーシーが汽笛を鳴らすシーンは第1シーズンの『パーシーにげだす』、貨車のアップは『パーシーとハロルド』の使い回し映像。 ・塩屋浩三さんのショートホイールベースの意地悪なブレーキ車の顔の貨車?の声はこの話が最初で最後となる。 ・怒った顔の貨車初登場。 ・冒頭でナレーターが「牛を見た時は、ノロマで強情そうな様子にぎょっとした物だ」と語っているので、原作第16巻の時系列は前々回→前回→第4シーズンの『デイジーとおうしのめだま』→今回となる。 ・ヘンリーとダグラスに続いてブレーキ車?を破壊するパーシー。今回はブレーキ車?を粉砕したついでにその後ろの貨車に乗り上げている。 ・トビー、この回以降第19シーズンの『ディーゼルのクリスマスキャロル』までヘンリエッタと貨車を別々に牽引するようになる。 ・今回のパーシーが貨車に乗り上げる事故は、実際に起きた事故がモデルになっている。 ・未公開シーンでは、トビーの後ろに居るL&BRの有蓋貨車に顔が付いていない。 ・パーシーを説教したのはトップハム・ハット卿のみで、側に居る警察官は実況見分に来ただけ。 |
台詞 | ・ナレーター「ディーゼル車のデイジーは、田舎での仕事に吃驚させられてばかりだった。特に、牛を見た時は、ノロマで強情そうな様子にぎょっとしたものだった。ある日、トビーがヘンリエッタを連れて駅にやって来ると、パーシーがつまらなさそうに貨車を入れ替えていた。」 ・トビー「やあパーシー、デイジーが又ミルク運搬車を置いて行っちゃったね。」 ・パーシー「そうなんだ!又僕が運ぶ事になりそうだよ。皆僕が暇だと思ってるんだ!」 ・ナレーター「パーシーはぶつぶつ言った。」 ・トビー「こんなのは如何だろう?僕がミルクを運んで、君が僕の貨車を牽くってのは。」 ・ナレーター「機関士も駅長も賛成してくれた。パーシーは石切場で張り切った。彼は早速、貨車達に命令した。」 ・パーシー「早く進んで!」 ・ナレーター「貨車達はぶつぶつ文句を言い合った。」 ・貨車A「ここはトビーの仕事場だ!パーシーに威張られる謂れは無いぜ!」 ・ナレーター「彼等は、ひそひそと耳打ちした。」 ・貨車B「パーシーに仕返ししよう!」 ・ショートホイールベースの意地悪なブレーキ車の顔の貨車?「パーシーに仕返ししよう!」(最初で最後の台詞) ・パーシー「早く進めよ!馬鹿な真似は止せよ!」 ・貨車B「馬鹿な真似をしてやろうぜ!」 ・ナレーター「貨車達はクスクス笑った。しかし最初の内、貨車達は大人しく付いて来たので、パーシーは上手く行っていると思った。暫くすると、突然看板が見えてきた。『一時停止、ブレーキを掛けよ』。」 ・パーシー「車掌さん!ブレーキを掛けて!」 ・ナレーター「しかし、そうする間も無く貨車達が前にグイグイ押してきた。」 ・パーシー「助けてっ!助けてぇー!!」 ・ナレーター「パーシーは汽笛を鳴らした。踏切番?が赤旗を持って、慌てて飛び出して来たが、パーシーを引き込み線に入れる事は出来なかった。パーシーは必死で線路にしがみ付き、操車場に入っていった。」 ・パーシー「わあああぁ!!そこ退いてぇぇーーっ!!」 ・ナレーター「貨車が木っ端微塵に砕けた。機関士と助手は飛び出して助かったが、パーシーは貨車に乗り上げてしまった。次の日、トップハム・ハット卿がやって来た。トビーとデイジーが後片付けを手伝ってくれたが、パーシーは貨車に乗り上げたまま、身動き出来なかった。」 ・トップハム・ハット卿「こうなっては支線はトビーとデイジーに任せるしかない。お前は全く厄介な事をしてくれた。」 ・ナレーター「トップハム・ハット卿が、不機嫌そうに言った。」 ・パーシー「申し訳ありませ~ん…。」 ・トップハム・ハット卿「降ろして貰う迄、暫くそうしてるんだな。貨車にはもっと気を付けねばならんぞ。」 ・ナレーター「パーシーは、溜息を吐いた。貨車はパーシーの下敷きになって呻いていた。どんなに大変な事をしたか、パーシーにも良く解った。トップハム・ハット卿は、デイジーにも厳しく言った。」 ・トップハム・ハット卿「うちの機関車達は皆よく働く。怠け者は送り返してやるぞ!」 ・ナレーター「デイジーは恥ずかしかった。」 ・トップハム・ハット卿「…だがお前はパーシーの事故の後、一生懸命働いたそうだな。だからもう一度、チャンスを与えてやろう。」 ・デイジー「有り難うございます。トビーも手伝ってくれるそうですから、一生懸命働きます!」 ・トップハム・ハット卿「良い事だ。何しろトビーは経験豊かな機関車だからな!」 ・ナレーター「次の日、トーマスが帰って来た。交代に、パーシーが修理工場に送られた。アニーとクララベルは、トーマスに再び会えて、大喜びだった。トーマスは、早速アニー達を連れて散歩に出ていった。……今では、皆仲良しになった。トビーは、デイジーに色んな事を教えてあげた。お陰で、この間等は、デイジーは独りで牛を追い払う事が出来た……。」 |
原作との相違点 | ・原作ではパーシーの貨車の編成が長い。 ・原作でパーシーが乗り上げたのは石を積んだ貨車である。 ・原作では事故を起こしたパーシーのボディの下部分が歪んでいる。 ・原作では修理を終えたトーマスのランボードの形状が修理前と違っているが、TV版では修理前と変わっていない。 |
英国CV | ・ナレーター/他:リンゴ・スター |
米国CV | ・ナレーター/他:ジョージ・カーリン |
日本CV | ・ナレーター:森本レオ ・パーシー:中島千里 ・トビー:川津泰彦 ・デイジー:中谷ゆみ ・貨車A/ショートホイールベースの意地悪なブレーキ車の顔の貨車?:塩屋浩三 ・貨車B:里内信夫 ・トップハム・ハット卿:宮内幸平 |
シリーズ前回 | きむずかしやのデイジー |
シリーズ次回 | ふたごのビルとベン |
原作前回 | 牛の目玉 |
原作次回 | とくせいのえんとつ |
参照画像 | ・かしゃにのりあげたパーシー/画像? |