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KINGDOM HEARTS

Last-modified: 2019-01-31 (木) 22:41:40

●『キングダムハーツ』 2002年3月28日発売 対応機種:PS2
●『キングダムハーツ ファイナルミックス』 2002年12月26日発売 対応機種:PS2

略称は「KH」「KH1」「KHI」「KHFM」「KH1FM」等。
主題歌は宇多田ヒカルによる「」。

記念すべき第1作目。
ディズニーキャラクターとファイナルファンタジーキャラクターのコラボや、主題歌に宇多田ヒカルが起用されたことなどが話題になった。


KH

ストーリー

小さな島、デスティニーアイランドに住む少年ソラは、親友であるリクカイリと一緒にイカダを作り、外の世界へ行く計画をしていた。しかし旅立つ前日の夜、突如発生した謎の嵐が島を襲い……。

一方その頃ディズニーキャッスルでは、突然この国の王様がいなくなり、彼に仕えるドナルドグーフィーは、王様の置き手紙に従い、「を持つ者」を探すための旅に出ることになった。
 
主人公(プレイヤー)は前述の少年、ソラ。明るく活発な14歳。


ジミニー曰く、闇の侵食を止める旅。ソラとキーブレード、そして外の世界との出会いであり、ハートレスとの闘いの始まりである。


ストーリーは数多くのシリーズが発売されている現在でも人気が高い。
特にディズニーとFFのバランス、ディズニーキャラクターとメインストーリーの絡み、ソラが冒険を通じて心について学んでいく姿が非常に高く評価されている。

システム

やはりシリーズ最初の作品ということで、システム面はやや荒削りなところもある。

  • 後の作品とはダメージ計算式にかなり違いがある。
    「攻撃力-防御力」という基本は同じなのだが、KHII以降の作品がそこに倍率を掛ける形でのダメージ計算を行っているのに対し、本作では「攻撃力-防御力」の値の差が一定より大きくなると、その計算値以上にダメージが加算されていくという独特の仕様となっている。アルティマニア掲載の敵の攻撃による威力補正が数値を加算する形で掲載されているのもこのため。「(敵の攻撃力+威力補正)-防御力」の値が10を超えるとかなり危険になる。
    一方でボス敵への与ダメ最低値も低い傾向にあり、攻撃力が低くなりすぎても戦闘が長引いて苦戦することも多い。
    アクセサリーの仕様上、攻撃・防御の両立は困難でありどちらかに特化せざるを得ないのも悩みどころ。ソラのステータスも他の仲間と比べるとかなり低くなっている。
  • 多少ステータスが低くてもダメージ最低・最高値補正でどうにかなるように調整されていたKHIIの仕様は、本作の反省を踏まえてのものだったことが伺える。

マップはKHII以降と比べるとかなり複雑で、ギミックによる謎解き要素が多く含まれているのが特徴。
後のワールドで新たなアビリティやトリニティを習得しないと回収できないアイテムなどがかなり多いのも特徴である。このことはゲーム中でもドナルドやグーフィーが時々ヒントとして出してくれる。

KHFM

FM(ファイナルミックス)版とは、オリジナル版に追加要素を加え、言語を全て英語ボイスに吹き替えた完全版の作品。
わざわざ吹き替えるのは、「本場のディズニーキャラの声を聞けるように」という配慮のため。
ムービーにはちゃんと字幕が付くし、ボイス以外の言語は日本語なので安心してプレイできる。

  • ただ、英語ボイスに関しては「日本語でやりたい」「本場のディズニーキャラの声を聞きたい」など賛否が分かれやすいため、音声切り替えの実装を望む声も上がっている。 カメラワークの改善、難易度選択の実装、一部のハートレスのカラーリングの変更、隠しボス・リク視点のイベント・アンセムレポートの追加、グミシップミッションの追加等が行われた。また、FM版のプラウドモードは歴代作品でもかなり難しいことで有名。BBSFMを全編Lv1でクリアするより全然難しいという人も。
    KHII程通常版とFM版に差異はないが、特にこだわりがなければカメラワークが改善されたり(通常版だとカメラ酔いしたという人も結構いる)IIへの伏線となる隠しボスがいるFM版を選ぶといいだろう。勿論、日本語音声で遊びたいという人は通常版で全く問題ない。
  • 基本的に海外オリジナル版をベースにしているが、日本に逆輸入されるに当たって追加された要素も多い。難易度選択のビギナーモードはFM版になって追加されたものである(プラウドモードは海外オリジナル版の「エキスパート」モードがベース)。
    FM版追加のアビリティ・アクセサリ・レアハートレスもほとんどは海外オリジナル版には存在しなかった要素。元々セフィロススライドダッシュなしで倒さなければならなかったという事実は意外と知られていない。
    ほとんどのFM版の裏ボスは海外版初出であるが、謎の男のみ国内FM版で初出である。
  • ゲームバランスもオリジナル版から大幅に修正が入っている。
    ホロウバスティオン以降のボス敵の最大HPが大幅に低下した一方、防御力が大幅に上昇。
    これに伴い物理攻撃でのダメージ効率が激減し、防御力を無視する魔法が相対的に大幅強化されている。
    ボス敵のサンダー系グラビデ系の属性耐性もオリジナル版と比べると大幅に緩和された。
    オリジナル版ではボス戦では基本的に物理攻撃が有利なゲームバランスだったが、FM版では魔法がモノを言う場面が大幅に増えている。
    敵の攻撃力も全体的に上がったため、基本的に標準難易度の「ファイナルミックス」でもオリジナル版よりは若干難しくなっている。

「KINGDOM HEARTS -HD 1.5 ReMIX-」には、本作FM版をHD化したものが収録された。
元になるのはFM版だが、音声は日本語となる。対応機種はPS3。

主要キャラクターのCGをフルリメイク、かつ追加アビリティにEXPゼロとコンボマスターが追加され、コマンドが削除された代わりにコマンドで出来た事が△ボタン一個でも可能に。イベントスキップもいつでも可能になった。
さらにカメラワークのL2R2移動から右スティック移動になったことでよりKHII寄りになった。

一部ボイスを新録、そして音楽をほぼ全曲生楽器に差し換えとKHFMを完全アレンジリメイクしたものになっている。

トロフィー機能が追加されたことによりやり込み要素も上がった。

  • プラウドモードクリア、グミシップ全入手、装備変更なしでクリア、ノーコンテニュー、15時間以内にラスボス撃破などのある程度のプレイヤースキルがないと達成出来ないものも存在する。
    • その為PS2版をプレイした人も違った感覚でプレイする事が出来る。
    • PS3版は難易度トロフィーが独立しており、トロフィーコンプリートするには全ての難易度でクリアしなければならなかった。PS4版ではプラウドモードをクリアすれば他の難易度トロフィーも全て達成扱いされるようになった。
  • 海外ではFM版は本作が初お披露目となった。

「KINGDOM HEARTS -HD 1.5+2.5 ReMIX-」にも本作が収録された。音声は日本語。
対応機種はPS4で、画質や音質も更に向上した。FPSが30から60に向上し、より滑らかな映像となった。

余談

開発の切っ掛けは、ディレクターの野村哲也氏がゲーム『スーパーマリオ64』に衝撃を受け、「いつか自分もあのようなゲームを手掛けたい」と思ったこと。
その際周囲の人間に「マリオに対抗するにはディズニーさん位のブランド力が必要」と言われたのがずっと頭に残っていて、実際ディズニーとの共同企画が持ち上がった際にすかさず手を挙げ、開発にこぎつけた。

  • 当時ディズニー社とスクウェア社が同じビルに入っていたのが縁で、共同企画が持ち上がったらしい。
    • 余談の余談になるが、坂口博信は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の影響で『マリオ64』と同じく箱庭アクションの『武蔵伝』が作られた。その『武蔵伝』のスタッフは後に本シリーズを手掛けるのも不思議な縁であろう。

当初はディズニーのキャラゲーらしく、マレフィセントを倒して終了というようなシンプルなストーリーが予定されていた。
しかし坂口博信氏の「FFを遊ぶような層を狙わないと失敗する」という意見を受けて、現在のようなストーリーとなった。

  • 他にも初期案ではソラが獣人だったり、武器がチェーンソーだったりもした。
    • ソラが獣人でなくなったのは発売直前のFF9のジタンも尻尾があり、「同じくらいの年齢で同じ獣人系」と被ってしまうのを避けるため変更された。
  • 当時ディズニー側はドナルドを、スクウェア側はミッキーを主人公にしたかったらしいが、野村氏がオリジナルでやると決めていた為、主人公はソラになった。

当初ゲームの名称は「キングダム」とする予定であった。これには「ディズニーらしいイメージ」と「自分たちが一から王国を作る気持ち」という意味合いが込められていた。
しかし「キングダム」が既に商標登録されていたため、そのまま使用することは出来なかった。
そこで作中の重要なキーワードの「心(ハート)」を複数形である「ハーツ」にした上で付け足し、「キングダムオブハーツ」に決まりかかっていたが、「語呂が悪い」という事になり、現在の名称である「キングダムハーツ」になった。

関連項目

キャラクター
ワールド
エネミー
音楽