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どうしたんだ佐伯!

Last-modified: 2019-11-20 (水) 07:25:57

佐伯貴弘(元横浜→中日)が2006年8月23日の横浜ベイスターズ対読売ジャイアンツ戦(横浜スタジアム)で起こした珍プレーのこと。
実況・松下賢次アナの絶妙かつ的確なツッコミも相まって、ベイスの暗黒期を象徴する珍プレーの一つとして現在でも語り継がれている。

概要 Edit

1-1で迎えた9回表一死満塁の場面で、横浜は本塁封殺を想定し前進守備を敷く。
ここまで8回1失点と好投してきた吉見祐治は鈍足の阿部慎之助*1に平凡な一塁ゴロを打たせるが、一塁手・佐伯は本塁に送球すれば俊足の三塁走者・鈴木尚広をアウトに出来るのに一塁ベースに先にタッチしてしまう*2これにより鈴木は生還し、決勝点となった。

そして松下賢次アナウンサーはテレビ中継で「どうしたんだ佐伯!何のための前進守備だ!これはいけませーん!!」と叫び、椎野茂アナウンサーはTBSラジオで「これは順番が逆だろー!」と叫び、牛島和彦監督はガッツリと佐伯を睨んだ。

ちなみに佐伯のプレーは後逸でも悪送球でもないため、当然ながらエラーにはならない。さらに鈴木の生還を許したものの一塁で阿部をアウトにしているため、安打にすらならない*3
記録上は内野ゴロの間に鈴木が生還し吉見が失点という、9回まで巨人打線を抑え続けた吉見にとっては踏んだり蹴ったりな珍プレーであった。

動画 Edit

fileJEPXcRmAljfAPF9B.mp4

コピペ Edit

佐伯はホームゲッツーを知らなかったのではないかという疑念まで持ち上がり、これを元ネタとしたなろう小説風のコピペが存在する。

ベイスターズナインは怪しい者を見る目つきで俺を睨んでいる。

佐伯が怪訝そうな顔をして尋ねた。

「前進守備…?なんだそれは。確かにあのとき、いつもより守備位置を前にするようには言われていたが。」

俺は唖然とした。

「なんと…前進守備を知らないのか。

いいか、9回同点で1死満塁。ここは何としても抑えきらなければならないという場面だな。

ここでゴロ性の打球が一塁へ向かった。こうだったな。」

「そうだ。そして当然俺は一番近いアウトを取るために一塁ベースを踏んだ。」

なんと、これでも野球ができるのか。だが無理もない。

何せここは勝利という一般的には何よりも優先される目標を完全に度外視し、

究極のエンターテインメント性のみを追求してきた、『ベイス・ボール』の世界なのだ。

「ちょっと待ってほしい。一塁へ向かいたい気持ちもわかる、しかしだ。

ここで捕ったボールを一塁ではなく、ホームへ投げたとしたらどうなる?」

俺がこう問うと、一瞬、周りの空気が止まった。

その数秒後、辺りは感嘆の声に包まれた。

「なんてことだ!本塁に投げれば相手に点をやることなくアウトを取れるじゃないか!」

「おい、それにフォースアウトを取った後、バッターランナーをアウトにすることもできるぞ!凄いなこれは!」

「そうか!守備位置をいつもより前に置いたのも、本塁のアウトを取りやすくするためだったんだな!」


関連項目 Edit



Tag: 横浜 実況・解説者






*1 この11年後、阿部も同じようなミスをやらかし、Good luck Good life事件を起こすきっかけを作っている。
*2 先にホームに送球すればフォースプレーとなりホームベースを踏むだけで良い。佐伯の選択した「一塁アウト→本塁転送」の場合はタッチプレーとなってしまう。
*3 公認野球記録では、三塁ランナーが生還すればサヨナラとなる状況の場合、一塁に送球していればアウトになる打球を本塁に送球してセーフになってもフィルダースチョイスではなく安打として記録することになっている。