いこきさたたむあ

Last-modified: 2024-11-05 (火) 14:24:44

2005年の横浜ベイスターズのレギュラー選手の頭文字を打順通りに並べたもの。
カタカナで「イコキサタタムア」と表記する場合もある他、「コピペ打線」とも呼ばれている。

概要

暗黒真っ只中のTBS時代(2002-2011年)で唯一のAクラスを達成したシーズンのベストオーダーで、本打順のスタメン試合は52試合に上り8人全員が規定打席に到達した。一方、メンバーの中で横浜/DeNA生え抜きとして引退した選手はおらず*1、何故か巨人と中日に縁が深い選手が多い。

かつての黄金期であるマシンガン打線のメンバーに00年代の暗黒期を支えた功労者たちが程よく混在し、守備に課題を抱えがちなチーム事情にあって守備面でもチーム史上屈指の安定感を誇り(参考)、また同年のAクラスを最後に11年連続Bクラスの低迷期に突入したこともあって、最後の輝きとしてこの8人に愛着を持つファンは今なお多い。

選手一覧

打順名前守備位置横浜退団年と退団経緯備考
NPB最終年
1
石井琢朗
2008
自由契約で広島に移籍
引退時は広島所属だが、横浜スタジアムでも実質的な引退試合および引退セレモニーが行われた。
2020・21年に巨人でコーチ。
2012/広島
2
小池正晃
2008
石井裕也とのトレード中日に移籍
2011年オフにFAで出戻り。
8人中唯一、横浜で引退した選手。
2013/DeNA
3
金城龍彦
2014
海外FA巨人に移籍
2015年は相川・村田と巨人でチームメイトとなる。
2015/巨人
4
佐伯貴弘
2010
自由契約中日に移籍
2012年、野球浪人の末引退。
2011/中日
5
多村仁志
2006
寺原隼人とのトレードでソフトバンクに移籍
2012年オフに吉村裕基とのトレードで出戻り。2015年に戦力外
2016/中日
6
種田 仁
2007
自由契約で西武に移籍
8人の中で唯一の外様選手(前所属は中日)*2
2008/西武
7
村田修一
2011
国内FA巨人に移籍
2018年はBC栃木に在籍し引退。
2017/巨人
8
相川亮二
2008
海外FAでヤクルトに移籍
98年の優勝に立ち会えず引退*3
2017/巨人
9(投手)
  • (参考) 後に2000安打を達成する「」はこの年控え選手であった*4

その後

  • 上記メンバーは2017年をもって全員NPBの現役を退いているが、横浜/DeNAでコーチとして在籍経験があるのは2021年時点で「」のみであった。2022年に「」と「」が14年ぶりに、2025年には「」が同じく14年ぶりに復帰している。
  • 」と「」(5番の方)が野球解説者という形で現在でも多くのベイスターズ戦に関わっている。


関連項目


*1 一方、当年のベンチメンバーだった鈴木尚典や万永貴司は横浜一筋で引退している。
*2 2001年に波留敏夫とのトレードで山田博士(移籍前の登録名は山田洋)と共に入団。
*3 一軍初出場が翌1999年のため。
*4 前年に二塁でレギュラークラスの出場機会を得るも、守備難のため本年は6番の「」にスタメンを譲っていた。翌2006年に初めて100試合出場すると、2008年に再びレギュラーに返り咲いている。
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