村田修一(元横浜→巨人)の愛称。
概要
村田は自身のブログで自らを「男村田」と名乗っており、ファンからも敬意や親しみを込めて呼ばれている。
しかし、敵味方問わず誰かの引退試合で活躍することが頻繁に起こり、なんJではどんな状況でも手を抜かないキャラとして定着し、転じていかにも男らしい行いをする人物として、鳥谷や大松と並ぶ一種のテンプレキャラが確立し、現役時代は「男村田スレ」という定期スレもあがったほどである。
男村田、引退試合でも手を抜かない
- 2007年10月4日、ヤクルト・鈴木健の引退試合
- 最終回にソロ本塁打。
直前の8回裏には鈴木健の最後の打席のファウルフライを敢えて見逃し、その後のセンター前ヒットで有終の美を飾らせるという男の計らいも見せている。
- 最終回にソロ本塁打。
- 2007年10月6日、広島・佐々岡真司の引退試合
- 9回2アウトで登板した佐々岡から36号ソロホームランを放ち、広島市民球場に集まった超満員のカープファンから熱い罵声を浴びる。この一打によりどんな場面でも手を抜かない男というイメージが定着。
ただし、当時村田は本塁打王を僅差で争っていたため手を抜ける状況ではなく、試合前時点で全試合を終えていた高橋由伸、その日含めて残り2試合残していた村田、タイロン・ウッズ、アーロン・ガイエルが35本で並んでおり、この1本で振り切って初の本塁打王のタイトルを獲得した。また、カウント3-1からの高めのボール球であったため、振らなかった場合は四球となっていた。
ちなみに打たれた佐々岡は「真剣勝負をしてくれて気持ちよかった」と村田を気遣うコメントをしている。
- 9回2アウトで登板した佐々岡から36号ソロホームランを放ち、広島市民球場に集まった超満員のカープファンから熱い罵声を浴びる。この一打によりどんな場面でも手を抜かない男というイメージが定着。
- 2008年10月12日、ヤクルト・真中満、度会博文*1、小野公誠、河端龍の引退試合
- 7回に46号同点3ラン。しかもアレックス・ラミレス(巨人)を振り切り二年連続の本塁打王を獲得した他、横浜の個人シーズン本塁打の球団記録を塗り替えている。
なお試合自体は8回に現役最終打席を迎えた小野が有終の美を飾る勝ち越しの本塁打を放ってヤクルトが勝利したが、村田の一発で先発・高市俊の勝ち星が消え、その後はプロでの勝利がないまま引退。
- 7回に46号同点3ラン。しかもアレックス・ラミレス(巨人)を振り切り二年連続の本塁打王を獲得した他、横浜の個人シーズン本塁打の球団記録を塗り替えている。
- 2010年9月30日、阪神・矢野燿大の引退試合
- 矢野の出場を控えた9回表、対戦打率4割超えの藤川球児から逆転3ランを放って矢野の出場機会を潰す。またこちらも佐々岡の時と同様、完全に高めのボール球であった*2。
- 2012年10月22日、中日・英智の引退試合
- 1本塁打を含む3安打で巨人のCSファイナルステージ突破に貢献。
- なお、佐々岡と矢野の引退試合での一件については、後年テレビ等でも度々話題にされている。
- 『有吉・マツコの怒り新党』(テレビ朝日系)の「新・三大『プロ野球引退試合』まさかの結末」に選ばれた(もう1つは小久保裕紀の引退試合)。放送に際してインタビューを受けたが、佐々岡の引退試合については「やっちゃった~」、矢野の引退試合については「またやってしまった」と語った*3。
- 『球辞苑』(NHK)の 悪球打ちがテーマの回で取材を受け、一番印象に残っている悪球打ちのホームランとして佐々岡の引退試合を上げた。「引退試合でホームランを打つこと自体ありえない話」と前置きしつつも、カウント3-1からフォアボールで終わるよりはとフルスイングの結果、打った瞬間「ヤバイ!ホームランだな」と判ったと語った。「タイトルを取ったホームランであるので中途半端な結果になるよりはよかった」とも語ったが、佐々岡からは「お中元がないな」と冗談を言われている。
- 引退後に出演した『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)では、佐々岡の引退試合について「佐々岡が真剣勝負を希望しており、カーブを投げてきたから本気だな、と思った」「最後は真ん中が来る、と報道にあり、実際に振ったらホームランという結果になった」、矢野の引退試合について「既に矢野の引退試合という雰囲気で、三振しようと思って振ったが当たってしまった」「実況の方が行くな行くな、と言っていたが自分としても走りながら行って欲しくなかった」と語っている。
- 2020年の開幕前にNHKで放送されたセ・リーグ監督座談会にて矢野と佐々岡の「村田に引退試合でホームランを打たれた」という共通項が取り上げられた。
- 参考記録:2016年10月10日、巨人・鈴木尚広の現役最終試合
- 3打数3安打1本塁打。
膝に死球を受け悶絶するも男気を見せ復活し、次の打席で怒りの同点ソロHR。9回裏には傷めた膝で全力疾走し内野安打をもぎ取りサヨナラの走者として出塁。守備でもファインプレーを連発するなど攻守に渡って奮闘。
試合には敗れたが、古巣・横浜相手のCSファーストステージ最終戦で男村田の意地を見せた。
なお、内野安打での出塁後に村田の代走として出場した鈴木尚広はまさかの牽制死。このプレーで限界を感じたのか2日後に引退を電撃発表したため、引退試合は行われなかった。
- 3打数3安打1本塁打。
- 参考記録:納会ゴルフ
- 優勝。
自身が戦力外通告を受けた後の納会ゴルフで優勝を飾る。
村田は結局NPBに戻ることなく引退したため、ある意味自身の引退試合になった。
- 優勝。
男村田、佐々岡の引退試合登板でホームランを打ち罵声を浴びせられる
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男村田、矢野の引退試合の9回に逆転3ランを打つ 「悪夢ですなぁ」
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男村田、逆転3ランを打ってニッコリ
向かって左で一緒になって笑っているのが石川雄洋、反対で深刻そうな表情を浮かべているのが下園辰哉。
男村田、横浜に自由獲得枠で入団
日本大学時代、当時の鈴木博識監督から「プロなのだからお金にこだわることも決して悪い事ではないぞ」と、上位指名はできないが破格の契約金を支払うという巨人への入団を勧められるも
「自分はお金で動くようなヤワな男ではないです。お金は入団後に活躍して稼ぎます。だいたい自分は巨人が嫌いです」
「子供の頃から自分は、お山の大将でいたいと思っていました。そんな自分を理解してくれたのが横浜です」
と語り、より高く村田を評価していた横浜に自由獲得枠で入団したエピソードも彼の「男」っぷりを示すエピソードとして知られている。
しかしそんな村田を待ち受けていたのは
- プロとは思えないチーム環境。
- チームメイトだった内川聖一が移籍先のソフトバンクで大活躍し優勝に貢献。
- 2011年のホーム最終戦、中日ドラゴンズの優勝胴上げを眼前で見せつけられる。
- 上記の試合後、家族が乗る車にベイスターズファンから卵を投げつけられる。
- 2011年シーズン最終戦、村田の決勝弾のはずが石川雄洋の失策からの山口俊のサヨナラ被弾でパーになる。
などであった。
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男村田、巨人にFA移籍
2011年オフには巨人へのFA移籍を決断。しかも入団会見では
「気持ちを押し殺して横浜に入った分、そのころの気持ちを取り戻したい」
という畜生発言が飛び出す。失望したなんJ民からは
「これじゃ男村田じゃなくて乙女村田だ*4」
「男から紳士にクラスチェンジだね(ニッコリ」
など男村田の返上を求める声があがるようになった。
男村田、あこがれの巨人のユニフォームを着てニッコリ
9年越しの巨人入りを喜ぶ村田
ネクタイは巨人のチームカラーのオレンジだった。「プロに入る前に嫁に買ってもらった。9年後を狙ってたのかな」。場を和ませるジョークで、村田は巨人入りの喜びを表現した。
男村田、CMに出る
引退後の2019年、サントリー『伊右衛門』のCMにゲスト出演した際、当時中日の松坂大輔に対して「オマエハオレラセダイノホコリダカラヨ。サケヨ、ダイスケ」と見事な棒読みを披露した*5。
なおこのCMが放映された年度は勤続疲労から来る故障と放映の前月に発生したファンとの接触事故による影響から僅かな登板数に留まり、翌年の西武移籍後大手術に踏み切ったが回復する事無くそのまま引退が発表された為、ある意味では村田の激励がフラグとなり咲く事が出来ないまま終わった事になる。それが理由かどうかは不明だが、松坂の引退時に東スポが村田にインタビューをした際にネタにされている。
関連リンク
村田修一オフィシャルブログ 「男・村田は九州男児!」
http://ameblo.jp/shuichi-murata/