牧田和久が酷使されていた状態及び、所属チームが罹患している(とネタにされた)症状。
特に2016年の埼玉西武ライオンズ時代を指す場合が多い。
概要
牧田は稀少なアンダースロー投手であり、先発・中継ぎ・抑えの全てにおいて高い適性を持つため、チーム事情による配置転換が頻繁に見られた。加えて国際試合では変則投手の存在が短期決戦で有利に働くため、レギュラーシーズン以上のペースで登板する場面が度々見られた。
2016年の酷使
中継ぎに専念したシーズンであったが、「リリーフで6イニング投げる*1」「リリーフなのに前半戦チームトップの6勝を上げる」「リリーフなのに規定投球回に達し、防御率ランキングに食い込む」など酷使極まる起用を強いられ*2、6月半ばに故障離脱。同時点で25試合登板ながら投球回は48イニングに達した。最終成績は78.2回で7勝1敗25ホールド、防御率1.60。
上記の酷使が注目される中、下記のコラ画像がなんJに投下され一気に浸透した。元ネタの「薬物依存の悪循環」(PDFファイル。2ページ目右下。)を牧田および首脳陣に置き換えている。
コラ画像
当時ヘッドコーチ兼投手コーチの潮崎哲也と思われる人物から小久保という人物に薬物を譲渡しているように描かれている。
これは、2017年のWBCにおいて日本代表監督を務めた小久保裕紀監督が、侍JAPANに選出された牧田に対して、前シーズンの西武での酷使を彷彿させる連投をさせた際に作られた画像。
すなわち、シーズン中からの牧田依存症患者である潮崎コーチが、代表監督である小久保に牧田を勧め、最初は軽い気持ちで牧田を使った小久保監督はその便利さゆえにどんどん牧田依存の悪循環に陥り、結果として依存症患者が西武以外にまで広がっていっている様子を表している。
後遺症
牧田の場合
2017年オフにMLBのパドレスへ移籍するも、翌2018年デビュー戦の回跨ぎをはじめ負傷投手の代役で緊急登板するなど、海を渡っても首脳陣の牧田依存症に苦しむ。投球自体も早々に対策され目立った成績を残せずマイナーリーグに降格。その後は2020年からNPBに復帰し楽天で2年間、2022年は中信兄弟(CPBL)でプレーし、同年をもって引退した。なお2024年にソフトバンク監督に就任した小久保は、二軍ファーム投手コーチとして牧田を入閣させている。
ライオンズの場合
牧田を失った2018年以降は代わりに平井克典がハイペースで登板を重ねる(当年64試合、翌年81試合*3)。牧田と同じ変則フォームを重ね合わせ、なんJでは「ジェネリック牧田*4」等の別称が付けられた。
また、4月7日のオリックス戦で牧田召喚の儀式が行われる等、依存症に苦しむ様子が見られた。
シーズンは圧倒的打力でリーグ優勝を果たすも、CSで投壊し敗退。同時期に海の向こうで牧田の戦力外が重なり、呼び戻しを検討していたと報じられるが実現せず。
また、牧田と同じアンダースローの投手では2017年ドラフト5位で與座海人が入団している。