埼玉西武ライオンズ・平井克典の起用方法を端的に表したフレーズ。
「ど平投」と略されたり、派生系で平井が何かするたびに「どうして平井が○○しているんですか?」と言われたりする。
類似系は「隙あらば平井」。
概要 
1年目の2017年5月に一軍昇格を果たし、中継ぎとして登板し続けた平井。同年オフの牧田和久のメジャー挑戦以降さらに登板の機会が増加し始める。
2018年はシーズン64試合に登板し10年ぶりリーグ優勝に貢献。セットアッパーとしての信頼を深めるあまりに「ジェネリック牧田」とも呼ばれていた。
2019年 
エース・菊池雄星がシアトル・マリナーズへ移籍、昨年最多勝の多和田真三郎が不調、春先の内海哲也・榎田大樹らの怪我人続出等から長い投球回を投げられる先発投手が足りず中継ぎ陣へ負担が嵩み、更には抑えの増田達至以外の中継ぎが壊滅状態という中で抜群の安定感を誇ったことから、セットアッパーという役割を超えて場面を問わず投げさせられるようになる。
具体的には
- 僅差のリードなら当然登板。
- 残りの中継ぎ陣次第では平気で回を跨ぐ。
- 4点リードの2アウト1・3塁でも登板。
- 7点リードでも登板。
- リーグ優勝決定試合でも9点差リード、イニング途中からでも登板。
- 2~3点のビハインドでも登板。
…などと驚異的なペースで登板を重ねた結果、パ・リーグ記録となる81試合登板を達成。岡田彰布監督時代の阪神における藤川球児や久保田智之もかくやの酷使を見せつけた。
5月頃には「電話猫」*1の改変ネタとして「どうして平井が投げてるんですか」というコラ画像が生まれ、以後平井が登板するたびにネタとして貼られ続けている。
2020年以降(酷使の代償) 
2020年は上記の酷使が祟ったか調子を落とし、その反面若手および新加入選手が台頭した中継ぎ陣に押し出される形でセットアッパーを剥奪される。その後8月20日に初の先発登板、ブルペンデーかと思われたが平井は5回55球2安打無失点と既存の先発陣より圧倒的に安心出来る好投を披露し見事プロ先発初勝利*2を手にした。
その後は先発で主に投げていたが、炎上続きで一時二軍落ち。久々の休養が与えられたとやはりネタにされた。
結局この年は先発中継ぎを問わない便利屋ポジションに収まって41試合登板に留まり、防御率も4点台に悪化し不本意な1年となった。オフには先発再転向を表明。
翌2021年には無事先発転向。開幕ローテーション入りを果たし3勝を挙げるも相次ぐ炎上により中継ぎ再転向。現状酷使に耐えた代償として、安定した投球を失ってしまっている。
登板率 
年度 | 試合数 | 平井登板 | 登板率 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2017 | 143 | 42 | 29.4% | CS、アジアプロ野球CS(各1試合)にも登板 |
2018 | 143 | 64 | 44.8% | CS(3試合)にも登板 |
2019 | 143 | 81 | 56.6% | シーズン登板数歴代2位*3 またこの年の西武のシーズン勝利数は80 |
2020 | 120 | 41 | 34.2% | うち4試合は先発登板 |
2021 | 143 | 25 | 17.5% | うち11試合は先発登板 |
2022 | 143 | 30 | 21.0% | うち13試合は先発登板 |