阪神ご自慢のビシエド

Last-modified: 2023-08-22 (火) 11:52:33

中日ドラゴンズ所属のダヤン・ビシエド内野手の活躍に対する阪神ファンの反応とそれを指した言葉。略して「ご自慢」。

本来特定の選手を「自慢」するのはその選手の所属球団ファンであるが、この場合ビシエドに打たれまくっている阪神ファンが逆に自慢し始めたことで自虐ネタとして定着した。


経緯

2016年に中日ドラゴンズに入団したダヤン・ビシエドは長打力を武器にキャンプ、オープン戦でアピールを重ねていた。しかしこの時点では「パワーのある、中日の大好きな中南米選手」という程度の認識であり、特別な評価や注目はされていなかったものの、ビシエドは開幕戦である阪神戦にも4番で出場することとなった。

 

そして迎えた開幕カードでビシエドは藤川球児ら阪神投手陣を滅多打ち。6割超えの打率や弾丸ライナーホームランなど、そのパワーもいかんなく見せつけ阪神サイドに強烈なインパクトを与えた。しかもビシエドは阪神も狙っていたが中日との争奪戦に敗れたという因縁もあった。
ニュースを伝え聞いた他球団ファンもビシエドの打力に戦々恐々としていたが、ある阪神ファンが「早く他球団にもビシエドの凄さを見せつけてやりたい」と何故か中日ファンを差し置いてビシエドを自慢しはじめるという事態になった。


その後のビシエド

とはいえさすがにそんな絶好調は長くも続かず。しかし調子が落ち始めてきたと思うと阪神戦が回ってきてまた打つ…という循環となり、2016年は年間を通して阪神キラーとして活躍した。
同年ビシエドは.274,22本塁打,68打点の成績を残したが、阪神戦に限れば打率は.377,本塁打・打点はともに全体の約3分の1(7本塁打、20打点)を占めるほどであった。

2017年以降は際立って阪神に強いという訳ではなくなったが、ビシエドが打つと何故か阪神ファンも喜び、また自慢するレスが投稿されるなど現在でもご自慢の対象となっているようである。なお、ビシエドが首位打者、最多安打になった2018年以降でも、阪神ファンの様子は変わっていないようである。

便乗

このネタに便乗して、特定の対戦成績が良い組み合わせに対し劣勢側のファンに成りすまして「○○(球団名)ご自慢の××(選手名)」「○○は××を全力でサポートします*1」といった言い回しをする者も出てくるようになった。
しかし説明した様に「なぜか敵側の(成りすましではない)阪神ファンが逆に自慢している」という事実ありきのネタであるため、それ以外に当てはめるのはただの煽り厨、あるいはお客さんと言われても仕方がないので注意が必要である。


関連項目



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*1 「××のホームラン王を全力でサポートします」のようにタイトルが入るバージョンもある。