投手が打たれたときに書き込まれるワード。○の部分に選手名の1文字目・3文字目を当てはめて用いる。
元ネタは元阪神・藤川球児から。「○○ンゴ」の派生形とも言えるが、こちらは藤川が主にリリーフを務めていた事から基本的に各球団のクローザーやセットアッパーが炎上した際に使われることが多い。しかし、現在ではとんでもない劇場をやらかしまくる*1投手、さらには稀だが決定的なエラーをした野手や名前の2文字目が川の選手、果てはただ単に炎上*2した選手にも使われる。
解説
阪神1期目の藤川球児は「JFK」の一角として大ブレークした2005年*3以降、阪神のセットアッパーやクローザーとして文句なしの実績を持つ投手であったものの、その信頼度故に毎年のようにシーズン序盤から酷使される傾向が見られた。そして阪神自体が8月の「死のロード」*4以降の秋になると甲子園が灼熱になるためほとんどの選手が成績を落とすものの*5、特に藤川はこの時期に疲労蓄積や勝負どころでの登板過多から不安定な投球が増え、時には炎上することもあった。
このシーズン終盤での藤川の度重なる炎上は藤川が一軍に定着してから何度も起きているため、なんJでは9月以降の藤川の炎上およびそれに伴う阪神の失速を「秋の風物詩」とする向きもある。
炎上の原因としては岡田彰布監督時代から続く酷使や慢性的なチームの貧打による僅差の試合多発の弊害という側面も強く、特に2007年9月の3連続炎上は10連投してチーム10連勝(藤川は2勝7セーブ)という伝説的な酷使無双の直後であり、当時は藤川の名前自体に現在のような意味合いはなかったが、2010年9月30日の大炎上劇によって「○川○児」の用法が確立してしまった。
なお、当の藤川はその後MLB挑戦や四国IL高知を経て2016年に阪神に復帰。先発→便利屋→セットアッパーを経て2019年からクローザーだったラファエル・ドリスの不調からクローザーに返り咲き、まさに「おかしなことやっとる」状態だった。しかし、2020年は右腕の故障でオープン戦から大不振*6に陥りこの年限りで引退した*7。
主な○川○児
- NPB現役
福川浩児 福谷浩司(中日) 福谷川浩ディエ児 中川翔児 中崎翔太(広島) 松川裕児 松井裕樹(楽天→パドレス) ジャス川ティス児 田中正義(ソフトバンク→日本ハム) モイ川ネロ児 リバン・モイネロ(ソフトバンク) 鈴川博児 鈴木博志(中日→オリックス) 森川唯児 森唯斗(ソフトバンク→DeNA) 武川翔児 武田翔太(ソフトバンク) 増川達児 増田達至 (西武) 甲斐川央児 甲斐野央(ソフトバンク→西武) 梅川雄児 梅野雄吾(ヤクルト→中日) 田川慎児 田島慎二(中日) 石川直児 石川直也(日本ハム) 岩川翔児 岩嵜翔(ソフトバンク→中日) 岡川俊児 岡田俊哉(中日) 馬川皐児 馬場皐輔(阪神→巨人) 石山川本願児*8 石山泰稚(ヤクルト) ヤマ川ヤス児*9 山﨑康晃(DeNA) あほ川ちん児 岩川祐児 岩貞祐太(阪神) 平川佳児 平野佳寿(オリックス→ダイヤモンドバックス→マリナーズ→オリックス) 平川ディエ児 岩川優児 岩崎優(阪神) ケ川ラー児 カイル・ケラー(阪神→巨人) ケラ川ー児 澤川拓児 澤村拓一(巨人→ロッテ→レッドソックス→ロッテ) キッ川チン児 高梨雄平(楽天→巨人) 高川雄児*10 藤梨キッ児ン*11 ない川ぴ児 栗川良児 栗林良吏(広島) 栗林良児
- NPB現役以外
イム川チャン児 林昌勇(元ヤクルト) ファル川ボー児 ブライアン・ファルケンボーグ(元ソフトバンク→楽天) オス川ファン児 呉昇桓(元阪神) オ川スンファン児 オスン川ファン児 石川直球児*12 藤コー球ディエ エリック・コーディエ*13(元オリックス) コー川ディエ児 カミ川ネロ児 アルキメデス・カミネロ(元巨人) ちょマ川テオ児 マルコス・マテオ(元阪神→BC石川) 上川浩児 上原浩治(元巨人→MLB→巨人) トン川キン児 マイケル・トンキン(元日本ハム) メッ川児ャー ランディ・メッセンジャー(元阪神) 寺川隼児 寺原隼人(元ダイエー/ソフトバンク→横浜/DeNA→オリックス→ソフトバンク→ヤクルト) ハン川コック児 ジャスティン・ハンコック(元日本ハム) ソリ川ス児 サミー・ソリス(元DeNA) マシ川ソン児 スコット・マシソン(元巨人) マー川ティン児 カイル・マーティン(元西武) ヘル川ウェグ児 ジョニー・ヘルウェグ*14(元広島) ドリ川ス児 ラファエル・ドリス(元阪神) ジャク川ソン児 ジェイ・ジャクソン(元広島→MLB→ロッテ) イノー川ア児 ガブリエル・イノーア(元ヤクルト) 五十川亮児 五十嵐亮太(元ヤクルト→メッツ他→ソフトバンク→ヤクルト) 青川浩児 青山浩二(元楽天) パッ川トン児 スペンサー・パットン(元DeNA) 松川遼児 松田遼馬(元阪神→ソフトバンク) 松川大児 松坂大輔(元西武→レッドソックス他→ソフトバンク→中日→西武) 斎川佑児 斎藤佑樹(元日本ハム) さい川てょ児 スットコ川ドッコイ児 テイラー・スコット(元広島) スコ川ット児 中川賢児 中田賢一(元中日→ソフトバンク→阪神) スア川レス児 アルバート・スアレス(元ヤクルト) ロベルト・スアレス*15(ソフトバンク→阪神→パドレス) キン川ブレル児 クレイグ・キンブレル(現フィリーズ) ロド川ニー児 フェルナンド・ロドニー(現メキシカンリーグ) シー川シェク児 スティーブ・シーシェク(元マーリンズ他) フラン川スア児 ヘロニモ・フランスア(元広島) マク川ガフ児 スコット・マクガフ(ヤクルト→ダイヤモンドバックス) マス川コロ児 増井浩俊(元日本ハム→オリックス) デラ川ロサ児 ルビー・デラロサ(元巨人) どす川こい児 山口俊(元横浜/DeNA→巨人→ブルージェイズ他→巨人) ど真ん中川直球児 桜井俊貴(元巨人) ビエ川イラ児 チアゴ・ビエイラ(元巨人) 秋川亮児 秋吉亮(ヤクルト→日本ハム→福井→ソフトバンク→千葉) ガン川ケル児 ジョー・ガンケル(元阪神→ソフトバンク) トヨ川キン児 田中豊樹(元日本ハム→巨人) 一川竜児 一岡竜司(元広島)
上記のようにNPBだけでなくMLBにおいても(酷使される)劇場型の中継ぎ・クローザーが炎上した際に○川○児(もしくは単に○川とも)が使われるようになった。
なお、藤川本人が炎上した場合は「藤川球児」の他、「藤川川児」「藤川川球児児」などと表記される。
余談
バブルへGO!!事件が起きた際には「バブ川GO児」という呼称が誕生し、そこから転じて「野球の延長で時間順延・放送中止になった番組」に対しても用いられるようになった*16。