阪神入り決断の西

Last-modified: 2026-01-05 (月) 09:41:11

西勇輝(オリックス→阪神)の別称。
虎入り決断の西」とも。

「阪神入り決断の西」誕生

オリックスのローテーション投手として安定感のある成績を残し続けていた西は、2018年オフにFA宣言。浅村栄斗丸佳浩と並ぶストーブリーグの注目選手の一人だった。
FA宣言をしながら熟考を重ねている選手に対する報道は特に過熱するのがお決まりとなっており、「巨人が獲得調査」「ソフトB移籍決定的」などの飛ばし記事があちこちから上がっていた。
中でも抜きん出ていたのはサンケイスポーツで、11月28日の深夜に「FA西、阪神入り決断! 虎、資金面劣勢もタカに勝った」と題した記事を掲載。
しかし、数時間後に西本人がブログで「まだ何も決めていない」と否定。サンスポには松井秀喜のエアオファーなどの前科もあることから「またやらかしたのか」と思われていた。

ところが、その後もサンスポの報道は止まらず

  • 11月29日…「阪神入り決断の西」と銘打った記事で報道に対するブログでの否定に触れる
  • 11月30日…「阪神入りを決断している西に動きはなかった」という謎の文章を書く。
  • 12月1日…「阪神入りを決断している西から阪神への連絡はなし、今週中に他球団に断り」という内容の記事を出す。
  • 12月2日~4日…引き続き「阪神入り決断の西から連絡はなかった」と掲載。

と、12月4日まで連続で「阪神入りを決断している西勇輝投手(28)」という文言を使った記事を出し続けたため、なんJでは「西は毎日阪神入りを決断している」「今週中に阪神入りを決断する西は来週阪神入りを決断する」などと謎定期のような扱いを受けてしまう。また、西に関する報道のスレタイも「阪神入り決断の西、○○をする」と、阪神入団が確定的というネタがあげつらわれることが増え、しまいには「『阪神入り決断の西』まで含めて登録名だ」とする向きまで現れた。

サンスポ以外の報道

阪神の大本営紙に近いデイリースポーツでは、サンスポとは対照的に一貫して「無期限返答待ち」とする記事を出していた*1。このほか夕刊フジzakzak)に至っては、サンスポと同じ産経グループでありながら西の阪神入りを否定する記事を出す有り様であった。

阪神入り決断の西、本当に阪神入りの決断

しかし、12月6日になるとサンスポをはじめ鎮静化している関西マスコミを尻目に、ソフトバンクの大本営である西日本スポーツが西の阪神入り確定記事*2を報じる。のちに全国紙である読売新聞や毎日新聞なども報じたことから、この情報はほぼ確定扱いされ、翌日には正式に発表された。
しかし、当のサンスポは情報が来なかったのか阪神入り記事を出せず出遅れた*3

「嘘から出た実」と言うべきか、結果的にサンスポの報道は誤報ではなくなったものの*4、客観的な取材内容ではなく願望が混じった報道であり、紙面の信頼性の低下は否めなかった。それに加え、一連の記事が原因で西の態度が変化し、怒りの撤退を誘発する可能性もあった。
西が実際に阪神移籍を決断したことで丸く収まったが、もし翻意していたら…。そう考えると今回のサンスポの報道は単なる笑い話では済まないだろう。

2人目の「阪神入り決断の西」

2019年のドラフト会議で阪神は上記の西の縁戚にあたる創志学園・西純矢*5を1位指名し、2人目の阪神入り決断の西が誕生した。

本当にガセになってしまった事例

西は結果的に報道通り阪神入団となったが、本当に入団が実現せず誤報となった例もある。


関連項目

Tag: 阪神 オリックス 報道機関


*1 結果的にはこれが正解であり、なんだかんだで大本営を務めているだけはあると称された。
*2 ソフトバンクは西の最有力候補であり、「ソフトバンクの撤退=阪神入り確定」といっても過言ではなかった(オリックスは宣言残留を認めていたほかDeNAも獲得に乗り出していたが、両者とも阪神・ソフトバンクよりは不利とみられていた)。しかも西日本スポーツは飛ばし記事の類が極めて少なく、地元であるソフトバンクサイドとは特に懇親であり、サンスポの場合よりも信憑性は高いとされた。
*3 当日のサンスポの記事は「FA西、去就多く語らず SSK社会議に出席」。本人の「どうなんですかね」、谷本副社長の「特に動きはないですよ」のコメントが掲載されたのみ。
*4 移籍会見で居住環境を変えたくなかったと発言する一方で、オリックスへの残留を否定するような足跡をネット上に残していることから、消去法で阪神移籍しか考えられないと決め打ちした可能性もある。
*5 勇輝と純矢の曽祖父同士が兄弟。すなわち勇輝と純矢は三従兄弟同士に当たる。
*6 この件では自紙が大本営であるはずの阪神に入団したため、ある意味二重に外したことになる。