台詞/(だがキマリは通さない)

Last-modified: 2022-12-30 (金) 13:28:04

概要

どんなことがあろうとキマリだけは通さないという強い意志が現れた台詞。
OPの他、ウァルシ=パクァはどれほど踊らされる財源を求めようとガガゼト山に住まうものとして断固たる決意のもとに今日もキマリを拒絶するのだった。

 

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メタ的な概要

FF10のパーティメンバー、キマリに対して言われた有名な台詞。
ガガゼト山にて主人公たちを反逆者として追跡していたロンゾ族はその覚悟を認め、道を譲る。
しかしある過去からビランとエンケは仲間のキマリを一族の恥と見なす彼だけは通さないと宣言した。
それに対してキマリは助力を申し出る仲間たちを下がらせ、ただ一人過去に立ち向かう。
失った誇りを取り戻し、過去と決別するために。

……という非常に熱い場面なのだが、
・言い方が某国民アニメのいじめっ子のような難癖に見える*1
・その汎用性
・セリフそのもののクセのなさ
・そもそものキマリのユニットとしての微妙さ(FFXでは全員全ステータスカンストでき、全技全魔法を修得できる都合上、唯一の差別点であるO.D技の連続攻撃性能がキャラ評価に直結し、他のキャラは4~5回は安定して攻撃を叩き込め、二発しか攻撃できないアーロンは最強武器のアビリティ「さきがけ」と武器自体の性能が必須クラスなのに対し、キマリのオーバードライブ技「敵の技」にはクリア後の主力となる連続攻撃がなく、最強武器も自力制作可能と良いところなし。ストーリー中でさえ基本的に誰かの劣化になるため、序盤から終盤、やりこみに至るまで満遍なく2軍要員というどうしようもなさ)
等からネットミームとして広がってしまい、ノムリッシュ翻訳にも含まれてしまい現在に至る。

ウァルシ=パクァはガガゼト山の住人とあってか特に台詞に交じってくることが多い。
台詞が翻訳されるたびにOPにひっかけて「キマリはのけ者」などとコメントが入ることがある。

なお、正しくは”「ガードは通す 召喚士も通す キマリは通さない」”であり「だが」とつけるのは誤用に当たる。
「だが断る」など他の台詞と混じっていったものと思われるが詳細は不明。
更に言うならそもそもこうまで拒絶されるのは「神聖な決闘で決着がついたにも関わらず負けを認めず負け惜しみ続けた」事や「その一連の騒動で一族の誇りであるツノが折れたこと」「その恥に耐えられず山を捨てて逃げた事」などによる侮蔑であるため、(散々体格で弄り、虐めていた点はビランとエンケも悪いが)一番悪いのはキマリである。
実際ビランとエンケは一回で負けを認め、それまでの侮辱を謝罪する潔さ、ユウナを狙って襲撃してきたシーモア相手に(結果的に無為に終わったとはいえ)命懸けで足止めする意地と誇りを見せている。


*1 ちなみにアルティマニアでキマリの助太刀も受け入れるつもりではあった