台詞/野良犬にも意地はあるのだ

Last-modified: 2024-02-17 (土) 09:40:38

概要

 チョコボスタリオン場のコースで戯れるサー=ヴァル暗黒卿の台詞。
 暗黒領域を抜けFF15の世界のように広いコースに至った一行だが、暗黒卿は狂気の戦乱の到来を予感しており、懸念通りあおかげによりジハードを持ちかけられ彼女の討滅戦に挑む事となる…。

 異説11章でファルシに襲撃され、追い詰められた時にも暗黒卿が使用、ファルシに対して怯まない暗黒卿の心の強さがうかがえる。

 そして不死者(リヴァイバル)に神の生贄として捧げられた暗黒卿を救う場面でカーバンクル公が使用した。総じて、戦いの前、最中に発せられる言葉であり、自らを奮い立たす言葉と位置付けられる。

メタ的な解説

 「うう」や「うぅ」「うっ」などの呻き声のノムリッシュ翻訳として登録されている。『だいじょうぶだ…おれは しょうきに もどった!』もこの類。
 元ネタはFINAL FANTASY XIIの登場人物であるジャッジ・ガブラスの台詞。

 

 物語終盤、本作のラスボスのヴェインを斬りつけたガブラス。しかしヴェインによって頭部に剣撃を当てられ兜を割られながらも怯まずに言ったのがこの台詞である。この後ヴェインの裏拳をくらい吹き飛ばされ瀕死の状態になり、駆け寄った実の兄バッシュに「これが償いだ」と言った。

 

 コメントでは犬じゃなく猫だと突っ込みを受けた。もっともである。
 一方、これに対して「猟犬」の意味もあるという反論もある。これはサーバルの名前がポルトガル語で「猟犬」を意味する語に由来するという説からだろう*1。また、イヌ科とネコ科は同じネコ目(食肉目)に属するため、広い目で見れば近縁種と言えなくもない。その理論で言えばクマとかカワウソとかも犬になってしまうが。


*1 厳密にはオオヤマネコを意味するラテン語「lupus cervarius(鹿のような狼)」のうち「cervarius(鹿のような)」の部分がポルトガル語、フランス語への対応を経て「serval」になったという説が有力とのこと。この説でいう「lupus(狼)」の部分が一人歩きした結果、いつしか「猟犬」説に変化したようだ。参照:ニコニコ大百科「サーバル」