アウターワールド/イズミ

Last-modified: 2016-12-25 (日) 01:08:32

概要

二つ名は『生死運ぶ群狼の命主』。本名は「茲炉(ココロ)イズミ」。
元はクロキリ世界の普通の人間だったが、クロキリの眷属である霧人から魔王を経て『塔』所属の神となった。
幼少の頃から旅を続け、魔王となっても迷宮を持たず、神となっても弟を探す為に世界を渡り歩くなど、旅人的な性質を持っており、結界*1がある場所にも容易に入り込めるので探し物やお使いなどを任されることも多いのだとか。

 

外見は黒い狼耳と尻尾の生えた10歳程度の少女。
幼い状態で人間をやめてしまったため、永遠のロリである。
イズミたん可愛いよイズミたん(*´Д`)ハアハア
しかし大人化(巨乳)できるので貧乳同盟とは相容れない。

 

登場作品:蝕む黒の霧・Hunter and Smith Online・南瓜の魔法使い・氷像のバジリスク・ソフィアズカーニバル
2015年12月19日現在において、アウターワールドストーリーでの皆勤賞を誇っている。

性格

幼少期の経験のせいかクロキリの影響によるものか、シビアな現実主義者で敵対者には容赦ない性格。
必要ならば非道なことも躊躇なくさらっとやっちゃうのでどちらかと言えば邪神分類らしい。

関係者

  • モヤ助
    イズミの相棒にして半身。体長5mはあろうかという巨大な狼。その毛並みは美しい紅色の素晴らしいモフモフ。
    元々はクロキリが召喚した靄大狼だが、イズミに騎乗用として与えられたと思われる。
    イズミとの『天地衝く巨樹』攻略中に靄大狼から霞魔狼へとランクアップ、そしてイズミの魔王化に伴いイズミの半身となる。
    後にイズミが神へと昇格しているので、同様に神狼的な存在へと昇格しているのではないかと推測される。
    なおイズミと共に北欧への移動中に、複数の女性をあてがわれて薄靄狼を何度か産ませている。つまりある意味「元祖エロ犬」でもある。
  • クロキリ
    命の恩人その1。眷属時代の主。迷宮『白霧と黒沼の森』の主である魔王『蝕む黒の霧王』
    生きたまま解剖され瀕死だったイズミを≪魔性創生≫で霧人へ転生させることで救った恩人。
    「クロキリ兄ちゃん」と呼び慕うが、「クズキリ」「エロキリ」の異名で呼ばれるような素行のせいかイチコ程には敬意は持たれていない模様。ただし行動原理には最も影響を与えているようだ。
    北欧に旅立った道中のイズミのあまりの黒さに「お前の方がよほど魔王に向いている」と、普段なら「お前が言うな」的な言葉を投げかけるが、この時のイズミの行動の前には納得せざるを得ない。*2
    魔王化し支配から解放されても普通に頼みを聞いたり、神化して所属が変わってもある意味眷属時代より親しげ*3だったりとなんだかんだで仲は良い。
  • 久野イチコ
    命の恩人その2。眷属になりたてだった頃の保護者。
    クロキリの眷属である霧人で、後の半魔王『定まらぬ剣の刃姫』。クロキリの正妻。
    スキル研究を名目に非人道的な実験を繰り返していた元軍人(マッドサイエンティスト)の暗殺と誘拐された子供たちの救出を軍上層部から依頼された際、隠し部屋で瀕死のイズミを発見しクロキリに霧人への転生を依頼することで命を救った恩人。
    イズミ救出からイチコが魔神の手によって南極へ飛ばされるまでの数ヶ月行動を共にし、10年後に彼女の復帰した後も「イチコ姉ちゃん」と呼び慕っている。
    『氷像のバジリスク』でアキラにセクハラしようとしたクイノマギリ(クロキリの分体)の頭をかち割りつつ「イチコ姉ちゃんに言いつけますよー」と言ったり、いかがわしい目的でトキにマーキングしていた事を知り「イチコ姉ちゃんに報告してあげる」と言っていたことからすると、所属が『塔』に変わった後も縁は続いている模様。
  • 茲炉タイガ(故)
    イズミの弟。イズミ同様に生きたまま解剖されイチコが発見した時は既に死亡していた。
    凄惨な最期を迎えたせいで傷ついた魂はこの世界で転生するのではなく異なる世界へと去ってしまっていた。後にその事実を知ったイズミが彼の魂を探しにいくため神となる覚悟を決める程に大事にされていたと思われる。
  • 那須リョウ
    クロキリの眷属である霧人で、後の魔王『万命導く慈母』
    治癒能力と優れた統率力を持ち、≪霧の傭兵団≫リーダーとして約10年をイチコ探索の旅の仲間として過ごす。
    魔神によってイチコに関する記憶を失ったため親友だったイチコのことをまるで知らない人のように扱う彼女たちと、記憶消去の影響をあまりうけなかったイズミとの大きな認識の差が壁となりそれほど打ち解けることは出来なかった模様。
    恐らく友好はイチコ帰還からイズミの旅立ちまでの数年間によって深めたと思われる。
  • 不知火ムギ
    魔王『百獣纏う狐姫』の眷属である狐人、眷属筆頭。
    狐姫によってイチコとイズミのPTにつけられ、イチコとの別離の後は同じく≪霧の傭兵団≫のメンバーとして約10年をイチコ探索の旅の仲間として過ごす。
    リョウ程では無いがイチコの記憶を魔神によって奪われているため、それが壁となっていた感がある。
  • リ・ウネ
    魔王『白を塗す糖王』の眷属である糖人。
    ≪霧の傭兵団≫のメンバーで糧食班の班長。割と冒険じみた食材も調理するようだが、イズミは平然と食べていた。
  • 立壁ツヨシ
    元X-J1結界監視部隊隊員。ロリコン(イズミ主観)
    イチコがイズミを救出することになるマッドサイエンティスト暗殺計画時に、≪視覚共有≫でイチコの監視役兼通信役を担当。もっとも現地では外での待機だったため、救出シーンを見てはいるものの現場には居なかった。
    そのためイズミ側からの認識は皆無で、10年以上の時を経ての再会時には救われる側から自分達を救う側へと強く成長したイズミに感慨深そうに絡むが、ロリコン扱いされクロキリの同類にされてしまったかわいそうな人。
  • 勇者PTメンバー(?)
    正人間教会の過激派に属しており、魔王『魄込める呪の道士』を討伐した勇者の仲間、斧使い。
    勇者が所有する魔王素材の剣である『魄剣』の影響により正気を失っていると思われる。
    ≪霧の傭兵団≫に襲撃をかけイズミを腰から横に真っ二つ、自力でくっつけたところを今度は肩から股まで縦に真っ二つにするも、やはり自力でくっつけたイズミの反撃でミンチと化し一生を終える。
    この戦闘によってイズミは全裸を披露することとなる、それを成した彼の功績は末代まで語り続けられるであろう。
  • 『狂正者』サニティお母様
    死亡したイズミを復活させ『Survive(生き残る)』の力を与えた恩人。神化後の主。
  • パンプキン
    イズミの協力者にして弟の転生体の親的存在。多分友人。
    『狂正者』の双子の姉的存在であるリーン様を母とする下級神(?)なので、サニティさんを母とする下級神のイズミとは従姉弟関係にあるとも言える。
  • マジク=タイガ・サンサーラエッグ
    イズミの弟、茲炉タイガの転生体。
    魂を癒すためにリーン様の手によってR05-I14-C01世界で転生、リーン様の導きによりイズミとパンプキンの共闘で運命を変えることに成功する。
  • 三理マコト
    イズミと『天地衝く巨樹』を舞台に、1年に渡る死闘を繰り広げた魔王『争い煽る八百栗鼠』の転生体。
    カグツチの使いとして届け物を彼に届けるために会う事になったが、その邂逅は三理マコトの魂に刻み込まれたトラウマを大いに刺激する事になる。
    前向きに考えるとこの刺激が後の三理マコトの覚醒に影響を与えたのかもしれないが、真実は不明である。

戦闘スタイル

霧人になった経緯からか、肉体操作と生命維持に特化した能力を持っている。
痛覚耐性と治癒能力が異常に高く、身体を真っ二つにされても戦闘継続や復活が可能。
それどころか、『模造品』のスキル≪デスハンド≫による『死』すらも拒絶する。
主な武器は自らの腕を材料にスキルを用いて変成・変質させ作り出した戦斧『骨肉斧チニクタ』。
モヤ助をはじめとする黒狼たちを眷属として召喚し、戦闘や探索をさせることもできる。
ちなみに固有スキル≪生死運ぶ群狼≫は、≪出血防止≫≪自己再生(弱)≫≪気力回復(弱)≫≪自己再生(中)≫≪人騎一体≫を一つのスキルに統合したものである。

周囲からの評価

ロリ&モフ要員(主に感想欄から)
『神喰らい』ことエブリラ=エクリプスからは、フットワークの軽さにより「連絡に使い易い子」として見られている。

来歴

蝕む黒の霧(初出)

初出は29話、メインキャストの一人として描かれている。
目の前で両親を惨殺された上に弟ともども拉致された後生きたまま解剖されたため瀕死状態に陥っていたが、イチコにより救出されクロキリの眷属である『霧人』として生まれ変わる。救助後しばらくは凄惨な体験の後遺症で失声症になっていた。
イチコと行動を共にし『霧王の依り代』と名乗り活動、『霧の粛清』を経てムギを加え大陸へ渡る。
辛王の襲撃に続く魔神の襲撃によるイチコとの別離後は、リョウと共に大陸を旅しながら『霧の傭兵団』と呼ばれることになるグループのメンバーとして活動する。

 

10年を経て『魔聖地』でのイチコとの再会と魔神の再度の襲撃、『絶対平和を尊ぶ神官』との接触後日本に帰還。
蛸王の1度目の大規模襲撃後に誘い出され、魔神との3度目の邂逅を果たし、自身の異常性を指摘されモヤ助をお供に修行の旅へ。道中の情け容赦のない行動*4から『霧の災厄獣』と呼ばれ同時期に魔神の呪いによって発現した『災厄獣』と同等レベルで畏れられる。
ダンジョン『天地衝く巨樹』の攻略を行い魔王『争い煽る八百栗鼠』を撃破し、レベル10に到達。魔王化により『生死運ぶ群狼の命主』となり、眷属から初の魔王化達成者となる。*5
日本の4魔王の眷属を中心とした『這い寄る混沌の蛸王』討伐隊に参加し、これを討ち果たした後は再び旅に出る。
クロキリと魔神の最終決戦時にはイチコに力を与え『彼岸の世界』に送り出すが、この時のイズミは……

 

実はイチコを通してクロキリが≪魔性創生≫を発動させる際のタイムラグの間に死亡していた。死亡の0.0001秒後に『狂正者』が干渉して蘇生させたことでスキルは成立したものの、それにより『霧人』であると同時に『狂正者』の端末にもなっていたのだ。他の眷属と比べどこか異質な能力を持っていたり、イチコに関する記憶を失わなかったり、『模造品』こと真ノ守シガンの異常性に感づけたり、『彼岸の世界』の『本』が文字化けしていたのは、この時に運命および精神、魂魄へ特殊乱数が挿入されていたせいである。
最終決戦へイチコを送り出した時に『狂正者』から解放されたが、力をもらった「娘」として、また「別の世界へ転生した弟を捜し出す」為に、本編終了後そのまま『塔』所属の神として活動している。

Hunter and Smith Online

登場は245話のみ
『塔』内の移動時に『電子の女帝』がヤタにつけた案内役。
物語的には端役ではあるものの前作から再登場したことにより、読者に対して前作との繋がりを示す役割も果たしていたと思われる。

南瓜の魔法使い

初出は92話(68話で名称のみ登場)、以降準メインキャストとして登場。
イズミ・ハーツと名乗る(本人曰く、限りなく本名に近い偽名とのこと。)
『管理者』に依頼を受け、『神喰らい』製の兵器(ルナシェイド)を探索するためにR05-I14-C01世界へ派遣される。
マドサ学院にてウリコとの交流を経て弟の転生体を救出し、彼女の存在意義を掛けた願いを果たすことに成功する。
その際に共闘した南瓜と兵器探索に関して協力関係を結び、兵器の在り処を特定し最終決戦でも協力する。
エピローグではR05-I14-C01世界への再訪を口にしている等、良好な関係を築いた模様。
尚、ルナシェイドが南瓜により破壊された際に動力炉の解体及び回収を『神喰らい』より任せ(押し付け)られ、『輪廻』以外の存在が魂ごと再生不可能なレベルまで砕け散る危機にあったR05-I14-C01世界の知られざる救世主になった。

氷像のバジリスク

初出は92話、以降はゲストキャラ的に数回の登場。
『塔』からのメッセンジャーとしてタカマガハラに派遣される。
役目が終わった後はクロキリのお目付け役として一時滞在。
滞在時の宿代として三理マコトのトラウマを刺激するお仕事お使いを果たした後一旦退場した。
その後誰の意図によるものかは不明だが『ミラスト』へ再侵入、グレイシアン跡地近くでツクヨミの信者を制圧しているのが確認されている。
パッツァ=コンプレークスとの戦闘中の会話及びアキラの疑問に答える時に黒さが滲み出る発言を淡々と行い、その本性が邪神寄りの存在であることを示した。

瘴海征くハルハノイ

第181話で登場。
行方を晦ませた『神喰らい』を捜すアバドモルに付き合わされていた。
モヤ助の鼻で臭いを辿り『神喰らい』がいた場所へ辿り着いたが、既に逃走済であり追跡も不可能である事と置き土産の罠が設置されている事を瞬時に把握、速やかに撤退していた。
なおそれに気付かずわざわざ口上を述べながら無警戒に突っ込んだアバドモルは見事に爆破され芸人としてやっていけそうないいリアクションをしていた。

このページについてのコメント

  • 南瓜のときにアダルトチェンジしたってことを如何入れればいいんだろう……アウターワールド貧乳同盟に衝撃を与えた事件なんだけど…… -- 2014-03-14 (金) 23:50:53
  • クロキリのセリフに対してお前が言うなと書いてありますが、むしろクロキリが言ったからこそ説得力があるような気がします -- 2014-03-07 (金) 20:38:42
  • 戦闘スタイルのところの『死神』のデスハンドではなくて『模造品』じゃないですか? -- 2013-12-22 (日) 23:00:29
    • 編集したものです。完全に、自分のミスです。修正します -- 2013-12-23 (月) 01:05:30
  • 武器やモヤ助などのところは戦闘スタイルに所に移した方が良くないですか? -- 2013-12-22 (日) 11:44:59

*1 障壁などで隔離して侵入を防ぐタイプだけでなく、認識阻害などで「そこに何もない」と誤認させて侵入を防ぐタイプも含む
*2 一例:通行料と称して身体を要求してきたロリコン領主に対し、本人だけでなく、その家族、私兵、使用人までも一部を除いて皆殺し。その場で殺さなかった一部の若い女性にはモヤ助を宛がい薄靄狼を増やす母体として何回か利用した後で処分
*3 斧で頭をかち割った後部屋の隅へ引きずっていって説教したり、有罪認定して容赦なく斧で粉砕したり
*4 「誰か一人でも攻撃の意思を見せた時点でイズミ自身とモヤ助以外の周囲に居る者はすべて敵と見做して切り殺す」「相手が命乞いをしようが関係ないと言おうが対象になった時点で殺すことを躊躇わない」
*5 イチコは魔神の干渉による半魔王化のため除外