あ行
- インコーニタ(incognita)
イタリア語で「未知、不明、不詳」などの意味を持つ単語。
つまりタイトルは『氾濫する未知』といった意味合いになる。
また後の『『Scarlet Coal』-殴り魔は自らの欲を満たす』617話と感想返しにて、インコーニタの氾濫の元凶も「インコーニタ」なる名だった事が判明しているが、本編では姿を見せず『Scarlet Coal』時点でも健在な事が暗示されている。 - インコーニタの氾濫
未知が溢れ出して、全てが分からなくなる恐怖の事象。
地面から突如として混沌としか評しようの無いものが湧き出て来て、周囲の物すべてを呑み込みつつ拡大していく災いで、内部では既存の物理法則では説明の付かない事象が発生したり、異形としか称しようのない化け物がうろついていたりする。
作中でおおよそ半年ほど前にアメリカの片田舎で起きた一件目を皮切りに、イギリス、中国、中東、ロシア、インドと、今までに六回観測されている。
か行
さ行
た行
な行
は行
- フィラ(fera)
ラテン語で「猛獣」を意味する単語。
レゲスを保有している生物の事。
異形の存在は勿論の事、主人公であるイーダ達も学術的にはフィラと呼ばれる。
倒す事で極稀にマテリアが手に入る。
ま行
- マテリア(materia)
ラテン語で「物質」を意味する単語。
レゲスを保有している物品の事をマテリアと呼ぶ。
や行
ら行
- 王権兵装
氾濫区域を破壊した者に授与される特別なマテリア。
内包するレゲスが複数あり、その何れもが授与された者にとって都合がいいレゲスになる。 - レゲス(leges)
ラテン語で「法律、法制」などの意味を持つ。
今作では「法」という意味で扱われており、天地人が定めたものと界が定めたものがある。- ローカルレゲス
各エリア、各フィラ、各マテリアが持つ局所的なルール。天地人の定めしレゲス。『この部屋の中に居る生物は万全の状態へと回帰する』や『水は液体から気体にならない』など。最初に読み解くことでマテリアが手に入る。また、最初に読まなくても読み解くことで力が貯まっていき新たなマテリアが与えられる。 - グローバルレゲス(仮称)
氾濫区域内の大半のエリアに定められた共通ルール。第七氾濫区域内のそれは『レゲスを有さない攻撃はレゲスを有する生物には通用しない』と推測されていたが…実際は後述のグロバルレゲスの1つである。 - グロバルレゲス
氾濫区域全体に影響する法則。界が定めしレゲス。第七氾濫区域のそれは細かい言い回しは不明だが
『氾濫区域の外に出られる者は自分の名が言える者だけである』『レゲスを有さないものの攻撃は高台以外ではレゲスを有するものに通じない』『新月が訪れる度に高台と安息の間以外の位置関係は変化する』といったものである。
- ローカルレゲス