瘴海征くハルハノイ/用語集

Last-modified: 2015-01-28 (水) 16:54:28

あ行

  • 禍星の仔(オメネスミーティアブラッド)
    かつて特異体質持ちに対する蔑称として使われていた言葉。
    何故そのように言われていたのかについては伝わっていない。
    禍星とは『お母様』のオリジナルが自らを砕きながら宇宙を渡った時の姿が赤い流星と認識された事から。クラーレへと辿り着いた直後に瘴気が世界を覆い、同時に特異体質の人間が現れた事でこう呼ばれるようになった。『氷像のバジリスク』に登場したグレイシアンの神々が元々居た世界を襲った『血の彗星』の正体もこれである。

か行

  • キャリアー
    ダイオークスの外勤小隊や隊員の運用する瘴巨人を輸送する為の装甲トレーラー。
    ある程度の居住スペースを備えている。瘴気を動力にして動く。
  • 瘴巨人(クラレント)
    瘴気学の最先端技術を結集して作られた搭乗型ロボット。
    瘴気内での瓦礫撤去などの重作業だけでなく、大型のミアズマントにも対抗できる切り札だが、操縦するには適性が必要。

さ行

  • 瘴気
    三百年ほど前から世界を覆っている、血のように紅い霧状のエネルギー。
    瘴気を吸収した物体は次のような形態性質を発揮する為、普通の人間は防護服が無ければ瘴気の中で活動する事など出来ない。
    • 気体:通称瘴気。生物に細胞単位でダメージを与える。植物、動物、微生物関係なく一吸いで即死するほど毒性が高い。
    • 液体:通称瘴液。タンパク質を分解する。その作用は瘴気による死者の遺体が完全に溶けてしまうほど強力。瘴気による死者の血液に素手で触れただけでも死に至るなど非常に危険。
    • 固体:通称瘴金属。比較的安定しているが、長時間直接肌に接触させているとやはり様々な影響が出る。
なお、一纏めに『瘴気』と呼ばれているが、瘴気と言う特殊なエネルギーが有り、それを吸収した気体も瘴気と呼ばれている事に注意されたし。
ややこしいが、実体が明らかになるまでの間に慣例として使っていたのが定着してしまったようである。
不思議なことに、一番近くの地面または水面からおおよそ500m程の空間に存在している。つまり海抜500mの高さで覆っているのではなく、地形に沿って存在している。
瘴気が存在している空間の上面を指して、瘴境と呼んでいる。なお人工物やミアズマントはどれだけ大きくても瘴境の位置に影響を及ぼす事はない。
元凶である『守護者』が滅んだ後も既に世界の法則の一部となっていた為に消える事はなかったが、毒性や遮光性が大幅に低下するなどの変化が起き、今までよりは人間にとって生きやすい世界になったようだ。
  • 瘴気学
    瘴気に関する様々な事を研究、応用する学問の事。
    たとえば瘴金属の固有性質はいまだ研究途上であり完全に解明されていないが、判明した範囲で様々な形で有効利用されている。

た行

  • ダイオークス
    瘴気が満ちた世界で人々が生活する為に建造したシェルター都市の一つで本作の主な舞台。
    300年前にイブ・リヴラ博士により設計されたもので、この都市を参考に他のシェルター都市も作られた。
    中央塔とその周囲にある40本の塔、合計41本の塔(内部二十五塔&外周十六塔)を外壁が取り囲む形で出来ている。
    俯瞰図
    各塔にはそれぞれ塔長と呼ばれる責任者が存在し、塔とその周辺の区画を管理している。
    詳細は世界観のダイオークスの項へ。
    語源は有機塩素化合物の不完全燃焼により発生する毒物のダイオキシン。
  • 千羅理頭无曼荼羅(チラリズムマンダラ)
    多次元間貿易会社コンプレックス社長チラリズム=コンプレークスが作った対『森羅狂象』用結界。
    『森羅狂象』による影響を、千の羅に綴られた理によって頭(最初)から无(無)にする曼荼羅である。。
    詳細はこちらを参照
  • テトロイド
    ダイオークスの北西に存在するシェルター都市。ダイオークスとは友好関係にあり、人や物の往来も積極的に行われている。
    ハルたちのクラスメイト二名を保護したのだが、一人は精神を病んでおり数日で自殺、もう一人はテトロイド内で凶行の限りを尽くした末に処刑されるという友好的どころではない顛末に終わったせいで異世界人全般に対する住民感情が最悪になっている。
    語源はフグやヒョウモンダコなどが持つ*1毒物のテトロドトキシン。
  • 特異体質
    この世界に瘴気が現れる様になってから、人々の間で散発的に所有する者が現れるようになった『通常の人間という生物が持つ能力から明らかに逸脱した能力』の事。
    トトリの『瘴巨人の指令系と感覚系に対する異常適応』のように本来の意味の体質(身体的性質)とはかけ離れた能力もあるがこう総称されている。
    能力の具体的な内容には個人差があり、中には外見まで人間離れしてしまうケースもある。
    昔は特異体質持ちに対して『禍星の仔』と言う蔑称が用いられていたが、言葉の由来は不明である。
  • トリコテセン
    『虚空還し』(『守護者』)と雌雄を決するべく建造された、全長約500m幅約70mにも及ぶ超巨大浮瘴船。形状はタンカーや空母に近い。
    イヴ・リブラ(『神喰らい』)が残した設計図を基に、ナントウ経由で提供されたコンプレックスの技術を用いて建造された。
    動力源は基本的に通常の浮瘴船と同じく周囲の空気中の瘴気だが、アーピトキアで発見されたイヴ・リブラ製の『箱』をエンジンとする事で瘴気が存在しない場所でも活動できる。*2
    武装はエネルギー放出系が主。魔力に幾らかの性質を付与して直線的に発射する主砲『コムダマエ』*3一門に加え、ミサイルのように弾幕を張れる魔力弾を発射する砲門が百基以上。他にも物理兵器なども多数搭載されている。
    更にコンプレックスより提供された超高性能AIにより、この巨体でありながら航行するだけならば一人でも動かせるという非常に優れた制御システムを搭載している。実際は戦闘なども考慮してそれなりの人員が搭乗する。
    語源はカエンタケの持つ猛毒、トリコテセン類。致死量はわずか3g、素手で触れるだけでも皮膚が爛れるとされる。

な行

  • ノクスソークス
    クラーレに存在する都市のひとつ。現存する都市の中で唯一王政を布いており、王家を中心とした厳格な階級制度がある。
    ダイオークスとはかなり離れた位置にあるものの、三年前までは普通に交流があった。
    しかし三年前にイヴ・リブラの遺産(『竜頭なる上』『シンなる央』)の一部解析に成功し野心の虜となったサルファー王子がクーデターを起こし前王を殺害、新王に即位してからは一変。
    兄弟や諫言する老臣を悉く処刑し奸臣を登用、暴政に耐えかねた者たちが難民となって他の都市へ亡命した。
    それに対し『我々の民をかどわかした罪は重い。貴様等の持っている技術と、技術者を我々に提供しろ』と要求、当然他の都市は全て拒否したがそれに対し『いいだろう。そちらがその気ならば、こちらにも考えが有る。覚悟して待っていろ』と宣戦を仄めかせ他の都市との交流を絶った。
    テトロイドよりシュウが逃亡してきたのを機に本格的な暗躍を開始、各都市で破壊工作などを行う。
    その目論見は半ば成功半ば失敗といったところだったが、ダイオークスなどの情報操作により大成功と思い込んだサルファーは従属を迫ろうと首脳会議の場で自らの力(遺産の存在)を明かした瞬間に強襲を受け一気に中枢が崩壊。他の都市の占領下に置かれた。
    語源は大気汚染や酸性雨の原因物質である窒素酸化物(NOx)と硫黄酸化物(SOx)。

は行

  • 聖陽教会(プロパワールレリジオン)
    三百年前にイクス・リープスと言う人物が説いた、ダイオークスのような限られた空間でどう生きるべきかを示した『求陽道』という教えを基に、イクス・リープス本人を開祖かつ信仰対象として宗教化したもの。
    その根本にあるのは『如何に人と言う種を存続させ、瘴気とそれに端を発する災いに抗うか』であり、最終目標はこの世界から瘴気を取り除く事である。
    教えの内容は大は人としてどう生きるべきかを、小は日常の細かい部分についてどうした方が良いかと、かなり多岐に渡るが、基本的には人として当たり前にやるべき事ばかりを説いている。
    我々日本人が宗教と聞いてイメージするようなものではなく、いわゆる「お天道様に顔向けできないような事はしない」という考え方に近いかもしれない。
    基本的に「人として当たり前の事を当たり前にやろう」という生活に密着した穏健な教えなので、信者でなくともこの教えに沿って生活している人々は多い。
    また開祖が「既存の教えに反する思想や考えがあっても、それが人と言う種の為に必要ならば、瘴気に抗うために必要ならば、それを認める」としているため、極論すれば「それが人類を生き延びさせるために必要なら、殺人や窃盗のような犯罪も聖陽教会は認める」事になる。
    もっともそんな行為を常態化している存在がいたら被害を受ける周囲は当然排除しようとするだろうし、聖陽教会自体も「他の人間を食い物にするような行為は最優先で取り除くべき害悪」として忌み嫌っているので、緊急避難ならばともかく身勝手な無法行為が許されるわけではない。
    現在の主流派は「常識と良識を以って、臨機応変に瘴気対策と人類存続に励みましょう」というスタンスらしい。
    • 聖陽教会・殲滅派
      主流派から少し外れた派閥で、「現在のように対瘴気対策の施された都市の中に籠って人類を存続させる事に力を注ぐよりも、積極的に外に打って出て、ミアズマントの討伐や新たな都市の建設を行う事で人類の版図を大きくし、最終的には瘴気と言う物をこの世から無くす」事を目標に掲げる者達。
      そして、その為ならば他の何かをいくらか犠牲にするのはやむを得ないと考えると同時に、新しい物を積極的に取り入れるべきだし、利用できるものは何でも利用するべきと考えている。
      殲滅という響きからは物騒な印象を受けるが、強硬派や戦闘狂というわけではなく、主流派を内政重視とすればこちらは外征重視という程度の違いしかない、現実的でまともな派閥である。
      • 聖陽教会・自殺派
        殲滅派の一派を名乗る過激派集団。自殺派というのは塔長会議内で本来の殲滅派と区別する為に付けた呼称。
        『この世界から瘴気を取り除く』という最終目標と『殲滅派』という名称を捻じ曲げて解釈し、『特異体質は人類と言う種族に発生したバグで、早急に取り除くべきである。瘴気に関わるものは例外なく全て滅するべきである。瘴気と戦う気が無い者は死ぬべきだ』として、特異体質持ちの鏖殺と瘴気が関わるもの全て(瘴気発電などのインフラや瘴巨人など瘴金属を使った武装、瘴気学そのものも含む)の廃棄を要求している。*4
        ならば瘴気に代わるエネルギーや瘴金属に代わる素材の確保、そして瘴気やミアズマントへの対策はどうするのかという肝心な点については「人類の全勢力を持ってすればどうにでもなる」と代案ですらない希望論かつ根性論の丸投げである。しかも瘴気学を否定しているせいか、そもそも自分達が敵視している瘴気がどんなものかという事すら理解していない可能性が高い。
        当然そのような現実を無視した夢物語ですらない主張が上層部や大多数の一般人に受け入れられるはずもなく、またダイオークス外で瘴気やミアズマントという実際の脅威を目の当たりにしている外勤部隊にも信者など存在しない。*5
        ならば実力行使だとばかりに地下へと潜り無関係の人々を巻き込む破壊活動すら躊躇わないテロリストとなっている事から、上層部は構成員を危険人物としてマークしていた。
        ハーレムを形成するハルに嫉妬し瘴気の害を受けないだけでなく武器にしているハルを化物と敵視しており、民衆の前で化物の正体を暴き抹殺しようとショッピングモールで襲撃したものの失敗、それにより構成員の多くを失い、更に衆人環視の中でのテロ強行により取り締まりが強化された事から追い詰められた末、せめて奴だけはと設備視察中のハルを暗殺する計画を立て実行に移す。
        しかしその襲撃可能地点は上層部が彼らを証拠込みで一網打尽にしようとわざと用意したものであり、罠に飛び込んだ実行部隊のみならず主導者だった第10番塔長まで捕縛され壊滅した。
        因みに暗殺時バズーカ砲まで用意していたが、これは瘴金属製ではなく普通の金属製だった為外へ持ち出した時点で変質し正常に作動するどころか発射しようとして自爆したらしい。
        これが狙ってやっているコントではなく本人たちは大真面目だったというのがなんともはや。
        なお、彼らは瘴気学を否定しているくせに瘴気学の結晶である防護服を使ったり、そもそも主導者自身が他者を洗脳する能力を持つ特異体質だったという矛盾だらけの組織であった。
  • 浮瘴船
    瘴気の項で解説されたように、瘴気が存在しているのは地形に沿ってなので500mを超える建造物を作れば瘴境より上で活動できる。
    そこで一部の瘴金属が有する浮力を発生する固有性質を利用し、瘴境を水面に見立てて航行できるようにした船が浮瘴船である。
    飛行機よりも遅く、また瘴気内と接している為にミアズマントからの攻撃を受けたり、三百年前の遺物が暗礁となる可能性があるなどの危険はあるものの、動力源の心配がなく一度に大量の物資を運べることから他の都市との交易などに利用されている。
  • プログラム・ハルハノイOS(オペレーションシステム)
    ハルの特殊能力を制御している、黒幕謹製の基本システムらしきもの。
    回収したHalhanoy.txtを読み込むことでアップデートされ、使える能力が増えていく。
    周囲の環境に合わせて自動的に通常版と低出力版(Ver.L)を切り替えたり、瘴気(魔力)の過剰消費でハル自身に危険が及ばないよう強制終了するなど安全装置も完備している。
    またハル自身の意志に応じて多少の無理は許容しつつも可能な限り周囲への悪影響を緩和するよう微調整してくれるなど融通が利く高性能な代物である。ただしハル自身が具体的に細かい調整を施すのは難しい模様。
    各武装の初回起動にはハルの感情値が一定の閾値を超える事と大量の瘴気が必要。更に通常版ならば実体を構成する為に瓦礫などの物資も必要となる。
    ただし二回目以降はハルの意志で任意に発動可能となり、また一度構成したものは亜空間か異空間に収納されるらしく通常版も瘴気消費のみで使用可能。
    低出力版は通常版よりも小型で攻撃力等が劣るものの、単なる劣化版というわけではなく必要エネルギーが少ない分屋内など瘴気が薄い場所でも使用可能で複数起動時の負担も少なく取り回しがいい、更に不可視なので視界を妨げないし相手の不意を突きやすいというメリットがある。
    現在使用可能な能力は以下の通り。
    これらの能力はハルが『神喰らい』に作られた際の本来の姿を再現したものである。つまり厳密に言えば能力が増えるというよりも使用制限が解除されるといった方が近い。
    • 堅牢なる左(フォートレスレフト)
      ハルの左腕が青と赤の二色が微かに見える黒い鱗に覆われた、鯨の鰭に爪が生えた様な姿になる。
      主用途は防御。斥力場を発生させることも出来、簡単な攻撃やただの液体を飛ばした程度ならば、そもそも鱗に触れさせずに弾くことも可能。
      分厚く頑丈なので敵を殴り付けたり握り潰したりといった攻撃にも使える。
    • 苛烈なる右(アサルトライト)
      ハルの右腕が変化。【堅牢なる左】に似ているが、比較すると細身で鱗がヤスリ状にささくれ立っている。
      また先端には5本*6の鋭く長い爪がついており、対象に突き刺し切り裂き易い形状となっている。
      主用途は攻撃。爪の先端から触れた物体を分解する力場を展開する事によって、攻撃力と射程の増強も可能になっている。
      「『神喰らい』の名に最も近しき、皮破り、肉裂き、骨砕き、腸貫き、心折り、血啜り、力奪い尽くさんとする力を有する」らしい。
    • 不抜なる下(フィックスドアンダー)
      ハルの両脚が黒い鱗に覆われた肉厚の鰭のようになり、黒い鱗に覆われた丸太のように太い尾も生える。
      主用途は固定。能力は身体の位置を固定する事。固定先は地面では無く空間そのものに対してであり、その気になれば空中に立つ事も出来る。
      尻尾は柔軟かつ強度も十分にあるので、周囲を薙ぎ払ったり相手に巻き付けて拘束したりすることも可能。
    • 堂々なる前(レストアフロント)
      ハルの前方に展開される黒い鱗で覆われた壁。本来は竜形体ハルの胸郭部分である。
      主用途は回復。能力は事前に記録してあるハルの肉体に関するデータを参照し、それに合わせて肉体を再生、または変形させる事。
      それを応用して突撃槍モードなどへの形態変化を行う事もできる。
    • 威風なる後(プレッシャーバック)
      ハルの背から黒い鱗に覆われた骨組に紫色の薄膜を張った蝙蝠状の翼が生える。さらに背部を守るように甲殻も生じる。
      主用途は移動。能力はハルが念じた位置に圧力を発生させ、高速で飛行する事。
      力の範囲を絞り集中させれば攻撃にも使える。
    • 竜頭なる上(ドラゴニックアッパー)
      ハルの頭全体を覆う障壁。低出力版でも赤紫色の水晶玉が二対、側頭部に山羊の角のようなものが一対目に見える形で形成される。
      簡単に言えば感覚強化だが、視覚だけでも360度全方位の可視化や銃弾を捉えられる動体視力や立体視、魔力や不可視光線も視認できるようになるなど非常に強力。他の感覚も同じようなレベルで強化されるので、壁越しの探査も可能だし索敵だけならば都市全てどころか周辺一帯まで把握できる。また【威風なる後】など他の能力の精密操作も可能になる。
    • シンなる央(セントラル)
      大量の魔力を全身に供給する。能力の使用制限が緩和されるほか、副産物として身体も強化される。
      これによりハルの戦闘能力全般の大幅な向上を期待できたが、『狂悪者』がハルを自らの完全な傀儡にすべくトラップを仕掛けていた。
      しかしシュウが使用した事でトラップの存在が露見した上に、ハルが『守護者』の『虚空返し』を利用するという汚い作戦を用いた結果トラップごと消滅した為取得に失敗している。
      その後トラップが入っていないスペアがトキ経由でチラリズムに預けられハルの元へと届けられた。
  • 防護服
  • ボウツ・リヌス・トキシード
    ダイオークスとは別にある都市の一つ。設計は聖陽教会の開祖であるイクス・リープス。
    その為聖陽教会の本拠地となっており、住民の95%以上が信徒という宗教都市である。
    ダイオークスと異なり山腹に作られている為、円錐形のような形をしており外から見るとまるで瘴境から高山が飛び出しているように見える。
    政治形態は基本的にダイオークス同様の塔長たちによる合議制。
    それとは別に聖陽教会と言う組織の維持と管理の為に教皇と司祭が存在しているが、こちらは政治に不干渉。
    だがもし塔長たちが私欲に溺れ暴走した場合は民衆への影響力を行使し抑止力として働くという事になっている。(ただし300年間でこの強権が行使されたことは一度もない)
    現教皇の名はエタナール・ファイ・プリエス・アグナトーラス。
    語源は食中毒の原因菌として有名なボツリヌス菌が作る毒物のボツリヌストキシン。

ま行

  • ミアズマント
    電子回路を核とし、瘴気を吸収した無機物を肉体の主用構成物とする模倣生命体。
    人や都市を襲う理由は、自己防衛、または自身の成長に必要な無機物を得る為と考えられている。
    体長または体高により以下のように等級区分されている。
    鼠級(ラットクラス):30cm未満
    狼級(ウルフクラス):30cm以上1m未満
    熊級(グリズリークラス):1m以上3m未満
    悪魔級(デーモンクラス):3m以上10m未満
    竜級(ドラゴンクラス):10m以上
    他に100mを超える巨人級(ジャイアントクラス)が存在するという噂もあるが確認された事はない。
    また各等級の平均的戦闘能力を大きく逸脱する危険な個体は特異個体(イレギュラー)と呼ばれる。交戦の際には、最低でも一階級は上に見ると同時に、電撃や火炎など、特殊な攻撃手段を有している可能性を考慮しつつ対応するべきとされている。

や行

  • 内容

ら行

  • 内容

わ行

  • 内容

英数・その他

  • 内容

このページについてのコメント


*1 厳密には餌の微生物由来の毒で、フグなどはそれを貯蔵し利用しているだけ
*2 宇宙空間での使用も考慮されているらしい
*3 語源はカエンタケの学名Podostroma cornu-damae
*4 ハル「それって、人類皆仲良く枕を並べて死にましょう。って言っているような物ですよね」
*5 ちなみに作者様によると、もし瘴金属素材を使った武装なしの場合熊級どころか狼級すらヤバいとの事
*6 鍵となる『竜』・『鯨』・『樹』・『蝙蝠』・『海星』の短剣を手に入れる事で更に威力が増す