このゲームでの車両はカテゴリとして独立していません。便宜上サスペンション付きホイールブロックを使用して走行する船体を車両として扱っています。大型船・小型船どちらでも建造できます。
操作方法
操縦席系ブロックの「Control wheels」チェックボックスをオンにすると、以下のキーでサスペンションを操作できます。
アクション | キー割当て |
---|---|
アクセル(前進/後退) | W/S |
ステアリング(左折/右折) | A/D |
ブレーキ | SPACE |
ハンドブレーキ | P |
なお「Control wheels」チェックボックスは排他利用ではなく、「Control thrusters」と併用できます。
ステアリングホイールのパラメータ設定
- Steering
- ステアリング(舵取り)。タイヤが左右に曲がるかどうかを決定する。
2WS車やAWS車などを決定するのは主にこの項となる。
チェックをつけると曲がるように、外すと固定になる。
- Steering Angle
- ステアリングタイヤの最大可動角度を決定する。車体のターン(転回)時に関わる。
角度を大きくすればそれだけ早く転回出来るが速度が大幅に乗った状態で転回する際に転倒しやすくなる。
設定時の単位はスライダーで設定する場合は度数法(°)、詳細数値で正確に設定する場合は弧度法(rad)となる。
Google 度数・弧度法変換上から見た角度図 ニュートラル時 最大可動角度θ - Steering Speed
- ステアリングタイヤのターン速度を決定する。
値を大きくするとタイヤが曲がりきるまでの時間を早くすることが出来る。
設定時の単位はニュートン毎メートル。
- Steering Return Speed
- ステアリングタイヤのターン復帰速度を決定する。
値を大きくするとタイヤがニュートラル(初期位置)の位置まで戻るのにかかる時間が早くなる。
設定時の単位はニュートン毎メートル。
- Invert Steering
- ステアリングタイヤの可動方向における操作を反転する。
車体後方*1の車輪はオフの状態で逆位相に回るため、後輪操舵でもオンにする必要はない。
また、全輪操舵で後方のみオン(同位相)にすれば斜め走行が可能な車両にすることもできる。
- Propulsion
- タイヤを駆動輪にするかどうかを決定する。
2WD車やAWD車などを決定するのは主にこの項となる。
- Invert Propulsion
- タイヤの駆動方向における操作を反転する。
左右のタイヤは元々逆に回転してくれるので、普通の地面を走る車両では特に設定する必要が無い。
一時的に片側だけ逆にすれば超信地旋回が可能。
- Power
- タイヤに伝わる動力、つまり加速力を決定する。登坂能力などもこの値が影響する。
値を大きくすると最大速度まで達する時間が早くなるが、その分速度の制御が難しくなる。
- Friction
- タイヤの摩擦係数を決定する。主にタイヤのグリップ力(摩擦力)に関係する。
値を大きくすると動性・制動性が良くなるが上げ過ぎると車体がひっくり返る。
- Damping
- サスペンションにおける減衰力を決定する。
この値が小さい場合、落下時などで車体にかかる衝撃をダンパが吸収するが、
あまり低すぎると車体がフワついてしまう。
この値が大きい場合、落下・衝突時に反発(というか跳ねる)するようになる。
- Strength
- ばねの強さ
- Height Offset
- サスペンションの高さ(車高)を決定する。
値を下げると車高が高く、値を上げると車高が低くなる。
- Suspension Travel
- サスペンションのトラベル量を決定する。
- Speed limit
- 車両の最大速度(速度制限)を決定する。
単位はキロメートル毎時(km/h)
タイヤの修理
画像はScuttler mk.3を改造して4箇所にPistonを追加し、自力でジャッキアップできるようにしたものです。
基部が残ったままタイヤのみを失った場合は、コントロールパネルでサスペンション付きタイヤの「Add Wheel」を押すことでタイヤを単独で再設置できます。
ただし周囲の物体に判定が重なっていると再設置できないので、車体を傾けたり、高さを変えられるよう設計すれば修理がしやすいでしょう。