第五次海軍軍備充実計画とは、大日本帝国海軍の海軍軍備計画。通称は「⑤計画」。
海軍国防所要兵力整備十二年構想の後期四ヵ年計画にあたるもの。また、アメリカの両洋艦隊法に対抗する形で計画された。
しかし、太平洋戦争が開戦したことと戦局の変化に伴って「改⑤計画」として改訂された。
1842年(昭和17年)に計画され1946年(昭和21年)に完了されることになっていた。
計画内容
昭和十七年度より同二十一年度までの四ヵ年計画。計画内容として、135隻の艦艇と34個航空隊の設整備であった。
艦艇
戦艦 - 2隻
- 超大和型 [4万t]
第116号艦(信濃)、第117号艦(紀伊)
航空母艦(甲) - 3隻
- 白鳳型 [3万8000t]
第142号艦(龍鶴)、、
航空母艦(甲) - 2隻
- 龍鶴型 [3万2500t]
第142号艦(龍鶴)、
巡洋艦(乙) - 4隻
- [[阿賀野型>]] [6600t]
第144号艦(阿賀野)、第145号艦(能代)、第146号艦(矢矧)、第147号艦(酒匂)
巡洋艦(丙) - 2隻(8200t、3116万円×2)
- [[大淀型>]] [8200t]
第148号艦(大淀)、第149号艦(仁淀)
駆逐艦(甲) - 20隻
- 夕雲型 [2100t] ※第138~139号艦は建造せず(大和型戦艦用)
第122号艦(夕雲)、第123号艦(秋雲)、第124号艦(巻雲)、第126号艦(風雲)、第127号艦(長波)、第128号艦(巻波)、第129号艦(高波)、第130号艦(大波)、第131号艦(清波)、第132号艦(玉波)、第133号艦(涼波)、第134号艦(藤波)、第135号艦(早波)、第136号艦(浜波)、第137号艦(沖波)、第138号艦(岸波)、第139~141号艦
- [[島風型>]] [2450t] ※ 駆逐艦(丙)。甲型の1隻を設計変更
第125号艦(島風)
駆逐艦(乙) - 10隻
- 秋月型 [2600t]
第106号艦(霜月)、第107号艦(冬月)、第108号艦(春月)、第109号艦(宵月)、第110号艦(夏月)、第111号艦(満月)、第112号艦(花月)、第113号艦(清月)、第114号艦(大月)、第115号艦(葉月)
飛行艇母艦 - 1隻
- [[秋津洲型>]] [5500t]
第143号艦(秋津洲)