ARP Hiei(ヒエイ)
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
| 国 | 日本 | ||
|---|---|---|---|
| 艦種 | 戦艦 | ||
| Tier | 5 | ||
| 生存性 | 継戦能力 | 37408 | |
| 抗堪性 | ・防郭防御10% ・火災浸水耐性12.5% ・装甲防御12% ・魚雷防御12% | ||
| 平均装甲厚 | ・艦首0mm ・艦尾0mm ・甲板0mm ・舷側0mm | ||
| 主砲射程 | 12.21km | ||
| 副砲射程 | 5.28km | ||
| 機動性 | 最大速力 | 29.31ノット[kt] | |
| 最大出力への到着時間 | 20.43秒 | ||
| 転舵速度 | 5.6度/秒 | ||
| 転舵所要時間 | 13.80秒 | ||
| 隠蔽性 | 11.34km | ||
・兵装
| 主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 装填時間 | ダメージ(火災率)(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
|---|---|---|---|---|
| 356mm L/45, 4基×2門 | 21秒 | HE弾 986(12%) AP弾 1400(250%) | 5度/秒 |
| 副兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ(火災率) | 砲塔旋回速度 |
|---|---|---|---|---|
| 152mm L/50, 14基×1門(7門) | 9秒 | HE弾 426(4%) | 10度/秒 |
| 対空砲 | 種類 | ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|
| 大口径 小口径 | 108 60 | 3.6km 1.5km |
・艦艇スキル
| 種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
|---|---|---|---|---|
| 精密照準装置Ⅰ | 砲撃精度+25% | 20秒間 | 75秒 | 2回 |
| 超重力砲 | 最大航行速度‐15%、主砲旋回速度およびAP弾貫通力+12%、主砲射程+5% | 30秒間 | 75秒 | 2回 |
ゲーム内説明
旧日本帝国海軍の金剛型戦艦二番艦「比叡」を模した「霧の艦隊」の大戦艦。ムサシに授けられた「ミラーリングシステム」を装備している。メンタルモデルのヒエイはコンゴウ出奔後の東洋方面第一巡航艦隊の旗艦として艦隊を自らを「生徒会長」とする「霧の生徒会」に再編、霧の風紀を乱すものを粛清している。本艦艇は「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ‐ DC」に登場するヒエイを参考に「World of Warships」向けにデザインされている。
解説
2024年9月末に始まった2度目のコラボイベントにおいて追加された日本ティア5戦艦。1度目のARPコラボイベントにおいて2隻、今回のコラボイベントで更に2隻が追加された事で「金剛型」4隻が出揃う形となった。
・主砲
356mm砲を連装砲塔に収めて4基8門構成。
砲配置を始めとする基本的な部分はツリー艦の「金剛」と共通。またプレミアム艦艇用の専用迷彩で強化される部分や、後述する艦艇スキル「超重力砲」使用時の強化が入る部分は「ARP Kongo」と同じ。門数こそ少ないものの、艦艇スキルによる恩恵を活かして戦えばティア5とは思えぬ火力を発揮する事も不可能ではない。
・副砲
152mm砲を単装で片舷辺り7基、両舷合わせて14門搭載。
見た目は搭載数が多く頼りになりそうに見えるが…低ティア日戦の副砲は射程が短い上に精度が悪くあまり当てにならない。この砲に頼らねばならない運用はなるべく避けたい。
・対空
ツリー艦の「金剛」と変わらない。同ティア比ではそこそこ優秀であり、上空を旋回する雷撃機が攻撃に手間取った場合は1機程度を撃墜できる程度の対応力を備えている。とはいえ格上空母の本格的な波状攻撃を凌げるわけでは無いので、基本的に狙われたら後述する機動力をもって回避するのが前提である。
・装甲
ツリー艦の「金剛」と変わらない。本艦は元々巡洋戦艦(BC)であり、装甲で耐えるタイプの艦ではない。しかし本艦は艦形がスリムで艦を立てていれば被弾面積をかなり減らせる事、および射角もそこそこ優れているので速度と機動力を活かして射撃姿勢と防御姿勢のスイッチも難なくこなせる。甘い姿勢を見せなければ致命打を一気に貰うことは無いだろう。とはいえ敵に側面を曝してしまった場合、相応の被害を覚悟しておいた方が良い。
・機動性
素の最高速度はツリー艦の「金剛」と同等。加速力についてはツリー艦の「金剛」よりも若干優れる程度。同郷の「ARP Kongo」は若干速度が速く、同郷の「ARP Kirishima」は若干旋回性能に優れるという調整を受けているが、本艦はその恩恵を受けていない。その上でARP艦独自の艦艇スキル「超重力砲」使用時には速度が低下するため、より舵も効きにくくなるのでこの点も頭の片隅に置いておこう。
・隠蔽性
元となった「金剛」同様に素の被発見距離は11.34kmと実は隠蔽が良くない。更に専用迷彩の効果には隠蔽の向上効果が全くない上に、本艦は他の迷彩を全く使用できないという縛りが存在する。このため元となった「金剛」よりも劣って居る。
・生存性
本艦は素のHPに若干の恩恵を受けており、数値の上では金剛型4姉妹中で最も体力に優れる。更に専用迷彩の効果にHPの向上が含まれているため、他国同格と比較しても体力的に優位に立っている。しかし装甲の面では頼りにならないため、この体力的な優位は水物。また耐性についても特筆すべきものは無いため、実質的な優位性はそこまで大きくは無い。とはいえ他の艦艇よりもHPプールが大きいという事はそれだけ目に見える優位があるとも考えられる。他の艦では沈んでしまう状況下でも、本艦であれば運が良ければ体力をほんの少し残して生き残れるケースも考えられるため、体力に奢る事無く慎重な操船を行いたい。
参考として以下に「ARP比叡」「ARP金剛」「ブラック金剛」「金剛」における体力の比較表を載せておく。
| 性能/艦名 | ARP比叡 | ARP金剛 | ブラック金剛 | 金剛 |
|---|---|---|---|---|
| HP | 37408 | 36624 | 36624 | 36624 |
| 専用迷彩 による上乗せ | 1496 (38904) | 1464 (38088) | - | - |
| 修理班3回使用 による回復量 | 16689 | 16339 | 15711 | 15711 |
| 総HPプール量 | 55593 | 54427 | 52335 | 52335 |
※ARP金剛型4姉妹中で最も体力に優れる筈の本艦といえども、ARP艦同士で比較してしまうとそのHPの優位は誤差程度でしかない。しかし専用迷彩が存在しない他の金剛と比較してみると素のHP量と迷彩による上乗せ、そしてそれらの合わせ技による「修理班3回使用による回復量」に違いが出て来ることから1試合中に使える総HPプール量にそこそこの差異(約3258)が出て来る。とはいえその差異は自身のAP弾2発分に過ぎないので過信は禁物である。
・消耗品
「改良型ディーゼルエンジン 」「高級船員食糧」「予備整備パック」の搭載を推奨。
・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルは元となった「金剛」同様に「精密照準装置Ⅰ」を2回と、ARP艦独自の艦艇スキル「超重力砲」を2回使用可能。本艦は日本国籍であり、日本艦長を搭乗させることが可能。
超重力砲使用時の本艦には、赤い靄のようなエフェクトが発現する。

・装備
・兵装
・防御
・適正
・エリート特性
・戦艦近代化改修 HP+3% 小口径対空兵装ダメージ+5% 対水雷防御+5%
・エリート砲術員 主砲装填時間-3% 主砲塔旋回速度+7%
・功績 EXPアップ+10%
・総論
第1回目のコラボ艦である「ARP Kongo」や「ARP Kirishima」は速度や旋回性能に若干の調整を受けているのに対して、第2回目のコラボ艦は「ARP Haruna」が素の対空、本艦が素のHPに優遇を受けるというユニークな調整を受けている。本艦のHP増加は素のHPのみの比較だと非常に地味ではあるが、専用迷彩によるHP向上効果や試合全体において修理班をしぶとく使い切る事も考えればトータルで考えた際のHPプールは意外と大きく、撃ち合いにおける優位性はそこそこに優秀と言えるだろう。ただしこの優位性を揺るがす特徴が次に述べる点であり、ARP金剛型の艦の多くが黒い船体に光り輝くARP意匠という暗めのマップにおいて戦場で目立つというデザインであったのに対して、本艦は何と全体が朱の塗装に光り輝くARP意匠という更に目立つデザイン*1。暗めのマップは勿論の事、明るめのマップでも異様に目立つという特徴を持っている。WW1当時の戦闘機のパイロットではないが敵のヘイトを一身に引き受けてでも味方を守りたい艦長や、派手な迷彩が好みの艦長にとっては是非とも手に入れたい逸品と言えるだろう。また本艦はイベントをこなして入手する必要があるので同時期に実装された「ARP Haruna」よりも珍しく、コレクターの艦長にもお勧めである。
戦闘名誉章
| レベル | 1 | 2 |
|---|---|---|
| 報酬 | シルバーブースターⅢ×2 EXPスーパーブースターⅡ×2 シルバー100k | カッパー1 |
| ミッション内容 | 5戦プレイ | 1戦中に2隻の敵戦艦を撃破 |
史実
本艦はARPコラボ艦であり、史実におけるエピソードは存在しない。とはいえ、金剛型戦艦の1隻である「比叡型」として初の実装である為、本項目に史実における「比叡」の略歴を記載させてもらう。
「比叡」は金剛型巡洋戦艦(後に艦種が戦艦に変更となる)の2番艦。金剛型戦艦は1番艦である「金剛」が英国のヴィッカース社において建造、その経験を基に2番艦「比叡」を日本国内の横須賀海軍工廠で建造。このため本艦は「ドレットノート登場以降、軍の工廠で初めて国内生産された戦艦」と言える。起工は1911年11月、進水も1912年11月、竣工は1914年8月であり、技術移転を行いながらの建造であった「金剛」よりも建造はスムーズに進んだ。ところが第1次世界大戦終結後の「海軍の休日」時期に、日本においても戦艦の1隻を現役から退かせ練習戦艦へと改装しなければならなくなってしまった。この時金剛型4姉妹は近代化改修の途中であったものの、改修工事が最も遅れていた本艦が練習戦艦へと改装されることになる。
1936年12月末にロンドン海軍軍縮条約の期限切れを待って戦艦として再改装される。この再改装は他の金剛型戦艦が2回に分けて行っていた改装を、一度に纏めて実施するだけでなく「後の大和型戦艦において搭載予定の機材・構造をテストする」という目的もあった。その結果本艦の艦橋は他の金剛型戦艦と異なり、後の大和型戦艦に似た構造となった。高速戦艦として生まれ変わった本艦は1941(昭和16)年に太平洋戦争が始まると4番艦「霧島」と共に第3戦隊に所属、南雲機動部隊の随伴護衛として真珠湾攻撃からセイロン沖海戦、ミッドウェー海戦、第2次ソロモン海戦等の各海戦に参加。艦隊再編に伴い本艦と「霧島」は第3戦隊を離れ第11戦隊に編入された。
1942年11月、第11戦隊はフィリピンのガダルカナル島のヘンダーソン飛行場に対する艦砲射撃、およびガダルカナル島上陸作戦を支援すべくガダルカナル島近海へと進出。迎撃に出た米艦隊と交戦に入り「第三次ソロモン海戦」が幕を開ける。この時、日本側は事前に「米軍は新型戦艦3隻を含む艦隊を海域に向かわせている」という情報を入手しており、作戦の阻害となる事が懸念されたが後の情報でこの艦種は戦艦から防空巡洋艦へと訂正された事もあり、特段の対策を講じる事はしなかった。更に艦隊は猛烈な豪雨に何度も襲われ、艦砲射撃そのものが不可能となる懸念があった。一度は豪雨により作戦実行不可としてサボ島北で反転を行った艦隊が天候回復の報を受け再反転。予定より40分も遅れてガダルカナル島に接近するも、攻撃隊は寄せ集めであった事から陣形が崩れており…本来護衛されるべき旗艦「比叡」は艦隊の前方に位置し前衛は一部のみが突出している有様であった。
「比叡」は主砲を右舷に指向して対地砲撃の準備を完了、いつでも砲撃できる状態にあったが前方10kmにアメリカ海軍の巡洋艦部隊を発見。探照灯で敵艦隊を照射しつつ射撃戦に入る。しかし探照灯を照射している事からアメリカ艦隊の格好の目標となり、集中砲撃を受けた。50発以上の命中弾により通信能力を喪失、火災も発生。更に艦尾喫水線付近を撃ち抜かれ、操舵不能となってしまった。「比叡」は退避を試みたものの、日が昇るとヘンダーソン基地から発進した米軍機が襲来。最終的に爆撃による火災で機関が動かなくなると総員退艦の後に艦を放棄した。放棄時の「比叡」は右に15度傾斜し、艦尾も沈下していたとされるが、再度駆逐艦が戻った際には「比叡」の姿は無かったという。「比叡」の戦死者は188名、負傷者は152名だった。
小ネタ
本艦の艦名の由来は、京都の北東部から滋賀県の大津市にまたがる「比叡(ひえい)山」から。
一般的に云われる比叡山は京都の県境に位置する海抜848.3mの「大比叡」と、左京区に位置する海抜838mの「四明岳」二峰から成る双耳峰の総称。古事記においても「淡海(おうみ)の日枝(ひえ)の山」として記されており、古くから山岳信仰の対象とされてきた。また仏教伝来後には最澄が天台宗を開いて以降、京都の鬼門を抑える国家鎮護の寺地となった。現代においてはケーブルカーやロープウェイで山頂まで気軽に登る事ができ、休日ともなると多くの登山客・観光客が訪れる。
編集用コメント
- 史実以降が格納状態であったのを修正 -- 2024-09-26 (木) 19:47:38
- 解説をさらっと記載。適時変更してください。 -- 2024-09-27 (金) 09:03:20
- 解説の艦艇スキルについて、新設されたスキルで回数を増やせる可能性があるので最後の項目を削除。まだ未検証なのでそれについては記載しません。 -- 2024-09-28 (土) 18:09:38
- 迷彩の効果を記載。 -- 2025-10-01 (水) 13:34:13
- 生存性に一部増補 -- 2025-10-22 (水) 09:56:57
コメント欄
- 強化点はhpだけだけどこのティアでのhp+1000はかなりデカくて迷彩分も含めたら素の金剛と比べて2000以上もhp上がってるし撃ち合いに直結するバフは強い(修理含めた総hpは4000以上も上回るのでは?)。他のアルペ艦も対空微増は論外として、機動性が劇的に上がってるわけじゃないから意外といちばん強い説もあると思う(というか、元の金剛のhpが他国戦艦と比べて6000から3000ほど多いのがめちゃくちゃつよい) -- 2024-09-27 (金) 19:03:10
- 金剛ほど知られた存在ではないし、見た目も(色が)胡散臭いからか案外ヘイトが低くて使いやすい…気がする。ARP金剛も持ってて同じくらい使ってるけど、HPの高さが効いてるのかヘイトの低さが効いてるのか分からんけどこっちの方が成績がよい。 -- 2025-01-20 (月) 16:06:59
- あとほんの少し速ければ…とか曲がれば…て場面は滅多に無いけど、HPがほんの少し高いっていうのは強みとして体感しやすいね。4姉妹のなかでいちばん強いと思う。 -- 2025-07-16 (水) 20:51:45
- たかだか主砲弾数発分だしそれだったら機動性あった方が嬉しいけどな -- 2025-07-18 (金) 22:28:34
- ARP比叡スターターパックが他の同格より割引販売中。これだけでも2500Gが手に入るが、ARP金剛の時のような再販が来た場合、他の同格と同程度の値段で2500*2+1500で6500Gになる可能性も。 -- 2025-09-29 (月) 19:51:44
- 謎再販来て欲しいですね。金剛の時は7日ごとの更新だったけど今回は販売期間が27日もあるから再販がない希ガス
-- 2025-09-30 (火) 02:08:23
- 謎再販来て欲しいですね。金剛の時は7日ごとの更新だったけど今回は販売期間が27日もあるから再販がない希ガス
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