ソ連

概要

左: ロシア軍艦旗 右: ソ連軍艦旗

Да здравствует товарищ Сталин！
ソヴィエト連邦（現ロシア連邦）海軍である。
サービス開始から巡洋艦ツリーのみ存在していた。ver1.2(2018/3/26)のアップデートに伴い、ソ連の駆逐艦ツリーが追加されたが現在では戦艦も追加されている。
基本的にソ連で建造された船が多いが、一部にはロシア帝国時代のものも含まれている。
同会社別ゲーム(戦車のWoTや飛行機のWoWP)の傾向から見るに多種多様な艦種が登場するであろう。
史実では海戦ではなく護衛や対地支援等の裏方仕事が大半だったため影が薄いがこれを機会に知っては如何だろうか。
　“Bсем yдaчи”

ツリー艦艇

Tier1	Tier2	Tier3	Tier4	Tier5	Tier6	Tier7	Tier8	Tier9	Tier10
Orlan	Storozhevoi	Derzki	Izyaslav	Podvoisky	Gnevny	Minsk	Tashkent	Kiev	Delny
							Ognevoi	Udaloy	Grozovoi
	Novik	Bogatyr	Svietlana	Kotovsky	Budyonny	Shchors	Chapayev	Dm. Donskoi	Alexander Nevsky
							Tallinn	Riga	Petropavlovsk
		Knyaz Suvorov	Gangut	Pyotr Veliki	Izmail	Sinop	Vladivostok	Sovetsky Soyuz	Kremlin
			Komsomolets		Serov		Pobeda		Admiral Nakhimov

：戦艦(BB)

：巡洋艦(CA/CL)

：駆逐艦(DD)

：空母(CV)

プレミアム艦艇

プレミアム艦艇一覧

Tier1	Tier2	Tier3	Tier4	Tier5	Tier6	Tier7	Tier8	Tier9	Tier10
		Aurora	Imperator Nikolai I	Okhotnik	Gremyashchy	Leningrad	Black Chapayev	Neustrashimy	Khabarovsk
				Kirov	Admiral Makarov	Tashkent'39	Mikhail Kutuzov	Kronshtadt	Moskva
				Krasny Krym	Molotov	Lazo	Ochakov		Smolensk
				Mikoyan	Black Izmail	Poltava	Pyotr Bagration		Stalingrad
				Oktyabrskaya Revolutsiya	Novorossiysk		Black Tallinn		Sevastopol
							Ship Smasha		Slava
							Lenin
							Borodino
							Black Vladivostok
							Chkalov

：戦艦(BB)

：巡洋艦(CA/CL)

：駆逐艦(DD)

：空母(CV)

ショップで購入可能なプレミアム艦艇一覧

傾向と特徴

駆逐艦、巡洋艦、戦艦ともに巡洋艦としての運用構想としている。史実は大した戦果は残していないソ連海軍だがそこは作成、運営元を考えれば...
全体的に速力が高く、なおかつ主砲の連射が効くので初心者向けであるといえる。
ティアが上がるにつれ魚雷はおまけとして考え、あくまで主砲でペシペシ嫌がらせするのが吉。

第一駆逐艦ツリー(デルニーツリー)

日本駆逐と同様、とても初心者向けとは言えない性能設計をされたツリー。それがソ連駆逐である。
高い主砲性能や速力を生かして、敵を狩っていくことが一番基本の立ち回りである！
ソ連の主砲が輝くのは、Tier6以降と言える。主砲射程が8km後半となり威力も十分に上昇し、低Tier巡洋艦や駆逐艦にはAPで十分に対処できる。一方で、エリート化によってHEの発火率を7%上昇させることができ(※)、放火魔として敵戦艦や駆逐艦を燃やして回ることができる。駆逐艦としては、優秀な砲性能と言えるだろう。
ソ連の魚雷は、基本的に射程が短いが、高性能の魚雷を積んでいる。雷速は日駆と同等レベルで射程内であれば、まず外すことはない。そこまで近づくことが難しいが、ソ連駆逐特有の転舵や速力など生存性を高める武器を利用しつつ、ヒット・アンド・アウェイを狙っていきたい。
魚雷性能にうんざりした人も多いかもしれない。(日駆みたいに遠巻きからねらいたい…。)
だが、ソ連駆逐には優れた速力、転舵速度、小さい船体。これで、敵の主砲が当たるだろうか？ソ連駆逐はそういった意味で他の駆逐艦より、生存性が優れている。割と遠距離の砲撃は、回避することが容易だし、魚雷なども激しく動くソ連駆逐に当たりにくい。この生存性を生かし、主砲や扱いづらい魚雷を使っていこう！
(※)4％から11％になるのではなく、4.28％になる点に注意

第二駆逐艦ツリー(グロザヴォイツリー)

　2021年7月25日、ver4.3.1で追加された、tier7ミンスクから分岐し、オグネヴォイ、ウダロイ、グロザヴォイと進むツリー。デルニーツリーと概ね同じ主砲をより少ない門数だけ搭載し、機動性、隠蔽、対空、魚雷を強化した性能となっている。その結果、砲駆と雷駆の中間のバランス型となっている。
　主砲にはソ連では標準的な130mm砲を搭載している。弾道、弾速、貫徹力のいずれも優秀である。一方、装填時間はソ連駆逐艦らしく5秒から逃れることができておらず(グロザヴォイでやっと4.5秒に短縮される)、門数もオグネヴォイは4門、ウダロイとグロザヴォイは6門と多くないため、DPMは雷駆以上砲駆以下となっている(オグネヴォイに関しては同格最低である)。
　魚雷は装填が56秒と短めで5連装で10発搭載している。ウダロイのみ魚雷発射管3基がマハンのような配置になっており、反転することで15本雷撃が可能となっている。肝心の魚雷性能は微妙で、1本あたりのダメージは3300台とパンヨーロッパ駆逐艦に次いで低く(米英独は4000前後)、雷速、浸水率は米独と同等で低めとなっている。そのため瞬間火力は低いと言える。
　抗堪性はドイツ駆逐艦並みであり、高い。速力はオグネヴォイは36kt台と低いが、ウダロイとグロザヴォイは38kt台と速めになっている。転舵性能はドイツ駆逐艦よりやや悪い程度、加速性はハバロフスクツリーと同等で鈍くなっている。対空性能は駆逐艦にしては高いが、残念ながら大してあてにならない。
　鑑定スキルには共通してエンジンブースト、対空警戒(あまり役に立たない)、煙幕と便利なものが揃っている。因みにアメリカ駆逐艦も同じラインナップである。

第一巡洋艦ツリー(アレクサンドル・ネフスキーツリー)

　比較的小口径の120~180mm主砲を搭載したツリーである。優秀な主砲に脆い船体かつ低対空と、努力値を火力に極振りしたような性能となっている。主砲口径の大きさにより運用方法が異なる。以下ではtier5以降のツリー艦についてのみ述べる。
　主砲に152mmを積んだtier5.コトフスキー、6.ブジョンヌイ、7.ショールス、8.チャパエフと、180mmを積んだ9.ドミートリィ・ドンスコイ、10.アレクサンドル・ネフスキーがある。どちらの主砲も高弾速、高精度、低弾道(それなりに高いものもいる)、長射程と優秀だが、152mmの方はHE弾の雨を降らせて燃やしていくスタイル、180mmの方は口径の割に重い一撃で装甲をブチ抜いていくスタイルとなっている。弾道については、152mmの方は180mmよりやや高くなっているため、島裏射撃もやりやすくなっている。ただツリー全体を通して、砲塔旋回が遅いという弱点もある。後述の機動性の悪さもあり、近距離戦は苦手。
　副兵装には魚雷が搭載されている。短射程、低威力だが射角は並み程度にはある。少なくとも日巡よりははるかに良い。低中Tierでは、魚雷を持たない米巡とのタイマンや、駆逐艦が肉薄してきたときには役に立つ。高Tierでは基本出番はない。
　生存性については低いと言える。特に高tierでは船体がとても長くなり、戦艦の砲撃や空母の雷撃を食らいやすい。また、対空も低く(ネフスキーは除く)装甲も柔めで、加減速も旋回性能も悪いためである。ただ射程が長いため日米巡洋艦ほどは前に出なくて済むのが救いか。むしろこの生存性の低さに射程まで短かったら誰も乗らない。対空の低さは戦艦の近くにいることで補おう。
余談ではあるが、測距儀がデカい

第二巡洋艦ツリー(ペトロパブロフスクツリー)

　2021年7月25日、ver.4.3.1で追加された、tier7ショールスから分岐して、タリン、リガ、ペトロパブロフスクと進むツリー。頑丈な船体に比較的大口径の主砲、高い対空を特徴とするツリーで、フランスの大巡ツリーと並んでほぼ大巡のみで構成されているツリーである。
　主砲口径はタリンは180mm、リガとペトロパブロフスクは220mmとなっている。ソ連らしく弾道弾速・貫徹力は優秀だが主砲旋回は遅く、第一ツリーとは異なり巡洋艦にしては精度が結構悪い。射程は旧ツリー艦のモスクワやネフスキーツリーと比べてやや劣っているが、独仏伊の巡洋艦よりは長い(当然日米英の短射程三銃士にも勝っている)。また装填時間はタリンが13秒、リガとペトロパブロフスクは14秒と口径に比して長くなっている。リガとペトロパブロフスクは門数がタリンの12門から9門に減じたこともあり、DPMは同格砲駆並みで巡洋艦としては最低クラスとなっている。副武装にはタリンは魚雷、リガとペトロパブロフスクは副砲を搭載している。長距離戦の多い高Tierではどちらも出番はあまりない。
　抗堪性は高い。堅牢さに定評のあるドイツ巡洋艦よりもHP・装甲防御・魚雷防御いずれも同等以上である。また特に装甲はTier上昇と共に急速に厚くなって行き、ペトロパヴロフスクでは艦首・艦尾・甲板装甲が一部戦艦並みかそれ以上まで分厚くなる。そのため艦を立ててさえいればかなりの耐久力がある。しかし舷側装甲は重巡とほぼ変わらないので、戦艦に腹を晒すと普通に大ダメージを受ける。加えて対空能力も高い。米巡ほどではないにしろダメージ、対空射程共に同格に比して勝っており、対空警戒スキルも使用可能である。しかし機動性は低い。ネフスキーツリーは最高速度は速いが舵と加速が重いという直線番長仕様となっているが、本ツリーは最高速度、舵、加速の全てが鈍重。船体も大きいので砲弾や魚雷の回避は第一ツリー以上に難しい。

戦艦ツリー

　戦艦ツリー1本と複数のプレミアム艦艇が実装されているが、実在艦はtier4のガングート、ニコライ1世とtier5の十月革命ちゃんのみで、ほとんどは計画艦か架空艦である。本家PC版ではソビエトバイアスが掛かっており非常に強いのだが、残念ながらBlitzではそこまで強くはないようだ。
　火力に関しては正直微妙である。平均以上の口径の主砲を平均以上の門数積んでいるものの主砲精度があまり良くない上、装填時間がTier6イズメイルからTier8ヴラジヴォストクまでは25秒と長いため、敵戦艦との遠距離でのタイマンに弱い。また射程も他国同格と比べて最短レベルである。
　とはいえそれを補うべく精密照準スキルを積んでおり、特に高tierではスキルレベルの高いものを使える。スキル使用中限定で精度が大幅に改善されるため、艦長スキルの「超火力」を選択して使用回数を増やしておきたい。また、ソ連のレジェンド艦長のうち2名は「精密照準＋」を持っており、素で25秒装填の艦であっても、スキル発動中に2回の斉射が可能となる。レジェンド艦長を持って居ない場合は素で24秒装填の艦を手に入れるまではスキル発動中に2回の斉射を行うのはかなり難しい(厳密には装備品で「主砲改良Ⅱ」と消耗品の「高級船員食糧」を搭載すれば猶予時間は0.75秒取ることは可能だが、操作をテンポよく行わないとちょっとしたもたつきで失敗する上に主砲生存性が低下するというデメリットが大きすぎるので現実的ではない)。
　それ以外の特徴としては、巡洋艦と違って砲塔旋回は速く、副砲もかなり充実しているため、総じて中近距離向きの戦艦と言える。耐久性に関しては優秀である。Tier6のイズメイル以降は修理班(消火器)を他国艦より1つ多く載め、HPが高く装甲もそこそこあり、対空も平均以上である。
　総評としては、全体的に主砲は微妙だが耐久は高めという性能となっている。特に高tierでは現環境とのミスマッチを感じざるを得ない。
　因みに、独特な主砲配置を持つものも多い。Tier4のガングートとインペラトール・ニコライⅠ、Tier5オクチャブリスカヤ・レヴォリューツィヤ、Tier6のイズメイルである。主砲4基全てを背負式ではなく甲板と同じ高さにに設置しているのが特徴である。正直使いにくいが、今挙げた艦たちは普通に強い。

空母ツリー

「低耐久・そこそこある搭載機数・同時大量運用」という「一寸先は箱」そんな言葉あったっけ...を身をもって体験できるツリー。最近流行りの偶数ツリー空母であり、空母魔境Tier7を飛ばすことができる。なお戦闘機はTier10のアドミラル・ナヒーモフ以外は搭載していない。プレミアム空母のTier8チカロフは搭載している。
強みは多数の攻撃中隊を動員した突撃一斉攻撃による1ウェーブの火力であり、更にそれから放たれる爆弾と魚雷により高確率で敵艦になんらかの状態異常を与えることができるだろう。

逆に弱みは圧倒的な艦載機のHP不足である。Tier10のナヒーモフですら鳳翔や瑞鳳の艦載機と同程度のHPしかないめ、適当に操作していると試合半ばで枯れかねない。日空以上に艦載機の操作は丁寧に。

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