軽巡洋艦 フランチェスコ・フェルッチオ

[添付]
効果:主砲射程+4%、魚雷射程+4%、最大転舵速度+4%、海面発見距離-4%、EXPアップ+35%、シルバーアップ+35%
ver.8.3で主砲装填時間が7.8秒から7秒に短縮、魚雷装填時間が60秒から48秒に短縮、隠蔽性が7.92kmから7.50kmに向上
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
| 国 | イタリア | |
|---|---|---|
| 艦種 | 巡洋艦 | |
| Tier | 7 | |
| 生存性 | 継戦能力 | 25070 |
| 抗堪性 | ・防郭防御7.50% ・火災浸水耐性10% ・装甲防御6% ・魚雷防御5% | |
| 主砲射程 | 11.80km | |
| 機動性 | 最大速力 | 36.12ノット[kt] |
| 最大出力への到着時間 | 13.65秒 | |
| 転舵速度 | 7.70度/秒 | |
| 転舵所要時間 | 6.87秒 | |
| 隠蔽性 | 7.50km | |
・兵装
| 主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 装填時間 | ダメージ(火災率)(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
|---|---|---|---|---|
| 152 mm 55口径 M1934 2基×4門 | 7秒 | HE弾 437(5%) SAP弾 736(150%) | 10度/秒 |
| 魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 装填時間 | ダメージ | 射程 | 雷速 | 浸水率 | 魚雷管旋回速度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 533 mm tubo lanciasiluri 2基×4門(4門) | 48秒 | 3105 | 9.60km | 66.69kt | 15% | 25度/秒 |
| 対空砲 | 種類 | ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|
| 大口径 小口径 | 118 130 | 3.30km 1.80km |
・艦艇スキル
| 種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
|---|---|---|---|---|
| 偵察機Ⅰ | 主砲射程+12% | 30秒間 | 90秒 | 2回 |
| 排気煙幕Ⅰ | 即時隠蔽の煙幕を展開する | 9秒間 | 60秒 | 2回 |
ゲーム内説明
「長距離軽巡洋艦」の計画案は、インド洋におけるイタリア海軍の作戦のために様々な艦種の数十隻の艦艇を建造するプログラムの一環として開発されました。この8000トン級の巡洋艦の最初のスケッチの1つは152mm方を4連装砲塔に搭載した珍しい外観の艦艇でした。他の特徴としては長い航続距離(27000km以上)と1939年に設計された90mm両用砲が挙げられます。
解説
2025年4月のブリッツパスの報酬艦。
・主砲
152㎜砲を4連装砲塔に収め、前後に1基づつ計2基8門搭載。4連装砲塔という見た目のインパクトは兎も角、砲数は重巡並みに少ない事に加え、装填時間もそこまで速くは無いため砲単体で見るとあまりパッとしない。しかしそこそこの射程を持ち強力なSAP弾を4発纏めてお見舞いできるという点を考慮すると、軽装甲艦に対して如何に効果的な打撃を与え続けられるかが問われる砲といえる。なお艦艇スキルの「偵察機Ⅰ」を使用することで射程を伸ばすこともできるが、遠距離戦だとSAP弾は跳弾しやすく効果が薄い。かといってHE弾を選択しても、砲弾ダメージは標準的に過ぎず発火率もそこまで高くは無いため正直言ってこのスキルは本艦の特性とあまり嚙み合いががよろしくない。
・魚雷
533mmクラスを4連装魚雷発射管に収めて片舷に1基づつ計2基搭載。雷速こそ標準的なものの、長射程かつそこそこの単発火力の魚雷を扱える。魚雷発射管の旋回速度が速く取り回しも優れている。しかし本艦は軽巡の割には旋回性能がそこまで高くは無いので使用する際のスキが大きい点には注意してもらいたい。
・対空
イタリア巡洋艦の対空に期待してはいけない。
・装甲
軽巡洋艦の装甲や耐性に期待するのはやめよう。
・機動性
素の最高速度は36ノット台と同格内ではかなりの快速を誇る。加速力は素で13秒台とそこそこの水準。舵の効きは数値の上では優秀だが、実際にはそこまで優秀さを感じにくい。後述する側面の被弾面積の広さやイタリア巡洋艦由来の脆さを考慮すると、敵前回頭においては艦艇スキル「排気煙幕Ⅰ」を使用してスキを最小限にしたいところ。
・隠蔽性
素の被発見距離は7.92㎞と軽巡としては極普通。魚雷の長射程のお陰で、素の状態でも隠蔽雷撃が可能。
・生存性
素のHPは25000台と普通の軽巡としてはやや虚弱体質。しかもイタリア巡洋艦由来の対空の無さや脆さを考慮すると戦場における生存性が高いとは言えないだろう。とはいえ本艦には足の速さと砲射程を伸ばせる艦艇スキル、さらに長射程魚雷という切り札があり、これらを考慮すると敵に先んじて戦場に到達して敵の駆逐艦を追い返したり自分よりも強い敵が現れたら逃げながら戦うといったコンセプトなのだろう。コンセプト通りに陽動役や遅滞行動役を務められれば生存性の低さ自体は気にならない筈だ。
・消耗品
「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」の搭載を推奨。残る1枠は「高品質石炭」か「予備整備パック」のどちらかを選択してほしい。
・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとして「偵察機Ⅰ」を2回と「排気煙幕Ⅰ」を2回使用可能。
・装備
・兵装 「主砲改良Ⅰ」
・防御 「操舵装置改良Ⅰ」「推力改良Ⅰ」
・適正 「操舵装置改良Ⅱ」「推力改良Ⅱ」
・エリート特性
・エリート砲術員 主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
・護衛特化 主砲旋回速度+7%、最高速度+3%、対空火力+5%
・功績 EXPアップ+10%
・総論
イタリア巡洋艦ツリーはティア7からは重巡となってしまうため、このティア帯で伊軽巡を扱いたい場合は「ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ」もしくは本艦を選択することになる。しかしアブルッツィはSAP弾非搭載の艦であり、ティア6までのツリー艦における戦い方とはやや異なった扱いを求められる。そういった面倒な事が嫌いであり、ツリー艦と同じように扱える艦が欲しい艦長にとっては本艦は希少かつ実に有難い艦といえるだろう。しかし逆に言えば「偵察機Ⅰ」が使える以外はあまりパッとせず、火力重視の艦長や特徴のある尖った艦が好みの艦長からすると少し物足りなく感じてしまうかもしれない。とはいえこれからイタリアツリーを進めたいと考えている艦長にとっては丁度よい練習艦になるに違いない。
戦闘名誉章
| レベル | 1 | 2 |
|---|---|---|
| 報酬 | アルティメットシルバーブースター×2 アルティメットEXPスーパーブースター×2 シルバー200k | スティール×2 |
| ミッション内容 | 10戦プレイ | 一戦中60000ダメージ |
史実
…
小ネタ
本艦の艦名の由来はイタリア戦争(1494年~1559年)において活躍したフィレンツェ出身の傭兵隊長である「フランチェスコ・フェルッチオ(1489年~1530年)」から。彼はフィレンツェに生まれ若くして軍人を志し、傭兵隊長「黒備えのジョヴァンニ」ことジョヴァンニ・デ・メディチの私兵である通称「黒軍団」に志願。イタリア各地にて戦い勇敢な戦士としての評判を得る。第3次イタリア戦争後に神聖ローマ帝国の勢力拡大を憂いた時の教皇「クレメンス7世」は対神聖ローマ帝国のためのコニャック同盟(フランス王国、教皇クレメンス7世、ヴェネツィア共和国、ミラノ公国、フィレンツェ共和国、イングランド王国)を締結。しかしこの同盟は脆くも瓦解し、フィレンツェ共和国以外は神聖ローマ帝国皇帝カール5世に膝を屈する相談を始める。
唯一抵抗を続けるフィレンツェ共和国に対して神聖ローマ帝国はフィレンツェを包囲すべく軍を進めるも、フィレンツェの軍事委員であった「フェルッチオ」を中心としたフィレンツェ軍は数で勝る神聖ローマ帝国軍を相手に善戦を重ね、ついには「ガヴィーナの戦い(1530年)」において神聖ローマ帝国軍の司令官であるオラニエ公フィリベール・ド・シャロンを戦死させる戦果を出す(彼の死によりオラニエ=ナッサウ家が創設される)。ところが直後に神聖ローマ帝国側の援軍であるランツクネヒト(ドイツ人傭兵部隊)が到着するとフィレンツェ軍は壊滅、フェルッチオも負傷した上で捕虜となった。ランツクネヒトの隊長マラマルドは個人的な恨みからフェルッチオを処刑、これによりフィレンツェは陥落しコニャック同盟戦争も終結した。
この時期のイタリアはまだ統一されておらず、小国分立の状態であったため近隣の大国にとっては草刈り場的存在であった。このためフランス(ヴァロワ朝)と神聖ローマ帝国(スペイン・ハプスブルグ家)がイタリア全土の支配を試み相次いで侵入、第1次イタリア戦争から第6次イタリア戦争までの長い期間を戦う。しかしこの間の戦費の増加に耐えられず、フランスとスペインはほぼ同時期に相次いで破産。これによりあっけない幕切れでイタリア戦争は終結する。
なおイタリア戦争の期間は2つの軍事大国が間を置かずに互いのメンツをかけて戦闘を繰り返した事から、軍事技術や戦術が大幅に進歩した。歴史的にはイタリア戦争をもって中世的な戦争が終わりを告げ、近世の戦争が始まったとされている(戦争のターニングポイント)。
イタリアが外圧によって苦しめられていた時代において、唯一立ちあがった英雄の悲劇という彼の一生はイタリア統一運動時代に盛んに取り上げられた。「ジュゼッペ・ガリバルディ」は演説において彼の名を挙げているし、その後の「ベニート・ムッソリーニ」の時代には彼の名を冠した祭りが盛んに行われ、また彼の生涯や死の伝説が模範的なものとして繰り返し上演されたりしている。
編集用コメント
- 小ネタを追加 -- 2025-04-02 (水) 22:34:01
- 基本性能書き込みました。 -- 2025-04-03 (木) 06:39:37
コメント欄
- 巡航速度がめちゃくちゃ高いし、砲撃能力も対駆逐艦では高い。迷ったが、1200円の安売りを買った。 -- 2025-04-04 (金) 23:32:42
- 操作性良い船ですね。四連装砲だから縦艦が若干苦手かな? -- 2025-04-09 (水) 19:55:34
- 楽しい。H E結構燃やせる -- 2025-04-15 (火) 14:10:51
- 使用した感じはSAPはダメージが高いが貫通に劣る。HEはダメージが低いが貫通に優る。他のイタリア軽巡より機動性が高く操作性は良好。ただし、最大速度と加速の良さから孤立しやすい点は注意したい。 -- 2025-08-21 (木) 05:34:21
- 本家は2番砲が全周なのにBlitzになると何故全周じゃなくなってしまったのか…全周ならこの機動性と合わせてもっと回避盾やりやすいのに… -- 2025-09-17 (水) 22:47:47
- 後のアプデで修正予定 -- 2025-09-20 (土) 15:20:36
- 次のアプデの予告が出たんですか?内容を知りたいのでソースを教えてください -- 2025-09-20 (土) 15:33:43
- 運営に問い合わせて回答を得てます -- 2025-09-21 (日) 20:46:51
- あーなるほど、運営に主砲旋回に関して問い合せたんですね。問い合わせありがとうございます -- 2025-09-21 (日) 22:00:38
- 本家のこいつ亜種(optioとかいう謎のやつ)を使ってみたら全周で、Blitzで突然フェルッチオ乗りたくなって使ったら違和感しか無かった感じですねw違和感の原因が全周じゃないという… -- 2025-09-23 (火) 22:39:25
- 後のアプデで修正予定 -- 2025-09-20 (土) 15:20:36
- 追記:まだいつのアプデとは決まってないです -- 2025-09-21 (日) 20:47:19
- 枝付けミスった… -- 2025-09-21 (日) 20:47:36
- あなんか全周になってね -- 2025-12-11 (木) 15:13:08
- 2番全周になってます。そのおかげで敵艦に艦首向けつつ魚雷をぽいぽい投げながら回避盾ができるようになったの嬉しい -- 2025-12-12 (金) 09:22:27
