Goliath

重巡洋艦ゴライアス(チャーチルの大型巡洋艦12門案)

性能諸元

基本性能

フル強化済み。装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

・艦艇の特技
修理班+1回
緊急修理
修理班を使用した際に回復するHPが20%増加する

ゲーム内説明

12基の主砲、強力な装甲防御、1940年代後半のイギリス海軍において典型的であった対空防御システムを装備した重巡洋艦。
まさかの12基36門である。

解説

・主砲
　重巡洋艦では標準的な口径の203㎜を超える、巡洋艦にしては大口径の主砲を12門搭載している。
特徴として、HE弾の火災率が11%と非常に高く、その値は蔵王(9%)をも越えており優秀。この高発火率のおかげで斉射時の火災発生の期待値は全巡洋艦の中でも指折りの値である。
しかし欠点として、主砲射程が11.80kmと短いこと、装填時間が13.5秒とやや長いことが挙げられる。参考として、蔵王は主砲射程11.87kmかつ装填時間10.6秒である。
問題点である射程に関しては、本艦の射程に敵が収まる位置に移動すれば鬼精度を誇るt10戦艦の必中ゾーンに入っていることが多い。巡洋艦と戦艦からタコ殴りにされるため、迂闊に前進・接近して単独行動とならないよう注意されたし。
一方の装填時間に関しては、少々長いものの、着火→応急使用→応急動作時間終了→再着火といった間髪を入れずに燃やすことも運次第では可能ではある。
駆逐艦に対しては砲門数の多さから、斉射火力はなかなかのものなので少しの隙に叩き込めれば無視できない損害を与えられる。しかし、装填時間が長いため、1度外してしまうと確実に逃げられてしまうため、駆逐処理能力が高い訳では無い。
口径を上げてダメージをとったという側面だけで見ればAPが優秀なのだが、HEで着火が十分に見込めるのでどっちをとるべきかの判断を付けるのはかなりな難題である。斉射発火率は75%である。
しかも装填時間的に弾種の変更は射撃直後しかできないのである程度戦局を予想し、誰が狙い目かを常に把握し、適切に火力を投射する必要がある。
火力自体は低い訳ではなく、十二分に通用するので、短射程と装填時間を艦長がどうやってカバーするかが腕の見せどころだろう。

・魚雷
　4連装魚雷が片鉉につき1基装備されている。低威力であるが、駆逐に対してはそれでも警戒すべき一本3000の威力。射程はそこそこあるが、軽巡と違って本数が少ないためこの魚雷だけで敵を沈めるのは困難である。射角は悪くなく、不自由なく使え、もちろん単発でも撃てるので起き魚雷を非常にやりやすい。また、装填時間も50秒未満と早く、気軽に流せる。ただし、間違っても敵戦艦からバッチリ狙われている時に腹を晒して雷撃することがないように。
後退時にばらまけば敵の進路を妨害できるだろう。

・対空
　優秀。数値だけ見れば米巡に一歩及ばない程度でかなり頼りになる。ただし対空警戒スキルのレベルが高くないことや対空射程が短いことから(小口径は長めなのだが…)、僚艦を守り切れるほどではない。あくまで自衛用である。

・装甲
装甲防御及び防郭防御は同格標準であり、ダメージ軽減率に関して特筆点はない。
艦首艦尾は同格標準の25mm、舷側装甲は180mmと同格と比べ厚めであるので巡洋艦の砲弾なら角度を付ければ軽減出来る。問題は甲板装甲がわずか50mmしかなく、遠距離戦が中心なティア10戦場と本艦の得意距離と特性が噛み合っていない。
その分厚い舷側装甲も同格戦艦からしたら和紙か、画用紙かの差でしかないので戦艦の射線は常に把握しておきたい。

・機動性
　転舵速度は6.6度/秒と標準的であるが、転舵時間は重巡洋艦の中では早い10.8秒である。それでも舵が重いことには変わりない。速力はフランス、日本に継ぐ高さと言って良い。総じて機動性は重巡洋艦として標準以上であるものの、本艦は短射程が故に前で戦うことが多く、機動性だけでは逃げられない。生存には岩礁や煙幕を活用したい。

・隠蔽性
　良い。図体は大きいものの、隠蔽距離は蔵王並みの9.0kmである。軍需物資+装備+迷彩(海上攻撃)を揃えると7.83kmまで隠蔽性を高められる。開幕発砲しなければ見つかることはほとんどないのでこの隠蔽を活かし、有利な位置を抑えたい。
機動性と合わさり、後退の際にも便利なので是非とも活用したい。

・生存性
良い点から説明すると、HPは前級より6000も増え42955と重巡洋艦としては高く、修理班を4回も使用できる。4回使った際の総HPは67525。総継戦能力としては他国よりも高くなりやすい。
但し、フル活用するには使い切るだけの時間を生存する必要がある。腕の見せ所だ。
また、煙幕も使用できるのだが、レベルⅠなので後述の弱点も合わせると煙幕射撃など、攻撃用で使うには限度がある。 攻撃用よりかは待避用と言った感覚で使用したい。 更に、対空も高めであるので空母に対して隊列を組んでいればかなり抗えるのも良い点である。
次に悪い点だが、短射程な事と、図体が大きい事、装甲も頼れない事があわさり被弾しやすく、豊富なhpを持っていたとしても気休めにしかならない。特に、乾舷が高く、ヒットボックス自体が大きめなので数値以上にダメージを喰らいやすくなっているのは厄介であり、敵から見たら本艦より全長が大きいはずのスターリングラードやモスクワ並の図体と感じてしまう。HPが多くても無理せず立ち回りたい。

・消耗品
　本艦の強みを伸ばすべく、体力は取るべし。残る二枠は艦艇スキルを活かす対空、もしくは機動性が良いか。装填は必須。
また、イギリス重巡なので修理班を1つ多く使える。全て使い切るまで生き残りたい。またver6.2で回復量が15%増量された。

・装備

・エリート艦艇特性
・巡洋艦近代化改修　HP+2%、対空火力+5%、主砲旋回速度+7%
・新型砲塔　主砲旋回速度+20%
・功績　EXPアップ+10%
　
・総論
　本艦が苦行艦であることを念頭に、英重巡洋艦ツリーを進めて欲しい。最大の長所である耐久性に対し、主砲射程・装甲・艦艇スキル(煙幕)・機動性といった短所が噛み合っていない。立ち回りとしてはヘイト管理・砲撃位置が重要である。着火しない限りヘイトは集まりにくい。敵艦着火後は岩礁に隠れたり、煙幕で逃走しよう。深追いするとバイタルをぶち抜かれる。苦手なマップはゲージのような中央占領戦、得意なマップは大西洋などのバラバラ戦である。
今まで培ってきたプレイヤースキルを生かせば、どの艦種に対しても同等以上に戦えるだろう。

戦闘名誉章

史実

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