Hector

ダイドー級拡大案(クラウン・コロニー級設計案K-25F改) ヘクター

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

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解説

・主砲
ダイドー級お馴染みの50口径133mm砲を連装砲塔に収めて7基14門搭載。砲配置はやや独特で、艦首と艦尾双方に3段背負い式なのだが「艦首部の2段目のみ」が砲塔を仲良く2基並列させるというスタイル。この配置により艦を完全に立てた状態でも真正面に4基8門を指向可能。ただしこの艦首部の砲塔群は(無駄に幅の広い艦橋デザインのせいもあって)見た目ほど後方射角が優れる訳ではない*1。どちらかというと艦尾側の砲の前方射角の良さを活かして左右どちらかの斜め前方に火力を投射するのを得意とする。ところが本艦の砲は口径の小ささ故にAP弾・HE弾共に単発火力は同格最低ランク、後述する防御性能の無さや体力面で劣っている事もあり堂々と姿を晒しての射撃戦は大の苦手。防空巡洋艦の特徴である高い弾道を活かせる遮蔽の取り方や艦艇スキル「低速用発煙装置」を活用していかないと、弾速や弾道・装填時間に勝る同郷の「ネプチューン」の劣化版と評されてしまうだろう。

・魚雷
533mmクラスを4連装魚雷発射管に収めて片舷辺り2基搭載。片舷斉射可能数は2基8射線である。魚雷の射程は「ネプチューン」と同じだが、本艦の魚雷は単発火力に劣るものの装填時間に優れる。

・対空
防空巡洋艦なので対空性能は高いと思われがちだが、実のところ大きな穴がある。まず大口径対空砲のダメージは素の値が同格上位で射程もそこそこあるので、ここぞという時にスキルを使用する事で僚艦防衛に威力を発揮できるだろう。ただし小口径対空砲の素のダメージが低く、射程も並みでしかないのでスキルのクールタイム中においては自衛の真似事すらできない。そう考えると折角の大口径寄りの対空砲を持っていても気軽に対空の傘をさしかける事が難しく、結局自身が狙われない為のお守りとして温存するという本末転倒な運用になり易い。そしてスキルを温存したとしてもマッチする敵空母艦載機の攻撃力に対して、十分な敵機漸減能力を持っているかと聞かれると微妙である。

・装甲
ダイドー級の装甲や耐性に期待する方が間違っている。

・機動性
元となったダイドー級よりもほんの少しだけ素の速度が速くなっているが、英重巡と同程度しか出せないので速度面においてはもう一声欲しかったところ。加速力は数値の上では同格内でも上位に位置するので優秀ではあるのだが、重武装故かそこまで加速が良い様には感じにくい。減速性能も相変わらずなので加減速の調整は思い切って早めに行おう。そして舵の効きも数値の上では優秀な筈なのだが、ダイドー級のお約束により見た目の割にはやや鈍くさく…回避行動の類は得意とは言い難い。

・隠蔽性
素の被発見距離は8km弱と同格トップクラスに優秀。

・生存性
隠蔽こそ高いものの、色々盛り込み過ぎたせいで機動性が落ち込んだ上に脆弱過ぎるというダイドー級の船体特徴により生存性が高いとは間違っても言えない。艦艇スキル「低速用発煙装置」を使用する事で割と長い時間姿を消せるものの…このティア帯では高性能レーダー搭載艦も多く、安心して「霧隠れ」するためには事前の下準備が必須。この手の艦艇にお約束の引き撃ちがあまり得意ではない事も考えると、普通の巡洋艦の難易度に満足できずに更にワンランク上の難易度を目指す艦長向けと言える。

・消耗品
「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」を主軸に、残り１つは好みで選んでしまっても良いだろう。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとして「低速用発煙装置」を2回、「対空警戒Ⅲ」を3回、「ソナーⅠ」を2回使用可能。なお「低速用発煙装置」は極めて短い時間だけ煙を展開するが、その煙の持続時間は非常に長いというもの。但しスキルの説明に「低速用」と説明があるとおり、スキル発動時点での速度が1/2速(もしくはそれ以下)でないと肝心の煙を置いてきぼりにしてしまう*2。この様に即時性では排気煙幕に劣り展開できる煙の量は通常の発煙装置に劣る、そしてクールタイムは非常に長いという点を加味して使ってもらう必要がある。

・装備
　・兵装　主砲を強化するものをお好みで
　・防御　「推力改良Ⅰ」「操舵装置改良Ⅰ」
　・適正　「推力改良Ⅱ」「操舵装置改良Ⅱ」「隠蔽システム改良Ⅰ」

・エリート特性
　・エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%　
　・新型砲塔　主砲旋回速度+20%　
　・功績　EXPアップ+10%
※「エリート砲術員」を選択し消耗品と併用すると主砲装填が約5.8秒台になる。「新型砲塔」を選択すると砲旋回は21度/秒を超えるため全周旋回でなくとも指向性は大分良くなる。どちらかを好みで選んでしまって問題ないだろう。

・総論
　ダイドー級の船体にHPをチョイ盛りしてティア7相当の体力を持たせ、数値の上では「クリーブランド」の主砲と同程度の火力を持つ主砲を搭載。射程等を延長した上でティア9戦場に放り込んだという構成要素だけ観るとかなり不安になる艦である。その上で本艦は「イギリス連邦」所属であるが故の性能劣化の呪いまでかけられており、色々な意味で負の要素がてんこ盛りとなっている。この艦で苛烈なティア9巡洋艦の戦場にまかり出るのが許されるのは相当に腕に自信のある乗り手のみであり、間違っても普通の腕の艦長は手にとってはいけない類である。この説明を読んでピンと来る艦長が居たら、是非とも入手してチャレンジしてみて欲しい。

戦闘名誉章

史実

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