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香取型練習巡洋艦　香取

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

･兵装

・艦艇スキル

種類	効果	持続時間	クールタイム	使用可能回数
精密照準装置Ⅰ	砲撃精度+25%	20秒間	75秒	3回
魚雷装填Ⅰ	即時に魚雷発射管を装填する	-	120秒	2回

ゲーム内説明

香取は日本海軍の練習巡洋艦。140mm連装砲を2基と533mm魚雷発射管を搭載していた。

解説

日本のTier3プレミアム巡洋艦。Tier3で艦艇スキルを持っている珍しい巡洋艦でもある。航海に不慣れな新米士官の練習艦任務に特化して建造された巡洋艦であり、遠洋航海での安定性を高める為に船幅が広く取られ、他国への歴訪等も兼ねていたために威厳が感じられる造りだ。しかしゲーム内ではその大きさ故に被弾しやすく装甲は最小限。体力には恵まれていても体力を削られ易く、低速故に逃げる事も難しいという見た目に反した上級者向けの艦となっている。

・主砲
三年式50口径14cm連装砲×2
夕張と同じ14cm連装砲を2基搭載している。
HEの単発火力は447と同格ツリーの天龍と同じであるが連装砲であるため精度は良い。それに加えスキル｢精密照準装置Ⅰ｣(20秒間、主砲の砲撃精度+25%。クールタイム75秒)も使用可能。

・魚雷
天龍と同じ53cm連装魚雷。天龍と比べると射角が広い。天龍より装填が早いが両舷配置であり2本づつの発射となる。
またVer1.2より艦艇スキル「魚雷次発装填装置Ⅰ」が使用可能になった。このスキル発動時には1回の発動につき一度だけ即時に次弾が射撃できる様になる。敵に接近された時などのお守りととして使おう。

・対空
日本の巡洋艦としてはこのティア帯としては珍しく、大口径対空砲と小口径対空砲を搭載。特筆すべき点としては格上巡洋艦である「夕張」と同等である大口径対空砲の射程3.6kmを誇るのだが、ダメージの低さと対空系のスキルを未搭載という点から実質的にはコケ脅しに過ぎない。とはいえマッチするティア帯ではかなり恵まれており、自分以外に頼れる高対空艦は居ないと考え回避に専念しよう(なお船足が…)。

・装甲
軽巡洋艦の装甲に期待してはいけない。同格駆逐艦の砲にすら容易に撃ち抜かれるので「装甲で耐えよう」などという考えは捨てよう。側面を見せると斉射が飛んできてバイタル貫通が発生することもあるので巡洋艦の砲には側面を曝さない様にしたい(より強力な戦艦の砲に対しては言わずもがなである。)。また耐性についても特筆すべきものは無いので被弾・被雷は極力避けるべき。特に魚雷は食らったら即退場である。

・機動性
素の最高速度は20ノット以下。エリート特性と消耗品の搭載で21ノット弱までは強化可能だが、それでも遅い事に変わりは無い。加速については駆逐艦並みの船体サイズ故にか、並の巡洋艦を上回る加速力を持つ。舵の効きは悪くは無いのだが…素の速度が遅い故に「旋回そのものがモッサリ」しており、側面を狙われ易いので注意が必要*1。

・隠蔽性
被弾面積が大きい船体の割に他国と比べると優秀。ヒストリカル迷彩込で7946と高い数値である。

・生存性
敵に狙われたら避けるどころか逃げることも難しい速力と、HE弾でも簡単にVPを突かれてしまう脆さから、生存性は極めて低い。

・消耗品
改良型ディーゼルエンジンと高級船員食糧の搭載を推奨。残る1つは高品質石炭で隠蔽を増強するか、予備整備パックで体力を増強するか好みで選んでしまって良いだろう。

・艦艇スキル/艦長スキル
精密照準装置Ⅰと魚雷装填Ⅰを併せ持つ。tier3では艦艇スキルを持っている艦船自体が珍しく、2スキル持ちは本艦だけである。
ツリー艦とは異なる艦艇スキルの構成であるため、本格的に本艦を運用するならば専用艦長を配することをお薦めする。ちなみに、魚雷装填を増やせるのは小沢治三郎(超火力+)と三川軍一(夜の襲撃)だけである。またエンジンブーストを増やす手段は、前述の夜の襲撃と田中頼三の雷撃隊の2つ。tier3であるし、通常の艦長を座乗させても良いが、レジェンド・エピック艦長を配置する場合は、どのスキルを持った艦長にするか、悩むことになるだろう。

・装備
　・兵装 主砲改良Ⅰもしくは主砲改良Ⅱ
　・防御 操舵装置改良Ⅰ
　・適正 推力改良Ⅱ

・エリート特性
　・新型機関　最高速度+5%、加速度+10%
　・エリート魚雷オペレーター　魚雷装填時間-3%、魚雷管旋回速度+7%
　・功績　EXPアップ+10%
※「新型機関」を推奨。

・総論
　一言で言うと、現環境に完全に置いて行かれた艦である。船体を観ていくと最高速度は20ノット台の速力しか出ず、隠蔽こそやや優れているものの一度敵に見つかったら無事に離脱するのが難しい。その上で兵装はユニークではあるものの敵を単艦でどうにかできるものではない。防御面に関しては全く期待できない事から英重巡ツリーに連なる艦の如く、慎重に位置取りを決める必要がある。スキル「精密照準装置Ⅰ」を使いつつ精度が高い主砲を生かし、味方をやや後方から支援するのが基本となるだろう。また英重巡ツリーと異なり艦艇スキルの「魚雷装填Ⅰ」を保持して居るものの、艦の機動力の問題でこれを攻撃に活かすのはかなり難しい。とはいえ、この魚雷を用いた接近戦ができない訳ではない…相手が停止もしくは後退しており、こちらに注意を向けていない角度から忍び寄るといったトリッキーな手段を用いる必要はあるだろうが。とはいえ、本艦は他国の「大きい駆逐艦」として運用可能な一部の軽巡の如き速度は全く出せない…つまり速度に劣る本艦に交戦距離の決定権は無いし「魚雷装填Ⅰ」で一度に4射線を撃てるとはいえ、これを有効に活かせる煙幕を持っている訳でもないので誰が扱っても強力な威力を発揮できる武装、という訳では無い。あくまで扱い方によっては侮れない威力を発揮する事もあるという程度なのでくれぐれも慎重に行動して欲しい*2。

戦闘名誉章

史実

香取（かとり）は日本海軍の練習巡洋艦。 香取型練習巡洋艦の1番艦である。艦名は、千葉県の香取神宮に由来している。
日本海軍は士官候補生の遠洋航海に旧式となった装甲巡洋艦「磐手」「出雲」等を用いていたが、機関は石炭燃焼であり、さらに昭和に入り艦の老朽化が目立って来た。そこで1938年の昭和13年度計画で2隻の練習巡洋艦を建造することになった。(後に昭和14年度計画において3番艦「香椎」の建造も承認)「香取」は1938年（昭和13年）8月24日に三菱横浜造船所で起工。1939年（昭和14年）3月31日、練習巡洋艦1番艦と2番艦にそれぞれ「香取」、「鹿島」の艦名が与えられる。「香取」は同年6月17日に進水し、1940年（昭和15年）4月20日に竣工した。

因みに史実では煙突両脇に連装魚雷発射管を1基ずつ、片舷2射線4本を装備していた。
船酔いになれていない新米士官の為に、極力揺れない安定性を重視した設計となっている。その為、重巡並の横幅のある船体となり低速な代わり沈みにくいタフな船となった。
加えて非装甲な為（船体は軍艦というより砲を載せた商船に近い）、徹甲弾で撃たれた場合は貫通するのみで有効打となりにくく、撃沈された時も米艦隊の集中砲火にある程度耐えたようである。

小ネタ

本家では副砲の127mm連装高角砲1基が使用可能だったがBlitzでは使用不可能になっている。

航海に不慣れな士官候補生が疲弊しないように安定性を第一に設計されており、5,500t型とあまり変わらない排水量にも関わらず艦幅は古鷹型に匹敵するほどの幅になっている。逆に全長は駆逐艦程しかなく、どことなく現用の戦闘艦のようなイメージも持たせる。
おかげで安定性は抜群であり後述のたった一度の練習航海を中断して戻る際に台風同然の低気圧の嵐の中を突っ切って行ったのだが乗員は安心して嵐の中を突破していけたとの事。

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