Ping Hai

効果:主砲射程+4%、魚雷射程+4%、最大転舵速度+4%、海面発見距離-4%、EXPアップ+10%、シルバーアップ+10%

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　本艦は姉妹艦の「寧海(ニンハイ)」の設計を元に、やや遅れて江南造船廠にて建造された。起工は1931年6月、進水は1933年10月、竣工は1936年6月である*1。姉妹艦と同じく日中戦争中の南京防衛戦において日本軍の航空攻撃により擱座。南京攻略後の1938年に浮揚され日本に曳行され、呉海軍工廠にて修理を受ける。太平洋戦争(1941年)の開戦に伴い姉妹艦と共に輸送艦として改装され「八十島」として日本海軍に編入されたが、1944年11月フィリピンのルソン島への輸送任務の途上で米空母機動部隊の艦載機の攻撃を受け沈没(11月25日)。翌1945年1月に除籍。

　寧海(ニンハイ)級巡洋艦の1番艦「寧海(ニンハイ)」は中華民国海軍によって発注され、日本の播磨造船所*2で建造された軽巡洋艦である。
　戦間期において中華民国海軍は所有する艦艇の老朽化に悩まされていた。蔣介石総統は海軍の近代化のために軽巡洋艦を新造、しかも日本に建造を依頼する事を決定し、諸々の契約を済ませた。1931年2月に起工し、同年19月には進水、艤装に取り掛かるも…翌1932年には「第一次上海事変(1932年1月末～3月初旬)」が発生、急速に日中関係が悪化して契約履行が危ぶまれるなかで建造は続けられ、7月末に無事竣工を迎える。竣工してもそもそも中華民国海軍に引き渡す事ができるのか、といった難題を乗り越え同年9月初旬には中華民国海軍にて無事に就役した。
　1934年6月5日に日本海軍の東郷平八郎元帥の国葬が行われる事が決定すると、各国海軍は艦艇を日本に向けて派遣。中華民国海軍が派遣したのが「寧海(ニンハイ)」であったが、6月3日に下関に寄港した時点で式典には間に合わない事が判明。やむなく儀仗隊を列車で東京に向かわせて弔意を示した。日中戦争中の1937年9月、日本軍が迫りつつある南京防衛戦において揚子江に停泊している際に航空攻撃を受けて炎上・擱座。南京攻略後の1938年に浮揚され日本に曳行された。同年6月に故郷の播磨造船所に到着して修理され、太平洋戦争(1941年)の開戦に伴い輸送艦に改装される事となった。1944年6月に「五百島(いほしま)」と改名の上で日本海軍に編入されたが、小笠原方面への海上輸送任務中に静岡県御前崎南方にて米海軍の潜水艦「シャード」からの雷撃により沈没(9月19日)。同年11月に除籍。

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