Tier 9 フランス 駆逐戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 180/70/40 | 本体価格(シルバー) | 3,670,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 50.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 9~11 | ||
後退 | 16.0 | 派生元車輌 | AMX AC 48 | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 349.02 | ||||
移動時 | 387.33 |
パッケージ
初期 | LVL1 | LVL2 | LVL3 | LVL4 | |||
Foch E:178,250 S:3,670,000 | ━ | 無線 E:? S:54,000 | 履帯 E:? S:64,000 | エンジン E:? S:99,800 | ━ | 戦車 Foch 155 E:290,000 S:6,100,000 |
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E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期 Foch | Maybach HL 295 | 120 mm AC SA46 | AMX 50 Foch | AMX 50 Foch | 1,550 | SCR 508 | |
850 | 26 / [24.27] | ---/---/--- | 400 | ||||
16.93 | 1.4/1.5/2.6 | 26 | 380 | ||||
LVL.1 無線 | Maybach HL 295 | 120 mm AC SA46 | AMX 50 Foch | AMX 50 Foch | 1,550 | SCR 528F | |
850 | 26 / [24.28] | ---/---/--- | 750 | ||||
16.94 | 1.4/1.5/2.6 | 26 | 380 | ||||
LVL.2 履帯 | Maybach HL 295 | 120 mm AC SA46 | AMX 50 Foch | AMX 50 Foch | 1,550 | SCR 528F | |
850 | 28 / [26.02] | ---/---/--- | 750 | ||||
16.94 | 1.3/1.4/2.4 | 26 | 380 | ||||
LVL.3 エンジン | Saurer | 120 mm AC SA46 | AMX 50 Foch | AMX 50 Foch | 1,550 | SCR 528F | |
1,000 | 28 / [30.61] | ---/---/--- | 750 | ||||
19.93 | 1.3/1.4/2.4 | 26 | 380 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
※青字:オートローダー・機関砲
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 連射[間隔] 弾倉[交換時間] | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 左<射界>右 最伏角 | |
120 mm AC SA46 | AP APCR HE | 1,060 12G 900 | 257 325 65 | 400 400 515 | --- --- 2.42 | 1,067 1,334 1,067 | 720 720 720 | 5.83 連射[2.40] 弾倉[34.00] | 2,332 | 2.50 | 0.35 | 68 [4×17] | +18 10< >10 -6 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 9フランス駆逐戦車。
1950年代初期、AMX-50の車体をベースに開発・少数生産された試作対戦車自走砲である。 - 火力
砲ラインナップはAMX AC mle. 48から引き継ぐ120mm砲1門のみ。射界(左右10度)や仰俯角に変化はない。- 120 mm AC SA46
AMX AC 48から装填時間はそのままに、弾倉4発となった自動装填砲。
発射間隔・精度・照準時間などが強化されている。
- 120 mm AC SA46
- 装甲
前面装甲は実質260~280mm程度と順当に強化され、貫通力300mm級の砲弾でも距離減衰や貫通力の下振れ次第では弾ける機会があるだろう。
更に後部の機銃塔が撤廃されており、弱点が減ったといえる。
ただ、車体上部の機銃塔、ステレオスコープの中心部、車体下部は相変わらず弱点となっている。
対敵した場合は、ステレオスコープ(150mm垂直)の中心部を狙ったほうが確実。
ステレオスコープの両端はただの空間装甲でHPダメージ判定はないので注意。
車体下部は100mm+傾斜で平地なら200mm相当。
上部の弱点と異なり地形で隠すことが可能な上に面積が狭く、更に跳弾角度になりやすいため、ステレオスコープを差し置いてわざわざここを狙う必要性は薄い。
側面装甲は前身から15mm増厚され、3倍ルールでAP弾が貫通することはなくなった。 - 機動性
良好な部類であるが中戦車に張り合えるほど旋回力はないので注意。
しかし優れた正面装甲にバランスの良い砲をもっていることを加味すると優秀な機動力である。 - 総論
前身と同じく、自動装填装置を備えた瞬間火力の高い駆逐戦車。走攻守全てにおいて順当に強化されており扱いやすく仕上がっている。
しかし弾倉火力だけで言うならAMX 50 120やEmil II、T54E1などでも同等の火力が出せる為、固定砲塔と言う不利に見合うだけのものを見出したいところだ。
装甲や機動力は駆逐戦車としては良いものを持っているが、やはり重戦車や中戦車などの本職に及ぶものでは無い。
駆逐戦車らしく連射間隔や貫通力と言った点では他のオートローダーよりも優れているので、基本的には中距離から遠距離で前線の支援をする駆逐戦車運用を守り、ここぞと言う場面では機動性、装甲、瞬間火力を以て前線突破にも参加しよう。
史実
AMX50の車体を利用した駆逐戦車であり、1946年より研究が続けられてきた重対戦車自走砲の研究成果を基に開発された車両である。
IV号駆逐戦車のようなシンプルな形状の車体に120mm SA46を装備し、車体前面上部の機銃塔には20mm MG151機関砲が据えられている。
1950年に最初の試作車が完成し、翌年追加生産された数両と共に「AMX50フォッシュ自走砲」として部隊配備された本車は、同年の戦勝記念軍事パレードに参加したが、さらに翌年の1952年から1953年にかけての期間に全車両が退役したようである。
AMX50本体が120mm砲の搭載を達成したため、同じ120mm砲を搭載する対戦車車両の必要性が失われたせいだとも、
EDC(ヨーロッパ防衛共同体)構想に基づく加盟国の兵器共通化計画が動き出したのが原因であるとも、あるいはその両方が原因であるとも言われているが、ともあれ本車が少数の試作車両以降全く生産されなかったことだけは確かなようである。