AMX ELC bis

Last-modified: 2022-02-09 (水) 23:28:16

F62_ELC_AMX.png

Tier 5 フランス 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)25/10/15本体価格(シルバー)14,900
最高速度(km/h)前進60マッチング範囲(戦闘Tier)5~7
後退20派生元車輌AMX 40
隠蔽率(m)静止時281.47
移動時281.47

パッケージ

初期LVL1LVL2LVL3LVL4LVL5LVL6LVL7LVL8
AMX ELC bis
E:14,900
S:315,000
無線
SCR 508
E:?
S:?
履帯
AMX ELC bis
E:?
S:?
エンジン
SOFAM de 180 cv
E:?
S:?
主砲
75 mm SA44L
E:?
S:?
主砲
90 mm D. 915
E:?
S:?
戦車
AMX 12 t
E:28,150
S:875,000
戦車
AMD 178B
E:0
S:895,000
戦車
AMX 13 F3
E:64,250
S:935,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期
AMX ELC bis
SOFAM de 150 c75 mm SA32LAMX ELCAMX ELC bis320ER 52
15036 / [31.19]20/15/10300
22.521.3/1.6/2.644360
LVL.1
無線
SOFAM de 150 c75 mm SA32LAMX ELCAMX ELC bis320SCR 508
15036 / [31.19]20/15/10400
22.521.3/1.6/2.644360
LVL.2
履帯
SOFAM de 150 c75 mm SA32LAMX ELC bisAMX ELC bis320SCR 508
15038 / [34.74]20/15/10400
22.521.2/1.4/2.444360
LVL.3
エンジン
SOFAM de 180 cv75 mm SA32LAMX ELC bisAMX ELC bis320SCR 508
18038 / [41.32]20/15/10400
26.791.2/1.4/2.444360
LVL.4
主砲
SOFAM de 180 cv75 mm SA44LAMX ELC bisAMX ELC bis320SCR 508
18038 / [42.06]20/15/10400
27.271.2/1.4/2.444360
LVL.5
主砲
SOFAM de 180 cv90 mm D. 915AMX ELC bisAMX ELC bis320SCR 508
18038 / [34.53]20/15/10400
22.391.2/1.4/2.444360

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
75 mm SA32LAP
HEAT
HE
46
7G
38
74
91.4
38
110
110
175
13.331,4662.300.4260+13
-5
75 mm SA44LAP
APCR
HE
70
7G
38
100
129
38
110
110
175
13.331,4662.100.4048+13
-5
90 mm D. 915AP
HEAT
HE
255
12G
255
120
150
45
240
240
320
4.291,0302.900.3836+13
-5

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier5フランス軽戦車
    アップデートで下方修正される以前は現在以上に高機動、高隠蔽、Tier8相当の砲を持つなどTier5軽戦車としては抜きんでた性能を有しており、癖は強いが上手く扱えば格上車輌すら手を焼く存在と化していた。
    目立ちすぎたせいか、アップデートにより耐久値、貫通力、機動性に下方修正が入り、従来のような運用方法は難しくなった。
     
    ちなみに、本ゲームでは駆逐戦車や自走砲をはじめとした射界制限のある車輌は(M3 Lee等の中戦車を含めて)超信地旋回が可能だが、唯一本車(ELC 90パッケージ)だけが限定旋回砲塔かつ超信地旋回不可となっている。
    あまり気にする必要はないものの、不便に感じることもあるため留意しておこう。
     
  • 火力
    初期砲はTier4相当の性能なため早急な換装が望ましいが、アップデートにより全ての砲が専用装備となり他車から引継ぐ事ができなくなっている。
    幸い75 mm SA44Lを搭載しているELC 75パッケージに必要な経験値はそこまで多くないのでフリー経験値の使用も検討したい。
    最終候補は全周砲塔で扱いやすい75mm砲と単発火力と貫通力に優れる90mmの二つ。
    どちらの砲も発射速度の遅さからDPMが低めで、俯仰角も-5~+13度しかない難点がある。
    砲塔の旋回も非常に遅いので、軽戦車同士での接近戦は極力避けるべきだろう。
    • 75 mm SA44L
      発射速度が若干劣る以外、Tier相応で可もなく不可もなくといった性能。
      精度や金弾の貫通力も特筆すべき点はないが、全周砲塔での使用が可能なので、90mm砲と比べてNDKもある程度低リスクで行える。
      ただし、この砲を装備する場合、地形抵抗が劣悪な初期履帯で出撃しなければいけないので注意。
    • 90 mm D. 915
      AMX ELC bisの史実砲。
      Tier5軽戦車としては優秀な単発火力を持ち、貫通力も同格中戦車レベルの十分な値を併せ持つ反面、発射速度・照準時間が非常に遅い。
      また、この砲を搭載すると砲塔が限定旋回となり、左右の射界が左右15°までに制限されてしまう
      つまり、駆逐戦車のような待ち伏せ向きの砲性能であり、行進間射撃や逃げ撃ちなどを他の快速戦車のように行う事は出来ない。
      このため接近戦には滅法弱く、格下軽戦車にも撃ち負けてしまう事も多い。
      75mm砲に比べてかなり扱いの難しい砲ではあるが、距離調整や遮蔽物を利用すれば偵察と攻撃の両立は可能だ。
      後述する極めて優秀な隠蔽性と絡めれば、待ち伏せからの一撃や格上の瀕死車輌へのとどめにも使える威力の高さは絶大なポテンシャルを秘めている。
       
  • 装甲
    耐久力は320と殆どのTier4軽戦車より低い
    前身とは異なり装甲も無いに等しいため、遮蔽物の無い場所で見つかると容易に致命傷を受けてしまう。
    このため、随一の隠蔽率や車高の低さを活かして被弾率を下げる事が重要になる。
     
    また、車重の軽さから車輌同士の接触による被害も大きく、自分から相手にぶつからないようにするのは勿論、相手から仕掛けてくる可能性にも常に警戒しておこう。
    更に、乗員が2名と少ないため、負傷による撃破扱いと車長(無線手、装填手、砲手を兼任)と操縦手(機動性)の負傷によるスキル低下にも注意しなければならない。
     
    言うまでもなく口径10cm以上の榴弾が命中すれば一撃爆散は必至である。
    同格軽戦車であるVK 16.02 Leopardの3cm機関砲にも注意。
    弾倉攻撃力が360なので近距離で側背面に連射されると満タンから1マガジンで即死しうる。
     
  • 機動性
    最高速と加速力は軽戦車として同格平均レベル。
    ただし、車重が軽いため、障害物にぶつかると簡単に減速してしまう。
    旋回速度はVK 16.02 Leopard以下と旋回はかなり苦手。
    また、高速走行時はちょっとした段差でもすぐにフリスビーのようにスピンしながら飛んで行ってしまう上、そこそこの落下ダメージ被害が発生する。
    最悪の場合は搭乗員の戦闘不能やクラッシュも有り得るので、地形の凹凸には細心の注意が必要だ。
     
    もし主砲に90mm砲を選択している場合、ハンドブレーキによるスピンターンの制御は是非会得したい。
    高速状態から一気に進行方向を180度以上反転させることができるため、駆逐戦車の後ろを取る際などに停車⇒方向転換よりも若干素早く砲を向ける、
    あるいは少し距離を置いて追われている状況で即座に反撃に転ずるなどのテクニックで射界の狭さを補うことが可能になる。
     
  • 偵察性能
    隠蔽率は全車輌の中でもトップクラス。
    茂みに隠れた本車を見つける事は本車が不用意に発砲しない限り非常に困難である。
    隠蔽スキルやカモネットの恩恵が非常に大きく、これらと茂みを併用すれば、50mの強制発見距離まで敵に発見されない事もある。
    視認距離は同格軽戦車と同じ360mなので、被膜や双眼鏡でしっかり補強しておけば置き偵察→視認→発砲→即退避→再び置き偵察というサイクルも構築できる。
     
    ただし無線範囲には注意が必要で、上位無線機のSCR 508を装備してもその範囲はわずか400mしかない。
    同格軽戦車の中ではブッチギリの最下位である。*1
    このような性能では少し距離が離れただけで情報が共有できなくなってしまう。
    敵陣地やマップ端まで行くと味方と通信が途絶しやすく、折角偵察して敵を発見できても支援が望めない状況が有り得る。
    また、無線能力を上げようとしても軽戦車故に他に優先して取得したいスキルが多く、搭乗員スキルを上げにくい。
    確実に情報を伝える為には味方と通信距離を保つ必要がある。
     
  • その他
    搭乗員や拡張パーツなどについて
    • 搭乗員
      乗員が2名で車長が操縦手以外を全て兼職しているので、乗員負傷時の性能低下が極めて大きいという弱点がある。
      負傷状態のまま戦っていると全滅の危険性も高いので、救急キットは必ず搭載しておこう。
      車長が負傷すると、視界の索敵のみならず、兼役している砲手と装填手と無線手の能力も一気に低下する。
      しかも車長ボーナスも消滅するので、操縦手の能力も若干だが減ってしまう。
      操縦手が負傷すると、機動力が大幅に低下してしまうので、敵にとって良い的になってしまう。
      乗員が1人でも負傷してしまうだけで戦闘力がこれほど大幅低下してしまう車輌は中ティアで他にないだろう。
       
    • 搭乗員スキル
      スキルの習得は計画的に行いたい。
      第六感と迷彩を最優先し、偵察車輌として必要な能力を高める視界強化系や隠蔽の達人を付けていくのが無難だ。
      機動性を底上げするオフロード走行や履帯破損の応急対策で修理を着けるのも良いだろう。
      また、搭乗員が一人脱落するだけでもかなり弱体化してしまうため、搭乗員負傷を防ぐ痛み耐性も非常におすすめ。
      上述の無線の短さから、無線手スキルの信号の増強も付けたいが、上記の通り本車は付けたいスキルが多く、優先順位的に後になってしまいがちである。
     
  • 総論
    アップデートにより突出した能力は失われたが、小柄な車体と高い隠蔽率は据え置きなため、依然として偵察の適性が高い軽戦車である。
    また、90mm砲を使う場合は装填が遅いものの駆逐戦車にも勝るその単発は茂みからの一撃離脱が非常に強力であり、置き偵察と絡めてすぐ射線から逃れられる場所があるならば、
    「撃っては即退避」を繰り返すことで偵察をしつつダメージを稼ぐことも可能であり、高い単発と隠蔽率を有する本車ならではの戦術の一つと言えるだろう。
    注意すべきは壊滅的な防御面で、格下軽戦車相手ですら撃ち負けてしまう程に弱体化したため、より敵の布陣の把握が重要となっている。
    機動力の低下も考慮し、引き際の判断は早めに行うよう心掛けたい。
     
    余談だが、本車はゲームに登場する車両の中でも1,2を争う低車高である為、砲の位置が高く俯角の取れない車両相手の場合、
    相手にピッタリ張り付けば「相手はこちらを狙えないが、こちらは相手を撃てる」という状況が生み出せる。
    そうそう出会う場面ではないが、いざという時には活用してほしい。
    あくまでも最終手段であり、旋回されただけで撃破されるリスクがある事を忘れないようにしよう。75mm砲装備なら、この方法がやりやすい。
     

史実

1956年、フランス国防省は空輸可能な車両の開発を目的としたELC計画を開始しました。
当時、フランスはインドシナやアルジェリアなど、世界各地に散らばる植民地の独立運動などの問題を抱えていたため、海外に速やかに展開出来るように輸送機で空輸可能な「空挺戦車」を求めており、車体は出来うる限り小型化する事が要求されました。
そのため、乗員席のスペースもギリギリまで切り詰められ、乗員の身長は172cm以下に制限していました。
試作車は低い車高と二人の乗員を旋回制限のある砲塔に配置したものでした。
しかし、量産はされず、実戦配備もされませんでした。

 

ゲーム中では転輪の追加や小改良が加えられたもので、AMX ELC bisとして使用されています。

コメント


*1 本車を除く同格軽戦車の最終無線機の無線範囲はStubbsの615mが最低値、最高値はM24 ChaffeeM7で745m