ティーガー E型

Last-modified: 2024-06-12 (水) 00:05:58

ドイツ RankIV 重戦車 Tiger E

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概要

イベント「バイキングアーマー」にて実装された世界一有名な戦車と言っても過言ではないティーガーIの後期型にして最多生産型。キューポラや砲塔全面の装甲など前型H1から各部が改良された。

車両情報(v2.25.0)

報酬

SL倍率3.6

車両性能

項目数値
砲塔旋回速度(°/s)17.2
俯角/仰角(°)-8/16
リロード速度(秒)
7.4
スタビライザー/維持速度(km/h)無し
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
102 / 82 / 82
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
100 / 82 / 82
船体崩壊
重量(t)57.3
エンジン出力(hp)1,133
3,000rpm
最高速度(km/h)48
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -***
視界(%)114
乗員数(人)5

武装

名称搭載数弾薬数
主砲8.8 cm KwK 36 L/56 cannon192
機銃7.92 mm MG34 machine gun24,500

弾薬*1

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
88 mm
KwK 36
PzGr 39APCBC10.2108.8773165162151139127117
Pzgr.APCBC9.5215.04810153151140128116106
Hl.Gr 39HEAT7.641100600110
Sprgr. L/4,5HE9.069881011
Pzgr 40APCR7.3-930211207191172155140

装備

設置場所装備名説明
車体外部装甲正面下部に30mmの履帯装甲
砲塔発煙弾発射機視界前方に煙幕を張る
外部装甲側面に30mmの履帯装甲

車両改良

武器庫

Level名称
15迫撃砲
曳光弾ベルト
リロードシステム
20大口径
装甲貫通ベルト
濃煙
25発煙弾
ステルスベルト

迷彩

砂漠
[添付]
条件ナシ
森林
[添付]
条件ナシ

小隊ツリー

前車両-
次車両VK 45.01 (P)

解説

特徴

 

【火力】
基本的にはH1と同等だが、大きな相違点として、Pzgr 40(APCR)が使用可能となったことが挙げられる。
これにより、シャーマンジャンボイギリス重戦車などのAPCBCではほぼ貫徹不可な正面装甲をもつ戦車に対しても、距離によっては一矢報いることが可能となった(とはいえ、APCRは加害力が最低レベルなので格上重戦車との交戦は可能な限り避けるべし)。
また昼飯を取るときに俯角の邪魔となっていたSマイン発射機も廃止されており、地形を活かした戦闘能力強化に繋がっている。他にもスモークの数や展開方法が改良されたりしている。

 

【防御】
昼飯、豚飯を駆使することで車体は(特に格下車両に対して)非常に高い防御力を発揮する。
H1と比べると砲塔正面の一部に140mm装甲が追加され、天板装甲は40mm化されている。
特に、キューポラは改良によって垂直部分がほぼ無くなったため、格下との正面戦闘では大きなアドバンテージとなる。
車体の下部は厚さ30mmの履帯で補強されている。しかし、傾けなければ只の垂直装甲であるため、格下車両にも撃ち抜かれてしまう。
以上の高貫徹砲弾をもつ格上車両には昼飯・豚飯をしても容赦なく貫通されるため、格上とマッチした時は臨機応変な立ち回りを心がけよう。
弾薬庫は残弾数を28発まで減らすとスポンソンのものがなくなる一か所だけになる。

 

【機動性】
重戦車としてはかなり良好。最高速度は48km/hと同格中戦車と同等で、後退速度も-9km/hと実用的。しかし加速は遅いので注意。

 

史実

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前述のように、兵器局第6課は1941年5月26日の会議におけるヒトラーの要求に基づいて45t級重突破戦車「VK.45.01」の開発を計画し、ヘンシェル社とポルシェ社に対してそれぞれ「VK.45.01(H)」と「VK.45.01(P)」の呼称で開発を要求した。
ヘンシェル社は、当時開発を進めていたVK.36.01(H)をベースにこれを拡大することでVK.45.01(H)の開発を進めた。
砲塔についても7.5cm口径漸減砲ゲレート0725を装備するVK.36.01(H)のものを流用する予定であったが、前述のように1941年9月27日付でゲレート0725の開発が中止されてしまったため、急遽ポルシェ社のVK.45.01(P)と同じ8.8cm戦車砲KwK36に武装を変更することになった。
しかしゲレート0725用砲塔にKwK36を装備するのは不可能で、新規に砲塔を開発する時間的余裕も無かったため、やむを得ずポルシェ社がVK.45.01(P)用に設計した砲塔をVK.45.01(H)に流用することになった。
しかしこれには別の問題があった、砲塔リングの大きさである。
ヘンシェル社のゲレート0725用の砲塔リングの直径が1,650mmだったのに対して、ポルシェ社のKwK36用の砲塔リングの直径は1,850mmだったのである。
たった200mmの違いだが、砲塔リング径を拡げるには車体幅を拡げるなど大幅な車体の設計変更を行わなければならなかった。
VK.45.01(H)は開発期間を短縮するためにでき得る限りVK.36.01(H)の設計、コンポーネントが流用された。
車体こそ新設計だったが転輪やサスペンション等の走行装置、変速・操向機はVK.36.01(H)のものがそのまま流用された。
ただしVK.45.01(H)は大幅に重量が増加したため、接地圧の低減を図って第1、第3、第5、第7転輪は外側に転輪を追加して複列式にされ、履帯も725mm幅の新型のものに換装された。
VK.45.01(H)は砲塔リング径の拡張と履帯幅の拡張に伴って、従来の戦車に比べて車幅がかなり広くなったため、そのままでは鉄道輸送用の貨車から履帯がはみ出してしまい輸送に不都合であった。
このため鉄道輸送時には第1、第3、第5、第7転輪の外側転輪を取り外してVK.36.01(H)用の520mm幅の履帯を装着し、車体左右側面のフェンダーも取り外すことになった。
VK.45.01(H)は重量の増加に対応してエンジンの強化が図られることになったが、新型エンジンを開発する時間的余裕が無かったため、VK.36.01(H)ベースの戦車回収車に搭載されたのと同じマイバッハ社製のHL210P45 V型12気筒液冷ガソリン・エンジン(出力650hp)が用いられた。
しかし、VK.45.01(H)の戦闘重量は実際には45t級には収まらず57tにも達していたので、結局出力不足は解消されなかった。
兵器局第6課は1941年7月半ばにラインメタル社に対して、当時開発が進められていた30t級中戦車VK.30.02(後のパンター戦車)用に新型の長砲身7.5cm戦車砲および砲塔を開発するよう命じていたが、これに応じてラインメタル社が開発した70口径7.5cm戦車砲KwK42は8.8cm戦車砲KwK36より装甲貫徹力が優れていたため、この砲を装備するVK.30.02用砲塔をヘンシェル社が開発を進めていたVK.45.01(H)にも搭載することが求められた。
兵器局第6課は1942年2月にヘンシェル社に対して、ラインメタル社が開発したVK.30.02用砲塔をVK.45.01(H)に搭載可能かどうか検討するよう指示した。
VK.45.01(H)は8.8cm砲装備型が「ティーガーH1型」(ティーガー:Tigerはドイツ語で「虎」、”H”はヘンシェル:Henschelの頭文字)、7.5cm砲装備型が「ティーガーH2型」と呼ばれることになり、兵器局はVK.45.01(H)の最初の100両を8.8cm砲装備のH1型として生産し、101両目から7.5cm砲装備のH2型を生産することを計画した。
兵器局の要請に応じてヘンシェル社はVK.30.02用砲塔装備のVK.45.01(H)を設計し、さらに木製モックアップを製作してVK.30.02用砲塔を搭載可能であることを実証したが、VK.30.02はIII号、IV号戦車に代わるドイツ陸軍の新型主力戦車として大量生産が計画されており、ラインメタル社はVK.30.02用砲塔をVK.30.02以外の車両にまで供給できるほどの生産能力が無かったため、結局この計画は立ち消えとなった。
1942年4月20日のヒトラーの誕生日に、ラステンブルクの総統本営で行われたVK.45.01(H)とVK.45.01(P)の走行デモンストレイションにおいて、VK.45.01(H)はライバルのVK.45.01(P)より高い機動性能を見せ付け、その後クンマースドルフ車両試験場で実施された性能比較試験においても、VK.45.01(H)の方がはるかに性能が優れていることが確認されたため、ドイツ陸軍は同年10月にVK.45.01(H)を「VI号戦車ティーガーH1型」として制式採用することを決定した。

VK.45.01(H)は1942年4月に兵器局第6課より100両の生産が発注され、6月に生産型第1号車が完成したのを皮切りに1944年8月の生産終了までに合計1,346両が生産された。
通常は生産型の量産開始前に試作車が製作されるのだが、VK.45.01(H)の試作第2号車は1942年10月、試作第3号車は12月にそれぞれ完成している。
試作第1号車の車体前部には折り畳み式の増加装甲板が装備されていたが、生産型では廃止されている。
なおVK.45.01(H)の制式呼称は、1942年10月の制式化当初は「VI号戦車」(Panzerkampfwagen VI)または「ティーガーH1型」で、特殊車両番号は「Sd.Kfz.181」となっていた。
特殊車両番号はその後も変わらないが呼称については後に「ティーガーE型」と改められ、さらに1943年3月におなじみの「ティーガーI」となった。

小ネタ

映画に登場するニセティーガー

映画に登場するニセティーガー
ティーガーIは映画でも大人気だが、現存する車両は7両ほどしかなく、代わりに別の戦車に小細工して再現している。(中には博物館から本物を借りた映画もあるが…)。解説はwikipediaより引用。これ以外にも、「将軍たちの夜」や、「暁の7人」などの映画に、他の戦車を改造して再現したティーガーが登場する。

『バルジ大作戦』1965年

第二次世界大戦末期の1944年12月にドイツ軍がアメリカ軍に対してドイツ側名称「ラインの守り」作戦で大攻勢をしかけ、戦車での戦いで激戦となったバルジの戦いをドイツ軍とアメリカ軍の両方の動きを描いている。
ティーガーII戦車の役はM47パットン戦車。似せようという努力が全く感じられない…

『戦略大作戦』1970年

第二次世界大戦中のヨーロッパ戦線を舞台に、連合軍のならず者たちが繰り広げるアクション・コメディである。
米軍が狙う銀行を3両のティーガーが守っている。
改造元はT-34-85

『ヨーロッパの解放』1970年代

5部構成で、1943年のクルスクの戦いから1945年のベルリンの戦いまでが、無名のソ連軍兵士、セルゲイ・ツヴェターエフを主人公として描かれている。ドイツ軍の主力戦車として全編を通して登場し、度々ソ連軍のT-34と戦闘を行う。
改造元はT-44

『遠すぎた橋』1977年

1977年に公開されたイギリス・アメリカ合衆国合作の戦争映画。第二次世界大戦後期に行われた連合軍の空挺作戦であるマーケット・ガーデン作戦を題材にしている。
改造元はレオパルト…というか似てなさ過ぎてティーガー役なのかパンター?役なのかすらよく分からない。

『プライベート・ライアン』1998年

後半の橋を巡る戦闘で初期型と後期型、2両が登場する。初期型は米軍兵士の靴下爆弾による攻撃で履帯を切断され、行動不能に陥った上に取り付いた米軍兵士らによって内部にマークII手榴弾を投げ入れられて無力化する。後期型はM1A1 バズーカを撃ち込まれても全て弾くという頑強さを見せ、橋を渡って後退する米軍を追撃するが、P-51D マスタングによる爆撃を受け、撃破される。
改造元はT-34-85

『ヒトラー~最後の12日間~』2004年

数人の候補の中から、女はヒトラー総統の個人秘書に抜擢される。そして1945年4月、ベルリン。第二次大戦が佳境を迎える中、ドイツ軍は連合軍に追い詰められつつあった。ヒトラーは身内や側近と共に首相官邸の地下要塞へ潜り、彼女もあとに続く。そこで彼女は、冷静さを失い狂人化していくヒトラーを目の当たりにする。
改造元はT-44

『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』2012年

第二次世界大戦末期を舞台に、ドイツ軍とソ連軍の戦車による死闘を描いたアクション。第85回アカデミー賞外国語映画賞ロシア代表作に選出されたほか、数々の映画祭に出品された。戦争の長期化で、兵士たちの疲弊が頂点に達していた第二次世界大戦末期ヨーロッパ東部戦線。
主人公たちのT-34-85戦車中隊を単独で奇襲し、多数を撃破する活躍を見せる。
改造元はIS-2

『フューリー』2014年

主人公たちの戦車小隊を単独で奇襲する。主人公らの戦車小隊は4両で構成されており、4対1という不利な状況でありながらも瞬く間に3両を撃破し、1対1に主人公を追い込む。砲撃を受けてもことごとく弾き返し、3両を瞬時に撃破したことから、操縦手のゴルドからは「モンスター」と呼ばれ、恐れられる。しかし、僚車が撃破されている間に主人公らは後ろに回り込むことに成功し、その際に何発か砲撃を受けるが、増加装甲として取り付けていた丸太に命中したため撃破を免れ、最終的には後部のエンジンに砲弾を2発撃ちこんでようやく撃破に成功する。
撮影には1943年に北アフリカで鹵獲され、イギリスボービントン戦車博物館に収蔵されている、唯一稼働状態にある実車が使われた。実車の他、シーンによっては装甲兵員輸送車の車体に車体上部と砲塔を新造したレプリカを載せたものを用いて撮影され、ポストプロダクションで走行装置と履帯の部分を実車のものに合成して構成されている。ティーガーのレンタル料は1時間で1500万らしい。ここまでしたにもかかわらず、なぜかアハトアハトに側面を2回も撃たれてピンピンしているSherman IC Fireflyや、なぜか自分から距離を詰めて撃破されたティーガーのために、史実再現の点ではミリオタからの評価は散々だった。

『アクトオブウオー』2016年

1943年、ナチスドイツ支配下のハンガリー。悲惨な現実に目を背けて生きていたユダヤ人のソンソンは、「妹のユディトを護って」という亡き妻との約束を果たすため、戦いに身を投じた。激戦の中で奇跡的にユディトと再会したソンソンは、ナチス機甲部隊に最後の戦いを挑む…。ナチスに立ち向かうユダヤ人レジスタンスの姿を描いた戦争アクション大作。
改造元はT-54。


最強の名に恥じぬ神話

ティーガー1は世界一有名な戦車と言っても過言ではないだろう。無限軌道に無敵の装甲、その凛たる姿は誰をも魅了してきたはずだ。その特筆すべき点は打たれ強さである。有名なティーガーの逸話で、76.2mm砲弾11発、45~57mm対戦車砲弾14発、14.5mm対戦車銃弾227発、地雷を三個踏んだがそれでも戻ってきたというものがある。同世代のあらゆる連合軍車両の攻撃を受け止めうる装甲、強力無比のアハトアハト。多くの武勇伝をのこし、今日まで語り継がれてきたティーガーは伝説的重戦車である。


なんでぇ?

24年、1月21日にSL倍率が3.8から3.6になった。(理由は不明である)
ちなみに通常ツリーにいるティーガーH1型はプレミアムオファー(画面右上に出るやつ)の値段が1,500円から2,200円に値上げされた。(理由は不明である)
そのお陰なのかは分からないが消耗品の消費量がH1型より1つ少なくなっている

外部リンク

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

車両別編集用コメント

編集用コメント [#V5_Comments]

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  • ティーガーEの時代終わったな。SL倍率3.8から3.6に下げられてるし -- 2024-01-21 (日) 03:41:16
  • ちなみにだけどティーガーH1はSL倍率3.8のままで、プレミアムオファーが1500円から2200円に値上がり?、うん~この、やってる事が2流アプリ経営。 -- 2024-01-21 (日) 03:47:46
  • この小隊ってどうやって入手するんですか? -- 2024-02-24 (土) 16:23:40
    • 昔のイベで配布されてた車両だから今はどう足掻いても入手不可。 -- 2024-02-24 (土) 16:25:05
    • 今はイベント車両復刻ガチャみたいなのやってるから運が良ければ引けるよ。ただ確率が体感終わってるから、目当ての車両は40連して当たるかどうかくらいだし課金しないと無理かな。自分は7000円運営に貢いで中華のT34-85しか出ませんでした。キレそう -- 2024-06-10 (月) 22:02:47

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*1 爆薬量はTNT換算