セクター/貪欲IV

セクターデータ

• 隣接セクター
  • まぐれ幸いIII 虎の子(VIG)
  • 貪欲I(RIP)

セクターのゲーム内説明

　最初のタイドが引き起こした衝撃は、「貪欲」星系のほとんど全ての住民を驚かせた。無数の船が破壊され、繰り返される波はステーションのような、強固な建造物にすら損害を与えた。唯一、タイドに耐えられたのは、「貪欲 IV」にあった、巨大な小惑星の側面を掘削した状態で放棄されていた採掘施設だけだった。リップタイドレイカーズはすぐに、そこを質素だが機能的なシェルターとして再利用し始めた。やがて「貪欲」星系の住民の大半がその宙域に集まると、そこは「タイドブレイク」と呼ばれるようになるとともに、「貪欲」星系のほとんどのエリアが無人となった。住民はシェルターから遠く離れることはできず、タイドが発生する合間に集められるスクラップや乏しい資源で生活を賄わなくてはならなかった。
　長年にわたって、タイドブレイクはタイドから逃れられる唯一の安全地帯であった。それを変えたのは、突如現れた新技術である。それまで無名の存在であったノースリバー社による新しい物質が流通し始めたのだ。プロテクティオンと呼ばれるその物質は、特殊な性質をもち、リップタイドレイカーズが燃料として使うと、「貪欲」星系に波及する強烈な恒星エネルギーにも耐えられる強力な保護シールドを生成する。その技術のおかげで、人々は「貪欲」星系全体を再び利用できるようになった。シールドジェネレーターを継続的に使用するには、極めて高価で珍しいプロテクティオンを少量ずつ補給し続けなくてはならない。プロテクティオンを購入できないステーションは放棄され、保護されなくなったステーションの住民はタイドで命を奪われた。ノースリバー社がプロテクティオンの唯一の供給源であったことから、同社は莫大な富と権力をもつようになった。プロテクティオンが登場して以来、「貪欲」星系の状況は改善されたものの、状況は依然として不安定なままである。

解説

DLC：ToAの目玉でもある「貪欲」星系の玄関口。
「貪欲」星系の中では資源に乏しい方だが、それでも他の宙域とは比べれば優れており、日光に至っては約14倍と桁外れの効率を叩き出している。
製造拠点にするのはもちろんのこと、ここの資源を持ち帰れば億万長者に――そう考えた者達によって、"資源"は日に日に増している。
「タイド」という特有の現象が周期的に発生しており、宇宙船は当然のこと、対策を怠ればステーションですらも破壊されてしまう危険な宙域である。

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