Last-modified: 2009-01-09 (金) 01:05:49

銃本体

 引き金に魔力を込める。銃内部を通じて魔力は増幅器で強化され、「星の砂」という、魔石を撃ちだす炸薬に到達する。

 星の砂は爆滅し、弾丸の魔石を敵に撃ち込む。自動的に遊底が後退し、空薬莢が外へと弾き飛ばされる。

 そして、次弾が装填され、弾倉内が空になるまでこの行動は繰り返すことができる。しかし、一度撃つたびに使用者の魔力は大幅に減ってしまうので、無闇に撃つ事は禁物だ。

すべてを撃ち尽くすと遊底止めが作動し、使用者に弾がなくなったことを知らせる。

 弾倉が交換され、後退したままだった遊底が勢いよく前進する。その際、初弾が薬莢室に送り込まれる。あとはまた、引き金が引かれるのを待つだけだ。

知っておくこと

 『虹色の魔力』を持っていれば、誰でも使用可能で、操作は簡単、当たればイチコロ。ただし虹色の魔力の強い魔族は、銃を使う事が出来ない。何故かと言うと、銃は非常にデリケートな構造を持つ為、魔族の強い魔力に耐え切れず壊れてしまうからだ(魔力増幅装置が異常をきたしてしまう)。

 現在銃本体はもちろん、弾丸の主成分の魔石が大変希少なので、銃の普及度は極めて微弱である。

 しかも、銃本体の魔法的な構造が、現在全くの未解明であり、新しく製造されることはない。古代遺跡で発掘されるものだけが使われている。

性能的なこと

 
銃の種類・(発掘される大体の割合)・長所・(装弾数)
■『拳銃(ハンドガン)』
 セミオートマチックピストル(55%)装弾数が多い(8~15発)

 リボルバー(20%)反属性の弾を交互に撃っても威力が低下しない(5、6発)

 デリンジャー(10%)一発一発の威力が大きい(1、2発)

■『小銃(ライフル)』
 ライフル(8%)長射程、高威力、高命中(15~20発)

■『???』
 ????(7%)???(??)備考・性能不明、使用不可能、未解明、その他

 注:マシンガンなどの、無制限連射型の銃は存在しない。

●なお、すべての銃に共通して、どこか外見から分かるところに、ルーン文字が描かれている。

【もっと専門的に知りたい人へ】

『銃の構造(おもに、セミオートマチックピストルと呼ばれるもの)について』
 
1:弾倉(マガジン)…弾を入れておくもの。バネの力で次弾を送り出す。

2:遊底(スライド)…よくルーン文字が描かれているパーツ。発砲時に後退し、空薬莢を弾き飛ばす。また、銃身と一緒に取り外し、クリーニング等をする事も可能。

3:本体の重要部品…引き金(トリガー)、魔力増幅器(ブースター)、安全装置(セイフティ)について。
 
「引き金」-魔力を込めながら引くと、弾が発射される、重要な部品。
 
「魔力増幅器」-星の砂(=装薬)を炸裂させ易くするため、魔力を増幅させる装置。
 
「安全装置」-引き金と魔力増幅器の間の魔力の通る道を寸断する装置。
*他の細かい部分については、実銃の半自動拳銃と同じ。

【部分名称および動作名称(銃本体の描写に出てくるものなど)】

「遊底止め(スライドストップ)」…弾倉内の弾が全て無くなったときに、遊底を後退したままにする部品。遊底止めを手動で下げれば、遊底はカシャンと前進する。

「薬室(チャンバー)」…弾が爆発するところ。

「銃身(バレル)」…弾丸が、銃内部から出るときに通る道で、弾丸の軌道を安定させるために螺旋状の溝(ライフリング)が彫られている。

「空薬莢」…使用後の薬莢で、弾を撃ったあとに銃内部から弾き飛ばされるもの。地面に放り出され、カランと乾いた音を出して転がっていったりする。

「ブローバック」…遊底が後退し、空薬莢が弾き飛ばされる。そして次弾が装填される、ということ。

「ジャム」…弾薬が不発に終わったり、弾倉に弾を入れ放しにし、バネの力が弱まって、弾を銃本体に送れなくなったときに起こる現象。手動で排莢しなければならない。特に、セミオートマチックピストルとライフル使いには、起こって欲しくない現象。

補足

銃を使用できないのは、「虹の民」(虹の珠を核とする者達)である。
ハーフムーンでも、虹の珠を核とする者は銃を使えない。