- 性能:ホバーダッシュでワガママに攻め立てるHardRockウィッチ
- エレキギターを武器に戦うというロックなビジュアルに相応しく、トリッキーかつインパクトの強い手札を豊富に持つキャラクター。
- 最大の特徴は「ホバーダッシュ」と呼ばれる唯一無二のダッシュにあり、地上を走る形となる他のキャラクターと異なり斜め上方向へ飛び上がるような挙動を取る。
- 浮き上がった後はそのまま空中状態に移行し、そこからジャンプ攻撃を繰り出す事も可能。このホバーダッシュ>ジャンプ攻撃という一連の流れは、通常のジャンプや空中ダッシュを絡めた攻めよりもジャンプ攻撃を素早く仕掛けられる形となる。
- 結果として、しゃがみガードができないジャンプ攻撃(中段属性)によるガード崩しを得意とし、相手に安易にガードで固まる事を許さない性能を持つ。
- また、空中ダッシュも斜め下へゆったり降りるような独特の挙動を取る。
- コマンド技には真横にビームを放つケミカル愛情やガードさせることで攻めの起点にできる飛び道具の抗鬱音階、低姿勢になりながら移動しつつ攻撃する大木をさする手や空中から斜め下に突撃する狂言実行といった中~遠距離から攻撃する手札が豊富。
- これらで中距離戦を制圧しつつ、隙を見計らって接近してホバーダッシュを絡めた見切りにくい択一を迫るというのがこのキャラクターの得意戦術と言える。
- ダウンさせた相手の起き上がりに抗鬱音階を重ね、ホバーダッシュからのジャンプ攻撃と下段攻撃で揺さぶっていく連係が強力。
- 本作になって近距離で放てば見てから回避が不可能なコマンド投げとなる覚醒必殺技・メガロマニアを使えるようになり、崩しのプレッシャーは従来以上に増している。
- 弱点は、ホバーダッシュを持つ事が悪い意味でも作用する点である。
- 必ず浮き上がりながら移動する関係で打点の高い技に引っかかってしまいやすく、ダッシュガードでローリスクに距離を詰める事も苦手。
- 無暗にホバーダッシュで近づこうとしても前Pなどで迎撃されてしまいやすく、受けた技によってはそのまま空中コンボに持ち込まれてしまうためリスクが高い。
- ホバーの移動速度が遅いため追いかける戦いが苦手。加えて浮いているので走って即地上投げなどができない。
- 今作は空中ガードした場合のデメリットがとても大きいので、ホバーの都合で立ち回りで空中ガードしがちなのは明確な欠点
- また、ガード崩しこそ強力だが、固め・暴れ潰しに関しては特段優れた選択肢を持っていないのも難点。
- ガードすることに拘らず発生の速い技や早い段階から無敵がついた技で激しく暴れてくる相手には得意のガード崩しをなかなか仕掛けられず、手を焼くことも。
- 今回は前作と違い音階を重ねて安全な起き攻めに行ける状況がかなり減っており、読み合いせざるをえないことが増えた。
- 上手くハマればワガママに攻め立てる事ができるが、逆に上手くいかないとワガママに攻め立てられてしまう機会も多いというピーキーなキャラクター。
- いかにして自分のペースを維持できるかが課題となる。トリッキーな手札を活用して相手の不意を突き、翻弄し続ける事ができれば勝利は目前だろう。