<再生開始>
「…今日もお仕事頑張ってて大変だよねー」
「でも大変なことばかりだと疲れちゃうよー?」
「今日は私とずーっとだらだらしよー?」
「私の声を聞いてるだけでとっても気持ちよく堕落できちゃうよー」
「いままでの辛いことぜーんぶ忘れて一緒に気持ちいいことだけしようよー」
「今日から一緒に堕落して、今まで溜まったもの全部解放しちゃおうねー」
(耳元に囁くような吐息)
「それじゃあ今から堕落する準備をしようねー」
「まずは布団の上にあおむけで横になって、楽な姿勢で私の声に集中してー」
「力を入れないでいいんだよ、ゆったりと私に身を任せてー」
「まずは練習よ、今から私が合図したら右手の手のひらを強く握ってもう一度合図したら力を全て抜いて開いてねー」
「それじゃあいくよー、はい握ってー」
「はい、力を抜いてねー」
「右の手は今力が全て抜けて動けなくなっちゃったよー?でも気持ちがいいよねー」
「はい、次は左手を強く握ってー」
「はい、開いて楽にしてあげてー」
「これで左手も堕落しちゃったねー」
「もう両手は使えないよー、重くて気持ちよくて動かなくなっちゃったよー」
「これで何もできなくなっちゃったねー、私が何をしてももう抵抗できないねー」
「でもこれからもっと気持ちよくなれるよー」
「もう逃げられないねー、さぁ次は」
<フゥーン!!!!!1!!
「・・・・・・・・」
「次は右足の<フゥーン!!11!!1!>
「・・・・・・・・」
「ちょっとタンマ」
(遠く離れて行く足音)
<ちょっとー!今大事な仕事の最中なんでけど!なんでここで鍛錬してるのよ!
今日は山3つ超えた先で丸一日素振りとか言ってたでしょー!!
<そのつもりだったのですが向かった山全ての天気が崩れてしまいまして
山の周りを10周してから帰ってきてしまったんです
<だからって庭でやらなくてもいいじゃない!
<でも戻ってきたらなにやら右手と左手の運動をしているようだったので
もう鍛錬を初めていると思いまして…準備運動の大切さを理解出来ているのは感心ですよ
<こっちは前後運動の準備運動だったんですけどー!!!!鍛錬なんかやr
<前後運動!つまり前後列を切り替えての戦闘訓練ですね!そんな高度な戦法を研究中とは…
こうしてはいられません!丁度前衛の私も揃ったことですし本格的に始めましょう!
<ちょっと待ってよやるとかいってない
<それでは行きますよ!!1!!
<あっあっ待ってちょっとあっあんっあっ
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<再生終了>