志向/寸評

Last-modified: 2023-08-25 (金) 22:44:48

主観性の極めて強い項目なので、初心者向けの参考程度と捉えてください。

寸評

  • 軍国主義
    安くなった請求権コストを活かした戦争による拡張を主軸に据えたプレイスタイルに向いている。
    連射レート強化は序盤に強いが終盤では志向以外から来る補正が積み重なって相対的に価値が下がる。それでも本格的な拡張戦争を行う時期には十分役立つ。AIは内政ほどほどに軍事に極振りしてくるため、こちらの経済が完成していない序盤において軍事的不利を改善できる。
    戦争向きなだけで、この志向だけを理由に外交態度が悪化するわけではない点も遊び方に幅を持たせてくれる。字面に反して単なる軍事的バフとして扱える。
    宇宙軍許容量を使い切らないと派閥が不満を抱えるため、序盤の派閥統合力を上げにくい点は注意。

  • 平和主義
    狂信的がどうかで最も大きく遊び方が変わる志向である。
    平和主義であればほぼすべての帝国にイデオロギー事由の戦争を仕掛けられるため、軍国主義以上に好戦的な動きもできる(派閥満足度は下がるが)。相手が絶滅主義の場合は総力戦になるため拡張も容易であり、そうでなくとも解放戦争でイデオロギー強要した国を外交属国化することもできる。
    一方の狂信的な平和主義はこちらから戦争をしかけることが事実上不可能になり、非戦プレイを強いられる。艦隊戦力をわざと減らして挑発すれば、防衛戦争に持ち込むことができ、請求権が発行できるようになるが他の志向と戦争の仕方を大きく変える必要がある。
    帝国規模に最も寄与しがちなPOPからのそれを大きく抑えられる点が地味に強く、研究や伝統で大きなアドバンテージをとりやすい。ただし、そもそも戦争で他国からPOPを奪いにくい志向ではある。

  • 受容主義
    異種族からの外交態度が改善するため仮想敵国が増えにくい。相手が絶滅主義など、それでも険悪になるときはなるので、使者数が増えていることを活かした積極的な外交活動を展開して味方を見つける方針になりやすい。
    交易価値補正は企業帝国と相性が良く、通商条約なども絡めれば序盤から大きなエネルギー収入が期待できる。
    権威主義と組み合わせても異種族を奴隷化できない。
    経済や戦力や技術などの数値目標に直接寄与しうるのが交易価値のみであるため、国力を犠牲に他国からのヘイトを下げて帝国運営を立地に対して安定させるような志向である。

  • 排他主義
    異種族からの外交態度が悪化して仮想敵国が増えやすい。その補正自体は決して大きくないが、加えて積極的なファーストコンタクトができないために通算して初期の外交態度が悪化しやすく、宿敵に囲まれることもしばしば。
    しかしながらPOPこそ国力な現環境においてその成長速度に補正が乗るのは非常に強く、また星系基地の影響力コストも安いことから最序盤の平和的拡張で他帝国にアドバンテージをとりやすく、敵対的な帝国がいても国力差でどうとでもできることも多い。
    これらのメリットデメリットは立地にも依存し、特に異種族と一切の外交ができず強く嫌われることになる狂信的な浄化主義の国是を採用する際は顕著となる。
    平等主義と組み合わせると、異種族を奴隷化して自種族だけ平等主義の国家を作ることができるが、強制移住を平等主義派閥は嫌うため派閥統合力に苦労しやすい点に注意。逆に、権威主義とは相性が良い。
    権威主義でも触れているように、征服や従属化を積極的に行うプレイスタイルと相性が良い上にそうしていれば派閥満足度も勝手に上がる。ただし、奴隷POPのマイクロマネジメントが求められるため作業量は多い。
    かといって異種族に居住権を与えると、孤立主義政策を好む排他主義派閥が生えてくるため前述したプレイスタイルと相性が悪くなる。

  • 物質主義
    終盤であっても繰り返し研究があるために、研究速度の補正は最後まで決して腐らない強さを持つ。現環境のAIは研究が極めて下手であるため技術差に悩む状況自体が少ないとはいえ、序盤の研究が早いことで解禁される技術が増えると容易にAIを圧倒しやすくなる。
    維持費が安いため、生体POPの成長と独立に製造される点が強力なロボットを活用しやすく、志向の集中も相まって人工生命体と相性が良い。
    ロボット維持費の安さは合金を少しでも艦隊に多く回せるようになる意味で軍事力の強化となるし、当然研究が早ければ戦力も強化されやすいため、実は軍事に強い志向でもある。
    教えを説く狂信者のAIパーソナリティを持つ帝国からは一方的に嫌われ、その度合いは狂信的な排他主義をも上回る点には注意。

  • 精神主義
    統合力が絡む点において非常に強い補正を持つ。職業からだろうと派閥からだろうとすべての統合力産出に補正が乗り、それでいて布告も安くなるために強力な布告を常時組み合わせて帝国運営しやすくなる。
    聖堂は行政事務所の完全上位互換であり、特に統治志向となる精神主義の魅力を引き上げる効果は征服惑星の安定度を早期に改善する効果があるため拡張戦争と相性が良い。専用布告と組み合わせればその効果はさらに顕著となり、統合力が統合力を生む状態を作りやすい。
    これに超能力ルートのアセンションパスを絡めれば更に精神主義派閥にPOPを集中させることができて強力である。
    ロボットPOP自体は利用可能だが派閥満足度に悪影響を及ぼす点には注意。とはいえ他で統合力が有り余っているなら許容可能な損失であることも少なくない。統合力は布告などはあるものの他の資源・技術・戦力に横展開しにくい資源ではあるので、そこも気を付けたい点である。

  • 権威主義
    枯渇しがちで産出量も増やしにくい影響力を増やせる数少ない手段として権威主義志向の採用がある。もちろん君主制の統治体系を採用できるため戦力投射次第では更なる影響力を得られる。
    増えた影響力産出で外交条約を多く結んでも良いし、請求権を発行して惑星を征服して奴隷を獲得してもよい。征服や従属化を積極的に行うプレイスタイルと相性が良い上にそうしていれば派閥満足度も勝手に上がる点は楽だが、奴隷POPのマイクロマネジメントが求められるため作業量は多い。
    排他主義との差別化点としては、比較的他国との外交態度が悪化しにくいこと、異種族に居住権を与えても派閥が分裂しないこと、強力な連邦種別の一つである覇権体制を組みやすいこと、などがあげられる。

  • 平等主義
    専門家からの資源産出が経済の主体であるため、そこに補正が乗る点が強力である。
    派閥からの統合力への補正を活かすためにも、また排他主義と組み合わせない限り奴隷化(による異種族政治力の低下)がないためにも、派閥満足度を意識した動きが必要となる。
    強制移住が使いにくいため、奴隷化せずにPOPが空いている職に就業するままに任せる方が相性が良い。これはリングワールドや研究者枠を持つ遺物惑星にPOPを詰め込むのが難しいことを意味するため、こうした植民地を利用する場合は注意。

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