キャラクター/ギガース

Last-modified: 2024-03-10 (日) 22:49:37

ギガース

巨人族の中でも、高位に位置する一族。
サイクロプスよりも一回り大きく、また高い知性と力を持ち、言葉を喋ることも可能とする。

千年戦争の折、巨大な城壁を持つ都市国家との戦いに敗れ、ギガース族の長の骨から作られた封印剣により、他の巨人と共に封じられる。
その後、魔物の復活からしばらくして、その剣の力が弱まったことで復活を遂げ、剣の破壊と領土奪還のため都市国家へと襲撃を行う。
その襲撃は、新たな封印剣の担い手と王子らの手で阻止されるも、それ以後も王子らの敵として何度も登場し続けることとなる。

古くから天界と敵対しているらしいが、その詳しい経緯については未だ明らかにされていない。

関連キャラクターなど

エレーヌ
千年戦争の頃、巨人族との戦いに勝利したとの伝承が残る、都市国家の出身者。
城壁の警備を担当している兵長であり、巨人族襲撃の際に王子らに協力する。
その際、伝承の封印剣を王子らに見せ、昔は色々研究されていたが、ただの剣でしかないと結論付けられ、放置されていることを明かす。

その後巨人族が城壁を破壊した際、封印剣を手にして、前線へと飛び出す。
封印剣の材料となった巨人族の長は、何者をも恐れぬ勇猛な闘志を力としていたため、
剣の力に頼ろうという弱い意志には答えず、当初エレーヌはその力を引き出せずにいたが、
剣の力などなくても自分が国を守るという決意を固めた時、剣に認められ、巨人の力を奪う効果を発揮することに成功する。

神獣ヘカトンケイル
千年戦争の時、神と巨人の戦いの中で、巨人に味方したという神獣。
元は天界と敵対する巨人の三兄弟で、その強大な力に目をつけた天界によって神獣の力を与えられ、
神の尖兵として作り変えられたのだが、最終的に神の力に抗い、神獣の力を我が物にしたという伝承が残っている。
ギガースの復活後、その卵が回収され、神獣ヘカトンケイルもまた復活を遂げることとなる。

登場ミッションなど

基本的に会話に登場したものだけを挙げる。

巨人殺しの剣』(2017/5/18~2017/6/1)

初登場

封印剣の力が弱まったことで、ギガース族が復活し、サイクロプスたちを都市国家へと進軍させる。
王子らが都市国家に巨人の進軍を伝えに向かった際、ギガ―スたちも都市国家に到着し、その城壁の守備を確認する。
ギガースは力の弱まった封印剣を都市もろとも滅ぼそうとするが、王子らとの戦いに敗れ、一度撤退することにする。
言語を解する高位の巨人の出現に王子らは警戒を強め、都市国家と協定を結び、巨人との戦いに備える。

王子らが都市国家との協定を結んだ直後、ギガース率いる巨人の軍勢が再び現れ、城壁を破壊しようと進軍を開始。
ギガースたちは王子らに敗れるも、自分たちはあくまでも陽動だと笑い、その間にギガースの本隊が、壁の弱い反対側から進軍を開始する。
ギガースたちは城壁の破壊に成功し、市街地へと入るため、急ぎ駆けつけた王子らと激突、戦いを優勢に進める。

そんな時、封印剣を手にしたエレーヌが現れ、ギガースたちは驚きを見せるが、彼女が剣の力を引きだせていないことに気付く。
ギガースたちは、封印剣の材料となった長の力は、何者をも恐れぬ勇猛なる闘志として、剣の力に頼ろうなどと弱き意志に長の力が応えるはずがないと、叫ぶ。
その言葉を受けたエレーヌが、ここで退いては街が大変なことになるとして、剣の力などなくとも国を守るため戦うと誓ったその時、
エレーヌを担い手と認めた封印剣の力が発動し、ギガースたちはその力を奪われ始めてしまう。
王子らとエレーヌの前にギガースたちは敗れ、都市国家から撤退していくのだった。

風神の娘』「雪山の白兎」(2017/6/22~2017/6/29)

雪原でギガース率いる巨人族が活動する中、王子を探していたリェプルと遭遇。
万が一を考えてギガ―スたちがリェプルを潰そうとしたその時、巨人族出没の報告を受けた王子らが現れ、それを阻止する。
後のことを鑑みるに、この時ギガースたちは、神獣ヘカトンケイルの卵を探していたものと思われる。

見習い鍛冶師と巨人の神威』(2018/6/14~2018/6/28)

ギガースたち巨人族は、都市国家周辺の各地を巡り、神獣ヘカトンケイルの卵を捜索する。
巨人族の動きについて都市国家から報告を受けた王子らは、都市国家の鍛冶師ルミアンの案内で、巨人族の痕跡を追う。

ギガースたちが都市国家の辺境警備隊を破った時、そこに王子らが到着し、戦闘となる。
ギガースたちは、サイクロプスなどの他、フロストジャイアントをも繰り出すが、戦いに敗れてしまい、
そこで戦いの相手が、先日の領土奪還を妨害した人間の英雄の軍であることに気付く。
ギガースは、自分たちが残る一つとなる神獣ヘカトンケイルの卵を探しており、まだ捜索を終えていないのは北方の雪深き地のみだと明かし、
また雪原には既に別の部隊が捜索に向かっており、ヘカトンケイルが再臨すれば、領土を取り戻すのも容易だと言い残して息絶える。

その後、王子らは雪原の地でギガースたちと対峙。何としても卵を確保したいギガースたちは、捜索部隊に王子らを近づかせまいと必死に戦う。
やがて最後の卵を発見したギガースたちは王子らに発見され、戦いに敗れるものの、その間に卵の移動を完了させ、
巨人族が千年の雪辱を果たすのを震えて待つがいいと言い残し、死んでいく。

その後、王子らが都市国家から王国へ帰ろうとした際、ギガースたちは都市国家へと攻撃を開始し、城壁を破壊する。
ギガースたちは、本格的な侵攻の前の小手調べに現れたのであり、復活したばかりの神獣ヘカトンケイルの力を王子らに見せつけてから、撤退していく。

神獣ヘカトンケイル降臨?』(2018/7/19~2018/8/2)

三体の神獣ヘカトンケイルが完全復活を遂げ、ヘカトンケイルに率いられるギガースたち巨人族は、都市国家への本格侵攻を開始する。

ギガースたちが封印剣の担い手たるエレーヌを倒そうとしたその時、王子らの部隊が到着し、王子らと巨人族の戦いが始まる。
戦いの中でギガースたちは、その本当の目的が、ヘカトンケイルの力を取り戻し、天界に攻め入る足掛かりであることを明かし、
王子らとの戦いの中で、ヘカトンケイルの眠りし闘争心が奮い起こされ、その真の力が取り戻されたことを宣言し、王子らを捻り潰そうとする。

しかし結局、ヘカトンケイルは王子らに敗れ、これ以上消耗しては天使たちに付け入る隙を与えかねないとして、ギガースたちは撤退を選ぶ。
その際ギガースは、天使たちとの戦いの前に、せめて「アレ」だけは回収せねばと思っていたが、と心の中で呟いている。

ギガースの言う「アレ」とは、壊れた城壁の中から発見された、非常に強い巨人の力を帯びた装具のことと思われる。
その装具は、エレーヌの封印剣同様、巨人に対抗するために造られたものと推測されており、
またそれは巨人と敵対していた人間や天使に対する強い闘争本能が宿っており、装着者の心身に多大な影響を及ぼすものとして封印されたのだろうと述べられている。
その強力な装備は、王子が受け継ぐこととなり、「百の巨腕を超えし剛拳」という称号の際に使うことができるようになる。

魔界武術大会・防衛戦』(2019/5/23~2019/6/20)

王子がチャンプとなってから、初の魔界武術大会が開催され、巨人族も参加。
まさかここで王子と戦うことになるとは、と述べながらも、ギガースは戦いへのやる気を見せる。

開かれし扉と集う戦士たち』「巨神狩り」(2020/8/27~2020/9/10)

会話には登場しない。

王子らがついに天界への侵攻を決めたのと同じ頃、
王子らのための飛空船を準備する白の帝国に、神獣ヘカトンケイル率いる巨人族が現れる。
天界と敵対しているはずの巨人族が、物質界連合軍の天界侵攻を阻むような行動をとることについて、
帝国軍は不審に思いながらも、民を守るため敵の迎撃にあたる。