ミッション/千年戦争アイギス ダークネス

Last-modified: 2024-09-16 (月) 15:17:11

概要

エイプリルフール限定の特別ミッション、初開催は2019/4/1~2019/4/4。
魔物を仲間とし、物質界の支配を目的として戦う新規ストーリーモードと銘打って行われた、固定編成で挑むミッション。
ミッション4「最強の影」をクリアすることで王子称号「闇の英雄」を獲得でき、王子を王子【ダーク】にできるようになる。
後にストーリー追加中止の発表が行われた。
毎年エイプリルフール頃に期間限定で復刻している。

運営のお知らせ(公式サイトにリンク)
新規ストーリー『ダークネス』追加のお知らせ
新規ストーリー『ダークネス』中止のお知らせ

参考:エイプリルフールのイベント魔王関連、『英雄王を継ぐ者』、『千年戦争アイギス ダークネスリターン

主な舞台やキャラクターなど

主な舞台

王国?

主なキャラクター

ダーク王子
王子抹殺を企む異界召喚士によって、王子を模して生み出された存在。自らを最強と信じ、世界を愛した男。
その姿は王子と瓜二つであるが、その言動は粗暴なもので、性格は似ても似つかない。一方で王子に勝りうるほどの強さとカリスマ性を持つ。
己の力を高め敵を弱体化する「暗黒の波動」の持ち主であるが、その力は同時に自らの身を蝕む諸刃の剣でもある。
当初は異界召喚士に王子抹殺と物質界の破壊を命じられていたが、物質界の美しさを目の当たりにして、それを全て我が物とすることを考える。
その物質界については「眩く輝く、蒼空と、緑に満ちた世界」などとも評している。
世界を愛し、魔物も人類も関係なく、全てを我が物とすることを考えたダーク王子の見つめる先、それはオリジナルの王子であった。
オリジナルへの思いは強く、自らの原型であるがゆえに、この世界で最強の存在は王子だと考えている。
自身の寿命が1日しかないことを知ると、最強であり続けるであろうオリジナルを倒すことによって自らの存在を証明し続けると決め、一世一代の勝負に出る。

ダークアンナ
異界召喚士によってダーク王子と共に生み出された存在。名前の通りアンナを元にしている。
生まれたばかりであるが、魔物などについての知識を有し、ダーク王子に助言を与える(要はチュートリアル役)。
ダーク王子とその配下を癒す力を持っており、戦場でも大いに活躍する。
ダーク王子を一途に愛し忠義を誓っており、ダーク王子からも深く愛されている。
ダーク王子の寿命が1日しかないとグレーターデーモンが告げた際は、その言葉が嘘ではなく、自分にも1日で消滅する術式が存在することを明かす。

しかしその後の活躍を見るに、ダークアンナの寿命も1日だというのは彼女のついた嘘であった可能性がある。
ひょっとすると愛する主を想っての言葉だったのかもしれない。

異界召喚士
魔王軍幹部の一人である強大な召喚士。
今までの王子らとの戦いから得た情報と、己の技術を結集し、ダーク王子とダークアンナを創り上げた。
彼らに王子抹殺を命じ、その動きを監視していた。
ダーク王子を生み出したのはあくまでも実験であり、裏切りも想定した上で動いていた。
予めダーク王子の寿命を1日だけに設定している点も含めて妙に用意周到。
ダーク王子の語った通り、異界召喚士は自分より強いものの存在を恐れたのかもしれない。

グレーターデーモン
魔界の上位デーモン。今回は異界召喚士の部下が登場。
異界召喚士と共にダーク王子の監視を行い、ダーク王子の裏切りがはっきりすると、彼を処分するため戦いを仕掛ける。
ダーク王子の前に敗れるが、去り際にダーク王子の寿命が1日しかないことを告げる。

後に物質界で商売に目覚めるグレーターデーモンが登場するが、その人物がダーク王子の使った言葉を呟く場面がある。
ひょっとすると同じ個体なのかもしれない。

デシウス
王子を終生の好敵手としている暗黒騎士。魔王軍幹部の一人。
ダーク王子からは薄ら笑いの鎧と呼ばれ、本物の王子はもっと紳士的であったと述べる。
ダーク王子の実力を確かめるため戦い、その強さを認めながらも、その力の性質が王子のものとは異なることに気付く。

キーワード

ミッション別

ミッション1「闇の覚醒」(2019/4/1~2019/4/4)

説明文
魔王軍幹部、異界召喚士の手によって
闇の中より目を覚ます者があった……。
<ユニット、アイテムのドロップなし>
このミッションでは
固定メンバーで出撃します。
固定編成

ミッション1固定編成

異界召喚士は、王子らとの戦いで得られた数々の情報と己の技術を結集し、ダーク王子とダークアンナを生み出す。
見た目は王子そのものだが、その実力を疑うデシウスに対し、ダーク王子は自らの実力を見せることを宣言。
ダーク王子は、ダークアンナ、異界召喚士に与えられた配下の兵、リッチオークゴブリンと共にデシウスの軍勢を打ち破る。
アイギス神殿への侵攻を命じられたダーク王子は、オリジナルには息の根を止める者として一度会っておきたいとし、仲間と共に神殿を目指す。

会話


戦闘前

異界召喚士

キヒヒヒ……ようやく、ようやく完成じゃ……。
王子達との戦いで得られた数々の情報、
そこにワシの技術を加えた最高傑作……ッ!!

異界召喚士

さぁ今こそ目覚めよ、
ダーク王子、ダークアンナよ!!

ダーク王子

…………くっ、何者だ、お前は。

ダークアンナ

…………ここは?

グレーターデーモン

おぉ……王子共に瓜ふたつ……!!
異界召喚士様、これがあの二人を元にした悪なる者、
ダーク王子とダークアンナなのですな……!!

デシウス

ふむ……見た目は確かに王子達そのものだが……。
しかし王子達の強さは本物だ。
それを完全に再現することなど不可能ではないのか?

ダーク王子

……耳障りだ、薄ら笑いの鎧。
だが言いたい事はおおよそ分かった、
お前達は、俺の実力を測りたいというのだな?

デシウス

う、薄ら笑い……!?
おいダーク王子、本物の王子ならもっと紳士的な──

ダーク王子

黙れ、喚くな、耳障りだ。
おい、そこのお前が俺を作ったのだろう?
ならばその出来栄え、ここで見せてやるとしよう。

異界召喚士

キヒッ! 口は悪いが頭はキレるようじゃな。
この者らにお前の強さを見せつけてやるがよい!

異界召喚士

しかし王子を抹殺するとなると配下の兵も
必要じゃろう。どれ、幾らかの兵をつけてやる。
そやつ等を上手く指揮し戦いに勝利してみよ。

リッチ

私の魔法の前には、
いかに硬き鎧も無力でございます。
なんなりとご命令を。

オーク

王子と戦えると聞き来てみたものの、まさか
共に戦う事になるとは……だがこの覇気、主と仰ぐに
相応しい。強者との闘いはぜひとも我に任せてくれ。

ダークアンナ

彼らオークは戦闘力が非常に高い種族です。
体力が半分を下回ると、戦闘力が更に強化されます。
基本的な戦いは彼らに任せると良いでしょう。

ゴブリン

ギャッ! ギャギャッ!
タタカイ! マカセロ!

ダークアンナ

……ゴブリンは知性も戦闘力も低いですが、
その数は膨大。戦力に期待はできませんが、
やられた所で気にする必要もないかと。

ダーク王子

なるほど、★の評価には影響しないという事か。
まぁ捨て駒として精々利用させてもらうか。

ゴブリン

ギャッ!?

ダーク王子

……全員悪くない面構えだ。
お前達が実用に足る戦士かどうか、
俺自ら見極めてやる。覚悟して挑むがいい。

ダークアンナ

悪たる貴方、我が主、愛しの君、ダーク王子さま。
貴方からは強力な『暗黒の波動』を感じます。
その力を振るえば、敵を弱体化出来るでしょう。

異界召喚士

キヒヒッ、だがそれは諸刃の剣……。
己の力を高め、敵の力を削ぐ能力を振るえば、
自分自身の身体を蝕むことにもなるじゃろうて。

ダークアンナ

なれば、私の力がお役に立つはずです。
私は貴方自身と、
貴方に従う者を癒やす力を与えられていますので。

ダーク王子

ほう、使える女は嫌いじゃない。
ついて来いダークアンナ、そして俺に忠を捧げる者達よ。
こいつが俺達の初陣だ。


戦闘後

デシウス

まさか……これほどとは……。
だがこの力、王子のそれとは性質が違うぞ。

異界召喚士

キヒヒッ! これで王子を倒せるやもしれぬっ!
さぁダーク王子よ、
まずはアイギス神殿へ侵攻するのじゃ……!!

ダーク王子

黙れ、喚くな。──だが、そうだな、
オリジナルには一度会っておきたい。
息の根を止める者としてな。

ダークアンナ

──お供いたします、
我が主、王子を討つ者、偉大なるダーク王子さま。

ダーク王子

何を言っている。お前が付いてくるのは当然だ。
ダークアンナ、お前は俺の女なのだからな。
さて、行くとしようか。我が覇道の始まりだ……。

編集

ミッション2「冥き波動」(2019/4/1~2019/4/4)

キャリーを倒すか否かで会話が少し変化する

説明文
魔王軍幹部、デシウスにその力を示した
かの者は、己の原点たる王子にまみえる
ため、物質界へと進攻する。
<ユニット、アイテムのドロップなし>
このミッションでは
固定メンバーで出撃します。
固定編成

ミッション2固定編成

神殿へと進むダーク王子らは、本物の王子軍の面々と対峙、新たに大砲を持つフライデーモンとも合流し、戦闘に入る。
王子不在の中、王子軍はダーク王子の軍勢に苦戦するも、なんとかキャリーを伝令として王子の元に送り届ける。
戦いに勝利したダーク王子は、今殺すのも後で殺すのも同じであり、何より人質を取るなど王になる者の手段ではないと語り、王子軍の面々を解放する。
その様子を監視していた異界召喚士は、ある策を巡らせていた。

会話


戦闘前

ロイ

今日もアイギス神殿は平和ですな。
遠征中の王子はどうしているのでしょうなぁ。

フィリス

王子のことだから心配はいらないと思うけど──
んっ? どうしたソーマ?
そんな遠くを睨んだりして。

ソーマ

いえ、あちらに何か見えた気がして……。
……あっ、王子です。王子が帰って──えっ?

アルス

王子……にしては様子がおかしくない?
どうしてあんな、魔物の大群を連れて……?

ダーク王子

ほう……これが物質界か。
存外悪くない。破壊するには少し惜しいな。
我が物としたいくらいだ。

ダークアンナ

はい、我が主。あなたが望むのなら、
いずれこの世界は全て、貴方の物となることでしょう。

ダーク王子

ハハハッ!  冗談も言えるのか、ダークアンナ。
それにしても、嗚呼、なんと煌めく世界か。
俺には少しばかり、眩しすぎるな。

オーク

フフッ、気に入ったのか我が主。
これが人間共の生きる、地上の世界だ。

ダーク王子

ハハッ、さて、な。
だが連中に与えておくには惜しい世界だ。
まずはその欠片のひとつまで、手に入れてやろうか。

ダークアンナ

はい、我が主。
全ては、貴方の望むがままに。

アンナ

……あれは、わ、私でしょうか?
それに王子まで……。
でも王子は、あんなに喋ったりは……。

ソーマ

アンナさんっ!  本物のアンナさんはここに……。
ということは、あの魔物を連れた王子は
偽物ということですか……!?

ダーク王子

ほう、本物も察しだけは良いようだ。
ダークアンナ、このまま交戦する。
連中に遅れをとるな。

ダークアンナ

はっ、我が主。それから先刻、魔界より
大砲を備えたフライデーモンが合流しました。
有象無象を吹き飛ばすには最適かと存じます。

ダーク王子

成る程、悪くない。
お前達、これは前哨戦だ。
世界を制す最初の戦い、一切手を抜くな。


戦闘中

(キャリー登場)

キャリー

このままでは……アイギス神殿が……っ!!
仕方がありません。私が王子の元へ、伝令に──って、
きゃぁああっ!?  う、馬が暴れてぇえー!?

フィリス

キャリー、しっかりしろ!!
ここは私達が引き受けるから!!

ダークアンナ

……我が主、騎兵が伝令に出るようです。
ここで仕留めておきますか?

ダーク王子

構うな、どちらにせよオリジナルとは激突する。
あの騎兵程度、見逃したところで問題あるまい。

オーラをまとったキャリーは
拠点に向かわず、しばらくすると
戦場からいなくなります。
倒さなくても★の評価には
影響しません。


(キャリーを倒さなかった場合)

キャリー

包囲を抜けた……っ!!
一刻も早く、王子達にこのことを伝えないと……!!


(キャリーを倒した場合)

キャリー

きゃぁ……っ!?

フィリス

キャリーっ!! くっ、だ、大丈夫か!?
こいつは私達が抑える。
キャリーは早く王子のもとへ……!!

キャリー

ありがとう、フィリス……。
必ず、必ず王子達を連れて戻るから!!


戦闘後

ソーマ

くっ……わ、私達をどうするつもりですか……っ!

フライデーモン(赤)

ダーク王子様、ここは反乱の芽を潰す為、
見せしめにこやつをいたぶり、
殺めるのがよろしいかと。

ソーマ

…………っ!?

ダーク王子

──いや、このまま逃がす。縄を解き、解放しろ。

フライデーモン(赤)

……よろしいのですか?
いえ、貴方様に意見するわけではありませぬ。
ただ、この戦いの様子は──

オーク

──うむ。
我が主よ、この戦いは異界召喚士様に監視されている。
こんな行動をとっては怪しまれるやも──

ダーク王子

今殺すのも、後で殺すのも同じだ。
何より人質を取るなど、王になる者の手段ではない。
──泣くな、小娘。美人が台無しだぞ。

ダーク王子

聞け、オリジナルのアンナよ。
王子に会ったならば、こう伝えろ。
俺はアイギス神殿で、お前を待っているとな。

アンナ

……行きましょう。王子に合流しなければ。
キャリーさんが伝令を聞き、
王子達が戻ってきてくれるはずです。

フィリス

……見逃して、くれたってことか?
何なんだ、あの偽物の王子は……。

ダーク王子

──青髪の女、俺は偽物の王子ではない。
ダーク王子だ。二度と間違えるな。


グレーターデーモン

──まったく、せっかく捕らえた人質を、
殺めるどころか自ら逃がすとは……。
私が仕留めて参りましょうか?

異界召喚士

キヒッ、今はダーク王子の監視が優先じゃ。
奴め、力に酔っているだけなら良いが、
よもや裏切りなど考えておらぬだろうな……。

グレーターデーモン

まさか、あれは異界召喚士様の被造物でしょう。
ただ戦いの定石というものを知らぬだけでは。

異界召喚士

キヒヒ……ならば良いのだがのう……。
どれ、ひとつ確かめてやるとするか……。

編集

ミッション3「終焉への叛逆」(2019/4/1~2019/4/4)

説明文
女神の神殿を占拠した彼であったが、
創造主より謀反を疑われてしまう。
果たして、彼の出した答えとは……?
<ユニット、アイテムのドロップなし>
このミッションでは
固定メンバーで出撃します。
固定編成

ミッション3固定編成

あっさりと神殿を制圧したダーク王子らの前にグレーターデーモンが登場、占領など生ぬるいとして神殿の破壊をダーク王子に命じる。
しかしダーク王子はその命令を拒否し、神殿を自らの城にすると宣言する。
物質界の美しさに心奪われたダーク王子は、王子抹殺の命は遂行するが、魔王軍の命令に従う気はなく、物質界を破壊せず人と魔物の王になることを決めたのだ。
裏切りを想定していた異界召喚士はグレーターデーモンにダーク王子を処分するよう命令。
ダーク王子は、これはあくまで自分の我儘だとし、配下に好きなようにするよう命じるが、一度ダーク王子を主と決めた配下たちは、なおもダーク王子に忠誠を誓い行動する。

配下と共にグレーターデーモンの包囲を退けたダーク王子だったが、そこで自分の寿命が一日しかないことをグレーターデーモンに知らされる。
ダークアンナの言葉もあり、その事実を信じたダーク王子は、どうせ死ぬというのなら、世界を手中に収めてから散ることを決意。
そこにオリジナルの王子が到着、ダーク王子は自分がオリジナルに勝つことを証明してみせると宣言する。

会話


戦闘前

ゴブリン

ギャギャ! セイアツ! セイアツ!
アイギス神殿! セイアツカンリョウ!

ダーク王子

ハハッ、他愛もない。
人とは斯くも無力なものか。

ダークアンナ

はい、我が主、偉大なるダーク王子さま。
貴方の覇道はもはや、誰にも止められません。

グレーターデーモン

──いいや、少し止めさせてもらおうか。
ダーク王子、休んでいる暇はなかろう。
占領など生ぬるい、アイギス神殿を破壊するのだ。

ダーク王子

……残念だったな、気が変わったのだ。
ここは俺の城にさせてもらおう。

グレーターデーモン

……まったく、理解できていないようだね。
王子の配下を見逃しただけでなく、
今度は命令を拒否するつもりかね?

異界召喚士

キヒィッ!?  ワシの被造物のくせに!
まさか本物の王子と結託するつもりか!?

ダーク王子

──王子抹殺だけはしてやろう。
だが、お前達の命令に従うつもりは全くない。

ダーク王子

この世界を見て、気が変わった。
輝くもの、尊く煌めく世界、蒼き空、
美しきものを破壊するのは、信条に反する。

ダーク王子

俺は、俺のやり方で、
人と魔物を統べる王になってみせよう。

異界召喚士

キヒ……そうか、そうか。
ならば実験は失敗という事じゃな。
グレーターデーモンよ、こやつを処分せい。

ダーク王子

──決断の早さを見るに、裏切りは想定内だったか。
おい、我が配下たるお前達、これはあくまで俺の我儘だ。
ここから先、自分の歩む道は自分で決めろ。

ゴブリン

ギャギャッ、キマッテル!
ゴシュジン、ダーク王子ダケ!
ダーク王子、ツイテク! デンセツ、ナル!

オーク

一度主と仰いだ者を、
裏切る武人など、何処にいるものか。
貴方様の覇道、見届けさせていただこう。

リッチ

──強き方に付くのが定石でありましょう?
なればこの私が、
貴方様以外の下に付くことはありませぬ。

フライデーモン(赤)

然り、実に然り。
私が受けた命は、貴方様の配下に付くことなれば。

ダークアンナ

されどお気をつけ下さい、我が主。
グレーターデーモンの実力は侮りがたいものです。
貴方の『暗黒の波動』が必要となるやもしれません。

ダーク王子

──度し難い馬鹿ばかり、か。
だが、悪くない気分だ。
良いだろう、ならば世界の果てまで余さず見せてやる。


戦闘後

ダークアンナ

我が主、偉大なるダーク王子さま、
グレーターデーモンの包囲を抜けました。

グレーターデーモン

グフッ……何という、何という力だ……。
だが、この展開は最初から、
異界召喚士様の想定通りなのだよ……。

ダーク王子

だろうな。だがお前は負けた。
もはや万策尽きたといったところか?

グレーターデーモン

……くくく、お前の寿命は、今日一日で尽きるのだよ。
まさか革新的なこの実験に、異界召喚士様が
安全装置を設けなかったとでも思ったか?

ダーク王子

……ハハハッ、面白い命乞いだ。

ダークアンナ

──いいえ、我が主、偉大なるダーク王子さま。
どうやらその言葉、嘘ではないようです。
私の中にも、一日で消滅する術式が存在するようです*1

ダーク王子

……ほう、こいつの言う事は信じれないが、
ダークアンナ、お前が言うなら間違いなかろう。
──そうか、この生命は一日で尽きる、か……。

ダーク王子

──だが諦める必要はあるまい。
どうせ死ぬというのなら、
この世界を手中に収めてから散ってみせよう。


バシラ

──王子、こっちです!
アイギス神殿に魔物が集結しています!

ダーク王子

……遅かったな。
だが、今日が終わる前に間に合ったことは
褒めておいてやろう、オリジナル。

ダーク王子

さぁ、証明してやろう。
俺がお前に勝つという事実を。
お前が俺に敗北するという事実をな。

王子

…………ッ!!

編集

ミッション4「最強の影」(2019/4/1~2019/4/4)

説明文
最強の存在、もう一人の自分に勝利し、
世界にその命を刻みつけよ。
<特定の敵がいる間敵の攻撃防御アップ>
<ユニット、アイテムのドロップなし>
このミッションでは
固定メンバーで出撃します。
固定編成

ミッション4固定編成

神殿前にてダーク王子は、オリジナルに少しだけ自らの物語に付き合うように告げ、王子はそれに応じる。
自身の生まれた経緯や世界を愛すると決めた自分の想いを語ったダーク王子は、
この世界で最も強い者が自身の原型たる王子であると語り、
これから先も王子が最強であり続けるのなら、オリジナルを倒すことで自分という存在を証明し続けようと告げる。
後も先もない、世界に名を刻むだけの戦いを前に、ダーク王子は配下の者たちにその誇りを貸してほしいと頼む。
ダーク王子の配下たちはそれに応え、さらに一人のオークはハイオークへとクラスチェンジする奇跡が起こる。
オリジナルも数え切れぬほどの奇跡を起こしてきたのだから、自分であっても奇跡を起こすのは容易いことと語り、ダーク王子は最後の戦いに挑む。

激戦の末、敗北した王子は、ダーク王子にトドメを刺すように言う。しかし王子が死ねば誰が自分の強さを証明できるのかと、ダーク王子はその要求を拒絶。
王子が勝ち続ける限り、それはダーク王子にとっても勝利になるとして、世界をオリジナルに譲ることを決めたダーク王子は、王子に今回の敗北の記憶を忘れぬよう命じる。
力を失いつつあるダーク王子は、最期に配下と共に物質界を見て回る旅に出るのだった。

その後アンナは、ダーク王子の一件が異界召喚士による策略だろうという報告を王子にする。
ダーク王子の性格は王子と似ても似つかないものだったが、去り際の笑顔は少しだけ王子に似ていたとアンナは語る。
またアンナは、神殿前に落ちていたというダーク王子の剣を王子に渡す。
ダーク王子の意志が微かに宿っているようなその剣を、王子は戦場へ共に連れて行くことを決める。
違う出会い方があれば、王子とダーク王子は共に同じ道を歩めたのかもしれない、そんな感傷を述べるアンナは、
彼らが目指した先を忘れることなく、これからも先へと進んでいくことを王子に呼び掛けるのだった。

会話


戦闘前

バシラ

本当に、王子とアンナさんそっくりです……。
もし侵攻でなく、王国に潜入されていたら
判別がつかなくなったかもしれません……。

ダーク王子

人類なれば、考え方まで姑息なものか。
そんな手段を俺が取る必要はあるまい。

ダーク王子

──我が映し身、いや、俺のオリジナルたる男よ、
少しだけ我が物語に付き合え。

王子

…………。
………………(こくり)

ダーク王子

俺は、どうやらお前を殺すために作られたようだ。
事実、アイギス神殿の占領は僅かな時間で完了した。

ダーク王子

だが、どうやら異界召喚士
自分より強い存在を恐れたのだろう。
俺の寿命は、一日しか残されていないそうだ。

ダーク王子

だが、それは止まる理由にはなるまい。
俺はこの世界を愛すると決めた、魔物も人類も関係なく、
俺のモノにすると決めたのだ。

王子

…………。

ダーク王子

ならば、すべきことはひとつのみ。
この世界で最も強い者は、間違いなくお前だ、王子。
何しろ俺の原型たる存在なのだからな。

ダーク王子

これから先もお前が最強で有り続けるなら、
俺はお前を倒すことで、俺という存在を証明し続けよう。

王子

…………(こくり)

ダーク王子

我が配下の者共、俺はこの一戦に全ての力を注ぐ。
後も先もない、世界に名を刻む為の戦いだ。
──勝手なことを言うが、お前達の誇りを貸してくれ。

ハイオーク

──有難きお言葉。
ダーク王子様、最期の一瞬まで、
我ら覇道を共に征きましょうぞ……ッ!!

ケイティ

オークが、は、ハイオークに変わっていくっ!?
そんな、戦場で突然クラスチェンジするなんて!
こんなこと有りえません……!!

ダーク王子

あり得ないことではあるまい。
王子も、数え切れぬ程の奇跡を起こしてきたのだろう。
ならば俺であっても、奇跡くらいは容易いものだ。

ダークアンナ

えぇ、私達の存在自体が奇跡のようなものなれば。
しかし我が主、王国の者は何れも手練れです。
初手を凌ぐことさえ貴方の力が必要となりましょう。

ダーク王子

当然だ。手を抜く必要などない。
さぁ『本物の王子軍』の力を、お前の可能性を、
この俺に見せてくれ。


戦闘中

ミヤビ、王子がいる間は
全ての敵ユニットの
攻撃と防御がアップします。
またミヤビは味方ユニットの
射程内にいる場合、
遠距離攻撃を引き付けます。


戦闘後

ダーク王子

──俺の、勝ちだ。
そうだな、王子。

王子

…………(こくり)

ダーク王子

……ハハハッ、トドメを刺せと?
この馬鹿者が……お前が死んだら……
誰が俺の強さを証明してくれるというのだ……。

ダーク王子

俺はお前に勝った……。
王子、これからお前が勝ち続ける限り、
れは俺にとっても勝利になるということだ。

ダーク王子

この世界はお前に譲ってやろう……。
だが、お前の魂に刻んだ。
俺に負けた記憶を、忘れることは許さぬぞ。

アンナ

……ダーク王子、あなたは──

ダーク王子

──黙れ、喚くな。
俺のアンナはダークアンナだけだ。
お前の声は届かない、何があっても、だ。

ダーク王子

嗚呼……もう剣も握れないか……。
我が臣下共……死ぬ前に、少しだけ、
この世界を歩んでみたくはないか。

ダーク王子

俺達が手にするはずだった、
この眩く輝く、蒼空と、緑に満ちた世界を、
戦友と共に歩むのだ。悪くはなかろう?

ゴブリン

ギャギャ! ツイテク!
タビスル! ダーク王子イッショ!

リッチ

貴方様の歩みを妨げる者は、
もはやこの世界のどこにもありませぬ。
憎き生の世界なれど、今は輝いて見えますな。

ハイオーク

いと強き者の誘いをどうして断れよう。
どこまでもその旅路、お供しようとも。

フライデーモン(赤)

ハハッ、なれば空の風景もお見せしましょう。
この世界は憎たらしい程に広大で、
妬ましい程にきらめいているのですぞ。

ダークアンナ

我が主、愛しき貴方、偉大なるダーク王子。
これは良き戦いでしたか?
貴方にとって、良き生の輝きでしたか……?

ダーク王子

──さて、な。
ダークアンナ、お前が長生きしたら、教えてやろう。


クリア後

アンナ

──ダーク王子の一件は、
おそらく異界召喚士による策略だろうとの事です。

アンナ

性格こそ王子とは似ても似つかない青年でしたが……。

アンナ

去り際の笑顔だけは、
少しだけ王子に似ていた気がします。

アンナ

……あっ、ところで王子。
アイギス神殿の前に、この剣が落ちていました。

アンナ

──はい、ダーク王子の剣です。

アンナ

微かにですが、ダーク王子の意志が
宿っているようにも感じられます。
彼らの生きた証、とでも言うべきでしょうか……?

アンナ

…………はい?

アンナ

この剣を共に連れていってやりたい、と?
なるほど、王子がそう仰るのであれば……。

アンナ

ダーク王子の剣を振るう時には、
『闇の英雄』の称号を選択してください。

アンナ

そうすれば、もしかしたら、
ダーク王子が力を貸してくれるかもしれません。

アンナ

──王子、魔王軍の策略は恐ろしいものでした。
けれど、どうしてでしょうか、違う出会いであれば、
ダーク王子達と同じ道を歩めた、そんな気がします。

アンナ

ただの感傷、ですけどね……。

アンナ

王子、私達はこれからも先へ進み続けましょう。
彼らが目指した先を、忘れることなく。

編集


*1 後の描写を見るに、ダークアンナの寿命が本当に1日だったのかには疑問が残る