他作品での儚月抄関連まとめ

Last-modified: 2023-07-20 (木) 13:36:59

儚月抄以前

永夜抄

キャラ設定txt うどんげ

彼女は地上人が侵略し始めた月から逃げ出した月の兎だが、詳しい話
は輝夜のエピソードで。

解説

儚で月侵略は兎の誇張した噂話に過ぎないことになり、
「地上人が侵略し始めた(と鈴仙が勘違いした)月から逃げ出した月の兎」になってしまった。

キャラ設定txt 永琳

また、咲夜を見て大変驚くのだが、何故なのかは永琳にしか判らない。

上の一文に対する、幻想掲示板での質問と回答

設定的な質問は許されるのかわかりませんが…
ネタバレ回避のために、えらい迂遠な言い回しをしますがご容赦。
咲夜を見てひどく驚く彼女が驚いた理由についてなのですが、
それって紅魔郷登場時の咲夜の目の色と関係があったりするのでしょうか?
今回のトップ絵も然り…。

防災の日 投稿者 ZUN@管理人
>咲夜を見てひどく驚く彼女が驚いた理由についてなのですが、
それは一つのゲームになる位長いので割愛。
目の色はゲームを遊んでいただければわかりますよ。

解説

2007年8月の萎えラジでのZUN発言によると
・永夜抄単体で完結したネタ
・解かる人には解かると思う
・儚月抄がヒントにはなる

以前からある諸説の中でこの条件に合致しそうなのは
富士山周辺の伝承で赫夜姫(かぐやひめ)=サクヤヒメ同一視なので
設定考察などでも、儚月抄でもサクヤヒメが出たからもう名前ネタでびっくりって事でいいんじゃね
という投げ槍なことに

キャラ設定txt 輝夜

全文

カグヤは月の民の一族であり、月の姫として大切に育てられていた。
その為、我侭し放題に育てられていたのだ。しかし、ある事件を気に
カグヤの生活は大きく変わる。興味本位で永琳に、禁断の秘薬である
蓬莱の薬を作らせてしまい、それに手を出してしまったのだ。

 

その事はすぐにばれてしまい、カグヤは処刑された。

 

だが、永遠の力を持ったカグヤは死んでもすぐに生まれ変わり、
事実上死ぬ事は出来なかった。カグヤは罰として次の生は地上の賤しき民
と暮らす様に命じられ地上に落とされた。間も無くして、一人の地上
人に発見され、そこで輝夜という名前で暮らす事となった。

 

              ――

 

輝夜は地上で生まれ、地上で生活をしている元月の民である。暫らく
の間、何の不自由も無く生活が出来ていたのだが……。どんどんと人
が寄って来るようになり、地上も生活しにくくなってきていた。

 

数年後、晴れて輝夜の罪も償われ月に帰る時が来た。しかし、お世話
になった地上人への恩と情、心のある地上での生活、どうしても帰り
たくない。だが穢ない処もあり、生活しにくい部分もある。輝夜は思
い悩んでいた。そんな時月からやってきた使者の中に見覚えのある姿
を見た。永琳である。

 

永琳は薬を作っておいて自分だけは無罪だった事もあり、輝夜に対し
申し訳ない心でいっぱいだった。その気持ちは強く、輝夜の為なら何
でもしてやらなければ、と考えていた。そして輝夜と一緒に地上で暮
らすことを決めたのだ。

 

永琳は月の使者を裏切り、輝夜を逃した。こうして、二人は人里離れ
た山奥でひっそりと隠れて暮らす様になった。そう、そこは妖怪も出
るような山奥で……。

 

              ――

 

――それから、本当に長い時間が経った。

 

いつしか月から使者が訪れる事はなくなっていたし、二人はとっくに
昔の事など忘れて平和に暮らしていたのだ。

 

だが、そんな平和なある日、輝夜の記憶を呼び戻す出来事が起きる。

 

幻想郷が人間界と遮断されてから、もうすぐ百年も経とうとしていた
頃だった。輝夜はいつも通り誰とも会わずひっそりと暮らしていた。
そんなある日、一匹の妖怪兎が輝夜の元に逃げ込んできたのだ。その
兎は実は月の兎だといい、人間以外が住む幻想郷の噂を聞きつけ、な
んとか入り込んできたという。その兎が言うには、「''月に敵が攻め込
んで来てもう生活出来なくなった''、そいつらは月に自分達の旗を立て、
自分達の物だと言って好き勝手やっている」、らしい。

 

兎は月の民が戦っている中、仲間を見捨てて命からがら逃げてきた
いう事だった。

 

輝夜は自分が月の人だと言う事を思い出した。

 

人間が月に攻め入る?
そんな馬鹿な事があるわけが無い。
半信半疑だったが、その兎は嘘を付いている様には見えなかった
とにかく可哀相な兎、――名はレイセンと言う、を家に置く事にした。

 

――さらにその出来事から数十年経った。

 

輝夜と永琳、鈴仙の三人は、また退屈な日々を送っていた。
ここに居ると誰でものんきで平和的になってしまう。まさに楽園の様
な処だった。

 

そんなある満月の夜、月の兎同士が使うという兎の波動を鈴仙が受信
した。これは、どんなに離れていてもその大きな耳で会話が出来ると
いう月の兎の特殊能力である。
その内容は以下の様なものだった。

 

賤しき地上人は月の魔力を搾取し、月に基地を作ると言い出した。
 我々月の民は、人間とどうにか共存の方向で協議していたが、
 もう限界である。

 

 我々月の民は、地上人に最後の全面戦争を仕掛ける事にした。
 今の状況では、戦力は我々の方が若干不利に見える。敵の近代兵器
 は我々の想像をはるかに越えていたのだ
 だが臆する事は無い、我々月の民には何千年も生きてきた知恵と誇
 りがある。負けるはずが無い。

 

 レイセン、もうすぐ月は戦場となる。
 誇り高き我々と一緒に戦ってくれないだろうか。

 

 そして、一緒に居ると思われる地上人に伝えてくれ。
 次の満月の夜にレイセンを迎えに行く。
 抵抗しても無駄だ。」、と。

 

鈴仙はそろそろ月に帰らなければいけないと、輝夜達に伝えた。だが
一緒に住んでいる輝夜達も、地上人ではなく月の民だったのだ。

 

――輝夜の記憶がよみがえる。
  罪を犯す前の月での生活を。
  賤しき地上人と暮らしていた頃を。
  自分を迎えに来た月の使者を殺害し、隠れて暮らしてきた事を。

 

輝夜は永琳と相談し、鈴仙を月に返さない事に決めた。使者を殺して
しまっては、また場所を変え、隠れ住す必要が出てしまう。だが、も
う身を隠して暮らす事に飽きたのだ。何とか月の使者を追っ払い、か
つ堂々と地上で暮らす事が出来ないのかと、永琳に相談した。

 

永琳は輝夜の相談が言い終わるかどうか、という位で瞬時にこう返答
した。

 

「ならば地上から満月を無くせば良い。
 さすれば、月と地上は行き来できなくなる。
 地上から見える満月は、月と地上を行き来する唯一の鍵なのだ。
 だから、満月の夜にしか使者は訪れない。
 その鍵を壊せば……、
 地上は、大きな密室になる。」

 

と。

 

輝夜達は、本物の満月を隠し、地上人が見る空に浮かぶ月を偽物の月
とすり替え、そしてほんの少しだけ、欠けさせたのである。

 

これで、地上と月を行き来する事は不可能になった。

 

ただ、唯一の誤算は、満月の力に頼っていたはずの妖怪達の力が、こ
れほどまで強い物だとは思わなかった事である。

 

結局、人間と妖怪の力によってこの術は破れてしまったが、そもそも
幻想郷は閉ざされた空間。元々、月からも入ってくる事は出来なかっ
と言う事を知った。

 

今は輝夜達は隠れて暮らすのをやめ、普通に永遠亭で暮らしている。

 

月?
月が結局どうなったのかは、地上に這いつくばって暮らす民である
輝夜達には知る由もなかった。

月の民が戦っている中……(鈴仙)         → 戦う前から逃げていた。玉兎は嘘吐きに
その兎は嘘を付いている様には……(輝夜)     → 嘘でした。人を見る目が足りなかったことに
ここにいると誰でものんきで平和的に……(客観)  → 永琳が優しくなり始めたのは永夜異変以降に
賤しき地上人は月の魔力を搾取……(通信)    → してません
我々月の民は……(通信)              → ただの兎が勝手に月人を名乗っていたことに
戦力は我々の方が若干不利……(通信)      → 地上側は話にならないレベルだったと通信から情報収集する永琳
満月の力に頼っていたはずの妖怪……(輝夜達)  → 妖怪では歯が立たないほど月人がインフレ。遊びにもならないと過小評価してたことに
月からも入ってくる事は出来なかった……(輝夜達) → 入れます。知った内容は嘘だったことに

求聞史紀

まず、銃等の火器が地上のどの武器よりも優れている。

瞬時に大量の弾幕をばらまく事の出来る銃、着弾したら大きな爆発を起こす小型銃。

撃った後弾丸をコントロール出来る拳銃等、確かに妖怪といえど歯が立ちそうに無い。

【この展示物は大昔の月の都の品だと言う。現在の文明はさらに進んでいると思われる。】(求聞史紀・月の都)

次に、片手でも撃てるバルカン砲、超小型プランク爆弾、月面戦車に月面探査車など、

クラシック部門とは打って変わって兵器や近代的な道具が展示されているミリタリ部門。

ここでは、月の都の意外な一面と技術の高さを見る事が出来る。(求聞史紀・月の都博覧会「月都万象展」)

三月精第1部

白三月精第3話(2005/11/26発売のコンプエースに掲載)、ルナチャが森で星条旗を拾う。
ルナチャ「月から落ちてきた物らしい」
サニー「月の都で縄張り争いでもしてるのかな、それとも人間が月を自分の縄張りだと勝手に主張してるのかな」
スター「星がいっぱい描かれてて素敵ね」

この件については儚月抄第1話で永琳が触れている。
そもそも永琳はどうやってそんなことを知ったんだろう……というのは置いといて、
永琳が妖精の話を真に受けてシリアス病を発症させている図は見物。
思えばこの時点で、永琳は本当に賢者なのかを疑うべきだったのかもしれません……。

香霖堂

・第十七話「月と河童」 概要
店を閉めてから随分と経った香霖堂にやってきた咲夜は縁起の良いものを注文する
その目的は月に行くための材料として幻想強で最も縁起の良いものを探しているというものだった
霖之助は河童の五色甲羅を勧める
説明として五色甲羅の縁起の良さ、そして河童の変化した由来のヒントを話す
それは河童はスッポンから転じたもの、月とスッポンという彦のある月からかけ離れているものという意図を含ませていた
その意図に気付いた咲夜は納得して五色の甲羅を買って帰ったのだった

なおこのロケット作りは、120季如月の「真冬の満月、大爆発」に端を発する2度目の挑戦で、
挿絵によるとスペースシャトル型を作ったようだ。
ちなみに永夜抄直後の一度目のロケット作りでも咲夜はスッポンの血液をパチュリーに渡している。(文花帖の欄を参照)
120季春以降の花映塚でもロケット作りに挑戦していると言っているので、儚の住吉ロケットは3回目か4回目の挑戦だったようだ。

書籍文花帖

21ページのパチュリーと文の会話

パ「咲夜が液体燃料の代わりにスッポンを持ってきたメッセージはすぐに伝わったわ」
(略)
文「スッポンを持ってきたメッセージ? 月とスッポンって事ですか?」
パ「どうせ貴方もその諺を間違った意味で理解してるんでしょう?
  月とスッポンってのは本当は『似ているが比べ物にならない』という意味ではないの。
  幻想と現実、触れない物と触れる物、という意味なのよ。
  つまりすぐ手に入る物を私に見せて、月は行けるはずのない物と思え、と」

こちらはてるよさんのコメント

「家には月に関連した物が沢山あって、何故か隠さないといけないと思っていたんだけど…。

 なんかもうどうでも良くなって来て、眠らせておくのも勿体ないしみんなに見せてお金でも頂こうかなと。

 これで少しでも月に興味でも持って貰えれば嬉しい限りです。」(文花帖・蓬莱山輝夜)

文「しかし今回の展示物はどれも見たことのない不思議な品物ばかりでしたが、一体どうやって手に入れた品物なのでしょうか?」

輝「いつの間にか持っていたの。家には古い物も当時のままの状態でいっぱい残っているわ。」

文「当時っていつの話でしょうか?」

輝「当時は当時。その当時よ。」(文花帖・蓬莱山輝夜)

儚月抄ではロクに月の都の描写無かったですが…
うどんげしょーにてバルカン砲や月面探査車が出てきたのは何かの嫌がらせ?

儚月抄以後

緋想天

対戦勝ち台詞

そういえば、この間月の都に行ってきたけど……
思ったより古くさい奴らばかりだったわね
伝統に胡坐をかいて進歩を忘れたんじゃないの?(霊夢)

──大きな東洋の屋敷の円い窓から桃の木が見えている。
窓にはガラスのような物ははめ込まれていない。開けっ放しの状態なのだが、
虫が入ってきたりはしない。そもそも虫のような蒙昧な生き物は月の都には存在しないのか。
それに気温も常に適温を保っている。研究者は自分の研究に没頭し、
存在しうる理想について論じ合うことも出来る。
食に不自由することなく、死を恐れることなく永遠に研究が出来るのだ。
月の都は何て快適なところなのだろう。
ここに住んでいたら、地上が監獄に見えるのも当然かも知れない。
ツキハスバラシイトコロデス.jpg

貴女はもう月に行こうとか思わないわよね?
聞いたわよ?ロケットの顛末(鈴仙・優曇華院・イナバ)

咲「着いたばっかで何を黄昏てるのよ」
霊「だって……」
魔「帰りの船(ロケット)は大破しちゃったし」
咲「でも 月に着いたから問題はないわ」
魔「そうか?」
咲「私たちの目的は月に行くことであって 月から帰ることではないからね」(漫画一三話)

驚くことにレミリアは負けた事に対して特に悔しいとも思っていないようだ。最初から勝てると思ってなかったのかも知れない。何せ、紫が妖怪を総動員しても全く勝ち目がなかった事を知っていたのだから。
それなのに何故ロケットまで造って月に向かったのだろうか。紫が月に行って戦ったのはレミリアが生まれるずっと前である。レミリアはその事が羨ましかったのかも知れない。勿論、永遠亭の面子に出会ったことも大きな要員だろう。そこで現実に存在するつきの都の話を聞く事となった。レミリアにとっての夢のフロンティア、それが月の都だったのだ。(小説最終話)

もう一度月に行こうと言い出す可能性が結構ありますが…

地霊殿

マニュアルのバックストーリー

パチェ『人間達が動かないしこのままでは後手になってしまうけど、それでも良いのかしら』
紫『そうねぇ……しょうがないわ、貴方達に<また>勝手に動かれたら面倒だしね
パチェ『またって何の話なのか……それは置いておいて、取り敢えず貴方が動いてくれる?
   地底の事知ってそうだし』

紫「吸血鬼も外の世界の魔法など頼らずども*1、幻想郷だけで全て完結すると言うのに」

レミリアはロケットを自作して紫を出し抜くつもりだったがその動きは筒抜け、
月到着後に依姫と戦うのも二重囮作戦の一環だった
つまり紅魔館の動きは全て紫の計画通りで、勝手に動かれて面倒な事など何も無かった

 

パチュリー「レミィは躍らされているだけなことぐらいわかっているから(中略)
本当に月を攻めたがっているのは古くて困った妖怪の彼奴でしょ」

対して紫が計画したのがバレてるんで勝手に動いたなんて何の話なんだろうかとなっている
モロバレですよ、紫さん

非想天則

kegare.png
霊夢がストーリーモードで使用するスペルカード「最も凶悪なびっくり巫女玉」が穢れテロっぽい

 

魔理沙の勝利台詞

高速で生える筍を見たぜ
走ってたらアレにぶつかりそうになった
あんな罠があるなんて
猫を踏むより危険だぜ

タッケノコーン.jpg

茨歌仙

無許可じゃないです多分.jpg
霊夢が早苗からの依頼で金山彦命を使いパラジウム合金を錬成している
やはり神降ろしは黒歴史じゃなかった
また不正な神降ろししたって依姫達が疑われるんじゃないかって?
はは、一ヶ月も綿月さん所に滞在してて正式な神降ろしを教えてもらわないわけないじゃないですか

 

華仙が飼っている大鷲「竿打」のために目印として家へ続く道*2にある木に光の玉を付けるのだが、
それを魔理沙がお宝である蓬莱の玉の木だと思う。
魔理沙の話を聞いた霊夢は盆栽のやつを見たことがあるからといって蓬莱の玉の木に興味を示さない。
霊夢が見たことがある盆栽とは儚月抄の輝夜か育てていた「優曇華」とことを指すと思われるのだが…
お宝に敏感な茨の霊夢が興味を示さないのだから相当見飽きたのだろうが、
興味を示さない物が光の玉がついた木である以上、
霊夢が見た輝夜の盆栽はすでに咲いているもののはずである。
そして咲いた優曇華の玉は戦争を起こすためにも使われるのだが、
見飽きてしまうようなもので戦争を起こしてまで奪い合わせることがあるのできるのか?
こんなときに霊夢の何者にも囚われない設定を使われても困るし…

三月精第3部

白三月精第11話、中秋の名月で月見をする霊夢+爺狸(狸耳の手抜き魔理沙)
まともに出てきた三月精発の妖怪は今のところ、ツチノコだけ。(回想やイメージで出てくるのみ)
妖怪(狸)は中秋の名月はもっとも力を発揮できるため悪戯をしてくるとのこと。
一方、人間は月を見ても何も感じないから外に出ないという、月で散々世話になった綿月達へ暴言とも取れる発言をする霊夢。
いや、そうだったらわざわざ雨月とかしないだろ常識的に考えて…

ちなみにwikiによると、平安時代の貴族らは月を直接見ることをせず、杯や池にそれを映して楽しむという雨月のような楽しみ方をしていたようで、外に出ないというのはありえないことになる。

儚月抄ではあいにくの空模様のため、雨月を楽しんでいる。
幽々子(うどんげしょーでは永琳も)はこの時期は晴れていることが少ないから
丸いものを見て名月を想像するほうがより風流という儚スレで有名となった言葉を残している。
ただ、霊夢の発言を見る限り少なくとも幻想郷全体がそうというわけでないようだ。

ウォーリーを探せin三月精
月人追加版.jpg
おまけとしてパーティのシーン同様、大晦日に神社に「来そうな」連中を
比良坂氏が書いてくれている。大きさがバラバラなことはないんで安心して見ていい。
残念なのは見開きじゃないため、書かれているキャラが少なかったり見切れていたり
月にいる方々は出てこないという点か。
霊夢が男が一人もいないこの状態に突っ込まないのは掲載誌的な都合。

神霊廟

霊夢は招待された道場を見た。
そこで見た建物や道具、小物類はどこかで見た様な気が
してならなかった。それは月は天界か……(霊夢ノーマルエンド)

神子の道場は月に似ているようです。

マミゾウ「わざわざ佐渡から海を越えてやってきたというのに無念じゃ」
霊夢「海?」
マミゾウ「そうじゃ、何だ?海を知らんのか?」
霊夢「いや、一度見た事があるんだけどねぇ月で
マミゾウ「ほうほう、一度だけかそれは勿体ない事じゃ」
霊夢「なんで?」
マミゾウ「海は広いこの幻想郷の何倍、何百倍も広いんじゃ
その世界を知らずしてここで強がっても意味ないて 」
霊夢「別に良いじゃない
ここで海の話を聞いているだけで大体想像付くし! どうせ楽勝だし!」
マミゾウ「ふぉっふぉっふぉ井の中の蛙大海を知らず、じゃのう
真に己を強いと思っとるなら
大海原に飛び込むのを怖れてはならんぞ 」(霊夢EX)

マミゾウとの会話の中で月の海を見た事があると言っている。
霊夢は海の事をどうせ楽勝だと言っているが、
月の海に行ったときも紅魔館の海に行ったときも楽勝には見えなかったのだが…
霊夢は過去に囚われないのだ。

求聞口授

__「あの、幻想郷縁起にも天狗の新聞にも出てこないキャラがいるんですが……、
特に綿月姉妹。そもそもどんなキャラかすら知らない人もいそうです。
他にも情報が欲しいキャラがいるので、お部屋の片づけを手伝うから教えてください。」

 

ZUN「えー。綿月姉妹は月の姫で、豊姫の方が「山と海をつなぐ能力」、
これはどこでも移動できる能力ですね。重要なのは月の都と地上を移動できるという点で、
山は幻想郷、海は月を意味しているわけです。」

 

__「あ、割と具体的な意味だったんですね。彼女は桃を食べてるイメージと
超兵器を持ってるイメージしか……。」

 

ZUN「秋★枝さんにも兵器の説明はしてないという超アバウト仕様ですからね(笑)。
で、妹の依姫の方が普通なキャラなんです。」

 

__「依姫はパワーアップ版主人公キャラという感じでした。」

 

ZUN「彼女はチートキャラですからね。あれは科学力ではなくて純粋に彼女の能力なんです。
降ろす神様が強い分だけ強くなれる。強すぎて漫画じゃないと出せませんね。
ゲームはどんなボスでも倒せなきゃいけませんから。ゲームだからこそのキャラクターの制限ですね。」

 

__「なるほど。でも依姫が出てきたからこそ、霊夢の能力の一部が始めて具体的に描写されました。」

 

ZUN「そういう意味で、あの漫画の一番の見どころは三段ロケットが住吉三神ってところだと思うんですけどね。 」

 

__「月の都と幻想郷との接点はもうかかれないのでしょうか?」

 

ZUN「難しいところですね。出てくるとしたら、もう一回人類が月に行ってからじゃないですか。
NASAじゃなくて民間の方で儲かったら、あっという間に行きそうですよ。
昔は冷戦が後押ししましたが、いまはお金ですかね。」

 

__「宇宙ネタはボロボロありますが、月の都に入る手続きと、茨華仙の家へ入り方も似てますよね。」

 

ZUN「月の都も仙人の家も、ちょっと似ているわけです。
月の都にいる人間たちは、人間というよりも仙人や天人ぽいですね。」

 

__「そういえば月の都にも神様がいて、その人たちが一番偉いってことなんでしたっけ?」

 

ZUN「僕の中では月の都は高貴な神様たちが居る場所で、という設定なんです。
で、反対に幻想郷には親しみやすいというか土着っぽい神様たちが居る。神様にもいろいろ派閥があるんだろうなって。
で、永琳はその中の一人だったから、幻想郷に来ても他の人間と接触を持たないんです。」

 

__「なんだかいろいろ納得ですね。」

 

ZUN「というわけで、本当に綿月姉妹は幻想郷側からはアンタッチャブルなんです。
必要な措置として。あの2人の性格が楽しいから話が膨らみそうなので、
お話を作ってみたいんですけどね。幻想郷の姉妹は、だいたい妹が壊れてるので。」

 

__「ZUNさんに妹は居ませんけど、何か恨みでもあるんですか(苦笑)。 」(おまけインタビュー)

永琳や勇儀筆頭に手加減設定でゲームに出せるキャラが多くいる中ですら
依姫は相当な手加減しても強すぎてゲームに出せないらしい。*3
だが依姫は更なる手加減が不可能であるとは思い難く、
たとえば「腕試しなどの名目で出てきて火雷神などの避けられる攻撃を数発撃ち退場」
とかで出せないとは思いがたいがゆえに「ゲームに出さない言い訳ではないか?」と邪推する人が一部いる。

永琳は幻想郷に来ても人間と接触を持たないらしいがそれならなぜ人間に属するということになったのだろうか。
永琳が幻想郷に来てから永夜抄までの話なのだろうか。

ZUN「そういえば衣玖の種族はカタカナでなく漢字で「竜宮の使い」と書きますが、
竜宮は存在しているんです。それは月の都のことなんですが。」

 

__「天人は月の都に住んでいる*4っていうのはそういうことなんですね。」

 

ZUN「一応設定的にはその辺がいろいろ繋がっているんです。」(おまけインタビュー)

天界と月の都には繋がりがあるらしいが非想天測の優曇華いわく

「天界も一番上に存在する訳じゃないです
月から見れば同じ地上なのです」(天子に勝利したときの台詞)

である。
うどんげの発言がますます信用できなくなりつつある。

深秘録

緋想天の天候のようなシステムであるミステリースポット、
その一つに月の都が登場した。
その効果は射撃の弾速が下がるというものであり、
儚で魔理沙の弾幕が止まった現象と関連付けることができる。

紺珠伝

月の都が深く関係していることから綿月姉妹が登場するのではないかといわれている。*5⇒そして危惧されたように1mmたりとも登場せず言及もされなかった。レイセン(2代目)や玉兎兵達その他あらゆる儚新規キャラが登場しない。嫦娥のみは非常に大きな存在感を持って言及された。但し登場はしない。他は言及すらされなかった。

これが月の都……? 昔に来た時と随分様子が違うわね。
何というか都ごと凍り付いたかのようだわ。(霊夢 台詞)

月の都……なのか?何だか生きている物の姿が殆ど無い。
さっき出会った奴くらいだな。もしかしたらまだ夢の中かも知れんが。(魔理沙 台詞)

霊夢が月の都に来たことがあるというのは儚月抄のとおりで間違いない。魔理沙は儚月抄では月の都に到達しなかったが、これもそのとおりのようである。

月の都は一人の狂人によっておかしくなり始めているらしく、
永琳と対立し地上を浄化するというのは綿月姉妹の思想に反する上に、
自機側には永琳の協力があり月人を倒しうることから、
綿月姉妹ですら刃向かえない上にあまり手加減しない月人を倒す可能性がある。*6
⇒純狐という繰り返し月の都を襲っているのに封印されていない存在がいることが判明し、
月人は生命力(穢れ)の塊である純化妖精に手も足も出ないということが判明した。
月の民のその様な姿を見たくは無かったですね。

(純孤について)その存在は一部の月の民しか知らされていない。
月の民には敵に怯える生活など不要だからだ。(純孤 設定)

月vs妖怪や月vs外の世界といった対決は月の民にも玉兎にも知らされている。つまりこれまで描かれたあらゆる月と外敵の戦いは月の民に知らせても良い程度の茶番に過ぎず、小説抄三話の豊姫一人称は茶番しか知らぬ前提のモノということになる。あるいは輝夜の存在のように意識から消去しているのかもしれない。何れにしても異様さ満点。

鈴仙(純孤らの事を永琳に聞かされて)「ふへー、驚きました。人間関係は特殊すぎて良く理解できませんでしたが月の都も裏では攻撃を受けていたんですねぇ」
(鈴仙完全無欠モード(及びレガシーノーミス)ED)

儚月抄や求聞口授など新情報が出る度に疑問点の出るうどんけ発言であるが、今回に至って新情報をうどんげは実際に知らず、聞けば知らなかったと反応すること、そしてうどんげのみならず玉兎どころか月人の大半も新情報を知らないことが示された。
既存作からは推定不能な新情報が投入されるのは何時もの事だが今作では作中においても新情報は知られていないという辻褄合わせが示された。
うどんげや鈴瑚といった複数の玉兎が月人は隠し事をしているとの認識を示した。それは事実だが月人の大半もまた隠し事をされている。

妖精は大抵の場所にいる。勿論地獄にもいる。
しかし、生死を拒絶した月の民は妖精を排除する。
月の都の周りには妖精は殆どいない。(クラウンピース 設定)

鈴仙:都の外に妖精の大群……?~(中略)~そもそもなんで月面に妖精がいるのか、ってとこよね。
クラウンピース:それはねぇ。地上から連れて来られたのもいるけど、月面にも元々いたのよ、妖精は。(鈴仙5面)

玉兎及び月人の大半が知らされていない情報は純孤関連に止まらないようである。これもまた小説抄三話の豊姫一人称の月は全く穢れてなかったという月公式史観らしきモノとは相容れない。豊姫は無知な月人の一人なのか二重思考しているのか。

永琳「その話、月の兎には話さない事ね」
鈴仙「嫦娥様の耳に届いたら大変ですもんねぇ」
永琳「兎が利用されるからよ。嫦娥への下克上に」
(鈴仙完全無欠モード(及びレガシーノーミス)ED)

儚月抄一話で示されながら結局使われず、紺珠伝前半でも匂わされながらやはり使われなかった月人同士の争いネタであるが、エンディングに至って未使用状態での引き伸ばしが行われた。
純孤設定では月人を怯えさせないための純孤秘匿であったが永琳見解では事を知った玉兎が月内部の争いに利用されるから。これが本当なら玉兎に知られるとまずい情報は月人に知られてもまずいと思われる。

その他

大空魔術

二人は大学の設備である噴水のある池の辺に腰掛けた。
既に月が顔を出しており、湖にはクレーターの無い平らな月が浮かんでいる。
魔術師メリーには見えていた。
兎が薬を搗き
煌びやかな衣装を身に纏い
優雅に空を舞う天女
水に映った月には結界の向こう側の姿が見えていた。
その月を見てメリーに名案が浮かんだ。
「ねえ蓮子。月面ツアーが高くて無理ならば、何か別の方法で月に行けないか考えてみない?」 (大空魔術 向こう側の月)

メリーことマエリベリー・ハーンが月面ツアーの事を蓮子と話した後月の都に行く方法を思い付いている。

秘封の世界観は現在の東方Projectで描かれている時系列よりも未来の話だと推測されている。
この時代では宇宙開発が進んでいるようで、一般人には手が出せないほど高額だが月旅行も可能になっているらしい。
結界の外(表の月)には人間が行っているようだが、
儚月抄に登場した結界内(裏の月)にある月の都がどうなっているかは不明。

月に天女が見えているあたりは、東方の世界観の月の都ではなく、
おそらく、かぐや姫が天人だったりする竹取物語に準拠した幻覚でしょう。

また、メリーは紫と同一の存在ではないかといわれている。湖に浮かんだ月を見て思い付くあたり紫が裏の月へ行くのに使った方法を匂わせている。

鳥船遺跡

何と1曲目の「衛星トリフネ」に綿月のスペルカードのフレーズが入っている部分(00:47~01:03)があり
求聞口授公式発売日から僅か3日での綿月関係公式再登場となった。
「出てくるとしたら、もう一回人類が月に行ってからじゃないですか。」とか言ってたのに。
出すんなら曲じゃなくてキャラを出してよ。
因みに、儚スレ(避難所)では殆ど話題にならず
秘封スレや設定スレ等でも不気味な位話題に上らなかった。
最初に話題に登ったのはtwitterかふたば。


*1 原文ママ。単行本(漫画上巻)でも未修正
*2 決まった道を通らないと先へ進めない、月の都に入る手続きと似ている。
*3 実際、本編漫画でも二柱制限&穢れを即浄化しないなど相当な手加減をした状態ですら手も足も出なかった。
*4 初版では「天人は月の都にが住んでいる」であったが修正されたため、「天人は月の都にも住んでいる」ではないことがはっきりした。といっても依姫曰く「月の民にとっては地上は監獄のような所。月の都の一部と考えてますから。」なので天界=綿月姉妹がすんでいる所なのかどうかはよく判らない。
*5 儚の輝夜のように無視される可能性がある。
*6 永や花の場合のように自機側がほっといても異変が解決する上に相手に手加減されたりする可能性もある。