単行本で削除された箇所

Last-modified: 2023-09-09 (土) 16:32:49

月の民が蓬莱の薬を持つ事は別に不思議な事ではない。
主に地上の権力者を試したり、新たな争乱を起こす為に人間に与える為である。
永琳“人間がこの薬を飲めば、その身体は朽ちる事なく、未来永劫生き長らえるでしょう。
ですが、何人たりとも決して飲んではいけません”
輝夜“何で飲んではいけないの?”
永琳“人間が飲むと永遠に苦しみます。死ぬ事も許されず、仙人になる事も出来ず、
人間のまま人間と暮らせなくなります。この薬は月の民が地上の人間を試す為に存在するのです”
輝夜“では、もし、この薬を月の民が飲むとどうなるの?”
永琳“もし、この薬を穢れ無き月の民が飲むと……”
輝夜“飲むと?”
永琳“不老不死になると同時に、不老不死という誘惑に負けた事で人間と同様の穢れが生まれ、
二度と月の都では暮らせなくなるでしょう”
(小説一話 永琳視点過去回想 キャラ☆メルVol.1掲載分)

何故か単行本ではカットされてしまった文章ではあるが
蓬莱の薬を飲んだ際に発生する穢れについて比較的分かりやすく纏めてある為、
ここに掲載する事にする。
この部分は単行本では削除されたとは言え、
月人が蓬莱の薬を飲むと穢れが発生すると言う記述は単行本にも存在するので、
蓬莱の薬の効能の設定自体が削除された訳では無いだろう。