八意永琳

Last-modified: 2023-07-20 (木) 13:37:47

返り血….jpg

永琳=八意思兼神説

今一緒に暮らしている輝夜姫以外にも、二人のお姫様姉妹を小さい頃から教育していた。
二人の姫は私の遠い親族である。
人間風に言えば私から見て又甥の嫁、及び又甥夫婦の夫婦の息子の嫁、
という何とも遠い縁だったが、私は二人の教育係として様々な事を教えた。
(小説一話)
※豊姫=豊玉姫、依姫=玉依姫、永琳=八意思兼神とすると完全に一致

 

年齢

海で生まれた生命は生き残りを賭けた長い闘いの末に海は穢れ、
そして勝者だけが穢れ無き地上に進出した。
陸上ではさらに壮絶な域の頃を賭けた闘いが繰り広げられた。
ある者は肉体を強化し弱者を食糧にした。またある者は数を増やし食べられながらも子孫を増やした。
陸上を離れ空に穢れのない世界を求める者も居た。地上を諦め再び海に戻る者も居た。
勝者はほんの僅かであり、数多くは戦いに敗れ絶滅した。
生命の歴史は戦いの歴史である。常に勝者を中心に歴史は進む。
そんな血塗られた世界だから地上は穢れる一方だった。
生き物は本来いつまでも生きることができるのだが、穢れが生き物に寿命を与えた。
生命の寿命は短くなる一方だった。
現在、地上は百年以上生きる事の出来る生き物が殆ど居ない世界になってしまった。
しかし穢れが与える寿命の存在に気付いた賢者がいた。
その賢者は満月が夜の月に映るのを見て、穢れた地上を離れることを決意したという。
海から地上へ、地上から海へ移り住むかの様に、賢者は地上から月に移り住んだのだ。
その方が月の都の開祖であり、夜と月の都の王、月夜見様である。
月夜見様は自分の親族で信頼のおける者をつれて月に移り住んだ。月は全く穢れて居なかった。
その結果、月に移り住んだ生き物は寿命を捨てた。
(中略)
私達の師匠は月夜見様よりも長く生きている。
月夜見様が月に移り住んで都を建てる時に最も頼りにしたのが、
私達の師匠────八意様である。(小説三話)

原作者ZUN氏に聞いたところ(酔っぱらった時に聞いた答えだが)、
永琳や輝夜の年齢は億単位だそうだ。
(2005/05/04 アルトノイラント 「帰るべき城」解説冊子 P.5 より)

永琳は私なんかよりずっと長く生きている。(小説二話)

Wikipediaの生物及び地球史年表ページによれば、
10億年~6億年前 - 多細胞生物が出現
6億年前~ -カンブリア爆発と呼ばれる生物の多様化
5億年前~- 魚類出現、植物と節足動物の上陸
だそうです。

 

月の公転トラップ

(例え話を始めた理由について藍が質問)
紫「何言ってるのよ、月の公転周期が何故二十八日ではなく、
  二十七日と3分の一なのか? の話でしょ?」
藍「あ、そうでしたね」
紫「そこまで話せば分かるよね? 昔は十五夜は完全な満月であった。
  しかし何者かの手、恐らくは月の賢者の手によって自転周期を狂わされ、
  それによって公転周期は早められ、気が付かないうちに十五夜は満月とは限らない
  夜になってしまった。予想よりも早く満月が閉じてしまう様になった」
藍「つまり、満月を頼りに月に忍び込む妖怪を月に閉じ込める為に、
 月の賢者が仕掛けた罠、と言うことでしょうか?」
紫「そう、もう遙か昔に罠を仕込まれていたというお話。憎き賢者に」
それからだった。一ヶ月を一律に三十日にする訳にいかず、地上の暦は混乱した。
月の民は地上の暦などはどうでもよく、ただ十五夜と満月を完全に一致させない為だけに
月の公転を狂わせたのだ。月の民にとって地上とは、見下すだけの場所でしかない。
そこでの生活の利便性など、一切考える気もしなかったのだろう。(小説五話)

豊姫「そう月の公転周期の僅かな乱れ それは完全な数であるはずの二十八を僅かに欠いたトラップ。もう貴方は月には戻れない 師匠が千年以上も前に仕掛けたトラップでね」※二十八というのは、
(漫画版17話)

戦闘力

霊夢「あ、やっと出てきたわね、宇宙人。あんたらの仲間が怪我してるって
   神社を占領して困ってるの! 何とかしてよ」
この巫女は何処に行っても、まずは怒りから出た言葉で会話を始めようとするのである。
感情的な言葉だけでは会話は成り立たない物だが、人間にはそれが判らないらしい。
永琳「私達の仲間? 怪我?」
霊夢「そう、傷ついた妖怪兎がうちで寝ているの。引き取るなり何なりしてよ」
※ここで霊夢が言う妖怪兎とは、レイセンのこと。事情を知らなかったため勘違いしていた
(小説一話)

霊夢「もう怪我は大丈夫なの?」
レイセン「だいぶ寝たから大丈夫」
霊夢「確かに 怪我はもうなさそうだけど…妖怪は治癒能力が高くていいわねぇ
レイセン「妖怪…ねぇ 私は…妖怪かしら…?」
霊夢「? 妖怪じゃなかったらなんなのよ 打ち所が悪かった妖怪?」
レイセン(もしかしてこの姿が普通の兎じゃないのかな 噂に聞いていた地上の兎がこんな姿だったから
      わざわざ変装してきたのに…)
レイセン「し 失礼ねぇ 打ち所は良かったわよ 
     ちょっと三寸級のスペースデブリにぶつかっただけ」(漫画2話)
※スペースデブリは、秒速3~10kmの速度で地球の周りを回っており、
 もし宇宙船に直径 10cmのスペースデブリがぶつかってしまったら、完全に破壊されるという。
 三寸 = 9.09090909 センチメートル

長旅の疲れか、それとも途中でスペースデブリに一撃を喰らったからか判らないが、
私は辿り着くなり気を失ってしまった。その時介抱してくれたのがその巫女である。(小説六話)

これに対し

永琳「もし私に逆らうようだったら、兎一匹位私の手でどうとでも……」(小説一話)

永琳「玉兎の一匹や二匹 スペースデブリで亡くなったことにするくらい容易いことです」(漫画二話)

とある。

まとめ

戦わずして東方世界最強の称号を手に入れたものの、その代償はあまりにも大きかった…。

うどんげが閻魔レベルの物凄いホラ吹きだったことが明らかになったため、永夜抄ではうどんげの嘘を真に受けて異変を起こしたことになった。
今回の事件でも、再び玉兎通信をソースに行動するという情弱っぷりは変わっておらず、結果としてその言動のほとんどが勘違いだったという、月の賢者らしからぬ醜態を晒すことになってしまった。(単行本を持っている人は、永琳の言動を抽出して読み返してみよう。すごく笑えるぞ。)

まとめると、戦闘力や技術力、経歴は確かなものの、ちょっと思い込みが激しいというか狂っているというか、自身の言葉通り心の病を患ってるんじゃないだろうか、という感じである。

参考:パラノイア(偏執病)の症状

被害妄想
挫折・侮辱・拒絶などへの過剰反応、他人への根強い猜疑心(さいぎしん)。
誇大妄想
数を誇大に示したり、大げさな表現を好むなど。
激しい攻撃性
誹謗中傷など。
自己中心的性格。
異常な独占欲。

WikiPedia.ja:偏執病 2010年6月28日 (月) 15:09(UTC)より引用

関連項目