月人について

Last-modified: 2023-07-20 (木) 13:01:26

ほとんどコピペ集です
なお、作中に月人という表記はなく、正しくは月の民です

月人の起源(月人=天津神説)

今一緒に暮らしている輝夜姫以外にも、二人のお姫様姉妹を小さい頃から教育していた。
二人の姫は私の遠い親族である。
人間風に言えば私から見て又甥の嫁、及び又甥夫婦の夫婦の息子の嫁、
という何とも遠い縁だったが、私は二人の教育係として様々な事を教えた。
姉は天性の幸運で富に恵まれ何不自由なく暮らし、妹のお姫様は非常に頭が切れ、私の言うことを
何でも吸収していった。私はいずれこの二人に月の使者を任せる事になるであろうと考えていた。
(小説一話)

海で生まれた生命は、生き残りを賭けた長い闘いの末に海は穢れ、
そして勝者だけが穢れ無き地上に進出した。
陸上ではさらに壮絶な域の頃を賭けた闘いが繰り広げられた。
ある者は肉体を強化し弱者を食糧にした。またある者は数を増やし食べられながらも子孫を増やした。
陸上を離れ空に穢れのない世界を求める者も居た。地上を諦め再び海に戻る者も居た。
勝者はほんの僅かであり、数多くは戦いに敗れ絶滅した。
生命の歴史は戦いの歴史である。常に勝者を中心に歴史は進む。
そんな血塗られた世界だから地上は穢れる一方だった。
生き物は本来いつまでも生きることができるのだが、穢れが生き物に寿命を与えた。
生命の寿命は短くなる一方だった。
現在、地上は百年以上生きる事の出来る生き物が殆ど居ない世界になってしまった。
しかし穢れが与える寿命の存在に気付いた賢者がいた。
その賢者は満月が夜の海に映るのを見て、穢れた地上を離れることを決意したという。
海から地上へ、地上から海へ移り住むかの様に、賢者は地上から月に移り住んだのだ。
その方が月の都の開祖であり、夜と月の都の王、月夜見様である。
月夜見様は自分の親族で信頼のおける者をつれて月に移り住んだ。月は全く穢れて居なかった。
その結果、月に移り住んだ生き物は寿命を捨てた。
寿命がなくなるということは、生きても死んでもいないという意味である。
それは月とは穢れのない浄土、つまり死後の世界と同じだったのかも知れない。
勿論、月の民も月の兎も不老不死ではない為、事故や戦いによって死ぬことはあるだろう。
そうでなくても月の宮都に住んでいる民も、僅かにだが穢れを持っている。
私達だっていずれ寿命で死ぬ運命にあるのかも知れない。
私達の師匠は月夜見様よりも長く生きている。
月夜見様が月に移り住んで都を建てる時に最も頼りにしたのが、
私達の師匠────八意様である。(小説三話)

 

今、私達は静かの月の海にいる。月では海は地上と最も近い場所である。
その為、稀に地上の生き物が紛れ込むことがあるのだ。地上ではその現象を神隠しと呼んでいる。
だが、神隠しは月の都に来ることだけを指すわけではない。過去、未来、地獄、天界等、様々な世界に
迷い込むことを指す。何故そのような事が起こるかを、八意様は次のように説明した。
``量子的に物事を見た場合、起こりえる事象は必ず起こります。
なぜなら量子の世界では確率的に事象が決まるのに、その情報を完全に捉える事が出来ないからです。
結果を求められない確率で起こる事象とは、いかなる低い確率であろうと0ではない限り
存在する事象なのです。この世は量子から出来ている以上、地上から着きに生き物が
偶然紛れ込むなんて珍しいことではありません。
それに私達だってそうやって地上から着きに移り住んだのですから``
私はいち早く八意様の教えを理解し、今では地上と月を結びつけ、
自由に行き来できる数少ない能力者である。(小説三話)

月の民は昔から世界が可能性で出来ている事、どんな事でも起こりえることに気付いていた。
だからこそ、地上から月に移動することが出来たのだ。(小説三話)

玉兎、及び月の使者

紫「新しく住人となった月の民は、妖怪ではなく人間であることを選んだの。つまり、
  永遠亭のあの者達は人間を選んだのよ」
私は、兎を除いてね、と付け加えた。あれは人間になりすますには無理がある。
(小説第五話)

玉兎は月人扱いされていない。

【玉兎の耐久力】

霊夢「あ、やっと出てきたわね、宇宙人。あんたらの仲間が怪我してるって
   神社を占領して困ってるの! 何とかしてよ」
この巫女は何処に行っても、まずは怒りから出た言葉で会話を始めようとするのである。
感情的な言葉だけでは会話は成り立たない物だが、人間にはそれが判らないらしい。
永琳「私達の仲間? 怪我?」
霊夢「そう、傷ついた妖怪兎がうちで寝ているの。引き取るなり何なりしてよ」
※ここで霊夢が言う妖怪兎とは、レイセンのこと。事情を知らなかったため勘違いしていた
(小説一話)

霊夢「もう怪我は大丈夫なの?」
レイセン「だいぶ寝たから大丈夫」
霊夢「確かに 怪我はもうなさそうだけど…妖怪は治癒能力が高くていいわねぇ
レイセン「妖怪…ねぇ 私は…妖怪かしら…?」
霊夢「? 妖怪じゃなかったらなんなのよ 打ち所が悪かった妖怪?」
レイセン(もしかしてこの姿が普通の兎じゃないのかな 噂に聞いていた地上の兎がこんな姿だったから
      わざわざ変装してきたのに…)
レイセン「し 失礼ねぇ 打ち所は良かったわよ 
     ちょっと三寸級のスペースデブリにぶつかっただけ」(漫画2話)
※スペースデブリは、秒速3~10kmの速度で地球の周りを回っており、
 もし宇宙船に直径 10cmのスペースデブリがぶつかってしまったら、完全に破壊されるという。
 三寸 = 9.09090909 センチメートル

長旅の疲れか、それとも途中でスペースデブリに一撃を喰らったからか判らないが、
私は辿り着くなり気を失ってしまった。その時介抱してくれたのがその巫女である。(小説六話)

三寸級スペースデブリの一撃を、長旅の疲れと同列で、気を失う程度で済むと認識している。
実際に、怪我+気絶で済んでおり、一晩で回復している。
加えて、月の羽衣には防御力に関する設定はない。

綿月と言えば、千年近くも月の都の警備を任されている由緒正しい家である。
元々戦闘に向かない月の兎達を訓練し、月の都を守ってきた者達だ。(小説最終話)

こんな兎ですら戦闘に不向きと判断されている(まあ性格が大きいのだろうが)

 

【月の使者】

餅搗きの代わりに私に課せられた仕事は、月の防衛隊員だった。
月の使者と呼ばれ、月を守り、地上を見張る防衛隊。綿月姉妹はそのリーダーであった。
私は依姫様の元で戦闘の仕方から、作法、常識など様々な事柄を学んだ。
妹の依姫様は私以外の兎の稽古も付けている。と言っても、兎の人数は十にも満たない位の少人数である。
みんな実戦の経験が浅く、強さを見ても私と大差ないと思う。
実際に戦う事は殆ど無いのだが、
依姫様の稽古は厳しく、怠けていたりするときついお仕置きが待っている。
(東方儚月抄 小説6話 レイセン)

依姫「先の戦いで戦闘要員の兎も減ってしまいましたから、その分稽古も厳しくなっています」(漫画八話)

特に妹の綿月依姫は、神々の力をその身に宿し敵に合わせて柔軟に対応できる力を持っている。
基本的には外敵から都を守る事を生業としているが、素行の悪い兎を連れて行き、
兵士として教育することもやっている。(小説最終話)

我が綿月家は地上の監視を担っているので、うちで『飼っている(傍点で強調されている)』
兎は月の使者であり、いざとなれば地上の者とも戦えるように鍛えられている…筈である。
(小説三話 豊姫)

月の都(技術、文化、結界、天照との関係など)

【都のなりたち】

月面が荒涼とした世界だと誰が言ったのだろう。時には生き物を苦しめる事もある季節も存在せず、
一年中春の暖かさ、夏の活気の良さ、秋の豊かさ、冬の寂しさ、すべてを兼ね揃えた気候。
青い星の下に輝く美しい桃の木。そして兎達の笑顔の絶えない月の都。(小説三話 豊姫)
(ていうかたまたまコピペしたけどなんだこの都。これで空が常時黒いとか地獄ってレベルじゃねえw)

月の都は完成された高度な都市であった。物質的、技術的な豊かさはとうの昔に満たされており、
精神的な豊かさを高める事が最も重要であるとされていた。勿論それは月の民にとっての話であり、
月の兎はその為に働かなければいけないのだが。ただ、それを実現するために必要な事は、
穢れた者の存在のことを決して認めないことだった。万が一月の民が穢れを負ってしまうと
地上に落とされる。月にとって地上は大きな監獄であった。そして地上に落とされた罪人を監視するのが
私たち、綿月姉妹の仕事である。(小説三話)

依姫「月の民にとっては地上は監獄のような所。月の都の一部と考えてますから。
行き来も意外と簡単なんですよ」
「ふーん。でもさ、私達がいる幻想郷はちっちゃいけど地上はもっと何倍も大きいんだってよ? 
月の都なんて幻想郷より小さいくらいじゃない。それを一部なんて傲慢じゃないの?」
「大きさなんて問題の内に入りません。月の都の方が優れている、それだけで十分です(以下略)」
(小説最終話)

蓬莱の薬を使うと人間と同じ穢れが生じてしまう。私は輝夜が月の都に戻ったとしてもまともな生活が出来ないことを知っていた。(小説一話 永琳)

「というか何か意味あるの?この踊り」
「貴方が神様を呼び出していたという事を判らせればそれで良いのです。月の都では殺生は余り好まれないから貴方を気軽に罰する訳に行かないのです。それが終わったら地上に帰って貰いますから」
「ふーん、月の都じゃ踊って神を呼ぶのねー」
霊夢は投げ込まれた小銭を拾いながら言った。気が付くと人だかりはまばらになっていた。依姫は霊夢に「お金なんて拾わなくても良いの」とたしなめ、手を引っ張った。(小説最終話)

【文化】

──大きな東洋の屋敷の円い窓から桃の木が見えている。窓にはガラスのような物ははめ込まれていない。
開けっ放しの状態なのだが、虫が入ってきたりはしない。そもそも虫のような蒙昧な生き物
月の都には存在しないのか。それに気温も常に適温を保っている。研究者は自分の研究に没頭し、
存在しうる理想について論じ合うことも出来る。食に不自由することなく、
死を恐れることなく永遠に研究が出来るのだ。
月の都は何て快適なところなのだろう。
ここに住んでいたら、地上が監獄に見えるのも当然かも知れない。(小説最終話)

アンティークなテーブルに上品な料理が並んでいた。テーブルには霊夢と、綿月姉妹が座っている。
霊夢はみたこともないような見事な料理を前にして、機嫌が良くなっているようだ(中略)
味は見た目ほどではないようだ。「口に物を入れたまま喋らない。これだから地上の人間は」
依姫が厳しく叱ると、霊夢は恥ずかしそうに黙って料理を飲み込んだ。(小説最終話)

蒙昧な生き物て…農作物の受粉が昆虫の働きによって行われてることは常識なのですが。
あれ?じゃあどうやって桃は受粉してるのだろうか?

【結界について】

静かの海
月の都と正反対の場所に存在する地上に最も近い海
月の都が存在するのは月の裏側と呼ばれているが
この場合の表裏とは月の都の結界の内側か外側かという意味である
結界の内側つまり裏側の月は穢れのない海と豊かな都の美しい星であるが
外側つまり表側は荒涼とした生命のない星である
表側の静かの海には機械の残骸や人間の旗など 穢れた人間の夢の後が眠っているという(漫画第8話)

鴉は晴れの海を越え、雨の海を越え、嵐の大洋へと飛び続けた。(中略)月の都は裏側の月に存在し、さらに結界を張りその姿は隠されている。人間が攻めてこようと、その結界を破れない限り月の都へは入れないのだ。その結界の内側に飛び込むためには決められたルートで都を目指す必要があるのだが、何故か鴉は見えない筈の海の道を辿っていた。まるで式神(コンピュータ)のような正確さであった。

紫「晴れの海を越え──雨の海を越え──嵐の大洋を越え 
  さあ これで賢者の住む海への入り口が開くはずです」(漫画16話)

【その技術力】

300年後の地上に送り返すためには、まず彼を人工冬眠(コールドスリープ)させる必要があった。
私達は一五〇〇年以上前の当時の最先端の医療技術であった人工冬眠を施し、そのまま三百年ほど
眠らせた後地上に返すことにした。(小説三話)

豊姫「この扇子は、森を一瞬で素粒子レベルで浄化する風を起こす
   そんな月の最新兵器相手に貴方は何ができる?」(漫画18話)

フェムトわかりやすく言うと須臾

須臾とは生き物が認識できない僅かな時のことよ

時間とは、認識できない時が無数に積み重なってできています

時間の最小単位である須臾が認識できないから

時間は連続に見えるけど

本当は短い時が組み合わさってできているの

組紐も1本の紐のようだけど

本当は細い紐が組み合わさっているもの

認識できない細さの繊維で組まれた組紐は

限りなく連続した物質に見えるでしょう

そのとき紐から余計な物がなくなり最強の強度を誇る

さらには余計な穢れもつかなくなるのです

この紐をさらに組み合わせて太い縄にすることで

決して腐らない縄ができる

その縄は遥か昔から

不浄な者の出入りを禁じるために使われてきたのよ(漫画19話)

霊夢「見た目古い扉は触れずに開くし 本に書かれた文字は拡大縮小自由自在だったわ。
    何より住んでいる人たちがみんな明るくてね(レイプ目で)」(漫画20話)

霊夢「そもそもこんなに寒いのに水遊びってねえ あーあ、月の都は暖かかったなあ。
    まさかこんなに神社が冷えるなんて…」(小説最終話)

【天照大御神との関係】

「お姉様、鴉は太陽の化身です。月夜見様のお姉様の使いかも知れませんよ」
(中略)
あの鴉が太陽の化身ならば、その足は三本で瞳は赤でなければならない!(小説三話)

月の羽衣

月の羽衣とは、満月と地上を繋ぐ一種の乗り物である。しばしば天女の羽衣と混同される事もあるが、
天女の羽衣は反物質の布であるのに対し、
月の羽衣は月の光を編み込んだ波で出来ているゼロ質量の布である。
この二つは全くの別物である。(小説一話)

鈴仙もその昔、地上に逃げてきた時は月の羽衣を使用したらしい。
その羽衣は今でも永遠亭に仕舞ってあるが、もう月に行くことはないと決めて封印してある。
月と地上を行き来する手段は沢山あるが、月の羽衣はその手段の中では
非常に原始的で時間もかかる。主に月の兎達が利用する手段である。(小説一話)

月の都に住んでいる時は余り用のない月の羽衣。それは空を自由に飛べる様になる不思議な
羽衣なのだが、付けると同時に心を失わせる力を持っている。
つまり、自由が利かなくなってしまうのだ。私はそれを取りだし、地上に向けて飛び出した。
地上に辿り着くまでの数日間、記憶が曖昧である。
この羽衣は、地上から月人を呼び戻す時、未練が残らぬよう着せる物だという。その昔、地上に
幽閉されたかぐやという姫がいた。その姫を月に呼び戻そうとした時に
その羽衣が使用される…筈だった。(小説六話)

月人にとっての地上

他にも月の使者は地上に降り立つとき、この優曇華の花を持ち寄る。
そしてそれを一権力者に渡すと、穢れに満ちた権力者によって美しい七色の玉が実る。
権力を持っていればいる程、美しい玉の実を付ける。当然、権力者はその玉を権力の象徴とする。
だが、地上に存在する物は必ず壊れる。盛者必衰力ある者もいずれ必ず衰え滅びる。
その時、この優曇華の玉の枝は奪い合いの対象となるのだ。
そして地上の世の平和は乱れ、戦乱の世へ変化する。
つまり優曇華は、月の民が地上に戦乱をもたらすためにも利用されている植物である。
何故戦争をもたらす必要があったのかは、人間の歴史を見れば容易に判る。
人間の歴史と成長は、すべて戦争の歴史と成長なのだから。争い事がなければ何も成長しない。
現状に満足した時点で人間は生きるのを諦めてしまうだろう。
月の民は地上の民のことを思って、日々暮らしているのだ。
地上の民の歴史は月の民が作っていた歴史に他ならない。(小説二話 輝夜)

余談になるが現在の地上の人間の科学力の発展はめざましく、数十年前からミクロの世界は可能性で
出来ていることに気付いているという。その事実は月夜見様を驚愕させた。
なぜなら月の民が一番恐れている事は、地上の人間が月に来ることだからである。
今のところ、表の月に原始的なロケットを飛ばす程度で済んでいるが、油断は出来ないだろう。(小説三話 豊姫)

依姫「月の民にとっては地上は監獄のような所。
   月の都の一部と考えてますから。行き来も意外と簡単なんですよ」
「ふーん。でもさ、私達がいる幻想郷はちっちゃいけど地上はもっと何倍も大きいんだってよ? 
月の都なんて幻想郷より小さいくらいじゃない。それを一部なんて傲慢じゃないの?」
「大きさなんて問題の内に入りません。月の都の方が優れている、それだけで十分です(以下略)」

偶然神隠しにあった水江浦嶋子。
彼は神様の仲間入りを果たし、それと同時に蓬莱国──月の都信仰も確固たるものとし、
地上の権力者に蓬莱の民の威厳を知らしめたのである。(小説三話)

老夫婦が私をかくまってくれた理由は、月の都の監視役が定期的に富を与えていたからだと思う。
月の都の監視役は、私と同じように光る丈に黄金を隠して、この老夫婦に私を匿ってくれたことに対する
謝礼だと印象づけさせた。

月人の強さ

【vs外の人間】

さて、月を支配しようとする新たな勢力とは一体何なのだろうか。
もし、その勢力が前回の月面戦争のように外の人間であれば特に問題はない。
その昔、人間は月面に旗を立てて、月を自分たちの物だといった時代があった。
人間は自分の科学力を盲信していて、月ですら自分の物だと思ったのだろう。
しかし、蓋を開けてみると月の都の科学力とは雲泥の差であった。
月に月面をつくると豪語していた人間も、
基地どころか建造物を造るような段階まで至らずに逃げ帰ってきたのだ。
人間の惨敗だった。
外の世界では、月面着陸は大成功のように報道されているが、惨敗だったときは報道されていない。
最初の月面到達以来、人間は負け続きだったのでそれ以降月面には行っていないことになっている。
本当は、何度も月に行っては月面基地開発に失敗している事を、月と通じている私たちは知っていた。
人間は大して成長していない。むしろ退化している位である。
再び月を侵略開始しようと、月の都にとって大した恐怖ではないだろう。(小説一話 永琳)

なお外の人間との争いについて語ったのは玉兎通信をまた聞きした永琳のみ。
現月の民(豊姫)はむしろ最近の発展は油断ならないとしている。

 

【地上の民との力量差】

「地上の民は月の民には決して敵わないのよ」
藍は不思議そうな顔をした。
「え、決して敵わない…?」
遙かに進んだ科学力、強靭な生命力、妖怪には手に負えない未知の力。
 地上の民は月の民には決して敵わないわ、特に月の都では」
「そ、それでは今になって何故、もう一度月に攻めようと思ったのです?
 おかしいじゃないですか。本当はそんな事思ってないんですよね?」
「いいえ、やはり敵うとは思っていません」(小説五話)

藍「え ああ はい わかりました。 
  でもそんな留守の家を漁るだけでよいのですか? それで満足するのでしょうか?」
紫「うふふ いいのよ どうせ地上の者は月の民には敵わないもの 力では」(漫画17話)

 

【vs紫率いる妖怪軍団(紫曰く最強)】

千年以上昔の逸話である。実と虚の境界を弄り、湖に映った月に飛び込み月に攻め入った事があるという。
増長した妖怪を集めて行ったが、あえなく惨敗した。
(東方求聞史紀 八雲 紫の項)

藍「紫様も今から数百年前に一度その技術を奪おうかと思って月に行ったのですが 
   その時は不慮の事故で手に入れることは出来なかったのです…」
レミ「聞いたことがあるわ。不慮の事故って月の民にコテンパンにされて逃げ帰ってきた
   んでしょ?」

藍「(幽々子と妖夢に対し)知っての通り 紫様は一度月の都に攻め入って敗北しています
  (漫画版第四話) 

藍「昔は最強の妖怪軍団を集めて意気揚々と攻め込んだと言ったじゃないですか。
  それでも敵わなかったと言うのに、それに比べて今回の…(略)」(小説第五話)

豊姫「ええ、それで昔に妖怪を引き連れ乗り込んできた事もありました
   勿論、みんなコテンパンにしましたけどね」(小説最終話)

驚くことにレミリアは負けた事に対して特に悔しいとも思っていないようだ。
最初から勝てると思っていなかったのかも知れない。
何せ、紫が妖怪を総動員しても全く勝ち目がなかった事を知っていたのだから。(小説最終話)

幽々子がお酒を盗み出した理由はただ一つ。月の民に喧嘩を売らずに、
一度は惨敗した綿月姉妹に復讐をする為であった。千年以上も昔に月に攻め入って
惨敗したのは紫なのだが…(以下略)(小説最終話 神主視点)

なお紫は「追手は難なくかわしたが、永琳の罠には捕まった
と、たとえ話の中で語っている。

 

【vs秘封倶楽部(の時代の外の人間)】

明るいニュースの号外が舞う
それは、民間人を乗せた月面ツアーのニュースだった
永遠の浪漫、車椅子の宇宙
――秘封倶楽部に新しい目標が生まれる(大空魔術 ~ Magical Astronomyの歌い文句)

表の月に来ただけでキレていた時と比べて、ずいぶん寛容になったみたいですね

嫦娥(じょうが)について

──嫦娥計画。現在の月の都では人間が送り込んだ刺客アポロの脅威はほとんど失われていた。
新たに危険視しているのは嫦娥計画と呼ばれる中国の月面探査である。
アポロは太陽神である。太陽と月の都は相容れなかったため月の都は見つからず危機は免れた。
だが嫦娥は不死の薬を飲んで今でも月の都に幽閉された実在の人物である。
その名前を冠する計画は月の都にとって恐怖であるのに違いなかった。
ちなみに月の兎達の多くが幽閉されている嫦娥の罰の代わりに薬を搗き続けている。(漫画二話)

「私は八意XX 玉兎たちが仕える嫦娥が飲んだ不老不死の薬も とある月のお姫様が飲んだ不老不死の薬も造ったのは私」(漫画二話)

月の兵器について

ほとんど画像などからの考察です。まともに紹介してるの素粒子くらいだし…

【月の使者の装備】

月の小銃.jpg

作画ミス、作画ミス言うのも能が無いので考察してみる。

作画ミスって言うな.jpg

この銃、トリガーや銃身が無いのはともかくストックが無い。火縄銃そのものである。

一般的な火縄銃の撃ち方.jpg

現代のアサルトライフル程度の性能はあり、玉兎達はもっぱら腰ため射撃や銃剣突撃をしていたが

この形状では接近戦や近距離で弾幕を張るにはまったく向いていない。

少々論点がずれてきたので

元々ストックが無い銃というのは、取り回しを良くするために拳銃やサブマシンガンや
小型のショットガンのように比較的近距離で使用される銃器に見られるものである。
ストックが無いと肩付けができないので射撃体勢が安定しないだけでなく
連射の反動で銃身が跳ね上がり、銃が暴れて弾幕を張るのにとても都合が悪い。
決して肩に担いで使用するものではありません。
これもアサルトライフル.jpg
現代の小銃ではストックが無いと話にならないため、銃床を折り畳んだり短縮したりできるよう設計したモデルもあるが、無くすことはまずない。
sig.jpg

比較用・現代のアサルトライフル

アサルトライフル.jpg
アサルトライフル2.jpg
オートマチックライフル.jpg
ちなみに、まっすぐのストックの方が弾幕を張るのに適しています。

もう、月の技術で小型・軽量化が進んだ常識に囚われない最先端な小銃ってことでいいか。
なんか、現代の近距離で大量の弾薬を消費して弾幕を張る戦闘のほうが
よっぽど弾幕ごっこしてる気がするのは気のせいだろうか?秋枝ェ…

【弾丸について】

スペルカードルールに近いルールがあり、月人は穢れを嫌って無闇に殺生をしない。

ならば非致死性の弾薬を使っている可能性が高い。

…じゃあ、アレは小銃ではなくショットガン?

ソードオフショットガン.jpg

なんとなく似てるけど…一気に悪党っぽくなったな…

【門番の装備】

違和感.jpg

外見が戦国時代な小銃と比べて違和感ありすぎだが、

携帯性が良いという利点があるし、装備としては十分考えられるのではないだろうか?

イギリスでも似たような事例がある。先進的なデザインなせいで浮いてかっこ悪いと言われる事も。

昔と現代の融合?.jpg

【画像の無い兵器】

まず、銃等の火器が地上のどの武器よりも優れている。

瞬時に大量の弾幕をばらまく事の出来る銃、着弾したら大きな爆発を起こす小型銃。

撃った後弾丸をコントロール出来る拳銃等、確かに妖怪といえど歯が立ちそうに無い。

【この展示物は大昔の月の都の品だと言う。現在の文明はさらに進んでいると思われる。】(求聞史紀・月の都)

次に、片手でも撃てるバルカン砲、超小型プランク爆弾、月面戦車に月面探査車など、

クラシック部門とは打って変わって兵器や近代的な道具が展示されているミリタリ部門。

ここでは、月の都の意外な一面と技術の高さを見る事が出来る。(求聞史紀・月の都博覧会「月都万象展」)

瞬時に大量の弾幕をばらまく事の出来る銃はマシンガン、着弾したら大きな爆発を起こす小型銃はグレネードランチャーのことだと思われる。
(撃った弾丸をコントロールできる拳銃は現実にはまだ存在しないが、ミサイルでは発射後手動で誘導できるものが存在する。)
…あんまり現代と変わりないような気がします。
儚月抄の月の都にこれより進んだ兵器、素粒子扇子以外無かった気がしますが…技術にあぐらかいて進歩を忘れたんですね。

「家には月に関連した物が沢山あって、何故か隠さないといけないと思っていたんだけど…。

 なんかもうどうでも良くなって来て、眠らせておくのも勿体ないしみんなに見せてお金でも頂こうかなと。

 これで少しでも月に興味でも持って貰えれば嬉しい限りです。」(文花帖・蓬莱山輝夜)

興味あっても肝心の儚月抄で、ロクに月の都の描写無かったじゃないですかー!話しが違いますよ神主さーん!!

文「しかし今回の展示物はどれも見たことのない不思議な品物ばかりでしたが、一体どうやって手に入れた品物なのでしょうか?」

輝「いつの間にか持っていたの。家には古い物も当時のままの状態でいっぱい残っているわ。」

文「当時っていつの話でしょうか?」

輝「当時は当時。その当時よ。」(文花帖・蓬莱山輝夜)

全部実物を展示していたとは考えたくないが…本当に全部持ってたとしたら
銃器はともかく戦車や探査車みたいなデカブツ、どう考えても
紫か豊姫の能力でも使わない限り月から地上へ持ち出せるとは思えませんが。
それとも戦車に飛行&大気圏突入能力があるとでもあるとでもいうのか?
それ以前に、罪人一人に戦車持ち出す必要あるの?個人で戦車なんて所持・維持できるものなのか?
そんなもの持ち出して何を始める気だったのか?第三次大戦でも起こすのか?
何が始まるんです?.jpg