【いきてるうちに オーブを わたせて よかった……。】

Last-modified: 2020-09-18 (金) 11:24:04

DQ3

【テドン】の壁に書かれている【落書き】
直接読むことはできず、昼間に来て牢獄の白骨死体に話しかけると、例の【へんじがない。ただの しかばね のようだ。】のメッセージの後、この落書きを見つけることができる。
 
ただし、【グリーンオーブ】を入手する前に発見した時には

*「いきているうちに わたしが
 もっているオーブを だれかに
 わたしたかったのに……。

となっている。
しかし、夜間にテドンの村を訪れ、【さいごのかぎ】を使って牢屋にいる囚人からグリーンオーブを受け取ると、この落書きの内容が

*「いきてるうちに オーブを
 わたせて よかった……。

に変化する。
これを見るためには、オーブを入手してから改めて確認しにくる必要があり、気づかずにスルーされることも多い。
 
ちなみに、彼は主人公にオーブを集めたらどうすればいいかきちんと教えてくれる数少ない人物であり、囚人といっても口調も丁寧でただの荒くれ者とは思えない。(消え去り草で姿を消して話しかけると荒々しい口調になっているが)
何故収監されているのかも一切が不明で、謎の多い人物である。もしかすると堅牢な牢獄に自ら入ることで、オーブを守っていたのだろうか・・・・・・?
 
バラモスに滅ぼされる前の状態から廃墟へと果てしない無限ループを繰り返すこの村で、
宝箱を除けば、バラモス討伐前に起こるたった一つの変化がこの壁の言葉であり、多くのプレイヤーに印象を残した。
そのためか、【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】にもたびたびネタが登場する。
なお、リメイク版では、「生きているうちに オーブを渡せて よかった......。」となっている。
 
しかし、よくよく考えると非常に奇妙である。
この壁の落書きは、この囚人の生前に書かれたものであり、勇者一行は別にこの囚人の生前にタイムスリップしたわけでもないはずなのだが、イベントクリア後にタイムパラドクスのように書き換えられているのだ。
さらに言えば、囚人がオーブを持っていたのであれば、彼の屍のそばに落ちているか、すでに誰かに持ち去られているはずであり、夜に来た時だけ【幽霊】の彼が所有しているというのも奇妙である。
そのため、「この村は夜だけ『生前』にタイムリープする呪いを受けているのでは?」と考えるファンも存在する。
もしくはただ単に死んでいることに気づいていない演出の一環であり、違和感を見落とした可能性もあるが。