【なげきのさけび】

Last-modified: 2023-11-16 (木) 07:40:27

DQ10オフライン

DQ10に登場する敵専用の特技及びそれによって発生する状態変化。
このページでは特技と状態変化を併せて解説する。

特技としての「なげきのさけび」

【なげきの魔像】【豪魔将ベリンダ】【豪魔将ブレンダ】(1人時)が使用する。
こちら側全員を「なげきのさけび状態」にする(後述)。
 
半ばイベント用の特技でもあることもあって、他の不利な状態変化を与える呪文・特技とはかなり異なる特殊な仕様をしている。
まず、効果範囲はパーティメンバー全員で、スタメンだけでなくスタンバイも含まれる。スタメン4人が喰らっても、スタンバイ組と入れ替えれば大丈夫…とはならない。
次に、必中かつ【キラキラポーン】【弓聖の守り星】【勇者の盾】の効果を貫通する。つまり使われたら最後、防御手段が一切ない。
他の妨害行動とは一線を画すこれらの仕様により、ほぼほぼイベント仕様と言える凶悪特技に仕上がっている。
 
シナリオの展開的に、「敵の“なげきのさけび”にアンルシアの“勇者の心”で対抗する」という戦い方をするように…というよりせざるを得ないように様々な工夫が凝らされているのだろう。
そのため、この特技を使う上記のボスたちとの戦闘では、アンルシアは戦闘に強制参加となっている。
敵の使用頻度もそれなりに高く、敵がこの特技を使うことを防ぐ方法もほぼ無い(せいぜい1ターン休み系の特技等で使用を遅らせることくらいしかできない)ため、基本的にはアンルシア頼みの戦いとなる。
 

状態変化としての「なげきのさけび」

プレイヤー側のキャラクターが、敵に対して能動的な行動で直接ダメージを与えることができなくなる。
通常攻撃・呪文・特技を問わず、あらゆる「相手にダメージを与える行動」が全て「ミス」になってしまうようになる。
加えて攻撃自体がミスになってしまうため、当然攻撃に付随する特殊効果(【ロストアタック】の怒り・SHT解除など)も発揮されなくなってしまう。
そのため相手にダメージを与えることが困難になり、まともに戦えなくなってしまう。
 
この状態変化を解除する方法は、アンルシアが持つ【勇者の心】唯一つ。これを使えばスタンバイを含むパーティ全員を正常な状態に戻すことができる。
ちなみにこの状態変化は「死んでも解除されない」。厳密には死んだら一旦状態変化の表示は消えるのだが、他の皆がなげきのさけび状態という状況で蘇生すると生き返った者もその時点でなげきのさけび状態となる。
 
なお、この状態変化に陥ると敵に一切ダメージを与えることができなくなってしまうのかというと、実はそうでもない。
この状態変化はあくまでも「味方側が積極的に相手にダメージを与えられなくなってしまっている」だけであり、「敵側が無敵状態になってしまう」わけではないからである。
なげきのさけび状態であっても相手にダメージを与える方法はいくつか存在し、それらを利用することで「勇者の心」を使わずに勝利することも可能だったりする。

・設置型トラップによるダメージ
【ジバリア系】の呪文や、【メガボンバー】などの爆弾系の攻撃。
これらは、設置する行為自体はダメージを伴わないため、なげきのさけび状態であっても普通に設置することができる。
そして、ダメージが発生する際も使用者が直接動いているわけではないので、これまた通常通り相手にダメージが通る。

・猛毒によるダメージ
【ポイズンスケイル】【ヴァイパーファング】などを用いて予め相手を猛毒状態にしておけば、その後こちらがなげきのさけび状態になったとしても相手が猛毒状態である限り猛毒によるダメージは継続する。
ただし、与えるダメージは1回に付き50と少ない。

・物理反射によるダメージ
【やいばのぼうぎょ】【やいばのよろい上】などを用いて予め自身が相手の物理攻撃を反射できる状態にしておけば、物理攻撃を受けたと同時にダメージの一部を相手に返すことができる。
ただし与えられるダメージはやはりそう多くない上、相手の行動に左右されるため確実性に欠ける。
 
どれもダメージが発生する瞬間にはこちらが能動的な行動を取っているわけではなく、間接的にダメージを与えているものばかりである。
そういった攻撃方法でなら、ちゃんとダメージが通るのである。なお、【カウンター】による攻撃は通らない。隙を突いて「こちらから攻撃している」からだろう。
ちなみに仕様的に「呪い」や「呪文反射」でもダメージは通るものと思われるが、前者(ダストンのきまぐれ行動で発生することがある)はおそらく効かず、後者はこちらに呪文反射状態のキャラが居ると敵が攻撃呪文を使わなくなるため、実際にダメージを与えることはできない。
 
この通り、なげきのさけび状態でも相手にダメージを与える方法自体は複数あるのだが、猛毒と物理反射はダメージが少な過ぎてあくまで「一応ダメージは与えられる」だけと言ったところ。
一方、設置系トラップ、中でも【ジバルンバ】【ギガボンバー】に関しては、十分戦力として計算に入れられる威力を持っているため、普通に実戦投入可能と言える。
本気で「勇者の心を使わずになげきの魔像や豪魔将シスターズに勝ちたい!」と思うなら、主人公とダストンにこれらによる攻撃を任せ、アンルシアと他1名が回復・妨害に回れば、結構普通に勝負になる。
それどころか臨機応変に戦う必要が無くなる上にアンルシアのテンションを勇者の盾などに回すことができ、かつ姉妹をほぼ同時に倒せるため、むしろ安定しているという面すらある。

DQ10オンライン

対象は全体ではなく範囲(結構広い)となっている。
ストーリーが進むと新たな使用者が登場する。
詳しくはこちらを参照。