【ライデイン】

Last-modified: 2023-08-04 (金) 05:32:19

【デイン系】呪文

【デイン】―【ライデイン】―【ギガデイン】【ジゴデイン】【ミナデイン】

【デイナマータ】

概要

DQ3以降に登場する、【デイン系】の攻撃呪文。敵に雷を落とし攻撃する。
【勇者】と呼ばれる職業やキャラクターの半ば専用呪文のイメージは今なお強いものの、モンスターも使い手に含まれたのは案外早めのDQ5。
(ただし敵サイドの使用者が出たのは、この呪文初登場からそれなりの年月が経過した作品であるDQ7。)
以後は使うキャラクターに変化があり、近年ではちょっとレアなウサギが使うことすらある。
 
シリーズお馴染みの呪文だったが、DQ9には登場することができなかった。
ちなみに、初出のFC版DQ3の【取扱説明書】では現在とは設定が異なる(【デイン系】を参照)。
 
ネーミングは高電圧の電流ということで、雷電(らいでん)、もしくは勇者専用の呪文であるため、アニメ「勇者ライディーン」が由来ではないかと思われる。

CDシアターでの発音は、一貫して一字ずつ間隔を空けており、勇者専用呪文の風格をこれでもかと押し出している。

DQ3

【勇者】がLv26で習得する。消費MP8。
敵単体にしか効果は無く、ダメージは70~89で【メラミ】と同じ。
攻撃力に優れる勇者にとっては、あまり使う機会がない。
使い手のMPがそう多くないのに、コストがメラミより重いというのも使用をためらう一因である。
 
耐性を持つ敵は少ないので、メラミよりも多くの敵に効き易いという長所はある。他にも【ガメゴン】【キラーアーマー】のような防御力の高い敵に対して唱えるのも良い。
こちらの武器が弱い場合は【やまたのおろち】あたりまでなら主力にできるだろう。
やまたのおろち1回戦後に【草薙の剣】が手に入るため、以降はそこまで活躍はしない。
 
【アリアハン】の勇者として知られた主人公の父【オルテガ】もイベント戦で使用している。

小説版

【高屋敷英夫】の小説版では、かなり強力な呪文になっている。
味方を全滅寸前まで追いやった【バラモス四天王】【エビルマージ】を一撃で倒し、【ゾーマ八魔将】【トロルキング】も、突き立てた【おうじゃのけん】を避雷針代わりに落として倒している。
 
ゾーマへの止めにも、同様の攻撃を行おうとするが、「ライデインでは力不足だ」と言って王者の剣にライデインを落としてその力を宿し、斬りつける事でゾーマを粉砕した。
これは【ギガデイン】とも何とも呼称されていなかった。
 
なお、小説版DQ2のシドーも同じく「突き立てられた剣に電撃の呪文」で倒されており、同じシチュエーションが同シリーズで3回も使い回されている。

CDシアター

【バラモス】との決戦で、彼の圧倒的な実力で賢者ライドと女戦士ステラが倒され勇者アレルと女魔法使いマリスの2人のみになってしまい絶体絶命の危機に陥る。
マリスがアレルに竜の女王が告げた「真なる勇者の魔法でしかバラモスは倒せない」という言葉を思い出させ、意を決したアレルがこの呪文を唱え見事に発動、それまでどんな攻撃も受け付けなかったバラモスに大きなダメージを与え、勝利に貢献する活躍を見せた。
 
DQ1版序曲の中間部が流れる中、アレルのCVである緑川光の熱演と迫力の演出からはじまるこの逆転劇は、このCDシアター随一の盛り上がりどころであるが、呪文自体の出番はこれだけで終わっている。
 
詠唱文は「神の雷(いかずち)よ、邪悪な魔王を砕きたまえ」

DQ4

【勇者】がLv25で習得する。消費MP4。
威力が70~90と据え置きのまま、消費MP半減&勇者のMPがやや増えたので、前作よりは使いやすい。
耐性持ちはDQ3に比べて相対的に増えたものの、それでもボス敵含めて相変わらず効きやすい敵が多い。
ダメージはここからDQ7まで同じである。
 
ただ、勇者自身の攻撃力も相変わらず高いため、雑魚戦ならばライデインを使わずに攻撃するだろう。
マヌーサで幻惑してくる敵も時期的にいない。いれば少しは活躍できたのかも知れないが…
これを覚えたころに戦うのは、中盤ボスの【ピサロナイト】【とうぞくバコタ】【エスターク】あたりで、いずれもデイン系無耐性。特にとうぞくバコタはスクルトで守備力をかためてくる為、攻撃の選択肢としてライデインを持ち出す手は十分考えられる。
雑魚戦でこの呪文の出番があるとすれば【ライノソルジャー】を相手にする時くらいであり、むしろ先に習得できるうえに攻撃範囲が全体の【イオラ】の方がよほど重宝するだろう。
せめて習得レベルがメラミと同程度で、【バルザック】戦あたりに投入できたら、もっと印象が違ったかもしれない。
 
第5章冒頭の【山奥の村】にて、「今日はライデインの呪文を教える」と言ってくる老人がいる。
この老人は勇者ではないはずなので、老人自身はライデインを体得していないと思われるのだが、呪文は自分が使える訳では無い呪文も他人に教えることができるのだろうか?
あるいは、DQ5の【ベネット】から教わる【ルーラ】【パルプンテ】のように、相手が使える素養のある呪文を扱える形に引き出してくれる儀式か何かだろうか。
なおこのライデイン伝授は主人公が空腹そうだったからと言うことで昼飯の後にされるのだが、知っての通り昼飯が終わる前に襲撃が起こり、村は全滅してしまった。
ちょっとの空腹を我慢して先に教えてもらえていたら、序盤の旅が大分楽になっていたに違いない。
ちなみに母に持たされた【おべんとう】を食べても育ち盛りの勇者には物足りないのか、まだ空腹のようで結局教えてもらえない。お弁当はちゃんと父に届けてあげよう。
また、このイベントをしっかり覚えている人は「ライデイン、ひいてはデイン系は勇者の呪文」という本作の世界観を把握することにもなるだろう。
ちなみに、小説版ではこの老人が実際にライデインを使用し、水汲み中の主人公の桶を破壊した描写がある。
悪戯がてらに使うあたりこの呪文を使い慣れていることが伺い知れるが、何故使えるのかは不明である。

リメイク版

【めいれいさせろ】の追加によって、補助呪文が任意に唱えられるようになり、ますます存在意義がなくなってしまった。
ボス戦ならば【バイキルト】【ルカニ】+打撃で攻める方が、低コストかつ高効率になる場合がほとんど。
また、FC版では勇者専用の設定どおり、敵が使うことはなかったが、リメイク版ではDQ7から輸入された【ネクロバルサ】が使ってくる。設定上も不遇である。
DQ7と異なり、しっかり対象は単体になっている。
 
リメイク版の序章の山奥の村にて例のライデインの老人に話しかけると、ライデインの他にも【ベギラマ】を習得させたかったことが分かる。

DQ5

消費MP6。
勇者(【男の子】)がLv25で習得する他、初の勇者以外の使い手として仲間モンスターの【ライオネック】(Lv14)が使える。
本作から威力はそのままに効果範囲が敵全体になり、格段に使いやすくなった。
メラミとほぼ同じ性能ゆえ、基本的に物理で殴った方が強い前作までの立ち位置を考えると妥当な上方修正であるといえる。
一方でギガデインがグループ範囲に変更されたので、使い勝手では逆転してしまった面も。範囲を取るか、火力を取るかで使い分ける判断力が、プレイヤーに求められてきている。
デイン系に耐性を持つ敵は少ないので、集団の敵にはMPを惜しまずに使っていこう。
【女の子】が同時期にイオラを習得するため、兄妹の呪文攻撃でガンガン敵を蹴散らせる。
イオラより消費MPは少ないのに威力では上回るため、終盤の魔界モンスターたちを相手にしてもそれなりに通用する。
 
本作は人間がモシャスされることはないが、モンスターでライオネックが習得できるので【ジェリーマン】【モシャス】を使われると敵からライデインを喰らうことがある。モシャスで化けたキャラの攻撃呪文はこちらと同じ仕様なので、ライデインでも【イオナズン】級の威力を発揮される。
といっても、時期的にジェリーマンは瞬殺可能でモシャスされること自体が稀。そしてどちらかと言えばバギクロスの方が高威力で怖いのでどうということはない。
もし油断してモシャスされたら道具効果の天空のを駆使して切り抜けることもできるため、ライオネックを使うなら一応これらの対策を覚えておきたい。

リメイク版

追加された仲間モンスターで、勇者の格好をした【プチヒーロー】が初期習得済み。
モシャスの仕様変更により、敵側に唱えられることはなくなった。

DQ6

消費MP6。ダメージと攻撃範囲は前作から据え置き。
【勇者】★3でのみ習得できる呪文だが、例外的に【主人公】のみ【現実の世界】【ライフコッド】イベント修得する。
その際に戦う【まおうのつかい】は、守備力が鉄壁・デイン系以外の全属性を無効・HPはわずか400、というおあつらえ向けのモンスター。
お望み通りライデインを使って蹴散らしてあげよう。
ちなみに、このイベントを迎える前に、主人公を育成して勇者にし覚えさせてしまう事も可能なのだが、その場合でもイベントでの『(主人公)は ライデインを おもいだした!」のメッセージはそのままになっているので、「既に覚えている呪文を、改めて思い出す」という、どこかチグハグな展開となってしまう。
ダメージはメラミと同等だが、本作でもデイン系に強い耐性を持つ敵は少なく、コスパの良さや全体攻撃である事も相まって非常に使い勝手が良く、クリア前であれば最後まで通用する呪文。
早期に修得すれば非常に長い期間活躍してくれるので、【マーメイドハープ】入手直後にライフコッドイベントを済ますのもあり。
特に主人公を【スーパースター】【レンジャー】ルートで育てている場合は勇者に転職するまでのメイン火力として大きく貢献する。特に、前者なら【マホトラおどり】とセットで使えば長丁場でも気兼ねなく使える。
逆に主人公以外が勇者として覚える頃には完全に威力不足になっており、習熟が早い勇者は同じ属性で威力が格段に高いギガデイン・【ギガスラッシュ】【ジゴスパーク】を次々と習得するので出番はまず来ないだろう。
 
【らいめいのけん】を使うと同じ効果が出る。
主人公以外でも手軽にライデインを使えるようになるのでこれまた非常に使い勝手が良い。
特技が少なく加入してすぐの活躍が難しい【テリー】も、これをメイン攻撃手段にするならば十分に戦えるだろう。
 

漫画版

こちらでも強力な呪文になっており、初習得時のまおうのつかいとその配下の他、【ジャミラス】様も一撃で粉砕している。
しかし、最後の使用となった【デュラン】の分身体に対してはデュランがあらかじめ部屋中に【マホカンタ】をかけていたために返された。

DQ7

消費MP6。
勇者は★4、【コスモファントム(職業)】は★8、【デスマシーン(職業)】は★5で習得する。
 
DQ6のように早めに覚えるイベントがある訳でも無く、勇者になりやすい特別な人間がいる訳でも無い。
勇者そのものには若干なりやすくはなっているが、それでも遅い。
最速で勇者になるとしたらほぼ必ず【ゴッドハンド】を通るので、覚える特技の質から言ってもライデインに出番などあろうはずも無い。
勇者になったらなったで、すぐにギガデインを覚えてしまうのもよくない。
ライデインを覚えてからギガデインを覚えるまでの間は熟練度レベルにして2つ、戦闘回数で言うとたったの60回。
モンスター職での習得は言わずもがなである。
 
また、DQ6と同様に【らいめいのけん】を道具として使っても発動する。
殆どのプレイヤーはライデイン習得前に購入することになると思われるので覚える価値はゼロに等しい。
 
ただし、ライデインの習得時期に問題があるのであって、デイン系の通りの良さは相変わらずなので、ライデイン自体の性能はやはり高い。
このため、DQ6同様雷鳴の剣は雑魚散らしに非常に重宝する(高価なのが難点だが)。
 
初めて敵サイドの使い手も現れた。【ネクロバルサ】【グレイトホーン】が使用してくる。

リメイク版

習得に【魔法戦士】の★5が加わった。
勇者やモンスター職で覚えるよりは習得時期が早くなったとはいえ、魔法戦士は存在自体が微妙と言われる程のハズレ職なので大して意味が無い。
 
早めに覚えるイベントがある訳でもないこと、勇者で覚えるまでにはもっと強い特技が揃ってしまうこと、すぐにギガデインを覚えて影に隠れてしまうことはPS版から何ら変わっていない。
それどころか、ギガデインの習得職業レベルが1つ早くなり、戦闘回数にして30回分しか「電撃呪文=ライデイン」である期間が無いという仕打ち。
また、転職システムの仕様変更により上級職は全体的に強力な特技がマシマシになっており、なんとライデインを覚えるよりも2つ前の職業レベルで【しゃくねつ】を覚えてしまう。
これではライデインを使う場面などあろうはずもない。
 
一応、コスモファントムなどモンスター職なら他職に引き継ぎができるので、軽減されづらい全体攻撃として中盤に役に立つ場面もある。
ただそれも雷鳴の剣を買えるようになればそちらの方が手っ取り早いため、有効な期間は短い。

DQ8

消費MP6。
主人公の【ゆうき】のスキルが48に達すると習得する。最速でLv17で習得できる。
【ハイブーメラン】を投げるよりも格段に強い威力で、これを覚えると雑魚戦が非常に楽になる。
基本となる威力は40~56だが、【かしこさ】が上がると最終的には72~88ポイントまで上がる。
最大威力でようやく過去作の威力に追いつく程度だが、本作では他の範囲攻撃の威力が控えめなため、
活躍の機会は十分にある。
主人公は賢さが低めだが、要求される賢さが低いのですぐに威力が上がっていくのも嬉しい。
相変わらず消費MPの割りに効果が高く、使い所を抑えれば、中盤までは活躍を期待できるだろう。
特に剣スキルを中心に上げていた場合、剣スキルに複数を相手にする技がないため、主に雑魚戦で大活躍してくれる。
特にゼシカの抜けている【リブルアーチ地方】や出現する雑魚敵の数が多い【雪山地方】などでは重宝する。
メタルスライム系を除けば【海竜】以外にデインを無効化する雑魚がいないのもポイント。
 
さらにゆうきスキルを上げると、消費MPが3になる。
後半では威力不足だが、この燃費の良さと攻撃範囲の広さで副砲にはなり得る。
 
ちなみに、PS2版DQ5に同梱されていたPV版と製品版とではエフェクトが少し違う。
PV版には敵の中心に紫の粒子が縦状に収束する演出(FF9のサンダガに似ている)があったが、製品版ではそれがカットされている。
 
敵サイドでは、【レティス】【主人公像】【オーラー】が使用してくる。
特にレティスのは通常攻撃も痛いので厳しい。強化攻撃と同時に食らうと後列なら間違いなく死亡、前列も瀕死は避けられない。

DQ10オフライン

【アンルシア】【真理】スキルで覚えられ、必要スキルポイントは12(初期習得済み)。Ver.2限定。
消費MPは22。
敵全員に【こうげき魔力】依存の【雷属性】呪文ダメージ。ダメージ量は(130~600)±10。
【スキルアップパネル】による補強でダメージがプラス5%・10%・20%・30%とアップする。
【バギムーチョ】を大きく超えて敵全体への範囲呪文ながら【メラゾーマ】などに迫る威力であり、スキルパネルでの補強も含めれば超える火力となる。
範囲技としては強力な部類(そもそもアンルシアの通常の範囲技はこれと【ギガスラッシュ】だけである)だが、片手剣しか装備できないアンルシアは攻撃魔力を伸ばしづらくスキルパネルも物理方面に伸ばすことが多いのでダメージは少し伸ばしづらい。
また自身では開戦時10~20%でしか【魔力かくせい】をかけられないので、【風斬りの舞】【覚醒のアリア】【霊脈魔法陣】などの補助も欲しいところ。

DQ10オンライン

一部の敵モンスターおよび【勇者姫アンルシア】(スキル「真理」に7ポイント振る必要がある)が使用。
消費MPは12。基本ダメージは270前後で頭打ちとなる。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【主人公】【スキルパネル】拡張後の【ゆうしゃ】スキルで修得する。
消費MPは22、攻撃範囲は敵1グループ、雷属性、ダメージは156±10(146~166)。
こうげき魔力161から威力が上がり始め、244で頭打ちになる。ダメージは324±10(314~334)。
 
素の威力は【イオナズン】【バギクロス】に劣るが、成長度合いはとても良く、こうげき魔力が上がるとイオナズンやバギクロスはおろか【メラゾーマ】ですら抜き去る威力になる。
ただし、ダメージ上限は480と低いため、敵の耐性を下げる効果が薄い。
 
この呪文の習得が前提条件となっている【れんけい技】は多く、主人公がこれを、【グレイグ】【オノむそう】を覚えることで【雷神むそう】【マルティナ】【ジゴスパーク】を習得することで【ジゴデイン】【ロウ】【ドルクマ】を習得すると【ダークデイン】【れんけい技】がそれぞれ使用可能になる。
過ぎ去りし時を求めた後は、【ベロニカ】【双竜打ち】を覚えていれば【雷竜打ち】が使用可能になる。
 
尚、ライデイン・ギガデイン共にひみつパネルだが、片手剣側から解放していくとライデインのパネルが「?」のままギガデインを先行で習得することも可能。
一応主人公はこれがなくても剣を使った攻撃手段は豊富で、かつ、ゆうしゃスキルには便利な【ベホマ】方面のルートもあるが、これも強力な範囲攻撃であることは間違いない。どれを先に取るかはプレイヤー次第である。
れんけい技をたくさん使いたい場合は、こちらを先に取るといいだろう。

DQM・DQM2

デインを習得しているモンスターがLv15になるとこれに進化する。
消費MPは10で、敵全体に70~90のデイン系ダメージを与える。
Lv30になるとギガデインに進化する。

DQMCH

消費MPとダメージは変わらないが、対象が敵1グループになっている。
また、デインからこれに進化するレベルが17に、ギガデインに進化するレベルが37に上がっている。

DQMSL

敵1体にデイン系の呪文大ダメージを与える呪文。消費MPは11。
【ガルーダ】【シルバーデビル】【レジェンドホーン】等がレベルアップで習得する他、
曜日ダンジョン等でこれを覚えた【ニジゴロン】や「(超)マスターエッグ」が手に入ることもある。
 
これだけなら別にここで書く必要はない。
では何故、わざわざこの項目があるのか?
それは「究極転生への道が実装されてからしばらくの間、多くのプレイヤーに攻略のための攻撃の要として愛用されたから」である。
 
「究極転生への道」というダンジョンは、「ジェネラン」や【エンペラン】といった「一部のSランクのモンスターをSSランクへ転生させるために必要な転生用素材」を入手するためのダンジョンなのだが、
道中はバトル数が多いうえに敵も強く長期戦になりやすいため、MP管理が大事なダンジョンである。
そんな中ライデインは比較的低燃費であり、しかも究極転生への道の道中で出てくる敵の多くがデイン系を弱点としていたため、
多くのプレイヤーから攻撃の要として愛用され、また多くのプレイヤーがこれを覚えたニジゴロンや(超)マスターエッグを血眼になって探し求めたのである。
その便利さから、「転生の際に引き継ぐ特技に悩んだらとりあえずライベホ。」等と言われたこともあった。
ただし究極転生への道の道中で出てくる【さそりアーマー】【ごくらくちょう】はデイン系に完全耐性を持っているため、
これらに等倍で入る【ドルクマ】を覚えさせたモンスターを連れていくプレイヤーも多かった。
 
現在ではより強力なモンスターや特技が増えたため、ライデインが究極転生への道で使われることはほとんど無くなってしまったが、
それでも本作こそが「ライデインが最も輝いた作品」であると言えるだろう。

トルネコ2

トルネコが魔法使いの時のみ使用可能。
消費HP15で、前方10マス範囲内の敵に 20~30のダメージを与える。
アイアンアントやメタルスライムなどの鉄のモンスターにはダメージが倍増する。

DQMB

必殺技として登場。肩書きは「究極雷撃呪文」。
雷属性の技を3つで発動する。敵全体に雷属性の呪文攻撃をする。
DQMB2以降は相手の呪文守備力を下げる効果が追加された。

剣神

復活の呪文「ブキヤユキノフ」で戦う【あくまのきし】を倒すと習得。

DQH

【アクト】【メーア】がデインを覚えている状態で、スキルポイントを10P消費して覚えられる。消費MPは14。
前方に雷を複数落としてダメージを与える。

DQH2

【マーニャ】加入後に【ラゼル】【テレシア】が師範から伝授してもらえる。
アクトとメーアはデインを覚えている状態で、スキルポイントを9P消費して覚えられる。
消費MPは16。前方に雷を複数落としてダメージを与える。
敵ではアクトとメーアに化けた【マネマネ】が使ってくる。
 
今作では威力がかなり高くなった事に加えて、【ほしふるうでわ】の存在から雑魚散らしにかなり使いやすくなった。
特に魔法使いは【マホトラ】を自力で使える事に加えて、武器の熟練度を上げていかないと上位の呪文を補えない為、
雑魚の群れにマホトラ先撃ち→ライデインと流す事で、腕輪によって増えた消費をカバーしつつ、一掃出来る。

DQトレジャーズ

敵範囲に電撃属性の中ダメージを与える呪文。
Lv18以上の【スライムベス】【ヒスイスライム】【バルデバラン】【ウィッシュドラゴ】が覚えている可能性がある。
デインを覚えているモンスターがLv18になると自動的にライデインに進化し、使用者がLv33になると自動的にギガデインに進化する。

DQウォーク

味方側では「ラーミアの杖」のスキルとして初登場。
敵単体にデイン属性特大ダメージを与える。消費MPは20。

DQタクト

Bランクとくぎとして登場。射程3・消費MP16
「敵1体にデイン属性の呪文中ダメージを与える」
最大強化で 威力+50%まで強化可能。
【ユニコーン】【ライムスライム】などが使用可能。

スマブラSP

【勇者(スマッシュブラザーズ)】の横必殺技。
剣を顔の高さに突き出し、正面に落雷と共に迸る閃光を炸裂させる。デインをボタン長押しで溜めて発動する。
デイン系では最もリーチが長く、一瞬で横方向に電閃が走るため差し込みやすい。

DQRA

一人用モード「ソロバトルアドベンチャー」でのみ使用可能。
【ロトのよろい】カードを使用することにより、テンションスキルがライデインに変化する。
全ての敵(ユニットおよびリーダー)に5ダメージを与える効果で、【スキルパネル】によるテンションスキル強化でダメージを増加させられる。
敵では、最終章に登場する【邪悪な存在】が使用する。効果はこちら側が使えるものと同じ。

ダイの大冒険

漢字表記で『電撃呪文』。雷雲を呼び寄せて雷撃を落とす。
本作で使えるのは竜騎将【バラン】とその息子である【ダイ】のみ。
【竜の騎士】専用呪文だがその事実はあまり知られておらず、勇者のみが使える呪文として伝わっている。
 
初出は読切版で【レオナ】を連れて洞窟を脱出する際、紋章が発動した勢いで放ったシーン。
本編では【ヒュンケル】との第1Rの後で【鎧の魔剣】の魔法防御を破る呪文として名が挙がる。
しかし魔法使いである【ポップ】には習得できず、ダイも契約はしているが紋章の力がないと出せない状態であり、そのためポップは雨雲を呼ぶ【ラナリオン】をサポートのために習得、2人の合わせ技によって一時的に使用できるようになり、決戦で使われる。
バラン戦で紋章をコントロール出来るようになり、バラン戦を終えてハドラー達を撃退した以降は、紋章の力無しでも使えるようになった。
 
バランは【テラン】の戦いにてレオナに2回、【クロコダイン】に1回、ヒュンケルに1回、最後の【ギガブレイク】にギガデインの代用で1回の計5回使用している。
レオナへは一度目は牽制でわざと、二度目はヒュンケルに妨害されて外している。
バランも、ダイも、単純に攻撃呪文として唱える際にはよく、人差し指を突き立てたモーションを見せている。この構えはゲームの公式ガイドブックに掲載されているライデインのイラストと同様で、これを漫画にも取り入れたのかもしれない。
 
単なる攻撃呪文としてだけでなく、ダイは剣に呪文の力を宿して繰り出す【魔法剣】に闘気剣技【アバンストラッシュ】を組み合わせたライデインストラッシュも編み出している。
ダイはギガデインを習得していないため、最後までこの呪文を使用する。

アベル伝説

勇者である【アベル】は呪文の類が一切使えないため、魔法使いである【ヤナック】や古代エスターク人の【ムーア】が使っている。
当時のドラクエではアストロン、ライデイン、ギガデイン、ベホマズンが勇者専用の呪文だったため、魔法使いやモンスターが使っていたことで話題を呼んだ。

天空物語

【テン】がその身に宿しており、まだ6歳故に自由に使いこなすことはできないが、その身や妹【ソラ】に危機が訪れた時に衝動的に発動している。

ロトの紋章

【アルス】【大賢者カダル】の修業で身に付けた呪文。
「来たれ聖なる雷(いかづち)!」の枕詞がつくこともあり、多くの戦闘で使用された大技である。
アルスの他には【アステア】【ローラン4世】が使用する場面がある。
ローラン4世が使用した際の枕詞は、「魔の者死すべし!!」
この作品では勇者専用呪文であるため、使い手は勇者ロトの血縁に限られる。
 
勇者【アラン】は、【ジャガン】だった時に闇の力を加えた【エビルデイン】を使用したが、アランの名になってからはギガデインを早々に習得したためライデインを使用する機会はなかった。
 
連載初期はDQ3・DQ4と同じ単体攻撃であったが、ジャガンのエビルデインやアステアはDQ5以降のような範囲攻撃になった。ローラン城突入戦の際にはアルスの使用したライデインも範囲攻撃として使われた。
同じ呪文でありながら使い手の力量に応じて威力が増すという、後々の【こうげき魔力】にも通じる演出である。

勇者ヨシヒコと導かれし七人

3話にてメレブが覚えた「チョイデイン」なる呪文が、「1万回唱えるとライデインに匹敵する力を発揮するかもしれない」という効果を持っている。

蒼天のソウラ

1巻で初登場。召雷呪文と書いてライデインと読む。
アズリアデスカルゴンに使用。
ギガデイン同様、積乱雲を魔法力で生成して、その雲から雷撃を落とすという手順を踏む呪文。
ギガデインを唱えようとしたが唱えられずにライデインに切り替えた。
原質(アルケー)との結びつきが弱くなる事で使えなくなる呪文のようで、アビーに心を乱された時にも使えなくなっていた。