【ドラゴンフライ】

Last-modified: 2024-07-25 (木) 11:56:10

DQ2

【リザードフライ】の上位種族。ピンク色をしている。
ちなみに英語で「dragonfly」とはトンボのことをさし、公式ガイドブックでも「深紅のトンボ」と記述されているように、「ドラゴン+ドラゴンフライ(=トンボ)」である。
実際に全体の形や尻尾(腹?)の部分の形状を見てもトンボ型である(爬虫類型とも言える)。
ドラゴンフライをドラゴンにしてみたモンスター、といったところだろう。
当初は【リザードフライ】の名前が「ドラゴンフライ」であった。
 
【竜王の城】【大灯台】【ベラヌール】周辺に出現。
だが最もインパクトが強いのは大灯台だろう。
2階以降しつこく出現し3~5匹で現れては、下位の【ほのお】を連発する。
行動の比率はほのお、通常攻撃、にげるの順番で5:2:1となっている。
下位といえど、上記の通り行動割合が最も高く設定されているためとにかく炎を吐きまくるので、ダメージがかなり嵩む。
1ターンの間に4~5匹から炎をくらうこともザラであり、さらにFC版は防御でブレスダメージを軽減できない。
この時期では耐性防具も無いうえ、HPが少ないので十分死ねる。先制攻撃を受けたら覚悟しよう。
 
向こうのHPは40と、大灯台に出現するモンスターの中では低めであるが、それでも【バギ】1発ではまず沈まない。また【ラリホー】には完全耐性を有している。
とはいえ、攻撃呪文に耐性を持っていない上にバギを1発でも撃てば、【ローレシアの王子】はもちろん【サマルトリアの王子】の攻撃でもほぼ倒せるため、バギは非常に有効である。
大灯台の難易度はこいつのせいで上がっていると言っても良いぐらいである。
【竜王のひ孫】からの助言を聞いて、意気揚々とここに来て丸焦げにされたプレイヤー多数。
助言の微妙な不親切さ(DQ2にメルキドは目印すら無いため、目測が外れると塔が見付からない)といい、ひ孫は確信犯なのか、それとも天然なのか…。
あえてここをスルーして【みずのはごろも】【いかづちのつえ】を入手してから来ればそれなりに有利に戦える。
強い分だけ報酬もあるほうで、5匹集団を倒せば【経験値割り増しシステム】もあって414もの経験値が入る。
これは【ラゴス】発見前の時期で、かつ呪文で確実に一掃できる敵としては【ヒババンゴ】4匹組(経験値422)と並んで、最も多い部類である。
しかも、ヒババンゴはバギ2発程度では多くが生き残るのに対し、ドラゴンフライならまず2発で一掃できる。
割に合うかどうかは別問題だが、いかづちの杖+バギで1ターンキルできる戦力が整えば、不安定なメタル狩りと違って確実に稼げる相手である。
 
忘れられたころに【海底の洞窟】の最深部にも登場するが、このころは【ベギラマ】を覚えているか、
いかづちの杖を持っていることが多いので、ベギラマ+バギかバギ×2で終了。また、ローレシア王子のレベルが26以上になると逃げるようになる。
こいつら自体だけで考えれば、先制攻撃されなければ全く怖くない……のだが、
海底の洞窟における全体的な攻略面では厄介。【ふしぎなおどり】でMPを削られまくる上、
【トラマナ】の効かない【ダメージ床】や敵のベギラマなどのせいで回復呪文の使用頻度も高い。
そんな中でこいつの集団相手に攻撃呪文を撃つMPが残っているかどうかは微妙なところ。違った意味で鬱陶しい存在。

リメイク版

リメイク版では最大出現数が4匹に引き下げられ、「ほのお」から改名された【ひのいき】の使用頻度がちょっと低下。
FC版と違って適正レベル帯なら3人ともほぼ先攻できるので、炎を吐かれる前にかなり数を減らすことが可能。
マンドリル同様、FC版に比べると拍子抜けするほどインパクトは下がっている。
それでも50%の確率で炎を吐いてくる上、火の息の火力が上がっているため、油断して攻撃の手を緩めるとFC版同様あっという間に焼かれる。また、不意打ちされるとさすがに危険。
炎攻撃に対しての防御が有効になっているので、ピンチになりそうなキャラは防御させておこう。
 
また、親分的存在の【ドラゴン】はラリホーが完全耐性から弱耐性と大幅に下がったのにもかかわらず、こいつは変わらず完全耐性のままなので、無駄に唱えないように注意。
 
なお、ガラケー版以降では【ギラ】【まどうしのつえ】の道具使用効果がグループ攻撃になったため、王女のバギに加えて他の2人が魔道士の杖かギラを使うことで楽に対処できるようになった。

ゲームブック(双葉社)

下巻にて登場。
炎に包まれた部屋で出現し、部屋中の炎を自在に操るという能力を持つ。
一方、自身が炎を吐く事はない。

小説版

【竜王の城】にて集団で出現。炎を吐きながらパーティを襲撃した。
後に大灯台で再登場する。

DQ6

【ドラゴン(職業)】の★1の称号。
DQ2であれほど苦しめられたモンスターが、まさかの最低の称号である。
覚える特技はリメイク版2と同様【ひのいき】だが、威力が低すぎて役に立たない。
これではドラゴンというより、文字通りトンボである。

ウォーク

2019年10月24日から11月21日まで開催されたイベント「試練の扉」にて、2週目の中級の扉の最終戦などに登場した。火炎の息を吐くだけでなくメダパニを唱えることも。
こころの色は紫でコストは41。高グレードのものはメラ・バギ属性呪文ダメージとバギ属性・混乱耐性がアップし、グレードSでメダパニを覚える。

アベル伝説

カラーリングがゲーム中とは違い緑系。作中では炎を吐く場面は見られない。
当初はリザードフライの初期ネームがドラゴンフライだったらしいのでその名残だろうか?
 
まずは9話で登場。
【浮遊要塞ガイム】から脱走した【ティアラ】を連れ戻すために【ルイーダの村】周辺に放たれ、【アベル】たちにも襲いかかった。
 
その後21話で【ジキド】率いる【バラモス】親衛隊の隊員として再登場。
【闇のバザール】【シルバーデビル】たちとともにアベルたちを襲い、この時は弓矢で援護攻撃を行った。
シルバーデビルたちが倒された後、彼が聞き出した「真実の湖」の場所をバラモスに報告するためガイムに戻ろうとする。それを阻止しようとした【ヤナック】【ベギラマ】で全滅したかに見えたが、しぶとく生き残っていた1匹によって報告は成功した。

勇者アバンと獄炎の魔王

地底魔城の決戦の場面で登場。かなり大型のモンスターとして描かれており、背中にエリミネーター系やリカント系などの他種のモンスターが複数体騎乗していた。
一方で、ロモスの森でも同種とおぼしきモンスターが確認できるが、こちらは人間よりもずっと小さい。
おそらく巨大な方は、デルムリン島でブラスが育成して送り届けた、特別に強大化した個体なのだと思われる。