DQM1
【星降りの大会】に優勝してエンディングを迎えた後に挑戦できる、魔王が主を務める異世界の一つ。
名前の由来は、主である【シドー】と【ハーゴン】が「破壊」の神とその神官であるため。
全29階層。【植物系】オンリーの旅の扉だが全ての植物系が出るわけではなく、【マタンゴ】、【じんめんじゅ】、【マンドラゴラ】、【ローズバトラー】、そして【わたぼう】は出現しない。
2回最深部に辿り着いてボスを倒さないとクリアしたことにならないという、他では無い特殊な仕様になっている。
ボスは1回目がハーゴン、2回目がシドー。【わたぼう】を仲間にするにはシドーも倒す必要がある。
他の扉もこの仕様で魔王の変身形態と戦えるようにすればよかったのに…まあ容量の問題で実装できなかったのだろうが。
1回目のボスのハーゴンは、原作と同じく【イオナズン】を使うほか、ベギラマの代わりに【ベギラゴン】も使う。
この二つだけなら、ここまで来たパーティには脅威にならない。これくらいの攻撃は、クリア前に【さばきのとびら】で戦える【アクバー】がすでにやっているからだ。
だが、コイツが恐ろしいのは【バズウしょうかん】を使ってくること。
バズウが戦列に加わると、【ジゴスパーク】が飛んでくる可能性が出てくるうえ、こちらの補助呪文を【いてつくはどう】で解除されてしまうこともあり、途端に苦戦を強いられるようになる。
ぶっちゃけ、ハーゴンの強さの半分はバズウにあると言っていい。
とはいえ召喚には失敗の可能性がつきまとうので、運が良ければこちらのステータスが低くてもゴリ押しできなくもない。
バズウを呼ばれてしまった場合、こちらがいてつくはどうを使えるなら、それでバズウに帰ってもらうのが有効である。
【くろいきり】だとハーゴンの特技全てを封じれるが、こちらの呪文も封じられるのでそれなりの守備力を持っていないと厳しい。
ハーゴンの服がやたらとはためいているのが特徴的。
原作とは違い、祈りの最中ではなく、眠っている最中だったらしく、台詞が「祈りを邪魔する者は?」ではなく「眠りを邪魔する者は?」になっている。
大神官は暇なのだろうか? そもそも、眠りは【エスターク】の担当では?台詞を間違えた可能性もある。
倒すと【わたぼう】が「おや?まだ魔物の臭いがするな……。まあいいか!さあ帰ろうぜ!!」
と流してしまうせいで、再び潜る羽目になる。とはいえ、連戦だとそれはそれできついが…。【かがみのとびら】では連戦になるが、前座の戦いでは敵のHPが低めなので、そこまで問題にならなかったのだろう。
2回目のボス、シドーは【しゃくねつ】、【かがやくいき】、【ジゴスパーク】と、もはや特技が原型をとどめていない。
しゃくねつは【はげしいほのお】が成長したと考えられなくも無いが。
ジゴスパークは防げないが、【きょうふう】で息を跳ね返すのは有効。
かがやくいきなら3体パーティーで540程度のダメージを与えられる。いてつくはどうは無いので、【フバーハ】をかけてブレスによるダメージ軽減を狙うのも良い。
さすがにFC版DQ2で使っていた【ベホマ】は使わないので、安心していい。
ちなみに、ここのシドーには台詞がある。その台詞は、
*「…………わが……な…は………
はかい……の………か…み……
*「…シ……ドー…………。
シドー「われの……
もとめるは………
シドー「ハ カ イ!!
こいつ…喋るぞ?
まあ、もっとガッツリ喋るどころか設定が深く掘り下げられた作品が後に登場したが。