【かがやくいき】

Last-modified: 2024-03-26 (火) 08:59:36

【吹雪系】ブレス
【ふぶき】
【つめたいいき】【こおりのいき】【こごえるふぶき】─【かがやくいき】─【絶対零度】

概要

DQ4以降に登場する【吹雪系】ブレスの最上位種。
何故輝くのかと言うと、あまりの低温で凍った大気が輝くほどの猛吹雪だかららしい。
寒い地域では空気中の水分が直接凍結してキラキラと輝く「ダイヤモンドダスト」という現象があるが、それをさらに強力にしたものだと思われる。
もし「大気」の主成分である窒素や酸素などの気体までもが凍りつくほどの低温だとすると、
-220℃以下(絶対温度にすれば53K)という、とてつもない低温ということになる。この大ダメージも納得である。
余談だが、この-220℃という数値は、DQ6以降のいくつかの作品でこの技の平均ダメージとなっている。
意図的なのか偶然なのか……。
 
「吹雪系ブレスの最上位」という立ち位置こそイルルカを除いてどの作品でも変わっていないが、具体的な威力は作品を追う毎に変遷を辿っている。このあたりは非常に紛らわしいので詳細は下記参照。
 
敵サイドでは、DQ5以前では終盤のボスやラスボス、DQ6~DQ8では主に裏ボスが使用する。
本編で味方サイドが自発的に使えるのはDQ5~DQ8とDQ10。
 
海外版表記は"C-c-cold Breath"。 cを計3回繰り返すことで最上級の冷たさをアピールしている。

DQ4

初登場。
敵全体に100~140のダメージを与える技。
前作の【ゾーマ】【ふぶき】と同等の威力。
DQ5共々、「つめたくかがやくいきをはいた!」というメッセージで、大きなダメージを与えることがわかるようになっている。
 
基本的にはラスボスである【デスピサロ】のみが使う技。
味方が使用する方法は【パルプンテ】で光り輝く竜に変身できたときのみ。ぶっちゃけ現実的ではない。
 
【めいそう】と同様に公式ガイドブックに記載はなく、デスピサロの使用頻度もけっして高くはないので、次作が初登場と思い込んでいる人もいるかもしれない。特にFC版では見た目に吹雪系攻撃を喰らったという事がロコツに分かり易い視覚効果がまだ無く、上述のバトルメッセージで確認するしか無いという事もあって、メッセージスピードを早めに設定してると、只でさえ長丁場なデスピサロ戦でのことウッカリしてるとフツーに見逃してしまう場合もある。

リメイク版

2つのバージョンがある。
1つは100~140のダメージを与えるFC版準拠のもので、「つめたく かがやく 息をはいた!」のメッセージ。
使い手はデスピサロに加え、新登場の【エッグラ】も使用する。
 
もう1つは210~230のダメージを与えるDQ6以降準拠のもので、「ぜんしんを ふるわせ つめたく かがやく 息をはいた!」のメッセージ。
使い手は第6章の【エビルプリースト】最終形態のみ。
PS版のラスボスたるデスピサロとエビルプリーストのものは頭と腹の口から同時に吐き出して画面を凍り付かせるエフェクト。
DS版以降ではエフェクトの差別化が図られ、DQ4~DQ6のDSリメイクの敵が吐いてくるブレスは見た目がショボイものが大半だが、これだけは別格。
猛吹雪が吹き荒れ、画面をも凍てつかせてしまう。
こんなものを連発されたら命がいくつあっても足りないので、ミネアをパーティに入れてフバーハを唱えるか、ブレス耐性を持つ装備を着込んで挑みたいところ。

DQ5

ダメージの下限がやや上昇し、120~140のダメージとなった。
使用する敵は【イブール】【ミルドラース】第一形態、【エスターク】といった終盤のボスキャラのみ。
また、初めて味方側が自在に使えるようになり、【ホークブリザード】【グレイトドラゴン】【ヘルバトラー】が習得する。
なお、本作でも敵味方共に【ヒャド系】【吹雪系】が同一の耐性で扱われている(防具の耐性を除く)。
有効範囲が同じで単純にダメージ量で勝るため【マヒャド】の上位技と言える(ブレスは【マホカンタ】にも強い)。
ただし、習得レベルの関係上、味方が使用できるのは魔界突入後になることがほとんどで、マヒャドと同じく活躍の場は乏しい。
終盤ボスの強烈なブレス攻撃という印象の方が強いだろう。
 
だが、いなずまが危険で高い守備力と50%初期マホカンタ状態の【ガメゴンロード】や、最強クラスの【ヘルバトラー】など、弱耐性で通りやすい敵も一部いる。【しゃくねつほのお】と使い分けたい。

リメイク版

エビルマウンテンでの【ゲマ】も使うようになった。
また、ミルドラース第一形態は2段階ローテーションを取り、奇数ターンに必ず使用する。
つまり2ターンに1度は使われることになるのだが、ヒャド系に完全耐性を持つ仲間がいれば相当楽になる。
味方サイドの使用者では【ターク】が追加された。

DQ6

ここから吹雪系も4段階になり、その4段階目となったかがやくいきのダメージは210~230に激増。
メッセージも「ぜんしんを ふるわせ つめたく かがやく いきを はいた!」に強化され、これまでとはレベルの違う威力の輝く息であることがわかるようになっている。
前作で最強のブレスだった【しゃくねつ】を追い越し、ブレス系の頂点に立った。
無消費で【ギガデイン】をも超越する威力・攻撃範囲を持つと言えば、その強大さがわかるだろう。
また、本作ではなぜかヒャド系と別属性になっているため、ヒャド系無効の敵にも普通にバシバシ通る。
とはいえ稀に吹雪系を無効化する敵もいるので、灼熱と上手く使い分けよう。
 
味方側は【ドラゴン】職を極めることで習得できる。
終盤で加入する【ドランゴ】はデフォルトでドラゴン職についている。
通常プレーの範疇ではさすがにクリア前の習得は難しいが、がんばってラストダンジョン突入前に習得すれば、当然その時点では猛威を振るう。
勇者の【ジゴスパーク】【ギガスラッシュ】と併用すれば大半の雑魚戦は1ターンで片付いてしまうだろう。
【ドラゴンのさとり】【ムーアの城】4Fに1つ、【ちいさなメダル】90枚目の景品として1つ、【スライム格闘場】のHランクの景品として1つと、理論上はクリア前に計3つまで手に入る。
ただし、漏らさず回収していればギリギリクリア前に間に合うちいさなメダルの方はともかく、Hランククリアの方はそもそも本編を余裕でクリアできるようなレベルでないと厳しく、クリア前に狙うのはあまり現実的ではない。
 
ちなみに、格闘場Hランクをクリアしたときに加入する【ルーキー】をレベル45以上まで育てて【スラッジ】のところに連れていくことでも習得できる。スラッジ曰くルーキーの父親の形見技だという。
だが、条件が条件故にイベントが起こった頃には既にドラゴン職によってこれを習得済みであることも少なからずある。
当時ネットも普及していない時代、「育てればスラッジから特別な技を教えてもらえる」という情報だけでルーキーを育ててみて、いざ教えてもらえたと思ったらこれで既に覚えていてガッカリさせられた、というプレイヤーも多いだろう。
 
クリア後であればお金さえ出せばいくらでもドラゴンのさとりが手に入るようになるので、最終的には全員に覚えさせることも可能。
耐性が完全でない限り三桁ダメージ(リメイク版は強耐性持ちだと80台くらいまで)は必ず与えられるので、雑魚の始末には最適。裏ダンジョンにも何とか対応できるようになる。
強敵の【キラーマジンガ】【デススタッフ】に素通りなのもポイント。
裏ダンジョンの敵モンスターは、これに完全耐性を持っているか否かで体感的な強さが数段は変わると言って良い。
 
弱点は、今作品からブレスを反射するようになる【おいかぜ】が登場したこと。
その使用者は主にクリア後のダンジョンの【エビルフランケン】【ランプのまおう】などといった強敵で、特にSFC版ではランプのまおうを仲間にするために彼らと何度も戦う羽目になる。
牽制されたりすると吐きにくくなるし、先制追い風されて大ダメージが返ってきてもツラい。
但し、はぐりん又ははぐれメタル職マスターのキャラが吐けば、跳ね返っても無効化されるので被害はない。
 
敵では【ダークドレアム】が使用してくる。リメイクではエビルプリーストと同様に画面を凍らせる激しいエフェクトになっている。
また、本編では使わないものの、あの伝説のイベント【デスタムーアVSダークドレアム】では【デスタムーア】も使う。しかし結果は通用せず、扇風機の如く涼まれてしまった。
 
ザコ敵では使用者はいないものの、【のろいのカガミ】などのモシャスで使い手に変身された場合はちゃんと使ってくる。
特にこれを覚えた上で尚且つ2回攻撃が可能な【ロビン2】もどきや【カダブウ】もどき(双方ともリメイク版では削除)に変身されてしまうと、平気で2連発で飛んでくることがあり耐性がないと400以上のダメージを受けてしまうのでなおさら厄介である。

DQ7

表記は「かがやく息」。
【ギガミュータント】職マスターでのみ修得可能。
修得は難しくなったがMP無消費で高威力はそのままなので、実用性はともかく利用価値は高いと言える。
ただし最強ブレスの座は新登場の【れんごく火炎】に取られてしまった。
しかも同特技はMPを20消費するものの人間職の【天地雷鳴士】で覚えられ、かがやく息よりも習得が容易であるため、本作ではかがやく息の存在感は前作と比べてかなり薄くなってしまった。
 
この技を通常使用する敵は居ないが、調子に乗って【ブドゥのランプ】に向かって吐いてしまうと、【しっぺ返し】で大変なことになる。また、【ジェリーマン】【モシャスナイト】に使い手に変身されると使ってくることもあるので、壊滅する前に【いてつく波動】ですぐに解除しておくこと。
修得難度の高さもあってあまりそんな事態にはならないと思われるが、覚えていたら注意しておこう。

リメイク版

しゃくねつが人間職でも習得可能になった一方、こちらは人間職では習得できないままであり、存在感の低さは変わらない。
しかし【すれちがい石版】の登場によって【ギガミュータント心】が入手しやすくなったので、その点では習得難度は下がっている。
 
しっぺ返し自体が削除されたことにより、ブドゥのランプ相手に大変なことになることはなくなったが、普通に使ってくる敵として【ギガントブラッド】が登場。こちらが食らう可能性は増えた。

DQ8

再び最強ブレスの座を奪回。
ただしプレイヤーキャラの特技からは削除され、こちらが使う方法は【トーポ】【かがやくチーズ】を食べさせることのみ。
 
敵では【白銀の巨竜】【聖なる巨竜】が使う。
竜神の盾やみかがみの盾に吹雪耐性はついていないので、メタルキングの盾やドラゴンシールド、聖女(女神)の盾に持ち替えよう。

3DS版

聖なる巨竜はテンションを上げてからこれを使ってくる場合もあるようになった。
まともに食らうと壊滅しかねないので、しっかりと対策しておきたい。
 
新たな使い手に【追憶のレオパルド】【追憶のシャドー】が追加された。
こいつらは痛恨が脅威なのでサービス行動と認識されがちだが、前者の方は痛恨でギリギリ生き残ったキャラへのトドメになってしまうことが多く、後者は最大6匹の集団で続々吐いてくる為充分脅威。
どちらもいてつく波動を使ってこない為、フバーハや【フバフバチーズ】を使って万一の事故率を下げておきたいところ。

DQ9

れんごく火炎が再登場したが、威力は僅かにこちらの方が勝っているためトップの座は奪われずに済んだ。
DQ9ではブレス攻撃が完全に敵専用技になり、とうとう雑魚敵まで使用してくるようになった。
使用する雑魚は【マッドブリザード】だけだが、クリア後まもなく行ける地域に極稀に出現する。(それでも東セントシュタイン小島の【ヘルヴィーナス】よりは高いので注意)
こいつの使うものの威力はDQ6以降のものとはほんの少し低い(180~219)が、食らうと非常に危険。
耐性防具やフバーハは忘れないように。
 
その他に使うのはムドーやデスピサロなどの【大魔王の地図】の連中で、最初に使うときの威力はマッドブリザードと同じ程度。
ただし使用者のレベルが上がると威力も上がる仕様になっており、Lv99で使われると耐性なしで520程度にもなる。
こんなものを喰らったら致命傷もいいところ。耐性防具はもちろん、フバーハや【アイスフォース】も併用したい。
ちなみに【といきがえし】で跳ね返した場合はこちらが使用したことになり、跳ね返した者のレベルに応じたダメージを与えられる。

DQ10オフライン

【ダークポックル】【せつげんりゅう】【ヘルカッチャ】【オーガキング】【ドラゴンゾンビ】【ムーンキメラ】【バズズ】【キングヒドラ】が使用。

Ver.2

【ミニデーモン】【ホロゴースト】【エレメンブルー】が使用。

DQ10オンライン

味方モンスターがスキル「吹雪ブレスの心得」SP32で取得。消費MPは14。ダメージは引き続き200前後。
Ver.5.2以降は攻撃力と攻撃魔力の複合でより威力が上がるようになった。
 
使用する敵モンスターも増えている。
詳しくはこちらを参照。
さらに上位でダークドレアムの使う【凍結地獄】も登場している。

DQ11

敵専用技で、【ラゴンヌ】【魔王ウルノーガ】(最終形態)などが使ってくる。
ダメージは120~130前後となっており、以前のシリーズよりも弱体化している。

モンスターズシリーズ

キャラバンハート以外に登場している。
DQM1・DQM2ではGB版はレベル30以上かつステータスが一定以上で凍える吹雪からパワーアップするが、PS版ではレベル21以上と大幅に下がっている。
凍える吹雪の習得が最低でもレベル20なのでステータスが足りていれば1レベル上がっただけで習得できてしまう。このため、凍える吹雪の見せ場がほとんどない。
しかし威力は170程度に下がり、MPを16も使用するようになった。 他に高威力技はいくらでもあるため、あまり使われることはない。使うならRTAなどの特殊なケースに限られるか。
なお、キャラバンハートではブレスは激しい炎と凍える吹雪で成長が止まってしまう。なぜだ?
 
ジョーカーではグランドブレスSPやふぶき3などのスキルで習得可能になり、198~217に威力が上昇。
ただし消費MPも36とかなり多くなったため、消費MPは大きくても賢さで威力の上がる呪文のほうが使い勝手はよい。
 
なお、イルルカではさらに上位として【絶対零度】が登場した。

少年ヤンガス

正面にいる敵に30ダメージ+15ターンの間、【氷結】させる技になっている。 使用者は【スターキメラ】、エスターク、デスピサロ。
氷結状態で攻撃を受けるとダメージが1.5倍にも上がるが、疲れの溜まりが激しく仲間が使うには何とも微妙な効果である。
むしろ、敵のスターキメラが通路内で使ってきてしばらく動けなくされることの方が厄介で腹が立つ。
しかも、水路や空中があると近寄ってもこないので長い凍結時間を延々と待たされるハメになる。

バトルロード

究極必殺技として登場。肩書は「超絶風雪咆哮」。組み合わせは【螺旋撃】+凍える吹雪など。
凍える吹雪2つでも発動できそうだが、その場合はなぜか【マヒャデドス】になってしまう。
 
また、大魔王の真竜王、エスターク、真ラプソーンはこれを通常技として使用するのだが、名称と性質の違う2種類のかがやくいきが存在した。
真竜王とエスタークが使うのは「つめたくかがやくいき」表記で、追加効果はない氷属性のブレス。
真ラプソーンが使うのは「かがやくいき」表記で、氷・光の2つの属性を持ち、物理的行動不能の追加効果を持つブレス。

バトルスキャナー

【ドラゴンゾンビ】が使用。属性は氷と光。

トレジャーズ

敵範囲に氷結属性の大ダメージを与えるブレス。消費MPは12。
Lv39以上の【シャドー】【ビッグハット】【トンブレロ】【アイスバルチャー】【デッドエンペラー】【ピクシードラゴン】が覚えている可能性がある。
こごえるふぶきを覚えているモンスターがLv39になると自動的にかがやくいきに進化する。

ウォーク

メガモンスターの【グレイトドラゴン】【じげんりゅう】が使用。
いずれもHPが50%以下になると全身を震わせる予兆の後に使用し、450程度の大ダメージになる。
この攻撃を使うターンはこれだけで終わりではなく、グレイトドラゴンはかがやくいきの前に2回、じげんりゅうはかがやくいきの後に1回、それぞれ攻撃を挟む。
耐え切れないと感じる場合は防御してやり過ごしたい。フバーハも必須だが、じげんりゅう戦はいてつく波動があるので注意。
 
メガモンスター以外ではほこらの【バラモスゾンビ】も使用。ダメージは280程度。
 
2021年12月9日開始の「じげんりゅう装備のふくびき」で入手できる武器「じげんりゅうの闘扇」をレベル30以上にすると修得する。消費MPは40。
敵全体にヒャド系ブレス特大ダメージを与える。自身で吐くのではなくじげんりゅうを召喚する技で、かがやくいきを吐くのはあくまでじげんりゅう。

タクト

Aランクとくぎとして登場。表記は「かがやく息」直線3マス・消費MP58
「範囲内の敵全てにヒャド属性の息大ダメージを与える」
最大強化で 消費MP41・威力+50%まで強化可能。
【グレイトドラゴン】が使用可能。